い言葉は

最終回「威風堂々」(00/09/14)
おじいさん弁護士、赤岩に会い協力を頼む仁太郎。相手側に網干がいると聞いて顔色が変わり、引き受けてくれることに。網干が初めて入った事務所が赤岩の事務所だったのだ。

赤岩は信乃のにやってくる。お風呂に入って鼻歌を歌う。
「あれからぁーぼくたちはー何かを信じてこれたなかなぁー♪」ぷぷぅ!
「あのころーの未来にーぼくらはやってきたのかなー・・・」聞いている忠志、ビールを飲みながら「歌詞が違うんだよなぁ・・・」ぷぷぷぅっ!!ナーイス、三谷さん!
県の弁護士斉藤に会った信乃は本当にフナムシが違法行為をしていないと思ってるのかと聞く。斉藤は「分からない。でも立場上、県に落ち度がなかったと思わないと代理人にはなれません。」と言う。
なかなかいいキャラですこの人も。よく見る人、名前は・・・あとで見よ。

指名手配されている義助が信乃の家に転がり込んできた。熱で倒れた義助にみんなが話を聞く。仁太郎も義助本人も、安西社長の言っていた「握っている鍵」は何か分からない。毛野は義助が首に下げていたペンダントに気がつく。それは、前村長が崖から落ちたとき拾ったものだった。それに何か鍵が!聞いていた赤岩弁護士も真剣な表情になる。
赤岩さん、本当はやり手なんだなって感じ。義助がペンダントにしていたボルトを鼻の穴に突っ込もうとしているのが変(笑)信乃がその義助の手をパンって叩いたのは、アドリブっぽかった。

鴨田が覗きに来て、気付いた忠志は追っかける。野原で村から追い出された二人が並んでしんみり話す。
裁判は勝ちます。鴨田さんはこれからどうするんですか。わからないがとりあえずお別れだと去っていく。その背中に「鴨田さんもここで生まれたんですよね!」と声をかける忠志。
役場やめさせられたの?そんなことはできないはず。ま、いいや。

義助から詳しく話を聞いた毛野は、これで勝てると確信。義助は証言したらその場で逮捕されるが、それでもいいと言う。手に手を取って勝利を誓い合うみんな。

裁判所で打合せの原告被告。川の水を調べた斉藤はこのままではいずれ公害問題になると言う。仁太郎はこれで最後だとあいさつし、新しい弁護士を紹介する。顔を合わせる網干と赤岩。ふたりとも何かを持っている表情。
ドアに挟まれる裁判長、ドアに頭をぶつける赤岩、コネタちりばめてて、おっかしい!

琴井村長は、天馬の爺さんと弟に村の人をまとめて、裁判を見に来て欲しいと頼む。自分はこの裁判のために村長になったのだから、これが終われば天馬に村長を譲る、いまは僕に従って欲しいと言う。
あくまでカッコイイ琴井村長。

扇谷会長も裁判を見に来た。必ず勝てと言う会長。

のどかな田舎道を歩く仁太郎と忠志。あのときお前が声をかけてこなかったら、あのとき忠志がテレビを見てなかったら、どうなってたのか。「仁太郎さん、変だよ。こんなにのめり込んじゃって。変だよ仁さん。」と言う忠志の顔はとても優しい。終わったらどうするのか。仁太郎はまたテレビに出ればいい。「僕は弁護士にでもなろうかなぁ・・・。」微笑む仁太郎。

法廷に入ってくる車いすの赤岩弁護士に看護人としてついてくる仁太郎と毛野。驚く被告側の面々。茶番だ!と怒る網干。付き添いだから仕方ないと言い張り、発言はできないからと裁判長に釘をさされるが平気な顔。
安西社長に喚問する原告側。赤岩弁護士の言葉を伝聞のように話す仁太郎。信乃に連れてこられる途中、義助は怖じ気づいて逃げるが強い信乃はしっかり捕まえてて毛野に電話する。

仁太郎に車いすを押され赤岩は網干の机にぶつかり、あ、どうもって感じでそこにあったコップを手に取り、思わずピッチャーの水をついであげる網干。ここ笑っちゃう!

電話でとにかく来るように言い時間稼ぎをする原告側。毛野のわけわからない古代エジプトの裁判のクイズをしゃべったあとは、忠志を喚問する。
一方、そこら中で検問している中をうろうろする信乃の義助。
忠志は急にふられてあせっている。網干は、いたずらに審議を引き延ばしているだけだ、今日は終わりにして、次までに代理人の病気が仮病ではないという診断書を用意するよう言う。「そうだね。」「ちょっと待ってくれ!」というやりとりの中でだんだんてんぱってきた忠志、突然、「はい、わかりました、発言します!でも用意してもらいたい物があるんですけど。」

山の中でフナムシ開発の車に乗った鴨田に助けられる義助と信乃。大胆にもフナムシ開発の中を通って裁判所へ。

忠志はギターの弾き語り。「♪あおいーそらぁー、しろいーくもぉー、・・・とまっすぃー、とまっすぃー!」異議あり!証人は何が言いたいのですか?「富増の自然がすばらしいことを歌にして言いたかっただけです。」裁判長に証人はさがりなさいと言われ、はい下がります。とすごすご引っ込む忠志。琴井村長は忠志によかったよー最高!と両手の親指を立てる。おちゃめー!
もう打ち切りになりそうな危機一髪で、仁太郎の奥さんナオコが立ち上がる。悟った仁太郎「佐藤ナオコを証人として喚問します。」

裁判所についた義助を迎える忠志、鴨田の「俺も村の人間だからさ。」にニコッとする。
いい顔するねー、忠志くん!本当に大物たちと対等にやりあってるのがすごいと思う。

主婦の立場からしゃべりまくるナオコ。後ろで首をかしげる記者がおかしい。
義助はここまで来てトイレに。ほら、忠志!ついて行かなきゃ!!
家のゴミ捨てについて言い争う仁太郎とナオコを見て、なんか微笑ましく思う信乃。
トイレに言った網干は義助に会い、具合が悪そうな義助を閉じこめる!初めて出た網干の実力行使!これで終わったって感じか。
もうナオコの尋問もネタがつきて、あわや、打ち切り!と言うとき、県の代理人斉藤礼くんが立ち上がる!「反対尋問があります!」
どういうつもりだと言う網干を制して、仁太郎を真っ正面にみて、信乃に少し笑いかける。
すごーいかっこいーい!煎餅の小袋問題について真面目に尋問する。
義助を探し回る村長と忠志。そしてやっとトイレの用具庫で義助を見つけた。OKマークが伝わってきて、仁太郎は礼くんにOKマーク。ちょっと違う?と思いつつの中途半端なOKマークが何とも言えない雰囲気。
「原告側は富増村住人川北義助を証人として喚問いたします!」そこに天馬さんと琴井弟が村民を連れて傍聴に。裁判所の外にも村民がプラカードをもって集合だ!
よくもみんなを説得できたなぁ。天馬さんは自分が村長になれると思ったからか。まあ、ともかく感動だぁー!

