僕の生きる道

Have a good die.

第6話「悲しきプロポーズ」 (03/02/11)
<幸せなひととき>
秀雄とみどりはデートを重ね幸せな日々を過ごす。秀雄は病気のことを話さねばならないと思ってはいるが、言い出せないでいた。

学校に忘れた薬を取りに来た秀雄くん。給湯室に見つけて『あったぁー!よかったぁ。』って。でも麗子先生にはバレてしまってたのです。
職員室の麗子先生はひとりで呆然。そこに秀雄くんが顔を出したもんだからドギマギしちゃってます。

みどりの亡くなったお母さんが久保先生がいいと言ったのはお父さんのウソだった、と言うお父さん。でもそれも娘のためのウソじゃないかな。いいお父さんだな。
いっぱいデートする秀雄くんとみどりさん。遊園地ではちょっと引っ張られてる秀雄くん。カラオケ、今日も音なしですましてましたね(笑)。
授業も相変わらず内職が多いけど気にせず晴れ晴れしてる秀雄くん。窓をあけて「いい天気ですよね。こんな日は布団を干したくなりますよね。」なんて言ってると生徒に突っ込まれそう(笑)。
麗子先生は秀雄に「相談したいことがある。もうお気づきかと思いますが。」と言われてものすごいドキドキしてる。でも話はみどり先生とのこと。
「予想がつかないことが起こると最初は実感わかないもんですかね。いいことも悪いことも。」
「悪いことって?」
このときの秀雄くんの表情に落ちた影。
「こう見えても口固いからどんなことでも相談してよ。」って麗子先生ってホントいい人。こう見えても(笑)。

金田先生にも看護婦さんにもいいことがあったでしょとバレてます。
「何かいいことあった?教えてよ。」
「そんなもったいないことできません。」
「あ、そう。」と後向いてしまった先生にやっぱり言いたい秀雄くん。
「彼女ができました。」
「秋本さん?」
「どうして知ってるんですか?」
「いっひっひ♪」おかしな先生。でも予言者だからわかってるのよ(笑)。
まだ彼女に言ってないということを聞いて、ちょっと表情を暗くする金田先生。

夕食のお弁当を持って彼の部屋に来るのか。ふーん新しいパターン。おわんも買ってきたし。
くっくっく(笑)って笑う秀雄くん。秀雄くんの夢は彼女が『買ってきちゃった♪』ってペアのマグカップを出すことだったんです。「おわんかぁ(笑)。」
そんな楽しいひと時。「神様お願いです。1分でいいから時間を止めてください。」切ない〜。
あらら!泊まったのね。意外だわ。彼女の寝顔を見ていたかったって。
あ〜、なんかふたりとも淡白そうでつまらないけど、このドラマにはあってますわ(笑)。
朝帰って来て、お父さんがおかしい。「ふーん、ふーん、ふーん・・・」って。
しかし、お弁当作ってどこにお泊りに行ってきまーすって出かけたんでしょうか?こんなに堂々とされたら何もいえないもんなのかしら。まあ、『信じる』と言った手前、お父さんもアタフタできないわけよね。

今朝のビデオ日記。「神さま、黙っている僕はずるいですか?これぐらい許してもらえますよね?」
Na.「話さなくちゃいけないよな・・・。」判っているんだけど・・・。

<理解してくれる人>
秀雄の飲んでいる薬を見た麗子は秀雄の病気のことを知り、秀雄の良き理解者になった。

食事中、秀雄がむせて咳込んだ瞬間に思わず立ち上がって「大丈夫?」って言ってしまう麗子先生。遂に秀雄を呼び出します。
「中村先生の薬はおばが飲んでた薬と同じだった。おばは本当に胃腸薬だと思ってたけど中村先生は違うよね?」
「おっしゃる意味がわかりませんけど。」
「私の目は誤魔化せないの。」
しばし見つめあう。
「・・・お願いします。黙っててください。」
「仕事は続けてて身体は大丈夫なの?」
「しばらくは続けてていいと言われています。」
「手術は?」
「もう無理でした。あともって10ヶ月くらいです。学校には時期を見て言うつもりですが今はまだ話すつもりはありません。」
「おばは先生が言うよりずっと長く生きたから。私にできること、何でも言うのよ!身体辛いときもすぐ言うのよ!」涙が出そうな麗子先生のことば。
「みどり先生は知ってるの?」
何て悲しそうな顔をするのでしょう、秀雄くん。「知りません。でも話さなくちゃいけませんよね?」
「私がみどり先生だったら、話してほしいと思う。」

スーパーで買い物する秀雄くんとみどりさん。秀雄くんの唇が必要以上に赤くて怖い。
大切な話があります、と言う秀雄に、『うふ♪プロポーズ?』って嬉しそうなみどりさん。
久保先生と麗子先生が飲んでます。お互い飲まずにおれない感じ。本当に落ち込んでる久保先生だけど。
麗子先生は秀雄とみどりの結婚はないかも、と。

<秘密のままのプロポーズ>
病気のことを話そうとした秀雄に逆にみどりからプロポーズ。秀雄は何も言えないまま。

静かな鍋のおふたりさん。
正座して「お話があります。・・・あのー。」って言う秀雄にみどりは「私も同じ気持ちです。私と結婚してください。」ときっぱり。困ってしまう秀雄くん。
でもみどりの勢いに何も言えず。
あー可哀想なみどりさん。「じゃ、近いうちに父と食事しましょうか。」
「はい、あ・・・。」

麗子先生にプロポーズのこと言う秀雄くん。「僕ですよ。普通ありえませんよ。みどり先生何考えてるんですかね。」って言ってもしょうがないけど、この時点で話ができる人ができててよかったよ。
「麗子先生ならどう思います?結婚したいと思った人が僕のような人だと知ったら。」
「そんなこと言わないでよ。結婚したいと思わなくても、ただの仕事仲間っていうだけでも・・・・・・やだ!」って泣いちゃって部屋を出て行く麗子先生。うぅーーーー涙ポイント!麗子先生、いいわー!

