九十九龍介(科警研・脳科学者) 木村拓哉 由里和音(九十九の助手) 綾瀬はるか
林田虎之助(警視庁・捜査一課) 水嶋ヒロ 丹原朋実(警視庁・捜査一課) 香川照之
佐々美春(科警研・法科学部長 大地真央 難波丈太郎(科警研・生物学) トータス松本
夏目光男(科警研・科学) 田中裕二 船木淳平(科警研・画像分析) 平泉成
神田純一(科警研・:音声分析) 設楽統 瀬田逸平(科警研・所長) 小林克也
プロデューサー  石丸彰彦、伊與田英徳     脚本  蒔田光治
演出 福澤克雄、平川雄一朗、山室大輔
09/07/11 LastEpisode
終幕〜さらば愛しの変人脳科学者!!最後の脳トレは笑顔活用法


★つくもくんは本当はものすごく悔しいんです
意識が戻らないりんだくん。転んだ警官仲間を助けて逃げ遅れたのでした。
丹「逃げ足だけは速かったのになぁ」
最終回に来て活躍できないヒロくん、残念ですねぇ。入院しなくちゃいけないなんて。
つ「じゃあ僕お買いもの行ってきます」
咎められてもしょうがありません。
つ「ここでりんだくんのことを見てても仕方ないじゃないですか」そうですそうです。

科警研でみんな集まっているところにはつくもくんはいません。
佐々部長に訊かれても知らない和音ちゃん。
そしたら、携帯を買ったつくもくんが掃除のねえちゃんに使い方を教わりながら歩いてきました。
みんないきり立ってるけど、もう何もしないことが一番だというつくもくん。調べれば調べるほど犯人の罠にひっかかりに行ってるのですから。
和音ちゃんは「少しは責任感じないんですか?九十九さんがもう少し早く気付いていたら」って、それは言いがかり。
そんなこと言うならつくもくんだって「僕は気付いてましたよ。あと10秒電話が早くつながってたらりんだくんだって助かってたかもしれませんよ」
なんて言いますとも。大人じゃないですから、子どものケンカみたいになってます。

相沢さんのFMRI検査は想像通りで、犯人の顔は知ってるけども、重要なことは何も知りませんでした。
丹原さんは、爆発の直前にりんだくんが尾崎の息子のことを言いかけたことが気になるので、尾崎の息子に会いに行く、と言います。
丹「先生番号教えてくれよ」
つ「え?」
丹「携帯買っただろ?」
つ「なんで知ってるんですか?」
丹「カンだ。先生そうする気がしてな。だってそうだろう、先生がもし携帯を持ってたらさ、もう少し早くオレに連絡ができてさ、林田はあんな爆発に巻き込まれないで一緒にここにいてこうやって・・・って何やってんだよっ!」
つくもくんは自分の番号を丹原さんのシャツの背中に書き込んでいたのです。やることが突拍子もないですから。
つ「や、メモがなかったから」
丹「何やって・・口で言えよ!口で!」
つ「口で言って覚えられるんですか?そんなことより、その尾崎さんの息子のDNA、取ってきてください。こんなことはこりごりなんです」
憂い顔のつくもくん。

つくもくんは、ひとりりんだくんの様子を見に行き、また悔しさがこみ上げてくるようで。
武井さんからもらった飴に向かって言います。「ご存じないかもしれませんが、僕は非常に礼儀正しい人間なんです。もらいっぱなしっていうのも失礼な話だと思うんで、このお礼はきちんとさせていただきます」
なので。楽しみに。待っててください♪」

★つくもくん、徐々に核心へ
尾崎議員処刑まであと20時間。
りんだくんの代わりに丹原さんの相棒になった子が可愛いわ。
その子が尾崎の息子のヒゲそりからDNAをきっちり取ってきました。
つくもくんが難波さんに尾崎の息子のDNAを調べてください、と渡します。
難「調べないのが最善の策じゃなかったのか」
つ「僕が言いたかったのは、犯人が残してったものを調べると騙されやすいって言いたかったんです。それ以外のものは調べるに決まってるじゃないですか。何のためにいるんですか、あなた」
何を、コノヤロー!掴みかかる難波さん。難波さんを怒らすのが趣味なのね、つくもくんは。
つ「そうやってる間にも48時間は迫ってるんですからね。早めに調べてください」本当に気に障る言い方だこと(笑)。
出て行きながら、まだおちょくるつくもくん「ゴムの手袋はめてくださぁーい、指紋に気をつけて♪」
怒り心頭の難波さんは、大内さんを殴っちゃった。
振り返ってびっくりのつくもくんでした。