義助が持っていたボルトは、打ち上げを失敗した無人ロケットの一部。それは扇谷開発の製造したもので、廃棄物として売られたはずの物がどうしてこの山に落ちているのか。それはフナムシが売ったことにしている廃棄物はさらに山の奥の第9区域に捨てているからだ!
網干はそんなものは証拠にならない。フナムシに恨みを持っている義助の証言など信用できない。と語気を荒げるが、赤岩弁護士がそれは裁判長が決めることだと一蹴、第9区域の証拠保全を求め、裁判長は気迫におされてはい!と返事をする。まだ何か言おうと立ち上がろうとする網干を、安西社長は押さえた。みんなの顔に笑みが・・・・。じーんと涙が出ちゃう。

最終弁論の原稿を読んでる仁太郎。あれ?まだ法廷に入れるの?
信乃は仁太郎と奥さんは別れちゃだめと言う。

最終弁論。倒れた赤岩は自分の原稿をそのまま読んでくれと仁太郎に託す。そのノートには何も書かれていなかった。仁太郎は自分の言葉で話す。ぎこちないが、その思いは伝わってくる。「だめだ、言葉が出てこない、だって何も書いてないんだもんな。」と苦笑いする仁太郎。充分だよと村長。裁判長もちょっと感動?天馬さんがまず拍手して、法廷みんなが大拍手。安西社長は指で小さく拍手(笑)。
裁判のあと、赤岩は網干に「相変わらず言葉が冷たいな。だから大企業の顧問弁護士どまりだ。」と。

その後の経過を忠志が語る。
信乃は結局村を出ず、忠志を弟としか見ていない。悌一郎はダルマ作りにもどり、天馬は村長になったが脳溢血で亡くなり、その後をセタが引き継いだ。はー、セタさんって言うんだ。しらなかったよ。
義助は牢屋で壁を掘り(笑)、ダルマ池は綺麗になり、その監視人として安西が子どもたちが泳ぐのを見守っている。
そしてお母さんは相変わらずクラッカーにサワークリームを付けて食べていて、忠志はマジに弁護士になる勉強をしている。今は、村ではゴミをどこへ持っていくか県ともめている。それまでに弁護士の資格を取れるのか。無理だろうねぇ(笑)
そして彼は?相変わらず長い芝居。変わったのはゴミの分別に厳しくなったこと。

網干がこんな人間になった訳は深そうだし、網干と赤岩の間にはかなりの確執がありそうだけど、そこまで描くと内容が濃すぎになったろうから、いいや。
義助の怖じけづいた訳は捕まりたくなかったからだけなのか。ちょっとわからなかった。
恋愛や、死や、障害や、虐待というありがちなテーマではなくても、こんなにおもしろいドラマになるんだということを実感しました。さすがの三谷さん。そして、過酷なスケジュールを乗り切った慎吾くんに拍手ぅーーー!!


第10話「最後のチャンス」(00/09/07)
毛野先生の講義中です。扇谷開発から引き取っているのはゴミじゃないと主張するフナムシにどう対処するか。はい、忠志くん!「あれがゴミだと証明すればいい。」そのとおり。じゃあ、ゴミかどうか判断する基準は?はい、忠志くん!「ゴミ屋さんが引き取ったらゴミ。」忠志くん、いいこと言った!毛野先生にほめられる優等生忠志くん、クラスのマドンナは忠志くんすごーい!って。それにひきかえ、めんどくせーなーって言ってる仁太郎さんにがっかりなマドンナ。バカなフリ?よく言えば「役者バカ」悪く言えば・・・・「バカ役者」ナイスフレーズの忠志!

鴨田さんがフナムシのスパイってことが判明。毛野さんどうしたら?ってみんなが頼るのは毛野さん。ないがしろの仁太郎。
鴨田さんに明日の公判どういう手をつかうんだ?と聞かれて、フナムシの金銭出納帳を見せる忠志。夜村長室に忍び込む鴨田。
仁太郎のところに離婚届を持って奥さんがやって来た。信乃に弁明する仁太郎。

公判の日。フナムシ社長への尋問。1トン100円を支払って金属片を支払っているからゴミではないと主張する社長。じゃあ先方が金を払ってフナムシに引き取ってもらったら、それはゴミ。ここに金銭出納帳があります。昨夜盗まれたが、本物は無事だった、と取り出す仁太郎。青くなる長。鴨田さんは傍聴人席であわてて盗んだ帳簿を取り出して確認するが真っ白。ニヤっとする忠志たち。
はっはっは!そんなところで盗んだ帳簿を出すかねぇ。それに盗んで今まで確認してなかったのか?コピーなんていくらでもできるし。なーんかマンガちっく。

帳簿によると、1トンにつき50000円の運搬費が扇谷からフナムシに支払われている。つまり、1トンにつき49900円を支払って、フナムシに金属片を引き取ってもらっているのだ!つまりそれはゴミだ!

社長はあせって、こいつらが帳簿を盗んだんだ!と言ってしまい、それを本物と認めてしまった。弁護士が不法に盗まれた物を証拠として採用するのか、と言うと、傍聴人席の毛野ちゃん、すかさず何年のどこで採用されている!と判例のようなことをすごい剣幕でまくしたて、敵の異議は却下された。すごい!毛野ちゃん!口から出まかせで裁判長を煙に巻く。

フナムシ側が当事者適格を持ち出してきた。今の原告は直接被害を被ってない南富増の住民だけ。ここに来て当事者適格を持ち出すのはおかしいんじゃないかと、フナムシの斉藤弁護士は網干に反論するが、頭から押さえられ、斉藤さんはかなり鬱憤がたまってきている様子。この人は結局富増側の味方になるんでしょう。名前が礼だし。

処理場に一番近い住民は、忠志んち。忠志は自分だけでも原告団に参加すると覚悟を決めている。お母さんは「大山の次男坊は、社会派ぶってっていい気なもんだって言われてる。」と口では言うけど、内心は息子の成長が嬉しかったのです。お兄ちゃんもそこんところがよくわかっているいい人だ。お母さんは忠志が弁護士になるんだって人に言ってる。なんかそれはちょっと言いすぎのような(笑)。

公判で忠志は言う。「村の将来を自分の手で守ってみたくなったんです。一人ひとりが、問題意識を持ってこそ初めて富増の自然を守れることに気が付いたんです。一番僕が許せないのは、あそこのゴミ処理場をかくれみのとして自分たちの利益のために自然をこわしていくフナムシのやり方なんです!フナムシが村を出ていくまで僕は、最後の原告団のひとりとなっても闘っていくつもりです!」
かーーーーーーっこいいいいいーーーーい!!!!
お母さんスタンディングオベーション!場内大拍手ぅー!!

怒る社長に網干は言う。私は扇谷の会長から必ず勝つように言われている。勝ってダルマ池を埋め立てて処理場を拡大するのだ。そんな話は聞いてないと社長。「あなたがここの社長でいられるは、この村の出身だからというだけです。」
なんと、安西社長は富増の出身だった!

安西社長は仁太郎に会いに来て、自分の生い立ちを話す。小さい頃からダルマ池で泳いで、オリンピックに出、ヒーローになったがすぐ東京に出て行った。事業を失敗して扇谷に拾われここまで来た。名前を変えて村に帰ってきたのは、このダルマ池を守るため。この池は俺の池だ。今ならまだ間に合う。裁判に勝ってくれ。立場上非をみとめるわけにはいかない。サル男を見つけろ。決して警察に渡すな。鍵を握っているのはアイツだ。
社長の告白ちょっと感動・・・。

公判で網干に執拗に質問される忠志。フナムシが村に来たときに村を出ていたのに何でわかるのか。息子が何をしたって言うの!とお母さんは心配。仁太郎に向かって弁護士さんはもっとしっかりやってちょうだい!と叫ぶ。はっとする忠志たち。緊迫した雰囲気が。村民に仁太郎が弁護士でないと言ってないことが敵にばれてしまった。網干の罠に落ち法廷で村民にすべてばれてしまう。「この男は売れない俳優の暁仁太郎くんです!」と網干は言う。忠志は網干に肩をポンと叩かれ、「終わった・・・・」。肩をがっくり落とす毛野、泣きそうな信乃。

村長は仁太郎に、よくやってくれた。本当の弁護士だってこまではやれないと言い、忠志にも、この人を連れてきた君の目は正しかったと言う。裁判がどういう形で終わっても僕はもう後悔はしていないと宣言する村長。握手する村長と仁太郎。
村民が集まった公民館に向かう途中、お前は知らなかったことにしろ、俺がだましたことにしろと忠志に言う仁太郎。
みんなに言い詰められる仁太郎を見て、忠志はたまらず全部僕が考えたことだと告白する。信乃が弁護するが、裏切られたと思っている村民をもはや止められず二人は袋叩きにあう。
このときの琴井弟はなにかに憑かれたような感じで変でした。時代劇風にやっちまえ!みたいな。