理事長はみどりに好きな人ができたと久保先生に謝る。
「理事長は中村先生を認めてらっしゃるんですか?」「はい。娘が選んだ人ですから。」それを聞いて荒れてる久保先生。

<悩みのない人なんていない>
父親の会社があぶなく家庭が不安定な生徒が泊めてくれと頼みに来てみどりの家に泊める。でもその家の豪勢さや悩みのなさそうなみどりに反感を持つ生徒。
そのことを言われて落ち込むみどりを、悩みのない人なんていない、と励ます秀雄。
秀雄がでかけたとき、部屋にあるビデオカメラを見つけるみどり。

今日のビデオ日記「明日こそ、話そう。あと生きられるのは10ヶ月ぐらいだということ。結婚はできないということ。」
秀雄が生徒に話を聞くと、みどり先生は豪邸で綺麗で悩みなんてないだろうと言い、それを聞いてしまうみどり先生。
落ち込むみどりさんを励まそうとおいしいうどんを作って食べさせる秀雄くん。
おしゃべりで気を紛らわせようとする秀雄くん。優しいなー。
「悩みのない人なんているはずないんですから。元気出してください。」
今まであまり深く悩んだことはない、とみどりさん。でも辛かったことは母を亡くしたとき。
「できることなら、もう二度と大切な人を失いたくありません。」
胸にガーーンと来る秀雄くん。逃げるようにコンビニに買い物に行きます。
その秀雄の留守中、みどりはビデオカメラを発見してしまいます。そしてそっと手をのばす・・・。

<告白>
みどりが病気のことを知ってしまったことに気づかないまま、告白する秀雄。みどりは受け入れられないまま部屋を飛び出していく。

いつもきちんとしてるのに家の門が開けっ放し。みどりの動揺が伝わってきます。アイロンかけながら頭の中の整理がつかないようす。服に値札もつけたままのみどりさん。
例の生徒の父親の会社が大丈夫ということで、生徒が秀雄くんに言います。「先生、神さまって本当にいるんですね。」いい笑顔の秀雄くん。

「こんなことになるなら、もっと早く病気のことを言うべきでした。もしかしたら恋なんてするんじゃなかったのかもしれません。先生、彼女が僕の病気を知ったらどうなるんでしょうか。」
「どうなるんだろう?君はどうなった?病気を知ってどう変わった?君の人生はどう動き出した?」
そうか、前向きに動きだしたんだ。言わなくちゃ。
そう言えば木更津キャッツアイで1年の命だったぶっさんのお父さんが小日向さんで、その小日向さんと結婚するのが森下さんだったわー、と思い出した。
秀雄の部屋でハネムーンのパンフレッを広げてるみどり先生。
話を切り出そうとしてる秀雄を、別の話で遮るみどりさん。話をさせたくない、聞きたくない。
でも話し始める秀雄くん。健康診断でひっかっかって再検査しました。
「病名は胃がんです。僕の場合かなり進行していて肝臓にも転移していました。手術は無理で抗がん剤で治療していますが今の医学では完治する見込みはありません。現在もってあと10ヶ月の命です。黙っててすいませんでした。」
全然秀雄の顔を見ようとしないみどりさん。
「知ってました。で、どう思います?ピピ島。」ってハネムーンの話を続けるみどりさん。
「ですから僕はあと少ししか生きられないんです。」
「ほら、すごい綺麗な海!」
「僕の話聞いてますか?」
「適当に決めていいですか?それとも他に行きたいとこあります?」
「みどり先生、僕を見てください。」
「決めていいですね。じゃ決定!」
「いい加減にしてください。」
「ピピ島じゃイヤなんですか?」
「みどり先生!」
「だから!ピピ島って言ってるでしょ!」机をバシって叩くみどりさん。胸が痛いわー。
ここで初めて一瞬秀雄くんを見るみどり。
「・・・・・・僕は結婚できません。」諭すように言う。
飛び出して行くみどりさん。今までのいろんな秀雄くんの言葉。思い当たること。しゃがみこんで泣きだす。
うえぇーーーーん・・・・涙ボロボロだあぁーー!
あーここで追いかけて行けない、秀雄くん。

ビデオカメラのスイッチが再生になってたのを発見し、机の上のハネムーンのパンフを見る。
Na.「神さまお願いです、僕の運命を変えてください。ダメですか?」

このドラマのいいところは、必要異常に過剰な演出や設定がないところだな、と感じます。みどりがビデオを見てしまったときのシーンがないこととか、結構淡々としゃべる秀雄とか、麗子先生の態度も自然で、こんなことがこのドラマのリアル感を増しているのかな、と。
この教頭先生が今度のHRの転校生なんだよね?確か。ちょっと見、わからなかったわ。


第5話「あばかれた秘密」 (03/02/04)
<教師を続けたい>
田岡の件でタンカを切った秀雄。でもやっぱり教師は続けたい。処分が決まるまで担任はおろされ替わりにみどりが担任を務める。

ベッドでいろいろ思い出している秀雄は無表情。眉毛が太くて薄いのは相変わらず。
「教師を続けたいんです。」と言う秀雄を見てちょっと嬉しそうな顔をするみどり先生。
「中村先生はちょっと担任から離れることになりました。」とみどり先生の話があったとき、田岡くんはちょっと悪かったなと思ってる感じです。
職員室で、電話もとっちゃダメって言われてしょぼーんとしてる秀雄くん。
みどり先生の机を見ながら何か考えてるところを麗子先生に見られて、空想してたことを当てられてしまいました。
「当たり?私の目はごまかせないの。」
「参ったな・・。」って言う顔がかわいかったわ。
みどり先生は、久保先生との結婚を前提にしたつきあいを断ります。好きな人ができた?って聞かれて否定しないみどりさん。
みどりのお父さん、家庭ではえっらいかわいいの。「ねぇ、タラ入れてよ♪」なんて。だだっこちゃんみたい。
秀雄が田岡宛に書いて読んでもらえなくてゴミ箱に捨ててあった手紙を父に渡すみどりさん。
秀雄のビデオ日記は順調に進んでる。
「2月19日。田岡くんの件で処分が決まるのを待っている。こんな状況だけどノー天気な空想をしてしまった。しかも麗子先生にばれてしまった。」
大変なときなのに、なんか晴れ晴れしてる秀雄くん。
空想の内容は「みどり先生とのキス。」なんて大胆(笑)!空想じゃなくて思い出してたんじゃん?

<やっぱり母には言えず>
担任になったみどりには、アイドル雑誌に載った生徒や進路が決まらない生徒の問題が降りかかってくる。秀雄に相談すると、大学にいくより他にやりたいことがあるんじゃないか、とのアドバイス。
秀雄は田舎の母が送って来てくれて、お礼の電話をするけど、やっぱり病気のことは話せなかった。

「相談乗ろうか?」と言う久保先生を断って、すぐ秀雄くんに相談するみどりさん。すごい変わりよう(笑)。
進路が決まらない生徒の杉田について、とても優しく自分の思うことを言う秀雄。「杉田さんだけは生物の授業を聞いてくれるんです。大学を受験する気がないんじゃないでしょうか。もしかしたらやりたいことがあるのかもしれません。」
お母さんからの宅配便にはタッパ-に入った煮物とか缶詰とかいろいろたくさん。
電話して「宅配便届いたよありがとう。元気だよ。だいじょぶだよ。だからちゃんと食べてるって。じゃあね、バイバイ。」こんな優しい息子なら荷物送りがいもあるってもんです。
でもやっぱり何も言えなかったというより、言う気なかった感じ。
電話がすんで「うっ!」って胃が痛む秀雄くん。
ソファーに倒れこんだ瞬間、送ってくれた缶詰が落ちてころぶ。それを見ながらゆっくりソファーに横になる・・・・。