りんだくん、意識を回復。
尾崎の息子が川島組のビルを見てたというりんだくんの話を聞く丹原さんとつくもくん。
丹「武井か」
行こうとする二人に「僕も行きます」って起き上がろうとするけど、直すのがお前の仕事だと丹原さんに言われ、つくもくんは、りんだくんの折れた足にチョップ!チョップ!
痛がるりんだくんを見て、また大笑いのつくもくん。
二人が出ていってから、あたふたするりんだくん、隣のベッドの人の車いすを借りて廊下に出るけど、当然二人の姿はなく。
でも、川瀬副長官の意識が戻ったというSPたちが無線で話す声を聴きます。

尾崎の息子のDNAが犯人の残した×印のDNAと一致したという連絡があり、つくもくんはやったぁ!とウキウキ。
尾崎の息子の事情聴取。つくもくんが一番気になることでしたが、尾崎の手はどこにも怪我はしてませんでした。
科警研で、難波さんと話すつくもくん、丹原さん。
医療用手袋をして指を切って描いたと思われるバツ。でも怪我はしてなかった、アリバイも成立。
つ「じゃあ、違う人間なのにDNAは一緒っていうの、ありですか?
難「ある」あまりにもあっさり。
つ「え?」
難「可能性はふたつ」一卵性双生児の場合と、骨髄移植を受けた場合。骨髄移植の場合、血液だけが移植を受けた相手のDNAとなり、毛髪などほかのDNAは元の本人のままだと。
つ「それですよ!だから犯人は血液だけを残していったんです。指紋も毛髪も出てきてませんよね。そこには細心の注意を払ってるんですよ」
尾崎は、犯人になる可能性があるのに、移植したことがあるということを言わなかった。なぜか?
つ「絶対に言えない事情があるんじゃないでしょうか」

その頃、りんだくんは川瀬副長官に直談判。SPに抑えられてもりんだくん、必死の訴え。「警察が守るべきものは警察なんですか!!」
ドナーになったことはない、という尾崎。
北里という男に骨髄を提供した、という情報が入ってきます。あっさり尾崎を釈放する丹原さん。
つ「え?何があったんですか?」
丹「意識が戻った川瀬副長官の口を割らせた。林田の大手柄だ」軽くウインクする丹原さん、カッコイイー!
さて、あとは見つけるだけなんですが。
つ「あと1回動いてくれたら一発なんですけどねぇ」
丹「もうこりごりじゃなかったのか。俺はもうこりごりだぞ、こんなの。先生」
つ「だからこそ、です。じゃあ」
またチューしそうな勢いでした。

武井さんが尾崎をじっと見つめるのを目撃するつくもくん。
17年前にDNAが決め手となって殺人事件で有罪になった北里。その事件を調べなおす科警研。
雨の中、路地にあるゴミ箱のふたの上に黄色い飴を置いて去る武井さん。その飴をお箸で取って、自分の口から青い飴をぷっとそこに出して、待ち伏せするつくもくん。
でも、なんとおまぬけなつくもくんは、傘の柄をツボ押し代わりにして背中をぎゅーっと押して「イテテテテテ・・・」なんて言うから、そこに近づいてきていた北里さんがその声を聞き、警戒して飴を見ただけで去っていきました。
それでよかったのか、どうだったのか。