村はずれに放り出されたボロボロの二人のところに村長、毛野、信乃がやってくる。村長は仁太郎に住民票を返し、力になれなかったとわびる。もう少しだったのに。これから村はどうなっちゃうんだろう・・・と心配な忠志。
そこに仁太郎の奥さんナオコが来て最後までやり遂げろとけしかける。まだ手はあるよ、と毛野。資格はあるが病弱で仕事にあぶれた弁護士をつれてきて、仁さんはその看護人として法廷に立つんだ。
俄然やる気が出て来る仁太郎。もう誰のためではなく自分のためにやるんだ。フナムシくらえ!とシュプレヒコールを上げる信乃。仁太郎、毛野、村長も一緒に声をあげる。それを見て、しかたないなって顔で微笑む忠志。
仁太郎は毛野が以前ドラマで法律の監修をしてもらった赤岩カズタカを探しに行く。
出ました、前村長亡きあとの「孝」がつく人!

第9話「恋におちたら」(00/8/31)
法廷で傍聴人に向かってしゃべって裁判長に怒られ、異議ありって言ったくせに何も異議は言えなくてまた怒られ、大活躍の仁太郎さん。
せっかくフナムシ社長が「ゴミ」って言ったのに網干のこじつけでそれもうやむやになっちゃった。
次は、蟇田の置きみやげのフナムシくん証人作戦。でもあのスパイ鴨田が夜中に忍び込んできてフナムシくんを入れ物から外に出しちゃった。
翌朝、村長室でみんなで話しているときに、信乃さんはムシを見つけて持ってた新聞でバシ!と叩きつぶしちゃいました。後から来た毛野ちゃんがフナムシがいないことに気がついて、みんなが探そうとしているとき、信乃さんは思い出して固まってしまいました。信乃さんどしたの?とイヤな予感満載の顔の忠志くん。床にはつぶれたフナムシが。信乃さんがつぶしたの?と2回も聞いてしま忠志くん。「だって、ゴキブリかと・・・・」と信乃さんは仁太郎さんに抱きついてしまいました。なんか唐突だなぁ。

次の公判の日。仁太郎さんはまたうろうろ歩き回って論じるので、裁判長にとがめられてしまいます。「あんたは弁護士か?」と言われ「私は弁護士であるより人間でありたい!」ときっぱり。フナムシによるゴミ処理の無理さをつきますが、逆に網干にフナムシが死んでることを見破られ、またもや敵の思うがままに。

弱音を吐く仁太郎さん。忠志は仁太郎さんのことを元気ないみたいだねって言うけど、私からみたら忠志くんの方がよっぽど体調悪そうに見えるんですけど。一番しんどい頃じゃないかなぁ慎吾。
義助さんは仁太郎さんに賭けてみるって言うので信乃さんは嬉しくなりました。
琴井弟はまだ仁太郎さんに疑惑を持ってるんで、弁護士がどうして原告団の代理人にならないか聞きに来ました。それからどうして住民票をここに移しているのかも。毛野ちゃんはあっさりと答えました。それは仁太郎さんと信乃さんが結婚するからです。愛は代理人の枠を越えてみんなと 一緒に闘いたくて、あえて代理人にならなかったんです。型破りと言われる所以です!の毛野ちゃん、満面作り笑顔でステキ!琴井悌三さんのずっこけぐあいもすばらしい!すぐに納得しちゃう悌一郎さんもイイ!悌一郎さんはもし仮に先生がって言いかけるけど言葉を飲み込みました。

悌三さんは忠志にさっき聞いたことをしゃべります。「そんなばかなぁーーー!」ショックの忠志くん。家に駆けつけて、仲の良さそうな二人を見て逆上して、べらべらしゃべっちゃいました。「この人は弁護士なんかじゃないんだ。お金で雇われた落ち目の俳優です。」落ち目は余計だ!と頭をはたかれる忠志くん。いい音がしました。
それを聞いてしまった義助さんは飛び出して行きました。仁太郎さんに賭けてみるつもりだったのに裏切られたんです。
信乃さんは、「信乃さんはこの人が弁護士だってことで錯覚してたとこあるんじゃないかな」って苦笑しながら言う忠志くんと「俺もつらかった。」って言う仁太郎さんに平手打ちして行ってしまいました。ついでに廊下にでてきた毛野ちゃんも叩いて行きました。
「えー?結婚するってのは?」「だるま兄弟騙すためのでたらめだよ。」「やっべーー」と忠志は大きな体を小さく小さく丸めています。「べらべらしゃべりやがって台無しじゃなねぇかよ!」とまた頭をゴンっていうくらい強く仁太郎さんに叩かれます。
信乃さんにこの村から出ていって!と言われてしまう仁太郎さん。

忠志くんの友人たちは何か証拠を見つけようと、フナムシに忍び込み、義助さんはフナムシに単身乗り込んで警察につかまる羽目になりました。この時期に逮捕者、ということで喜ぶ網干と社長さん。
村はますます悪者扱い。裁判に勝つ見込みはないのか?!信乃さんは思いつめた表情でどっかに行ってしまいました。忠志は薬箱がひっくり返してあるのを見つけて信乃さんが死んじゃうんじゃ?とあせって、村から出ていこうとしていた仁太郎さんに信乃さんを止めるように頼みました。
だるま池に行ってみると白装束の信乃さんが立っていました。仁太郎さんは必死で「早まるんじゃねぇ!俺は確かに騙したけどあんたに対する気持ちにウソなかった!」と言います。でも信乃さんは耳栓をしてて「?」なのでした。だってむしゃくしゃしたから泳ごうと思ってここに来たのですから。でももう落ち着いた信乃さん、「本当は偽物なのによくやってくれたあなたに感謝しなければならないのに。こうなったら最後までつきあってもらいます。」と言い切ります。ところでどうして薬箱?というと、虫除けスプレーを探しただけのことだったのです。そういえば、仁太郎さんも忠志くんも蚊に刺されてしまったようでした。

義助さんは警察につかまって連行される途中、タイヤが轍にはまって動けなくなったときに手錠のまま逃げました。そして、谷をジャンプして、E.T.のように月の明かりの中空中に飛び出しました。

3人で並んで話しているのに、仁太郎さんと信乃さんがなんとなくいい雰囲気になっていまったので、忠志くんはじわっと離れていくしかなかったのです。それで木に寄りかかってたら、水の中に足が落ちちゃって、あー落ちたー、濡れたー!あーまた落ちたーと泣き笑いの声でひとりで騒いでいました。そんな忠志くんを全く無視のおふたりでした。
ああーー可哀相な忠志くん!!