<夢は軽く口にしない>
杉田は秀雄の言ったとおり大学に行く気がないとみどりに告げたが、夢の内容までは話してくれない。
秀雄とみどりはお互いに持ってた夢の話をして、心を通わせる。久保がそれを目撃する。

みどり先生はピアニストになりたかった。中村先生は?と聞かれる秀雄。
「僕は・・・笑っちゃうようなことですから。笑わないって約束してくれますか?」
「そんな約束はできません。」
「みどり先生絶対笑うんだろうな。」
「今のところ笑う気まんまんです。」
「きっと期待に応えられると思います。・・・歌手です。」
あぁー、なんで歌手なんて設定にしたんだろう、と心配してる私をよそに、みどり先生はピアノのあるところまで秀雄を連れて行って歌えと言ってます(笑)。
螺旋階段を上がる二人の画がなかなかおもしろい。
みどり先生の伴奏で歌うのか?秀雄?!ドキドキドキ・・・・って本当に一番ドキドキしてるのは剛本人だったりするかも。
歌い出してすぐBGMで消してくれてよかったぁーと、全国何十万人のスマファンが安心したことでしょう。だって、ほら、このドラマは全然スマファンじゃない人も見てるから、なんだ草gって歌下手じゃんとか言われたらイヤだから・・・。
でもとっても楽しそうなふたり。ピアノも歌も適当にやってるだろうから、そんでおかしくて笑ってるのかしら(笑)?
あー、私も笑っちゃってごめんなさーい(笑)。
久保先生、破れたり!


<秀雄、復活!>
理事長は田岡の心を見事に見破ってウソをついていたことを告白させ、秀雄の手紙を渡す。中村先生は行き過ぎた指導ではなかった。
処分なしの決定に喜ぶみどりたち。
金田先生の予言どおり、味方ができたことを報告する秀雄。でもその人には同情されたくないので病気のことは絶対いえないと言う。
秀雄は学校で薬の袋を給湯室に置き忘れてしまう。

秀雄の田岡くんへの手紙。『病気しか見ない医者ではなく患者さんの心の痛みもわかる医者になってほしい。命の尊さをわかって欲しいんです。』
理事長から処分なしと聞きびっくりする秀雄くん。田岡あて手紙をみどりが理事長に渡したことを聞く。
みどりは「やったぁー!」って大喜びなので、久保先生は複雑な表情です。自分と正反対の男にとられるなんて、彼のプライドが許さないから。
金田先生は、味方になってくれた人に秀雄が打ちあけて欲しいと思っているけど、秀雄くんはそれは望んでいません。
秀雄くんと、みどりは病院で偶然すれ違い。でもお互いに気がつかなかったのは何を意味するのかしら?
金田先生は、みどりに会うと、秀雄の運命の人ってすぐわかっちゃう。さすが予言者(笑)。
薬を飲む秀雄くん。薬の袋を左での指の間に挟んだまま手のひらにカプセルを3個乗せてるの。そしてひとつひとつ水を飲んで飲むところが何かリアル。
田岡くんと彼女に「先生。」って呼ばれてあわてて薬を湯沸かし器の裏に隠します。「手紙読みました。すみませんでした。」と素直な生徒。
この件は一件落着なんでしょうね。あの母親もOKなのね。
そして別の件で呼ばれて薬袋をそこに置いていってしまうのです。

<夢を諦めないで>
学校をやめてタレントになるという生徒や夢を追いかけたい生徒のため進路について話をする秀雄。「夢をつかめる人はほんの一握りです。夢がかなわなかったとき後悔するのは自分です。」
それを聞いてあっさりタレントになる夢を捨てる生徒もいたが、杉田は秀雄に歌手になる夢を絶対諦めないと言う。その固い決意を聞き、応援するという秀雄。

「中村先生はどう思います?」と聞くみどり先生に、久保先生はまたもや「あれ?」っと思います。もう負けてるって。
秀雄くんの進路の話は夢がかなわなかったときのことを考えてみてください、という今の秀雄らしくない発言。杉田さんも何よっ!って感じに睨んでるし、みどり先生もあれ?って思う。
黒木さんはあっさり退学のことはなかったことにしてくれと言う。
でも杉田さんは絶対自分の夢をあきらめないと言います。「歌手になれなかったとしても、やれるだけのことをやったなら後悔しません!」
「本当にそういうふうに思ってるのですか?それだけの気持ちがあればあなたは自分の夢を追うべきです。」
穏やかな表情で、静かに話す秀雄くん。
「どんな歌を歌いたんですか?」
「聞いてる人たちを吸い込んじゃうような歌を・・・。解りませんよね?」
うううぅー今日の泣きポイント!自分の夢を思い出す秀雄くん。子どものときの教会でのできごと。
「いえ、僕は歌に吸い込まれたことがありますから。」
「必ず歌手になってください。僕のためにも。」泣けるわー。
「え?」
「いえ。応援しています。」
みどり先生は言います。「杉田さんが生物の授業を聞いていたのは大学受験しないからだけじゃなくて、中村先生に感じるところがあったからかもしれませんね。」

<中村先生のこと、好きですよ。>
生徒の進路のことで職員室で語ってしまう秀雄。「将来のことを考えると進路指導していいのかさえ解らない。」
そして自分の友達のこととして、将来のことばかり考えてた男が余命1年と宣告されたという話をする。「将来を考えすぎて今を見失ってはいけないんじゃないでしょうか。」
みどりに好きだとはっきり告白され、ボーっとしてしまう秀雄。でも薬を学校に置き忘れていて、それを麗子が見つけてしまう。

「杉田さんはチャレンジしなかったら後悔します。夢がかなうかどうかより、後悔するかしないかが大切だと思います。」と教頭に報告してると、久保先生がそれは奇麗事じゃないか、夢はかなわなきゃ意味がないと思うけど、と言います。一方的ライバル光線ビシビシ。
友人の話として、将来ばかり考えて人生80年と思って堅実な生き方をしていた男があと1年しか生きられないことを知った、と語る秀雄くん。よくあるパターンやね。コウちゃんも友人の両親が・・・って言ってたし。でも『何でもお見通し』の麗子先生は秀雄が何か変だったと気づきます。

