<七色インコ>


 舞台を見るために、今日上京してきたじゃるちゃんとホテルで会い、TBS赤坂ACTシアターへ。
席は24列。想像していた通り、後ろのほう。でもコンサ仕様の双眼鏡を持参してるので大丈夫。席に着くと、誰か有名人は来ないかなーとキョロキョロしていると、前のほうにとっても派手な感じで目立つおねえさんがいらっしゃった。一番前に立ってお友達らしき人たちとお話してるので、芸能人ではなさそうだし、でもなんか目立ってらした。ひょっとしたら、いつも見ているサイトに参加している方々がオフラインで会って、楽しくおしゃべりしてるのかも、と思ったです。
 前の方の席でみーんなが後ろの方を見てるので、誰を見てるのだろうと捜したけど、よく分かりませんでした。あとで聞くところによると、常磐さんが来てらしたとか。あー、見たかったなぁ。それから佐藤アツヒロくんもいたようです。係りの人に案内されて入ってくる人の中に、黒地のお着物姿のおかっぱの様な女性がいたが、私たちの中では、南田陽子だったということにしてある(笑)。

 暗くなって始まった。最初の吾郎様の登場!ライトがこうこうと当たって、もうきれーーーーーい!!吾郎さま以外の何者でもない、白い衣装の吾郎様。王子というにふさわしい出で立ち!透明のオーラが!声も甘ーく、それでいて凛としていて、とても心地よい。客席に背を向けてテーブルクロスの引き抜きをやるときに、ちらっと後ろを見た姿もかわいかったよぉ。
 最初のシーンで腰の曲がったおじいさんが飲み物を配っていたが、それは劇中ではもちろんインコだったわけだが、本当に吾郎様本人だったかは不明。だれか教えて。
そして宮沢りえ。ごっつー綺麗。お人形さん。髪の毛、ぎゅっと結んでいるのに、きゅるきゅると音をたてそうなキューティクルの輪がキラキラしている。もう、何でこんなに綺麗な人を神様はお造りになるのでしょう。不公平だぁー!吾郎様とペアにして、ガラスケースに入れて、飾っておきたい!

 筋は、どんな役もこなす伝説の天才役者「七色インコ」は実は大泥棒で、それを追っているのがりえ刑事。「シラノ・ド・ベルジュラック」の舞台の主役が怪我をし、そこにインコが現れるとふんだりえ刑事は、部下の小田原刑事と一緒にその劇団にもぐり込む。そこに案の定インコが現れた。その芝居のスポンサーは、昔からいろいろとあくどいことをしていたらしいクワガタ議員でこの公演を利用してクリーンなイメージを売り込む作戦。芝居のけいこは、大道具が壊れたり、配役交替騒ぎがあったりで、いっこうに進まず、ついにはりえ刑事がヒロイン・ロクサーヌ役をやる羽目に。そして開演数時間前になって、クワガタ議員の悪行は、秘書たちの策略であったと首謀者の女性アダチが告白。実はインコはクワガタの息子だったのだ!そしてインコはある女性を15年間見守り続けていた。その女性こそ万里子(りえ)。万里子は、インコとクラスメイトだった小学校6年生のとき、クワガタ議員を追っていた記者の娘で、身の危険を感じて親子3人車で逃げる途中、海に転落し両親は死亡、ひとり生き残ったのだったが記憶喪失になっていたのだった。女秘書は観念してセットしてあった爆弾のスイッチを入れる。その騒ぎのさなか、インコの熱い告白に、万里子は記憶を取り戻し、そして二人は固く抱き合う・・・・というような感じ。
 ちょっと最後の方は、筋はなんかわからんくなっちゃいました。だって吾郎様のながーい独白がびんびん響いてきて、筋追ってる場合じゃなくなったから。じゃるちゃん、泣いてるしー。それに事件の被害者の生き残りの女の子を15年間見守り続けたって「眠れる森」まんまじゃん!って思ったし。

 ちょっとコメディっぽいところが上滑りしていたような気もするけど、佐戸井さんの味がとっても効いていたのでそれほど気にならなかった。
ラスト近くのインコの独白はすごい迫力。りえちゃんとふたりの気持ちの盛り上がりがぐわーっとこっちにも伝わってきて、心臓がバクバクしていた。

 白い王子ちっくなシャツも、テーブルクロスのマントも、ボロボロの真紅のマントも、凛とした王子様の衣装もステキ!髪がまた柔らかそうでいいんだこれが。汗で後ろ髪がちりちりになりやしないか、って心配してあげてたけど大丈夫だった(笑)。りえちゃんも、乗馬服風な衣装も、白いジャージ姿も、村の娘風も、お姫様な衣装もかわいーい!あのおかあさんからなんでこんなにカワイイ子が・・・。別に今まで何とも思ってなかったけどなぁ。実物見るとまた違うですなぁ。
 じゃるちゃんはとってもすごい観察力で、「吾郎ちゃんは台詞を言うとき、必ず顔の左側を前に出している。体の右側を前に出しているときでも、必ず顔は左側が前。」と言った。そう言えばそうかも・・と思う程度の私だった。じゃるちゃんは、ほかの脇の役者さんも実に良く見ていて、後でプログラムを見て、誰がどの役だったかすぐ分かるのだった。但しオトコのみ(笑)。私は吾郎ちゃん6.5、りえちゃん3、佐戸井さん0.3、ほか0.2ってくらいの割合で見たのでひとりひとりなんて全然記憶に残ってなかったです。ごめんなさい、役者さんたち。良く見て、感動して、観察してくれて・・・芝居一緒に見るのに、とってもいいキャラだよ、じゃるちゃん!ありがとう。七色インコポスター

終わってから、ロビーでアンケート書いて、お花を贈ってくれた方々の名簿を見て、外で写真を撮って、ついでにウルトラマンとも写真撮っておきました(笑)。

ACTシアター

 

 

 

 

 

うるとらまん

 

 

 

 観劇打ち上げ(笑)は、洋風居酒屋。腹減ったぁーつって、パスタと海の幸ピザと、タンドリーチキンのせジャンバラヤというとってもヘビーな組み合わせを勢いで頼んでしまった。最後はちょっと残ったけど、満足満足。ホテルに帰ってちょっと話しているうちに、じゃるちゃんはもう寝ようかなと言ったと思ったら、1分後には眠ってしまっていた。すごい早業(笑)!私はきちんと今日の感想をUPしてそれからレポ書いてーって、思っただけでやっぱり寝てました!

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