第8話「最後の賭け」(00/08/24)
原告側の唯一の証人蟇田(ヒキタ)は、忠志が接触した時点ですでに網干に相談していた。そして仕事も辞めて信乃の家に身を寄せた。
裁判所から呼び出しがあり、原告の氏名欄には原告全員の名前を書かなければならないが、弁護士に頼めば代理人でできるのにと不審な裁判所側。忠志は悌一郎の手前必死でごまかして、原告に名を連ねてくれる村民を募ることにした。
南富増の村民は協力的だが、北は天馬の爺さんのアジで非協力的。母に「あんたの好きにしていいけど、やめて欲しいです。」と言われ、忠志は悩み、結局名前を連ねることはできなかった。
毛野は蟇田が荷物をほどいてないのが気になった。

裁判所での担当の裁判長を交えての事前の話し合いで和解をすすめられるが、断固として断る原告側。被告の県側の代理人の弁護士の名前は「斎藤礼」。遂に出てきた8人目!
交渉決裂を受けて動き出すフナムシ側。蟇田が予定通り信乃の家から逃げた。最初からその予定だったんだと忠志や毛野は言う。フナムシの社長からわざわざそれを知らされ呆然とする悌一郎。

フナムシに単身乗り込んだ仁太郎は、訴えを取り下げる代わりに以前もらいそこねた1500万円で和解したいと申し出た。今となっては裁判をやっても勝てる被告側、今和解すれば和解金は850円だと言う網干。あのとき金を受け取らないという失敗を犯し、同じところをうろうろしていて流れを読めない。君はどうしようもない人間のクズだ。網干のスゴイ剣幕にたじたじになる社長。君に残された道は二つ。訴えを取り下げるか、勝ち目のない裁判をするかだ。それでも裁判を続けるなら君のきめゼリフをそっくりお返ししよう「法廷で会おう」!!
負けを悟った仁太郎だったが、そこにあったもうひとつのコーヒーカップを見て、蟇田がそこにいるのではと思い、蟇田に伝えて欲しいと言う。「お前は人が頼ってきたときに応えず、後ろ足で泥をかけた。この村には大切な人がいる。そいつは自分がどん底にいるときに俺を引っ張り上げてくれた。そいつが俺を救ってくれた。今度は俺が救う番だ。恩を返すとはそういうことだ。俺はお前とは違うんだ。・・・法廷で会おう。」
網干は微妙な笑顔を浮かべていた。

なぜ和解しなかったと社長に聞かれ、網干は自分は冷静に見えて熱しやすい性格だと言う。「あの男に火をつけられたようです。彼らがよっぽど馬鹿でない限り明日にでも訴えを取り下げるでしょう。」

仁太郎はやっぱり無理だと思い悌一郎に会いに行きわびる。しかし悌一郎は、「なんでここで諦める?こうなったら最後まで闘おうじゃないか!」と決意を新たにしていた。

そして仁太郎はやる気満々で帰ってくると、蟇田がこっそりとどけた新しい証人がいた。それはフナムシ!
不安気な忠志だが、俺に任せろと言う仁太郎。彼らの思考は人間界の常識を越えていると嘆く網干。
そして第一回口頭弁論の日がやってきた・・・。

仁太郎さん、合い言葉は・・・「勇気だ!」出た、タイトルコール。
お風呂に入れ替わり入る蟇田さん、毛野ちゃんに、信乃さん「どんどん人が増えてく。」ってカメラ目線でにっこり。

提供テロップのバックでおどる気をつけだるまくん、の最前列の右から二人目は、踊りが微妙に遅れてかわいいです!ひそかに「ゴロチャン」と呼んでます。
タイトルバックで慎吾がギター弾いて歌ってるのはTSUNAMI。「見つめ合ーうとぉー」のところ。

裁判所で弁護士に頼んだ方がいいって言われてるときの、忠志のあたふたぶりがとてもイイ!
原告にならなかった忠志はまた仁太郎に首締められる。今日は3回くらい首しめられた?
県側の弁護士で、
八犬伝の「仁義礼智忠信孝悌」の最後の人、「礼」さんが出てきた。役者名知らんけどよく見る人。summer snowに刑事役で出てる気がする。余計な口出し、詮索をしない、物音をたてない、とか注文つけられてちょっとかわいそう。この人がキーパーソンになるんだろうな。「礼」だもの。
安西社長に気をつけだるまに難癖つけられて、足をちぎってほおられたとき、悌一郎さん、社長!の似顔絵をこっそり描いていて忠志に見せて、二人で笑い合う。サイッコー!村長にふさわしい人柄!
義助さんの落書きもイイ感じ。相手方の弁護士があいさつに来たとき、息止めろ!って本当に息止めてる仁太郎さん!
落ち込む忠志に「私はこのまま諦めるのはイヤ。最後までたたかうわ。」と信乃。忠志は「つきあうよ」と柔らかい表情。
仁太郎と網干の対決のシーン、圧巻でした!
悌一郎さんの最後まで闘うと言い切るところ、カッコイイ!裁判が始まって、気をつけだるまを相手に見えるように机に置くところも!

第7話「仕掛けられた罠」(00/08/17)
仁太郎はJACでアクションと法律を学んだ(笑)。中退だけど。
いきなり出ていった信乃を心配していたのに、ふたりで琴井のところに行ってると電話を受けて複雑な忠志。そのうえ信乃の声を真似した仁太郎にむかつく!
チュッパチャップスの山を持ってきて食べてる毛野ちゃん、最高!

原告団の代表というのは忘年会の幹事に毛が生えたもの(笑)と琴井兄を説得する仁太郎。幹事は店を決め、予算、席順を決めて大変なんだから!
忠志が家に帰ると、あれ?お兄さん?初登場だよね。
食べるもんないの?クラッカーがあるというけど見つからない。天馬さんから電話があって、住民運動に屈服して金を払ったと言ってたと。あれは天馬の爺さんが勝手にやったことなのに。
部屋に戻ると外から音が。窓を開けると何かが転がり込んできた。銃をつきつける義助。おまけにフナムシ開発の看板までむしり取って来ていた。俺の闘いパート2がはじまった、村長の敵をとるのだと言う。力の抜ける忠志。
これはやめようよぉー、と若オヤジ化してる忠志。ちょっとーこれ持ってってよぉ!と看板を振るけど、あわてて後ろ手に隠してるのがおかしい!

琴井兄を説得する仁太郎と信乃。仁太郎はいきなりチンピラ化して暴力的に脅す。琴井は裁判に必ず勝てるという確証があれば協力すると約束した。
琴井兄ちゃん、いいキャラ!おもしろい!「人の話は最後まで聞く!」と元先生らしいとこあるし、びびりキャラだし。

おかあさんがまたせき込んでいるのを見て、不安な忠志。そこに信乃から琴井先生が条件付きでOKしてくれたと電話が。
「信乃さん今どこにいるの?村雨?仁太郎さんと飲んでるの。」と表情をぴくりとも変えず、かわいっぽく言って内心おだやでない感じがとってもいい!そのあと全速力で自転車こいでいく忠志。
そして今日のNO1シーン。役所広司と鈴木京香並んでビールをぐいぐいと飲むの図。一番絞りとモルツの共演だぁー!!BGMもビールのCMっぽい!

忠志も来て、確証って難しいなぁって言う。
カウンターでシェーカーを振ってるのはなんと毛野さん。どうしてバーテンやってんの?「パジャマで失礼します。」ってナイース!

工場の廃液で魚が死んだとか煙で身体を壊したとかということがないとなって言う毛野。忠志は最近咳をしてる母のことを言う。精密検査を受けるようすすめられ、仁太郎はもう勝った気分でご機嫌。
仁太郎が酔って寝たあと、信乃は忠志に仁太郎が書いた弁護士バッジの絵を見せ、これも先生一流のジョークよねと言う。忠志はこれはジョークではない。弁護士によってバッジが違うのでこれは西関東の方のだと言う。絵を破る信乃を複雑な心境で見る忠志。
忠志が家に帰るといかにも元気な母親がジョギングに出るところ。咳のことを聞くと、あれは寝ころんでクラッカーを食べていて咳き込んだということ。毎晩布団の中でサワークリームをつけてクラッカーを食べるって!!はぁーとため息、忠志。

翌朝、みんなに謝る忠志。どうすんだよって言う仁太郎に、自分が口約束したんじゃないかと忠志。なんだとー!と忠志の首をシメる仁太郎。とにかく被害がないか調べてみようと毛野。

網干は絶対の自信を持っていた。この世に裁判に絶対勝てるという保証などありえない。
川を見に行った忠志たち。川は汚れてはいるけど、魚は死んでないし草木も枯れてない。あとはフナムシの内情を知っている人間がこっち側に有利な証言をしてくれるかだ。仁太郎は木の葉をちぎってこうでもして枯れたように見せかけるんだ!と暴れ、悔しい思いで昼間から飲んでいた。