みどり先生との帰り道、「そのお友達は今どうしてますか?」と聞かれて「前向きに生きていますよ。」と答える秀雄くん。
理事長に手紙を渡してくれてお礼中華街に食べに
田岡の件のお礼、とみどり先生を食事に誘う秀雄くん。
帰り道。
「私中村先生のこと好きですよ。誤解しないでくださいね。好きっていう意味。」
「わかってます。仕事がえりの食事はよくて日曜日の映画はダメ。好きっていうのは同僚としてってことですよね。」
「やっぱり誤解してる。こういう意味です。」そしていきなりのちゅーー!大胆なみどりさん!後で花火がバーン!ボーン!ボーゼンの秀雄くん。焦点が合ってない。
ボーっとしてる秀雄くんに帰りますよ!と言うみどりさん、オットコ前(笑)!
Na.「僕はわからない。どうしてこんなことになったのか全く理由が思いつかない。思いつくことと言ったら、満月の夜に何か起きるってことが本当らしいってことだ。」
そして学校では麗子先生が給湯室に置き忘れていた秀雄の薬を見つける。「この薬・・?」知ってるのね。誰か身内にこれ飲んでた人がいて・・・ってことかしら。でもそんない簡単にわかっちゃうのかな。初めて最後に秀雄くんのアップじゃなかったわ。


第4話「教師・失格」 (03/01/28)
<恋の始まりと終わり>
みどりに告白した秀雄。断られるけどとても晴れ晴れとした気持ちになる。みどりは秀雄が変わったことに気づいていた。

「もうフラレタも同然なんですけど、自分の気持ちをちゃんと伝えてなかたので。それって何も始まってないと思って。」きっぱりしてて素敵。
迷惑じゃなけどでも中村先生の気持ちに答えることはできない、との返事。
「みどり先生の気持ちを聞けてよかったです。これでちゃんと終われます。ありがとうございます。」さわやかだー。

朝から目覚め爽快って感じでビデオ日記をつける秀雄くん。「恋を始めることができた。一瞬で終わってしまったけど。これが最後の恋になると思う。でも自分の気持ちを伝えることができて本当に良かったと思う。」
ゴミ捨てを忘れて、あっと部屋に戻るなんてリアルだぁー。
授業もしっかりやるけど、相変わらず生徒は内職三昧。杉田さんにだけ語りかけるように?

<今日やりましょう>
田岡(黄泉がえりの子)が久保に彼女が妊娠したので中絶するのを説得して欲しいと頼んでくる。明日当事者に詳しく聞こうと言う人たちに、「今日話しましょう。」と言う秀雄。
主治医の金田先生は誰か病気を理解してくれる人がいればいいのに、と言う。

今、唯一の理解者である金田先生は病気を理解してくれる人はいないの?と聞いてくれます。
誰にも話してない秀雄。お母さんにも。
生命保険の受取人が母になってるので、「最大の親不孝ものですよね。保険金を母に受け取らせるなんて。」・・・うぅっ、泣けるぅ〜・・・。
「僕は誰かに寄りかかることなく一人で歩んでいくことになる。それが僕の運命だから。」寂しいよぉ・・・。
いつものように台所で薬を飲む秀雄くん。でもいい顔してる

<命に関わる問題なのに>
田岡は、先生は何故説得してくれないのか。僕の将来を考えてくれ、と勝手なことを言うので思わず田岡の胸倉を掴む秀雄。そこに、相手の女生徒が妊娠はウソだったと言いにくる。
秀雄はより具体的な性教育の必要性を提案するが、教師たちには否定されてしまう。
みどりは、自分がこだわっている夫婦のお互いの呼び方について、秀雄が自分と同じ考えだったのに久保が反対の考えをもっていることを知る。

田岡の自己中な言葉を黙って聞いてた秀雄くんん、怒りのボルテージがだんだん上がって行くのがわかります。
そして、「人の命を何だと思ってるんですか!」と胸倉を掴む!
みどりははっきりと秀雄が変わったとみんなに言います。「自分にウソつかないで一生懸命っていうか。変わりましたよ。」
みんなが飲んでるときに残業して性教育に関しての資料を作った秀雄くん。翌日、それを配ってもっと具体的な指導する必要があると提案するけど、かえって関心を高める結果になるとかいろいろいわれて完全否定されます。
「これって命に関わる問題ですよね?!」でも反応悪し。
悲しそうな秀雄くん。
みどりさんだけが「これ夕べ調べたんんですか?」と聞いてくれます。

あとで教頭先生にしつこく性教育のことを頼む秀雄くんだったけど、やっぱりダメ。受験までに時間がないから、って言われるけど、自分に時間がないのに・・・。
前しか見てない秀雄くんは、久保先生がみどりさんに「行こうか。」と一緒に行ってしまったことなんか全然気づかない感じ。そんな秀雄くんが気になりだしたみどりさん。
れいこ先生は秀雄が熱くなってるのは「失恋?仕事に八つ当たりしちゃだめ。」っていうけどそんなんじゃありません。

お母さんに電話するのに、メモをつくって練習をしてる秀雄。切ない・・・。でもやっぱりダメだ、とメモをテーブルに放り出してうつむくのです。
そしてビデオ日記。「2月13日。母さんに言わなきゃいけないことは、なかなか言えない。生徒たちに言いたいことは、言わせてもらえない。時間だけがどんどん過ぎていく。」
どうにかしてあげたい!秀雄くん!


<生徒に怪我をさせた>
田岡の進路指導の時に、妊娠問題のことについて話そうとする秀雄だったが、田岡の身勝手な言葉に「君に医者になる資格なんかありません。」と言う。怒って出て行く田岡を追ったとき、階段で田岡が足を踏み外して落ちて怪我をする。突き落とされたという田岡。

せっかく作った性教育の資料をゴミ箱に捨てようとして捨てられなかった秀雄くん。
同僚3人の雑談で、彼女を正反対のタイプの男にとられたらショックだと言う久保先生。その正反対のタイプは秀雄くんってことよね。
田岡くんって黄泉がえりでは、大人しいいじめられっこだったのに、こっちでは自己中のヤなヤツ。「医者は命をあずかる仕事です。君に医者になることを勧めません。君に医者になる資格なんかありません。」ぱちぱちぱち。でも階段から落ちてしまった田岡。
ワザとじゃなくても怪我をさせたことはまずいし医者失格発言もまずいし、よりによってPTA会長の息子だったなんて。
謝罪の日まで自宅謹慎。元ちゃんと同じ謹慎仲間だわ。やっぱり主役は謹慎しなきゃ(笑)

