ガリレオ


第4章 (07/11/05) 慎吾スペシャルゲスト

★殺人者、田上くん
いきなり慎吾(顔は見えないけど)登場。豪邸の前に立ち、手袋をぐっとはめる。夜のプールでひとり泳いでいる女子大生を・・・。ニヤっと不敵に笑う慎吾。こういうのがいいのだよぉー。
四谷工科大学大学院生の田上しょういちは、自分の大学に講演に来ていた湯川先生に声をかけます。
田上の卒論はすばらしかったので、湯川先生もそれを読んでいて田上を知っていました。難しいタイトル、よく言えました。
「一度君と話したいと思っていた。」と天才物理学者に言われて喜ぶ田上。

★紳士な田上くん
殺人事件の被害者はこの大学の学生だったので聞き込みに来ていた内海刑事が、捜査のために田上の研究室へ。
メガネで白衣の田上くん。可愛いわー。
紳士な態度に好感触な内海刑事。
被害者の胸にあったアザ(壊死)の原因を探る内海刑事は、田上が真犯人とは知らずその原因を聞きに行ったのです。
「放射線に被ばく?凍傷?いや、違うな。どっちにしても心臓麻痺には関係ないんじゃないでしょうか。」
手作りのブローチを見つけた内海刑事に、それをあげたりする田上。

★夢を語る田上くん
湯川先生を訪ねていきます。挨拶したときの横顔、奥歯をかみしめてあごの骨がぎりぎりって動く感じがまた素敵。
小難しい話と、将来の夢。
海外に行きたい、実績に見合った報酬を受け取りたい。そこでおさえとけばよかったのに。
「軍事産業なんかいいな。戦争は永遠になくならないから、絶対に食いっぱぐれないし。」そう言う田上は、形がいびつにせよ夢を語ってる目をしています。
「誰も想像しないような兵器を考えるなんて、絶対おもしろいですよ。巨大ハリケーンとか、地震を起こす兵器とか。小さい国だったらそれだけで終わりですよ。」
湯川先生の視線に気づき、言いすぎた、と反省の田上。
「すいません、子供のころ僕アニメおたくだったんですよ。」
結果には原因がある、と言う湯川先生。
「話しに乗ってくれるなんて嬉しいな。」と、言いながら視線をはずす田上。複雑な表情、やっぱりうまいわ!
湯川先生はもうこのときに、田上が犯人では?と感じたんですね。コロンボみたいに。

★探りを入れる田上くん
内海刑事は、他殺説を田上に話して意見を求めます。湯川先生が他殺説を言いだしたと知って、ちょっと焦る田上。
様子を探りに湯川先生に会いに来ます。学食で食事しながらお話。警察の捜査に協力してるんですか?おもしろそう・・・。そしてあえて挑戦状を。
「超能力者がいて念力で誰かの心臓を止めたとします。これって殺人になりますか?絶対証明できないですよね。つまり完全犯罪。」
「僕は超能力なんか信じない。もしそういう犯罪が起こったら、僕は必ずトリックをあばきだす。」
「結果には必ず原因がある。」
「そう、そしてその二つを結びつける合理的な理由がある。」
「僕は信じますよ。超能力を。」目をちょっと見開いて、薄く笑う。「ひょっとしたら、僕が超能力者だったりして。」明るく笑うけど・・・。

湯川先生は学生を使って殺人兵器研究所というキューバのサイトを発見。それは田上のサイト?
自分の研究室に帰ってパソコンを立ち上げそのサイトにログイン。メールか掲示板で質問されています。「あなたは何人ですか?」と。少しいらだちコーヒーを飲む田上。

★次の計画をたてる田上くん
内海刑事は、またまた田上のところにやってきて、ご丁寧に捜査状況を話します。他にも同じ死に方をしたひとがいるので連続殺人事件に発展するかもしれない。
写真まで見せてもらった田上。湯川先生は悩んでると聞いて、ちょっとホッとしたのも束の間。
この事件を追ってるのは自分だけ、でも湯川先生が殺人だというから絶対犯人をつかまえる、と言う内海の言葉に、田上は頭の中で次の殺人計画を立てたのです。
内海刑事にホテルの宿泊券をプレゼント。「遊びに行っちゃおかなー。冗談ですよ!」遊びに来て、来てー!って感じ。