村出身でフナムシに雇われているヒキタにあたってみようということになり、それは僕に任せて!と強く言う忠志。信乃が仁太郎に相談したらと言うので対抗意識がメラメラ。
ヒキタに会い、立ち入り検査のことを最初からわかってたんではないかと尋ねる忠志。富増村を救ってくれませんかと頭を下げるが断られ、行ってしまうヒキタを見てぐっと奥歯を噛みしめる忠志。

目玉焼きに何をかけるか。仁太郎:夜はマヨネーズ、朝はしょうゆ。毛野:ソースかしょうゆ。信乃:ラー油
まねしてみた毛野、「かっらー!!」(笑)


川で魚が死んでいた。写真を見た毛野。これはまずいでしょー。だってカツオでしょ、サバもいるし。村の若者に頼んでやらせた仁太郎の仕業だった。あきれる信乃と毛野。でも若者たちのじっとしてられない気持ちはみんな感じた。

ヒキタの説得に失敗した報告を信乃にする忠志。仁太郎は俺が行く、と。
村雨でシーンとした中で話すが、またキレル仁太郎。てめぇが証言すりゃあ勝てるんだよー!人間は自分を必要としている人がいることが分かったとき、それが生きている証だ。また人の心を捉えるに十分な語りをやってくれる仁太郎。じっと見てる忠志。
心を動かされ語るヒキタ。「裁判に協力します。」
睡眠不足の慎吾くん、途中で寝ちゃわないかと私は密かに心配しました。

ヒキタを加え5人で琴井のところに行く。弟は金がかかると必死で止めようとする。でも毛野が名案を出した。訴えるのは営業許可をだしている県であり、許可の差し止めを請求する。フナムシが産業廃棄物処理法に違反してるかが争点であり、ヒキタさんの証言が非常に重要になる、とまくし立てる毛野。「遅くなりました。弁護士の毛野です。」その勢いにたじろぐ弟。そして兄はOKした。
固い握手の仁太郎と琴井。後ろでもっと固い握手をする忠志と信乃。

怒りまくるフナムシ社長。網干は「彼らもなかなかやるものです。向こうには相当な切れ者がついているようです。」にかぶさってまた歯を磨いている毛野ちゃん。光に向かってきりっとした顔を上げて、完全に主役になってます、山ちゃん(笑)!
フナムシは琴井を呼び出した。白紙の小切手を示すが、ペンを受け取った琴井がそこに書いたのは、気をつけだるまだ!!網干は「ふっ」と笑い琴井は「もう帰ってよろしいでしょうか?」網「後悔なさることがないことをお祈りします。琴井「後悔?もうしてるよ。はっはっは!」とかっこいーい!
訴状を提出に行く仁太郎と琴井。見守る信乃と忠志。
フナムシの社長室に入ってきた人物は、「原告側の重要証人、疋田くんです。」網干のふっふっふという笑いと疋田のその意味ありげな笑顔。さぁどうなる!?

訴状を提出し、万歳する仁太郎、信乃、忠志、照れながらちっちゃく万歳する琴井先生。

寺尾聡さん、イイ感じ。山ちゃんもすごい重要人物だし。そういえば今日は山ちゃんはロケに参加してたな。

第6話「裏切ったヒーロー」(00/08/10)
またまた大口をたたいてしまった仁太郎。信乃には勝てると言うが、自分がイヤになってくる。裁判のさの字も分からないし。でも毛野は、必ず勝てると豪語。だって女弁護士イカスミシリーズを書いてるんだし、100本の法廷ドラマを見ているから!敵は100本の法廷ドラマは見ていない。へっへって感じ。
フナムシ社長はあせるが、弁護士の資格がないのだから裁判にはならない、と余裕の網干。
毛野は、仁太郎の住民票を村に移し、原告のひとりとして裁判に出る秘策を提案する。村の人の前では弁護士、裁判長の前では原告として裁判を乗り切ると言うのだ。「おもしろい!住民票はここ、犬塚家へ移す!」と決めたら「やるっきゃないだろう!」といきなり強気に変わる仁太郎。忠志は少し複雑な顔。

忠志はこう見えても、説明会の仁太郎に感動した。この村に未練も愛情もないけれど、闘ってみようかなぁって思った。仁太郎が居ればフナムシに勝てる気がしたと言う忠志。

毛野が寝たあと、仁太郎と忠志は話す。仁太郎の夢は毛野脚本、スピルバーグ監督で、「仮面の忍者赤影」をリメイクすること。1500万ドルの制作費で。ごろごろ動いてる毛野ちゃん!忠志に完成披露試写会の招待券を50枚プレゼントし、それはプレミアムがついて1枚5万円なるから、「この件から手ひいていい?」いきなりのオチ!「そこにつながるんですか。」やっぱり無理だと思う。時間が経つと弱気になっちゃう仁太郎。できねえよ、どうしようと泣きがはいる。

網干が来て、自分は約束を守る男だと。クルマの中で平成日本のよふけのようなぎゅーぎゅーのシートで。「警察に言う」と脅される。裁判は無理なのになぜ村民をたきつけるようなことを言ったのかと網干。「原告として法廷に立つんです。」という忠志。呆れた網干は「どうしてそこまでやるのだ?」仁太郎は「あんたの顔がきらいだから。あんたが地団駄ふんで悔しがる姿をみたい。」ときっぱり。忠志はニーっと笑う。ずーっとニーって笑ったまま。
「かっこよかったじゃないですか。」なんか元気な忠志。

毛野は住民票の準備に一旦東京に帰る。原告団の代表となる村長を決めといてって言って。あ、ここロケに参加してる山ちゃん。しっかり気をつけだるまを持ってる。

役場で対策会議。慰謝料請求案に「100億」とか言っちゃう仁太郎。「そんなにいただけるんですか?」と顔色が変わる天馬の爺さん。これ、伏線だった(後で金でつられる)。結局1000万5千円っていうことになったが何で5000円?琴井(弟)は仁太郎のいい加減さにあきれる。
村長はわしが、と天馬の爺さん。ちょっとみんなの雰囲気がおかしい。

天馬はダメと言う信乃と忠志。人望がないから誰も着いてこない。信乃は南の琴井(兄)がいいと提案する。気をつけだるまの発案者で村をとても愛している。頼みに行く信乃と忠志。でも「裁判はとてもお金がかかり、勝つ見込みのない裁判はしたくない。力になれない。」と言う琴井。その理路整然とした話し方はとても相手を惹きつけるし人を説得できそうな感じがすごくする。
琴井(兄)は気をつけだるまのCDのキャンペーン用着ぐるみを着てるのがおかしい!歌うのは4人のお嬢さんで「だるまシスターズ」。机に置かれたCDをぽっかーんとして見る忠志と信乃。新しくサブレ?も研究中の琴井(兄)!真面目な態度に従業員の信頼も厚いって感じが良く出てる。

毛野は訴状を作る。
天馬の爺さんは文句を言いに来るが、仁太郎に一蹴される。ペタってハゲ頭をひっぱたく。村の人間がそんなんじゃ俺は降りる!とそう言ってまた降りようとしてるのか?