<謹慎中>
やはり母には何も言えない秀雄。主治医の金田先生は味方になってくれる人が必ず現れると言ってくれるが。

みどりさんが机に携帯忘れてる。いろいろ忘れる人だわ。秀雄くんは田岡くんに手紙を書いていたんだけどうまくかけなかったと言います。
「一度拒絶されたらもうわかってもらえないものなんですかね。」
でもみどりさんは、秀雄くんが一度断ったのにまた気持ち伝えにきたのでびっくりした、と言います。それとこれは違うと秀雄くんはいいますが。
みどりさんは聞きます。「先生は何をそんなに焦ってるんですか。まるで時間に追われてるみたいです。」
「確かにそうかもしれません、僕はもう明日があると思って生きるのはやめたんです。」
「それは先生が死に直面したからですか?」
え??何で?ギクっとする秀雄くん。
「崖から落ちたじゃないですか。あのときから変わったみたいです。」
あー、そうそう。そうだった。ほっ。
みどり先生が読んでなかった本を持ってきてくれて、気づかせてくれた。やるべきことを先伸ばしにすることはやめた。今日できることは今日中にやっておきたいんです。・・・と答える秀雄くん。

電話が鳴って留守電が応答中、出ようとしたらお母さんだったので思わず手をひっこめる秀雄くん。
福引で当たったから電気ストーブいらないかって言うお母さん。「風邪ひかないようにね。食べるもんちゃんと食べてね。」・・・・お母さーん・・・。
風呂あがりの髪からたれたしずくが受話器に落ちて、それを手でぬぐうなんぞちょっと憎い演出だわー。

診察中、おヘソの右横にホクロ発見!
「君が信念を貫いていればいつか君に味方してくれる人が現れるよ。その人はある日突然現れる。その人を逃しちゃダメだ。生涯を通じて味方になってくる。」
って金田先生は預言者か(笑)?!
「誰も味方なんかしてくれませんよ。」それでも帰ったらうがいをするのがまた切なくて。

「洗濯でもするか。」すごく普通な感じがかえって悲しさを感じさせます。
お母さんに言うべきことのメモ見て、「電話でもするか。」って、わざとのように普通に電話してみるけど、話し中。メモを破って捨ててしまう。投げたのにゴミ箱にはいらなくて拾ってまた入れるなんて細かいところがすごく凝ってるわ。
「よかった、話し中で。」淡々とした独り言が余計に胸をしめつけてきます。

<謝罪>
田岡の母親に謝罪する日。教頭に念を押されたが、怪我をさせたことは謝罪したものの、医者失格発言の謝罪はどうしてもできない秀雄。
我慢できずに妊娠騒動のことを話すが、母親が納得するわけはなく。

「医者失格と言ったことは本当に、本当に・・・。」でもウソはつけない秀雄くん。「実はおかあさん。田岡くん妊娠騒動がありまして。」
必死で訴えかけるけど、言いたいことは言わせてもらえず教頭に追い出される結果になってしまいます。最後のあがきで手紙を本人に渡してほしいと頼むけど拒絶されて床に落ちる。
その手紙を拾って出て行く秀雄くん。
みどり先生が「妊娠騒動は事実です。」と言って、久保先生はびっくり。「彼をかばったの?」

<僕は間違ってません!>
怒る教頭だけど、「僕は間違ってなんかいません!」と断固として曲げない秀雄。「間違ってることを間違ってると指導して何がいけないんですか!」
そのまま出て行く秀雄くん、どうなるのかー。そしてみどりは秀雄の味方になってくれるのか?

奥歯をくいしばった横顔が素敵。
反論のところはすばらしわ。「僕は間違ってなんかいません!僕は間違ってません!妊娠騒動の何も解決されてないじゃないですか!中絶したらいいと安易に考えている生徒に間違ってることを間違ってると指導して何がいけないんですか!間違っていることを間違っていると指導することが僕たち教師の務め、大人の務めじゃないんですか!命の大切さを教えることより進学率を上げるの教師が正しいとしたら、僕は教師を続けるつもりはありません!」
席を立って出て行く。ここも泣きポイント!
剛のこの芝居が好きな私。普段と全然ちがうのが好きなのー!
ゴミ箱に捨ててあった田岡宛の手紙をみどりさんが拾ったのでしょう。
秀雄くんがひとり歩くところは、HEROのみんなが歩いていた公園だ。久利生くんのいた場所。
どうしようもない怒りとやるせなさの表情。並木道の真ん中で立ち止まる秀雄くん。

「終わりだぁー。」とひとりで飲んでるところに、久保先生との待ち合わせをふってやってきたみどりさん。
「隣、いいですか?」
顔も上げずに「はいどうぞ。」と言ってからん?と振り向く秀雄くん。
「中村先生多分ここじゃないかなと思って。」
「へぇ。」って微妙な表情がうまい!
「どうしたんですか?」
「中村先生の想いは間違ってないと思います。どうしても今日中に伝えておきたかったので。」・・・。

Na.「みどり先生は僕に味方してくれる一番最初の人だろうか?どうしてみどり先生は隣にいるのか、それはわからないけどわかってることはある。それはみどり先生が砂肝をオーダーすることだ。」
「砂肝2本ください。」
やっぱり。ってくふふふって笑えてよかったね。すごい好きだわーこのシーン!

第3話「封印された恋心」 (03/01/21)
<第2の人生>
「僕に自分で死ぬ権利なんかない。僕は生きる。人生最後の日まで。」
第2の人生を歩き出した秀雄。ビデオ日記を始め、人が変わったように生徒に注意したり、仕事に積極的になったり。同僚が結婚することを聞き、自分には結婚もないと諦めている。

日記をつけるためにビデオを買ってきたんですね。思わず直江先生のメッセージビデオを思い出しちゃった。
「1月27日、今日からビデオ日記を始めることにした。」って言ってなんだっけと、やり直すなんて、すごくよくわかる。「残りの人生を精一杯生きたい。後悔しないように、生きたい・・・。」切ないよ、なんか。
職員室で教頭からうがいの励行の話が出たときに「紅茶でうがいすとるいいとテレビで言ってた。」と発言。みんなちょっとびっくり。「たいしたことなくてすいません。」と言って座ったあとの何ともいえない表情が・・・。
そんな秀雄が気になるみどり先生。

赤井先生が結婚することになって、自分に振られて「僕なんてまだまだ先・・・」と言いかけて、「先」はないのだと気づく。
診察中の秀雄くんの顔がキレイで、もう死んだ人みたい。おなかが見えたのでちょっとドキッとしたり、身づくろいするのがなんかリアルでドキッとしたり。
「僕に結婚はないんだなって。これからだって恋なんてしてる場合じゃないし。有意義に過ごすことに決めたんです。教師としてしっかりやっていこうと。」・・・金田先生が唯一の相談相手だから、とりあえず胸の内を全部打ち明ける。聞いてもらうことで自分で確認してる感じ。でもどこか違うんだな。
化粧してる女生徒に注意したり、「生物の勉強しませんか?」って言ったり、進路指導のために大学の研究したり、それなりに頑張ってみるけど、なんか違うような。
なんか、穏やかすぎ。自分を押さえてる。無理してる。・・・。