★湯川先生に勝利する田上くん
ホテルに向かう田上くんのりりしいこと。
湯川先生から電話が。「君と話がしたい。今夜食事でもどうだ?」
「残念ですが、今日は人と会う予定があるんです。」
「・・・殺したのは、君だろ?」アップが素敵ー!一瞬固まった表情。「研究データが欲しかったのか?それとも成果を実証したかったのか?科学者なら何をしても許されるわけじゃないんだぞ。」
「僕が誰を殺したって?」バックショットで、首を傾ける。ゾクゾクします。「いったい何の根拠があってそんなことを。」
笑う田上。「どうしたんですか?湯川先生。あぁ、きっと何か難問を抱えて頭が混乱しちゃってるんですね。先生も意外と普通の人なんですね。
今日はもうゆっくり休んだほうがいいですよ。その解けない問題は諦めて。失礼します。」電話を切って笑いながら歩いていく。
対決は完全慎吾の勝利!だって、存在感がまるで違うもんなー。

★大サービスの田上くん
なんとぉー!出血大大大サービス!ここで慎吾のヌードが見れるとは!じゅるじゅるぅーーー!
濡れたお顔の美しいこと!
一人で食事してる内海刑事のところに現われて一緒に食事をする田上くん。優しい悪魔の顔ですね。
一方、湯川先生は田上が作ったというブローチを見て、殺人の方法を思いつきました。
湯川先生からのトリックを解明したとの電話を受けた内海刑事。だけど、捜査は明日から、と電話を切ってしまいます。
その間に内海刑事のグラスに薬を入れた田上。
この電話で、湯川先生は、客の呼び出しをするベルボーイがチリンチリンと鳴らすベルの音を聴いて、ちょっと前の田上と電話したときも同じベルの音がしたから同じところにいる、とわかったというわけですね。
ちょっと無理があるけど、ま、いいや。
そしてふらつく内海を部屋までエスコートする田上。紳士的に別れて去っていく。かわいく手を振っちゃって。あらぁ残念、部屋に入っていただくのが普通ですのに(笑)。
廊下を歩くスローモーション、カッコええわー。
風呂に入ったまま寝てしまった内海刑事を襲った人は、飛び込んできた刑事につかまりました。が、田上ではなかった!

★敗北した田上くん
無表情でエスカレーターを下りていく田上。玄関を出ようとして、ふと何かに気付き振り返ると。ロビーにいた湯川先生がおもむろに立ってくる。
バーのカウンターで2人で飲んでいます。
「内海くんは無事だったよ。彼女の部屋にいた男はいずれしゃべるだろう、君に金で雇われたことを。」
「それ何の話ですか。」
才能をあんなことに使って残念だ、と言われて田上は言います。
「バカげたこと?世の中善と悪は常に表裏一体ですよ。優秀なハッカーはネットの世界じゃ一流企業からヘッドハンティングされる。それに軍事産業で働らく天才たちは、自分の仕事をバカげたことだとは思っていません。一人殺せば犯罪者だけど、10万人殺す兵器を考えれば英雄なんですよ。湯川先生がモラルに縛られるなんて、がっかりですね。」
「モラル?僕は科学者なら研究テーマに対して誠実に取り組むべきだと言っているんだ。」
超音波の殺人ツールを使えば胸に壊死ができることを軽く見たのが敗因だと、言われる田上。
ビールをコゴクンと飲みほす。
「あれは、失敗作だ。」
顔色が変わる田上。
「失敗作?」
「君のことを雇おうと考える軍事産業の関係者はいないね。」
憤りを必死でこらえるように語る田上。
「あなたが、絶賛した僕の卒論、あれを書いてた頃から考えてたんだ!5年かけて作りあげた。これから改良を加えれば・・・」
「君にはできない。」
ぐぐぐぐ・・・。
「あんなものに5年もかけてるようじゃ、な。」
奥歯がギリギリ・・・。視線は湯川先生を凝視したまま。
湯川先生はお札を出してテーブルに置きます。「ここは僕のおごりだ。」
立ち上がって胸ポケットから、折った紙数枚を取り出して、テーブルに置き、「僕ならアザも残さない。」と去っていきます。
その紙をさっととり広げて食い入るように見る田上。
ははっと小さく笑って、「あの人はやっぱり、天才だ・・・。」震えながらつぶやくのでした。敗北の瞬間・・・。紙を持つ手にギューッと力が入る・・・。

☆こんな慎吾を見たかったのだよー!忍者でもなく、サルでもなく、ママでもない慎吾を。次のドラマはこういうのでお願いします!
それにしても、こう言っちゃなんだけど、本当に慎吾の圧勝でした。存在感がまるで・・・。


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