一人で信乃に頼まれた弁護士のバッジの絵を描いていた仁太郎に網干が忍び寄り、示談の話をしてお金を積む。「裁判はスポーツではない。参加することに何の意味もない。」結局1500万円で手を打ってしまう仁太郎。受け取りに本名佐藤学と書いて。
喫茶店で村の若者たちにちょっとおごって、スキップして口笛吹きながら家に戻ると、なんと天馬の爺さんが2000万円で買収されてフナムシ和解したと、信乃と忠志が怒っている。「たかが2000万で村を裏切ったなんて!」と仁太郎のことまで知ってるように仁太郎につかみかかる忠志。天馬を見つけて追っかける信乃。天馬爺さんの足のはやいこと。
毛野も「村中が買収されないうちに手を打たないと。」忠志は、「もうどうでもよくなった。本当に村の人たちはここを愛してんのかなー。」と投げやりに。「こんな時は歯でも磨くか!」なんやそれ!それを見て青くなった仁太郎。
沈んだ信乃を見つけると、君のために闘うたとえ一人になってもと言って、あわててフナムシに1500万円を返しに行き、あっさりと受取書を破ることができた。
歯を磨いてる毛野ちゃん、ずっと磨いてる毛野ちゃん、泡があふれても磨いてる毛野ちゃん!ぎゃっはっは!
お金を数えていた社長。20030円足りない。それを見た網干のするどい目。

本物の弁護士のバッジの模様の絵と、仁太郎の描いた絵を見比べる信乃。仁太郎のは天秤ばかりではなくて、バネ式。
とまどう信乃。でもこの人を信じるしかないと思い直し、再び琴井に頼み行くことにする。

この辺の表情だけの芝居のうまさ。ト書き部分をすべて演技で表せる演出のうまさ。すばらしい!

第5話「宣戦布告」(00/08/03)
 村長の通夜、信乃を励まし俺が何とかするから心配するな、と言った仁太郎だが、どさくさにまぎれて逃げようとした。忠志はそれを見つけて捕まえ、網干との約束があるからあしたの説明会で村民を説得しなければならないと言った。
忠志は、琴井(弟)からは仁太郎は偽者だろうと問いつめられ、友人たちからは村長はフナムシに殺されたんだろうと言われ、天馬の爺さんに琴井(兄)と一緒に話しがあると連れて行かれた仁太郎が気になり、あしたの説明会のことが心配で、と大変。

 仁太郎は東京から呼んだ友人で脚本家の毛野に、あしたの説明会の台本を書くことを頼む。
そこにフナムシの社長と網干が焼香にやって来た。網干と約束した手前複雑な表情の忠志だが、信乃は香典をほおり投げ、帰りなさいとたんかを切った。
毛野は「俺に任せて裁判を闘おう」のAタイプと、「99%勝ち目はないから裁判は無理」のBタイプの台本を書いた。早速Bタイプの練習をする仁太郎。
信乃の顔を見ると、黙っていられなくなり、「明日の説明会では勝ち目はないから諦めるように説得する」と言う仁太郎と忠志。でも信乃は「村の人みんなを説得できても私は納得しない」と言い、仁太郎を小さい頃みんなが泳いだダルマ池に連れていく。そこはフナムシのゴミ投棄のせいで油がしみ出し、真っ黒で油が渦を巻いているような状態だった。それを見てどうにも我慢ができなくなる仁太郎は忠志に、俺はどうしたらいいんだ、俺に出来ることはないのかともどかしい思いで言うのだが、忠志はどうすることもできないし、これはドラマではなく現実なんだと冷たく言う。信乃の気持ちは痛いほど分かる忠志だが、自分は夢を見て村を出ていきそして破れて帰ってきた人間だから、現実の厳しさをイヤと言うほど知ってるんだ、と言うしかなかった。

 次の日の説明会。人前に出ると調子のいいことばかり言う仁太郎が心配な忠志は、しつこいくらい注意をする。仁太郎は覚悟を決めて、Aタイプの原稿を握りつぶし、Bタイプを持って壇上に上がる。
 心配しているフナムシの社長に、網干は、忠志と約束したから大丈夫だし、もし村民を説得できなかったら自分の身があぶない忠志がなんとかするだろうと言う。「あの連中は我々に歯向かうだけの勇気も知恵も持ち合わせていない。」
 壇上の仁太郎は、期待の目で見る村民を見回し、そして、信乃と目を合わす。忠志は険しい顔で仁太郎を見守り、そしてその視線の先の信乃を見る。仁太郎はBタイプの紙の下から、しわくちゃのAタイプの原稿をそっと取り出した。最初下を向いて、原稿の棒読み状態だった仁太郎だが、皆のそして信乃の思いが心に押し寄せてきて、そして、そしてー「直ちに提訴すべきです!勝てます、なぜなら私がついているから!」と言ってしまう。「やっぱこっちがいいよ。」とつぶやく毛野。
ついに原稿にない台詞も出る仁太郎。あのダルマ池でもう一度子どもたちが泳げる日が来ることが、最後まで村のことを考えて死んだ村長の何よりの供養だ。フナムシの連中に会ったらこう言ってください。「次は法廷で会おう!」と。今こそ正義の鉄槌を加える時なのだ!!!!
 呆然とした表情で仁太郎にゆっくりと歩み寄る忠志、そして信乃の拍手、琴井(兄)の拍手、村民全員の割れんばかりの拍手・・・。
「この瞬間から、僕と仁太郎さんと富増の人たちと、フナムシとの本当の闘いが始まった。」


単なる事故として処理されてしまって、仁太郎は「弁護士に相談した方がいい」と言ってしまい、一瞬沈黙の時が流れる。「あ、俺か。」それを聞いた忠志の表情がイイ!
忠志のお母ちゃん、パンチパーマで田舎くささ炸裂!いい感じ。

「ドラマのお通夜ではよく泣いてるけど、本当に悲しいのは普段の生活に戻った時。お通夜で泣いているのはあまり親しくない人。」っていうのにビクッとした。このあいだ元同僚が亡くなってお通夜に行きました。その人とはほんの数ヶ月机を並べたたけで、仕事をやめてお百姓さんになったんです。でも、とても気が合ったのでそれからもメールやりとりしてました。でも突然亡くなりました。お通夜ではお兄さんがしみじみと話しをしてくれて私たちはおんおん泣いてしまったけど、お兄さんも、亡くなった方の奥さんも泣いてなかったです。まだ小さい彼の子どもは走り回ってました・・・。ということがあったので、この信乃のことばは私も実感しました。・・・・

仁太郎が信乃の肩を抱いているのを見た忠志、ちょっと奥歯を噛みしめ、んーっていう表情。イイ表情するよなー。
信乃の妹のダンナさんにどこかで会ったことがないかと言われる仁太郎。テレビとか出てませんでした?・・・今まで誰にも言われないのが不思議。富増村ってテレビも写らないの?東京から数時間で行けるところなのに。
やるせなす石井ちゃんがフナムシ社長に脅かされてる。フナムシ側がお通夜から帰るとき、忠志の奥歯を噛みしめてえらのところがクイってなる横顔がすっごいカッコイーイ!!
おっはーつながり、山ちゃんと慎吾。「君さ、文章へた!脚本家はやめた方がいい。」(笑)山ちゃんはおはスタが毎日生放送なので、ロケに参加できず、山ちゃんが出てるシーンはすべて東京のスタジオだって。三谷さんが言ってました。
仁太郎が土手で台詞の練習するシーンすごくきれい。背景、CG処理かと思うような。
台所で後片づけしているYシャツ姿の慎吾が何かかっけー!
仁太郎の予定外の台詞を、目を半開き状態にして聞く忠志。そして呆然として1歩2歩と歩くときの顔がいいです!仁太郎に肩を組まれ、ピースしているけど放心状態って顔!