<思うようにはなかなかいかず>
放課後職員室に来るよう告げた生徒は来ず、何かあったのか聞いても言うわけないし、医学部を薦めた生徒は志望校を替えるというし。
熱心に仕事に打ち込んでみるけど、何か空しさを感じる秀雄。

医学部の子は「黄泉がえり」ではいじめにあって死んじゃう子だ。
みんなが飲みに行っても秀雄くんは一人残って教室で生物の勉強の意義を説明しようと予行演習。でも「はぁー。ダメだ。自分でも何言ってるかわからない・・・。」そんな簡単に生徒に受け入れられるわけないもんね。それを見ていた理事長さん。秀雄くん的には、しまったぁーって思ってるけど、理事長は優しい目をしてる。いい人なんだぁ、秀雄のこと認めてくれそう。
落ちてたみどり先生の手袋を拾って見つめる顔にキューン・・・・。うるうる・・・・。あー、手袋に顔を埋めてトリップするかと思ったわ。我に返ってそのまま机に置いたのでよかたぁー(笑)。
ビデオ日記は、「1月29日。生徒と積極的に関わろうとしたけどうまくいかなかった。でも仕事を頑張ったっていう充実感がすごくある。」って言いながら複雑な表情。
翌日、「やっぱり忘れてったんだー」って自分の手袋に気づいたみどり先生の声を聞く秀雄くん。顔をあげずに聞いてるのがすごく切ない。

<これでいいのか>
早退した生徒をを追いかけたけど、連れ戻せない。おまけに胃が痛む。恋の病でしょうとれいこ先生に勘違いされる。
欠席した生徒鈴木の家まで行くが無視される秀雄。
みどりの憧れの夫婦像はずっと名前で呼び合える夫婦。

れいこ先生に恋の病だと誤解され、好きな人なんていませんよ、と明るく言う秀雄だけど信じてくれないれいこ先生。こういう人は思い込みが激しいからなぁ。
生徒の家に行く前に、自分の方が年が近いし同じ女性だから一緒に行く、と言うみどり先生にいちいちつっかかる秀雄。ひとりで解決したいのか、焦ってる。
1月31日のビデオ日記は「笑っちゃう1日だった。」といろいろあったこと、楽しいことばかりで日記を終えてしまう。こんなの自分で納得できてるわけはないのだけど・・・。

<そんなんじゃないだろ?>
2月9日、赤井先生の結婚パーティーであいさつを求められ、気持ちのおもむくまましゃべってしまったけど、それは感動的なものになった。みどりは自分の理想の「名前で呼び合える夫婦」と同じことを秀雄が言ったことに驚く。
秀雄の今日の日記は、楽しかったパーティー、綺麗なみどり先生のこと。でもそんなうわべだけの日記にやりきれなくなる。

みどり先生のあまりの可愛さに見とれて、ハッと我にかえる秀雄くん。
おめでとうございます、だけで引っ込もうとした秀雄くんは「らしかった」。でもそのあとのあいさつが今日の泣きポイント!将来の子どもの話から、おじいさんになっても名前で呼び合う夫婦でいてくれたら、と言う秀雄にみどりちゃんびっくり。「そしてどちらかが先に旅立ったとき後悔しないよう、精一杯の愛でお互いを思い合ってください。」は目が真っ赤な秀雄くん。縁起でもないことを言ったにもかかわらず会場がジーンとしてしまいました。実際こんな挨拶されたらかなわんけども、秀雄くんの場合は聞く人を巻き込む力があったんです。
花嫁のブーケはみどりに。これは暗示なのか?
ビデオ日記でみどり先生が綺麗だった、ウエディングドレスを着たらもっと綺麗だろうと言ってしまって、じーっとカメラの自分を見つめた秀雄くん。耐え切れずスイッチを切って机をうりゃっとひっくり返してしまいます。そんなに好きなのね・・・。

<僕はウソをついていた>
心を静めようとして金田先生に話に行く秀雄。
「教師としてできるだけのことをしようと努力しています。僕にとってこれが大切に生きることだから。」
「何故そう思うの?」
「余命が1年だからですよ。僕、間違ってませんよね?」
「君が本当にそう思ってるなら。自分の思ったとおり生きてるなら問題ないじゃない。そうだろ?」
休んでいる鈴木にまた会いに行き、話しているうちに心を開いてくれて学校に戻ってくれるという。その子が言ったことば「先生は間違ってる。恋はこれからいくらでも出来るって言うけどそうじゃない。好きになろうとしてなるもんじゃなくて、好きになっちゃう。恋はしちゃうもんだ。」
その言葉と青空とのおかげで、本当の自分の気持ちに気づいた秀雄はみどり先生に告白する。「好きです。ずっとずっと好きでした。」

金田先生は何もかもお見通し。先生しか話す相手がいないのもかわいそうなんだけど。
鈴木はもう好きだった先生のことなんて整理はついていた感じ。もともと進学校で優秀な生徒ばっかりなんだから、休んだってあっさり戻ってくるんだろうな。
何かに打ち込んで好きな人のことを忘れたことがあるかと聞かれて、いままさにそれの秀雄くんです。
鈴木の「さんきゅ。」って言葉に一瞬すこーし笑った。そして鈴木の「恋はしちゃうもんだ。」ってことばと、足を滑らせて土手にころんで見上げた空の青さと、転んだときの痛さ。
寝転んだまま青空を見上げて、大の字になって「イテェー!」って叫ぶ秀雄くん。そして笑っちゃう。
秀雄くん眉毛の色がえらい薄いよ。

みどり先生を遠くから見て、ボールを頭に当てちゃったりしてるのを見てちょっと微笑んだりしてる秀雄くん。
『僕はウソをついていた。この恋を忘れようとしていたのは余命1年だからじゃない。傷つくのが怖かったからだ。』
みどり先生の前に立って告白。「みどり先生、好きです。ずっとずっと好きでした。」そんな昼間っから、近くに生徒もいる場所で、偉い!ぱちぱちぱち!
『ありのままを伝えよう。それが僕にとって今を生きるということだから。』

ふっとした表情に引き込まれます。どこがどうというのではなくて、剛の身体の全体から感情が溢れ出すんです。
・・・その日記は誰が見ることになるのでしょうか。

第2話「読まなかった本」 (03/01/14)

<自暴自棄>
秀雄は今までの28年間を後悔していた。と同時に、余命1年という事実の前に人生を諦めていた。
デスクを片付けたり、生徒に大学受験で悩むなんてバカらしいと言ったり、教頭に意見したり、貯金をおろして豪遊したり、久保先生にはっきりモノを言ったり。

