2046  行き当たりばったり感想

ウォン監督の作品の中では判りやすいと思う。(って他には2つくらいしか見てないけどね。)

ストーリーはチャウ(トニーレオン)が昔の恋を忘れられなくて、真剣に愛してくれる人がいるのにそれを拒んで、遊んで暮らして、周りのいろんな人を登場させる小説を書いてる、と。
んで、住んでいるホテルの支配人の娘が気になってるけど、そのコの恋人は日本人で、なんとなくその仲を取り持ってやったりしてる。
小説の中に登場させた日本人が自分を投影したものになってきて、彼の恋はかなわない、という『永遠の片思い』の映画でした。

こんな簡単な要約ですいません(笑)。

木村さんはいいですよ。ちゃんと存在感があります。こう言っちゃなんですけど、トニーレオンより存在感あるんとちゃいます?いや、言いすぎでしょうか。

しかし、いかんせん、誰とも会話してないし。フェイ・ウォンにだって一方通行だもの。全然言葉がわからなくても成り立つ設定にしてもらったみたいな感じでちょい気に入らないですわ。あ、ミステリートレインのオヤジ(ホテルの支配人と同じ人?)には話しかけられれたか。
一番最初にウォン監督の映画、と聞いたときから、きっとイメージ映像的な感じで使われるに違いないと想像してたけど、ある意味それはビンゴでしたねー。思ったよりストーリーに絡んでたのでOKでしたが。
トレインの中は上海だろうがタイだろうがどこで撮っても同じだろうに、あちこち行かされて大変だったわねーと思います。
しかし綺麗な映像です。

怪我してるのがとってつけたようだったんだけど、あのテーピング?してもらってるのは実際に肩を脱臼してたからかーとか思ったり。もっと!もっと!下、見せてぇーって心の中で叫んでました。
リンゴをかじるところなんてのもいいわねー。
でもキスシーンしかなかったなぁー。トニーさんがお尻まで見せてくれたのに、拓ちゃんたらキスだけだもの。つまんねー。
でも外国人女優相手にベッドシーンは無理かなぁ。日本でもろくにちゃんとしたベッドシーンしたことないもんな(笑)。

日本人サラリーマンの役もとってつけたんだろうけど、表情がちゃんと見えるシーンでよかったです。7・3分けは結構好きでしたわ。60年台の日本のサラリーマンのイメージはあんな感じなんでしょうねぇ。あのままもし日本の映像とかを作ってたら、ゲイシャ・フジヤマ・オサムライ、みたいな感じになりかねない雰囲気だったので、それがなくてよかったよかった。

トニーさんに耳に幸せなタコができるくらい励まされた(ぷっ・笑)拓哉さんだけど、チャウと拓哉さんの一緒のシーンってあれだけだったのね。それもトニーさんが見かけたって程度。でも、まあ心象的にはいっぱい交流してたわけだけど。

チャウは何でチャン・ツィイーじゃあかんのん?あれほど好いてくれてんのになー。女優陣の中で一番綺麗と違うの?言っちゃなんだけどふフェイ・ウォンよりチャン・ツィイーが綺麗だと思いますとよ。フェイは、アンドロイドだかのときの無表情の時のが綺麗でしたけどね。

あと、あの人。
わざわざ日本まで来て、トニーさんと拓哉さんと並んでいたけどまるで見切れたスタッフのような映り方で、名前も書いてもらえなかったあの、チャン・チェンはどこに出てたんだ?と疑問に思って、後でパンフを見てあーあれだったんだー、とわかりました。
映画見たときは、あの人「くどい将軍(掲示板を読んでる人にしか判らない・笑)に似てるなー。」って思いながら見てたあの役の人がトッポイ格好が好きなチャン・チェンだったんだねー。

この映画をもし5人で見たら。
吾郎ちゃんはそれはそれは真剣に見る。慎吾は何かの真似をしようと芸人の目で見る。
剛は吾郎ちゃんに、あれは何で?あれは何の意味?と訊きながら見る。
中居さんはほぼ全編寝てる(笑)。

ライブのMCネタがひとつ減ったなー。

「俺と一緒に行かないか?」そんなに何回も言わなくても、行きますとも!どこまでも!

 

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