時期村長は、琴井(兄)か?って何か村長が気になる私(笑)。


第4話「村長は殺された!」(00/07/27)
 仁太郎は、村民の信頼を得るためにやってきたと言うが、忠志は、仁太郎のええかっこしいが最悪の事態を招くような気がしていた。そんなとき、以前から村長が県に対して依頼していた、環境整備課のフナムシに対する抜き打ちの立入調査が入ることになった。実施されれば、不法投棄が明らかになり、フナムシの息の根を止められると、忠志は喜んだが、口の軽い仁太郎のせいで、立入調査の件は村中に広まってしまいフナムシに準備期間を与えることになってしまった。

やって来た県職員は、ちょっときょどっている頼りなさそうな男。フナムシの社長にいいくるめられ、「問題ない」ということになってしまった。結局予定通り日曜日の説明会で、仁太郎は村民を説得しなければならない。

 網干弁護士は仁太郎が役者であることを知り、弁護士のフリをすると罪になると脅し、あわてて村を逃げ出そうとする仁太郎。忠志は怒るが、網干に会ってくるから待ってくれ、向こうもこっちも裁判にしたくないというのは同じだから告発はしないように頼んでくると言う。それは村を裏切ることになると言う仁太郎だが、忠志はあんたに言われたくないよ!と網干のところへ向かった。
 網干とは、裁判に持ち込まない、もし守れなかったら仁太郎をニセ弁護士として告発してもかまわないと話しはついた。そのときは忠志も共犯になってしまうのだが。
 逃げる仁太郎を追いかけ、忠志は今逃げたら詐欺罪で訴えると脅す。もみ合っているところに村長が山の中のフナムシのゴミ捨て場の方に向かったという知らせが来る。信乃に、立入調査がうまく行かなかったんだよと、さも人のせいのように軽く言う仁太郎に、忠志は怒りを覚えた。

 仁太郎、忠志、義助、信乃は村長を探しに行く。二手に別れるところでまたケンカしている仁太郎と忠志。結局村長を見つけたのは義助で、写真を撮って総理大臣に見てもらうという村長の情熱に打たれ、もっといい場所があると奥へ入っていった。そして、張り巡らされた警備用のワイヤーに引っかかってしまい、非常サイレンが鳴り響き、警備員が犬を連れて追いかけてくる。村長は足を滑らせて崖の下へ落ちてしまう。

 病院にかつぎ込まれた村長、怪我は大したことはなかったが、持病の心臓が原因で帰らぬ人に。最後に、仁太郎が偽者だと知っていたにもかかわらず、仁太郎に村を頼み、ありがとうという最後の言葉を残して。
仁太郎は頭を抱え外に出ていき、悲しむ信乃の肩を抱く忠志。

 びっくりした。村長が死んでしまうとは!鈴木京香さんの表情、すごいなーと感心して見ていた。
フナムシ開発の。フナムシ係りは、QUIZの犯人後藤まきお刑事!にらむ忠志!こわ!
慎吾の、振り向きざまのおーいしーいリアクション顔がまたあったけど、これはいらないんじゃないの?と思います。
草原での大人二人の会話、さわやかでいい感じ。普通は違和感感じそうだけど。
「おはスタ」の山ちゃん、毎回ちゃんと出てくる。おっはーつながりはどこまでも深い!最近おはスタでは、慎吾ママのみでなく「らいおんハート」まで流れているらしい!
津川さんと慎吾のシーン。慎吾のドキドキが伝わってきました。思わず網干の腕を取っちゃう忠志、最後に「期待してますよ」と逆に網干に手を取られた。なかな緊迫していいシーンでした!
仁太郎と忠志の言い争いのシーンは、かなりおもしろくいい感じ。カバンが忠志の側頭部にヒットするなんぞ、いいぞぉ!
フナムシの警備用のワイヤーってさわったらすぐライトがついてサイレンがなるような。高機能なものには見えなかったんですけど・・・ま、いいか。それにしても警備員!普通人が落ちたら通報とかするでしょう。あれはもうその筋系ってことですか。
義助は何を拾ったの?
往復6時間近くかかるロケ地、慎吾、本当に大変だろうな。でもこの豪華なキャスト!本当に恵まれていると思います。もう脇役では許されない木村では味わえない経験。
(追加)
忠志はそうだったんだ、裁判にならなきゃ村がどうなろうが知っちゃこっちゃないっつう考えだったんだ。でも複雑な感情が見え隠れ!
仁太郎は仁太郎で、網干にこの村どうなるの?と聞き、小さな村がひとつなくなるだけと言われて、ショックだったり、忠志に、「網干と手を組むなんて村の人がどう思う?」とか言ったり、すこしづつ変わってきている。
それにしても、時期村長はだれが?まさか仁太郎(笑)?信乃か?
 

第3話「初めての勝利」(00/07/20)
今日は俺、忠志が語ります。
仁太郎さんは人に頼りにされるのがすごく嬉しそうだ。でも俺は釘をさしておいた。「あなたはニセモノですから。みんなを期待させるようなことは言わないで。」と。

役場で代表の人たちを集めて、今回の仁太郎さんの滞在について説明したとき、天馬の爺さんの熱い想いに応える格好で、仁太郎さんは調子にのってべらべらとしゃべったんだ。「7人の侍」の話を持ち出したりするから、村長なんか大感激しちゃってさ。そんな話、役者の彼にとってはどってことない話なのに。
俺は思わず「ビストロSMAP」の香取慎吾の「おいしいリアクション」ばりの顔をしちゃったよ。

仁太郎さんは、この村に飲み屋やホテルがないということに、子どものようにすねちゃったんだけど、結局村長ちに行くことになって、信乃さんに会うとそんなことすっかり忘れたように、信乃さんばっかり気にしてるんだ。そりゃ信乃さんは仁太郎さんを優秀な弁護士だと思って尊敬しているから、いろいろと面倒を見てくれるんだけど、それをいいことに信乃さんに甘え放題の仁太郎のやつを、俺はじーっとにらんでいた。「俺に任せろ」なんて言わないでください、というのが精一杯だったんだけど。

忙しい最中に、今度の日曜日に予定している説明会の台本を書いてやったのに、こんなんじゃダメだと言うし、明日の予定を聞いて「めんどくせぇなー」なんて言うからほんとにキレそうになってたよ。
でもあとで信乃さんに「忠志に感謝してる」なんて言われちゃったら、もう何も言えなくなるんだけどね。信乃さんは、仁太郎さんが初めて村に来て、みんなが歓迎してくれたとき、涙を浮かべていたのを見たから、彼は本気でやってくれるに違いない、って言うけど、その涙の本当の訳を知ったら、信乃さんはどう思うだろう・・・。
その時、東京でしか買えないお土産「東京タワーの置物」を彼女に渡したんだけど、それを見て3秒くらい間があってから、「欲しかったのぉー!」って言った。俺はちょっとギャグのつもりだったから、ギャグで返してくれたんだろうか、それともマジにとってしまったのか、判断に苦しむなぁ。

おふくろも仁太郎さんのことを、根拠なしに信頼してるし、なんか困ったことにならなきゃいいんだけど、ととても不安だ。
朝、村長の家に行ったら、仁太郎さんは信乃さんの作った朝御飯を楽しそうに食べていた。あーもうむかつく!夕べ「俺に任せろ」なんて言ってんたんじゃないか?