たまに机を片付けしたら何か出てくるって、あるある。1年前に買ったまま読んでなかった本。あるある!
みどり「自分が何したかわかってるんですか?」「キスですよね。」「はっきり言わないでください。」・・・怒ってるみどり先生。
でも何であんなことしたんですか?って訊くあたり、みどり先生っぽいわ。
秀才でも数学だけできない女の子、志望校のレベルは落としたくないけどあと1年じゃ無理、と言う。「バカじゃないの?」と思わず言っちゃう秀雄くん。
教頭に向ける表情が本当にイイ感じ。「何だその顔は?!」っていう顔(笑)。みんなが聞き耳たててるのがおかしい。
就職して6年で500万円貯めたって、結構頑張ってるねぇ。
夢を見て飛び起きて、時計の音に怯える秀雄くん。小鳥みたいに震えてる。
授業中に胃が痛むのを我慢してる表情がすっごい。手が震えて顔が赤くなって、芝居とは思えない。
昨日のお酒のせいだとみどりに言われて「そうですよね。確かに本当のことなんて言えませんよ。」って言う表情、怖いくらい気持ちが伝わってくる。
100万おろして豪勢にひとりで中華料理。偶然食事してたみどりと父と久保先生の分まで払っちゃう秀雄くん。9万40円で釣りはいらないなんて。
「ムカツク。」と久保先生に言ったのがカッコイイ。相手は戸惑ってただけだけど。
クラブで豪遊。女のコをお持ち帰りしたけど何もしてないのね(笑)。
王冠をずっとかぶったままの秀雄くん。似合って可愛いけど「楽しい」って言う顔はちっとも楽しんでない。

<僕は死ぬ。>
何をしてもやりきれない秀雄は金田医師に楽にしてくれと頼むが拒否され入院を勧められる。
そのまま病院から出て行った秀雄はふらっと入った教会で子ども達の歌声に穏やかな気持ちになり、そして崖から飛び降りる。

「楽にしてください。」って言う無表情さが怖い。
病院を出て歩く姿は儚げで消え入りそう。街頭募金に100万円ぐらい入れたりも。
教会の聖歌隊の歌声を聞き、一緒に歌っておだやかな表情になる。♪「この道ぃは〜いつか来た道ぃ〜」は上手。
そして崖の上に立ち、両手を広げてそのまま風に吹かれて飛んでいきそうな秀雄くん。その姿がすっごく綺麗だわ〜。

<僕は生きる。>
自殺に失敗した秀雄は金田に「自分で死ぬ権利などない。」と言われる。同僚たちには事故だと説明したが、みどりは疑問を抱く。
母に電話して訪ねる秀雄。「僕が生まれたときどう思った?」
『やっと会えたねって。それから、この子のためなら自分の命は捨てられる。そう思ったかな。』
秀雄は決心した。残りの1年を28年よりも長いものにして、生きていこう・・・。

助かってしまった秀雄は金田先生のところにいた。
「僕の命ですよ。どうしようと勝手じゃないですか!」
「君に自分で死ぬ権利なんかない!僕には君の残りの人生を支える義務があるから。」いい先生だわー。こひさん!
お見舞いにぞろぞろとみんなが来るのがリアル。こんな感じで行くのよね。
自殺しようとした友達を止めようとして一緒に落ちたことになってるらしい。
落ちる時に死ぬと思った?と聞かれて、「死ぬつもりでしたよ。」と言うことばにみどり先生は疑問を感じて金田先生に話を聞くけど「事故です。」と否定される。
でもみどりに「中村さんの特別な人?」と先生は聞いちゃった。
ベッドがすごくちっちゃいので頭も足もつかえそうな感じ。
新生児を見てハッとする秀雄くん。新生児室で並んだ赤ちゃんを見てお母さんに電話します。
「僕が生まれたときどう思った?」とたったそれだけ、電話の向こうの母の言葉は何ひとつ聞えないのに、この剛の一人芝居にやられました。
2回見ても泣いちゃッたわ。すごいよ剛!このシーンは周りのスタッフも泣いたってなんかに書いてありました。
みどりが気を利かして持ってきてくれた未読の本を持ったまま金田先生と話すシーンも泣けるわー。
「1年って28年より長いですよね。」
そして生徒にきっぱりと、「受験までの1年やれるだけのことをやってみましょう。」と言う。見てたみどりさん、ちょっと感動。
「僕は生きる。人生最後のその日まで。」・・・・最後の決意の表情もすてきー!
それにしてもあの本のタイトルが知りたいんですけど。

第1話「告知、余命1年」 (03/01/07)
<平凡な生活>
進学校の生物教師、中村秀雄。子どもの頃はテノール歌手になりたいという夢を持っていたが今は平凡な毎日を送っている。事なかれ主義なので、生徒が内職しても咎めない。模試に生物は関係ないから。同僚で理事長の娘のみどりに好意をもちつつも積極的にはなれない。そんなとき健康診断で再検査の必要あり、という通知をもらう。

しょっぱなに出てきた教会はソムリエで出てきた教会だ。佐竹城くんが住んでたところ。赤羽にあるそうです。
秀雄くんの子どもの頃の子役、かわいいし、ちょっと似てる。白い影といい最近の子役には満足、満足。
白衣の剛!新鮮!綺麗なのよ、剛。
ここはえっらい進学校。穏やかで優しい先生だけど、張り合いなくてバカにされてる。でもこんな先生の授業を一生懸命に聞く子もいるわけで、中村先生って良く見りゃいいじゃん!って思ってるコもいるかもしんない。
みどり先生に呼び止められたときの顔がちょっとバラエティの剛が入ってた(笑)。
いい大学に入っていい会社にはいることが将来なんだと言う顔が本当にそう思ってはないような感じ。同じことを言ってもちゃっちゃと言う先生と比べられる秀雄くん。存在感のなさを強調できるんだな、すっごい。オーラ消しの名人なんだからぁ。
傘がうまく開かないところなんて素敵だわー。みどり先生とおどおどして相合傘する秀雄くん。左半身べちょべちょだし(笑)。
おいしい店を知ってる秀雄くん、みどり先生を誘ってみたら意外にOKで、ちょっと嬉しくなりました。
調子にのって日曜日の映画を誘ったけど自分からデートみたいですね、って却下しちゃいました。
秀雄くんのうちは職員住宅かな。壁になーんにも貼ってない殺風景な部屋。
みどり先生との焼鳥のあと財布にはあと千円。「よかったぁ、足りて。」リアルだぁー。
健康診断の要再検査の通知を見て、「めんどくせ。どうせ何ともないのに。」これもリアルだぁー。
そして手を洗ってうがいするのです。すごーく平凡ってことだなぁ。

<余命、1年>
再検査して結果を聞きに行った秀雄は、医師から余命1年と告知を受ける。

告知を受けるときの表情がぁー!切ないぃー!お父さんがさっき死んだと言った真っ白の女の子は天使?これから秀雄くんを連れて行ってしまうのかも。
無表情で顔面蒼白で前方凝視したまま、配られるティッシュを受け取り歩く秀雄くん。それでも家に帰ったらうがいをする。機械的にやることはやってしまうんだ。
新聞の契約を2年にしてしまって「1年にしといたほうが良かったかな。」と言ってしまうのもわかる気がする。
小日向さん、いいわー。

<動揺>
授業も同じ所をやってみたり、カラオケに行っても一人で別の部屋で歌ったり、尋常ではいられない。
「死ぬ」とか「人生長いんだから」とか言う言葉にハッとする。
朝からビールを飲んで無断遅刻したり、みどり先生にフラレタ理由を聞いたり。

森下さんのカラオケ、怖い(笑)。
何かに取り付かれたようにカラオケを歌う秀雄くん。家に帰って賞品でもらったカラオケセットを出し必死の形相で歌う。奥歯を噛みしめて。
お母さんに電話するのを練習してるのが切ない。それでも「でも遅刻だ。」って出かけようとする。でもビールを飲まずにいられない。
みどり先生に頼んでフラレタ(とはいえないと思うけど)理由を聞く。真面目でいい人だけど小さくまとまってる・・・・。
賞味期限切れの卵をじーっと見つめるのが、胸にぎゅうーんと来る。「いつまで悩んでんだ!」そりゃ悩むよ。
チンピラに襲われて、殴られ、爆発する。「お前らみたいなヤツじゃなくて、なんで俺なんだよ!」

<間違いなんじゃないですか?!>
今まで地道に生きてきたのにこんな僕がこんな目にあうはずない。不公平だ!医師に詰め寄る秀雄。
「間違いかもしれないね。でも確かなことがひとつだけある。それは君が今生きているということだ。」

ここはダメだぁー。早くも涙腺がぁ。
「告知は重荷だったのかも。」と看護婦。そう、かつて直江は言いました。石倉夫婦のこと。「あの夫婦は告知したら受け止められない。生きる希望を持って生きていくほうがよい。」・・・・。

<後悔のない人生?>
秀雄が無断欠勤したのは自分がはっきり言ったことが原因かも?とみどりは秀雄を訪ねる。そうではない、と言う秀雄。みどりにいきなりキスをしてこんなこともできるけどあえてしない人生を送ってきたのだと言い放つ。
でも小学校の文集の自分の書いた文字を見た。そこにはこう書かれていた。「僕は幸せな人間になりたいです。幸せな人間とは後悔のない人生を生きている人だと思います。」
「後悔のない人生を・・・。僕は後悔していた。あのころ思い描いた人生を送ってこなかった。28年間も生きてきたのに。」

キスの前の思いつめた顔。
「僕だってやろうと思えばできるんです。」そうそう、二人っきりだったら押し倒すんだもんな(笑)。
卒業文集の自分の文字。
ニックネーム「ヒョロリン」
好きな食べもの「梨カッコ果物」
嫌いな食べ物「なしカッコ何もないという意味」・・・いいわー、これ。こういう子どもいるいる。
特技 「歌」
尊敬する人 「パバロッティ」
将来の夢 「テノール歌手」・・・歌手とか特技が歌とかいうところは今回はあえて突っ込みません(笑)。
どんな人になりたいか 「僕は幸せな人間になりたいです。幸せな人間とは後悔のない人生を生きている人だと思います。」
なまいきな・・・って笑っちゃう秀雄くんだけど、その文字がせまってくる。カップ麺を食べながら泣いてしまう。

そこで♪ちゃーらーらー、ららら、らーらーらーってイントロが来ると思ったわ。2番がなくて中居の声が聞えないのはしかたないとして、アレンジもなしなのね・・・。
それにタイトルバックにちょっと金かかってないぞぉって感じだけど。時間がなくて間に合わなかったんじゃないのかしら。やっぱりタイトルバックはTBSだねー・・・(笑)。

剛、すっごいわ。思ったとおり。役者草g剛です!


03/01/07 インタビュー<文化芸能部>
Q.どんなお正月でしたか?
「寝正月でした。お餅を8つ食べました。伊豆の知人の別荘に行ってお雑煮を食べてすぐ帰りました。」・・・泊まってないのかな。
Q.それは誰の別荘?
「月曜から金曜まで、お昼の番組で、いいともって・・・タモリさんです(笑)。」
Q.タモリさんが正月を伊豆で過ごしたということが伊豆新聞に載ってたそうで。
「タモリさんは伊豆の餅まきに参加されるんですけど、いつもタモリさんちに行ってるとテレビで言うと、伊豆の方が『何で草gくんは餅まきにこないんだ!』って言われると困るので、あんまりテレビでは言いたくないんですが。だからこのコメントは使ってください。」
Q.役作りは?
「僕自身がすごく健康なので、はかない、というか死んでしまうのかというような雰囲気を出すのが大変で、少し痩せたほうがいいかなと思って撮影入る前に2キロくらい落としました。」
んまー!それ以上やせてどうするよぉ(笑)!
「命がかかわっていることなので中途半端にはできないなと思いまして、のめりこんでやっております。」
Q.告知されたいかされたくないか?
「ドラマが始まる前は告知されたくないと思っていたんですが、今はしてもらったほうがいいかなというか、そういう気持ちになりました。」
Q.健康の秘訣は?
ここで謎の笑い・・・ふっふっふっふ(笑)
「何かエッチなことばかり考えています。」ひゃっひゃっひゃっ(笑)!
「ストレスをためないように音楽を聴いたりとか、お風呂の入ったりとか。(お風呂ズキ?)好きですね。冬とか気持ちいいじゃないですか。入浴剤入れたりとか。」
「ジーパンとか好きなんで、ジーパンを見るとか整理したりとか、そういう自分の時間を持つと健康でいられます。」
Q.コレクションの数は?
50本くらいですね。
Q.クロゼットに?
「床に。あまりたたむと、こう折れ線がついちゃうんで。そのまま。」
Q.大変な面積が必要なのでは?
「いや、1本1本床からこう・・(積んである)・・・このくらいの高さ・・・(腰の高さくらいを示す)。」

<めざましテレビ>
お正月は寝正月でちょこっと伊豆に行った。(またタモリさんところだろうと思ったら夕方バラしてました。)
紅白の中島みゆきの話題では、そのときNHKで見てたけど、吾郎ちゃんが普段は止めないドライヤーを止めて見てた。
中島みゆきの連続100位以内のチャートインの話題では、「人生あきらめちゃいけな、と。ミキティーもそうじゃないですか。」と一度落ちたモー娘。に入ることになった藤本美貴のことも言ってました。


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