書き直した説明会の台本は、台詞がかたいという理由でまた却下されてしまった。喫茶店の女の子にちょっかい出すことはめんどくさがらない人なんだから、本当にイヤになっちゃうよ。野菜占いで自分はブロッコリーなんだって。なんなんだ、いったい。でも俺は何かなぁ。
そのころ、東京では仁太郎さんがいなくなったと、奥さんが探していたなんて、こっちは知る由もなかった。

今までの事情を説明しながら富増村を案内しているのに、仁太郎さんはちっとも真面目に聞かないで、川で無邪気に遊んだりしている。俺は我慢できなくて信乃さんのことを言ったんだ。俺は好きだし彼女も好きだと思う、と。でもまだ言ってないんだろ、それじゃダメじゃんとまるで相手にしない。でもいちおう信乃さんとおかしなことになったら許さないとは言っといたけど。

天馬の爺さんたちとフナムシの処理場に行ったとき、俺は見るだけでさっとかわそうしたのに、天馬の爺さんが不審がるもんだから仁太郎さんは単身守衛のところに向かった。俺はどうなることかとドキドキだったけど、仁太郎さんはわけのわからない芝居で切り抜けた。あぁよかった。でも空気を調べるから、とハンカチに風を集めさせられたときは、そのまぬけな格好になんでニセモノのアイツにこんなことさせられなきゃいけないんだ、と俺は脱力感いっぱいだった。

その時義助がまた一人でフナムシに乗り込んだと知らせが来た。義助はやぐらに上って信乃さんところで買った花火を打ちまくっていた。フナムシの社長が業を煮やしてショベルカーでやぐらごと倒そうとし、こっちはそれを阻止しようとし、にらみ合いになったとき、南の琴井の弟や、村長が、仁太郎さんに事態の収拾をお願いし始めた、もうこれ以上は無理だと堪忍して、俺は村長に仁太郎さんがニセモノだってことをうち明けたんだ。
そして、会社側と村民側がもみあいになったとき、どういうわけか仁太郎さんが「やめなさーい!」と叫んだ。「あとは私に任せなさい」と言う仁太郎さんを、期待の眼差しで見つめるみんな、怪訝なまなざしで見つめるフナムシのやつら、そして不安で複雑な眼差しで見つめる俺、と3者3様。
そしたらいきなり「サブロウ!バカなまねはやめろ!」なんて、「義助」だっつうのに、サブロウなんてどっから出てきたんだか。
「裁判に持ち込めば勝つ、あとは私に任せろ。」なんてまた口から出まかせの仁太郎さん。絶対勝つという強気はどこからくるのかと聞かれて、それは正義が必ず勝つからだ、と演説する仁太郎さんに、俺が初めて彼をテレビで見たときのシーンを思い出していた。あの時心の中で、この人だ!と思ったときの感動を・・・。
みんなも相当感動して、拍手の嵐。フナムシの社員まで拍手してたんだから。

でもそのときフナムシの顧問弁護士、やり手の網干がやって来て、仁太郎さんに2,3質問して帰っていった。なんかイヤな予感がする。正体がばれたんじゃないだろうか。

俺はまた余計なこと言って、とたしなめたけど、仁太郎さんは「流れだから。勘弁してくれ。」って。悪気はないんだよね。村長は、「あの人が弁護士だろうが役者だろうが、関係ない。あの人に賭けてみる。」と言った。俺は複雑だったけど、とりあえず今日のところは、「ま、いいか。」って感じだ。でも、これからどうなるんだろう・・・。

第2話「サイテーの救世主」(00/07/13)

ドラマ撮影中の暁仁太郎に、富増村に来て弁護士のふりをしてくれと頼みに行く忠志。訳が分からずとんちんかんな受け答えをする仁太郎に一生懸命頼み込む忠志だったが、断られた。
昔の栄光にすがる仁太郎は、わがまま言い放題、古くさい芝居をするため、結局出演シーンを大幅カットされた。
村では歓迎ムード一色で、後に引けない忠志。
愛人宅で三角関係でもめ、家では妻に出ていかれる仁太郎。喫茶店で仁太郎をみつけた忠志は、しつこく頼む。土下座までして信乃がくれたお守りに願を掛ける忠志。
代役を引き受けた役はマスクをかぶったゾンビの役、大事にしていた「週間テレビ番組」のドラマ大賞の助演男優賞トロフィーも持って行かれて八方ふさがりの仁太郎は、忠志のところへ。何か運命的なものを感じた仁太郎は、忠志と固く握手をした。
まず入院している村長をだまして、村へ向かう。歓迎会が用意されていることを聞きおじけづくが、忠志はここに来て強気で脅す。「もうあとには引けません。僕らは運命共同体なんですから。」大歓迎の村人たちを見て、人に拍手で迎えられたことが嬉しく、ついのってしまう仁太郎。複雑な表情の忠志。

説明する忠志だが、「台本あるの?プロットみたいの読ましてもらえるの?制作はどこ?テレビ局は?」ドラマじゃないんです!「本編?カメラは回ってるの?舞台はやったことないんだよな。」しつこいくらいに物わかり悪い。「あーーーもう!!」って感じの忠志。いつもの慎吾が少し見えた(笑)。
仁太郎の事務所の誰かのデスク横にTBCの木村さんが貼ってある!こういうのありがち!これくらい広いオフィスだと2,3人SMAPファンがいて、壁紙やスクリーンセーバーがメンバーってことは、ありがち!
役場の上司、よく悪代官役やってる金田さん。
おはスタのやまちゃんだ!ガラスに顔ひっつけて見てる忠志、かわいーい!
「世にも微妙な物語」(笑)
ホットドッグ食べながら涙目になっている忠志。やる気のない役場の職員なのに、こんなことまでやらされて。かわいそうなやっちゃ。
富増村大明神のお守りの威力はすごい!
1話、2話と比較的ゆっくりとした進行です。
来週は慎吾の「おいしーいリアクション」の顔が!

第1話「奇跡を呼ぶ男」(00/07/06)

大山忠志25歳。富増(とまし)村役場勤務。東京の大学を出てヘビメタをやっていたが、ものにならず2年前に故郷に帰った。村ではフナムシ開発の産業廃棄物処理場での不法投棄疑惑でもめていた。興味もやる気もない忠志だが、役場の唯一の若手でいろんな仕事を押しつけられている。今日も朝から、反対派がバリケードを築き、フナムシ開発のトラックとにらみ合っているところへ事態収拾に行かされ、反対派の抗議に応対させられ、反対派の署名をフナムシに届けさせられ、フナムシからは一人で反対活動をしている男の排除を頼まれ・・・と、「ボクがですか?」と朝から何回言ったやら。でも廃棄物の山を目の当たりにし、母が風邪でもないのに咳をしているのを見ると、複雑な思いだった。
日曜日、役場でフナムシが説明会を開いたが、反対派はついにキレて夜実力行使に出ようとする。村長はなんとかそれを止めようと、「裁判を起こす。有能な弁護士を捜してくる。」と言ってしまう。村長の娘で雑貨屋をやっている信乃を好きな忠志は、村長に一緒に東京に行ってくれと頼まれ、信乃にも父を頼むと言われて断りきれなかった。
東京で弁護士を捜し回るが引き受け手はおらず、疲労で倒れてしまう村長。村長の思いはわかるが、どうしようもない忠志は、昔よく行っていた居酒屋に行き偶然、環境問題に明るい弁護士、鳩山と知り合い、意気投合。鳩山は引き受けてくれることになるが、翌日フナムシから手を回されて断られてしまった。八方ふさがりで意気消沈の忠志だったが、ホテルで偶然テレビに映った裁判のドラマで弁護士を演じていた、暁仁太郎に目が止まる。それが忠志と仁太郎の出会いだった。そして、それがこれからの忠志と仁太郎と富増村の運命をかえることになろうとは、忠志は知る由もなかった。

慎吾ぉー!!いいよぉー!!あんた、いい!大きい体を小さくしてるとこ、信乃に見せる笑顔、悩む姿、いろんな表情が見れてほんまにいいドラマや!村長さんが、死んだかと思って「勘弁してくれよ。死んじゃだめだぁー!!」ってさけんだら、ぱっと目をあけるとこ」、さいこー!
熱血弁護士、唐沢寿明さん友情出演。ナイスキャラ!忠志の友達、やせなすの石井ちゃん、ワンシーンだったけど記憶に残りすぎ(笑)!
慎吾の目の中に仁太郎が写し出されたドアップ!きれーい!!
三谷脚本にかかせない梶原善さんもしっかり出てるし。この前まで十二社学園で先生やってたけどね(笑)。役場の忠志の上司は、裏でフナムシとつながっている、というありきたりの設定も生きてるし。
また、主題歌が「威風堂々」ってのもぴったりで、最初の大げさな出演者の文字もグーッド!


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