★つくもくん、あと一歩
警察と科警研のテレビ会議。
17年前の事件は、DNAの鑑定ミス。北里は無実だった。再三再審請求をしていたにも関わらず、白血病を患った北里は、骨髄移植をしてから黙って服役。でも息子を信じていた両親が自殺した。
尾崎ら、この事件を担当していた関係者たちは、骨髄が一致した尾崎の息子から骨髄移植をするのを条件に北里を黙らせた。真犯人でないことに気付いていたから・・・。
北里のアパートから今日博物館での講演のチラシがあり、講演者・津田は当時の事件の担当裁判官。北里はそこに現れるに違いない。
ガッと動く警察。
武井さんは、飴で連絡したのに北里が動くのが予想外で、ガッと捜査本部壁を蹴り、つくもくんは、自分が武井さんの連絡用飴を交換したことで、犯人が動くということを確信して「キタ!キタ!キター!」と大喜び。
つくもくんも僕らも北里さんに会いに行きましょう!と皆に言います。
つ「幸いなことにまだ死んだ人は出てないんですよ!今僕らにできることは彼を本当の人殺ししないことなんです!違いますか?それだけがたった一つ僕らができる償いなんじゃないですか」
その時すでに津田は拉致された後。
15分後に10か所にしかけた爆弾が爆発すると犯人からの連絡があり、ホールの演台の下には爆弾が。
かけつけたつくもくんたち。無人の広い会場を見渡して考えるつくもくん。
でもこの爆弾はニセモノなんじゃないかと言います。15分間でお客さんを外に避難させる混雑にまぎれて津田さんを外に連れ出す作戦だと。
つ「ということは、犯人はまだこの建物の中にいますね。完全に封鎖して・・・」ドカン!廊下爆発が!
廊下の鉢植えが爆発して、騒然となっていました。
こうなったら客を避難させるしかありません。
丹「すまんな、先生。けが人を出すわけにはいかねぇんだ。たとえ犯人の罠だとしても、こうするしかないんだ」
つ「そうですかぁ。じゃあ僕たちも非難しましょうか」
和「さっきニセモノって」
つくもくんの言い分は。
犯人は考えてるかもしれません。警察もいい加減誘導に気づくはず、としたら、爆弾をしかけてみようかなって。だって実際ビルもトンネルも爆発してるんです。
そりゃそうだ。
つ「ということで、僕は失礼しますけど、君は?」
和「ここで解除します」
つ「そうですか・・・」と言うと、ふっと和音ちゃんを抱き締めます。あら?って周りは面喰い。
和音ちゃんもびっくりしてつくもくんを突き飛ばします。
和「何してるんですか!何考えてるんですか!バカじゃないんですか!外人さんじゃあるまいし!」何もそこまで・・・(笑)
つ「だって、これが最後になるかもしれないじゃないですか!じゃまた」不満そうな顔のつくもくんでした。

★つくもくんは一人で乗り込むのだ
外では走って逃げる人たちの流れの中央にじっと立ってるつくもくん。
そうしていると、怪しい二人の男が、爆弾だー!と叫びながら流れに逆らって進んでいくのを見つけてしまいました。
あー!いた♪って感じで「きゃぁーーー!!きゃぁーー!」って自分の叫びながらそいつらの後を追います。単独行動はダメなのにー。

爆弾はあと3分で爆発。解除してる和音ちゃん。夏目さんはどうしたの?そこにあちこちで見つけられた爆弾が集められてきます。
もう無理。全員外に避難します。
袋に入れられた津田らしき人が運ばれて行き、爆弾は爆発せず。
つくもくんはどこに?
津田さんが見つかった。じゃあさらわれたのは?

北里のところに運んでこられた津田を入れた袋。
北里が「私のことを覚えてますか?津田さん」と袋を開けると、うわっ、はぁーっーーと出てきたのはつくもくん。
つ「やっと会えましたね。僕科警研で脳科学を研究してるつくもといいます。漢数字で九十九と書いてつくもと言います」
唖然とする北里。
津田の証言で、つくもくんが連れて行かれたことがわかりました。
大内「何考えてるんだ九十九は!」
神田「津田さんの身代わりになろうとしたのかなぁ、つくもちゃん」
丹「いや、アイツはそんな男じゃないっ!」

つ「びっくりしてますねぇ。そりゃそうですよね。あっはっはっはっは(笑)!」
変な男が現れてびっくりの北里。銃をつきつけるけど、手を上げてしゃべり続けるつくもくん。
今までは警察と科警研が一緒になって最善の方法を取ってきたけど、それが思うつぼだったので、バラバラになってみた、と。
そしたら逃げて行かない怪しい男二人を見つけてつけて、そして津田さんを見つけて入れ替わっといた、と。
なんかそれもおまぬけなんですけどね。人質を入れ替わらせるようなおまぬけ。

丹原さんはつくもくんが書いた番号を思い出し、自分で見ようとぐるぐる。「何?何!犬みたい」
お前がかけりゃいいんだよ!と大内さんに携帯を渡し、かけると。
ちょうどつくもくんは胸から携帯を取り上げられている最中。プチっと切られ、電源も切られて打つ手なし?
でも、難波さんが気付きます。犯人はNシステムをかいくぐっているから、博物館からNシステムに引っかからないルートを探せばいいと。
そして、潜伏場所をある範囲まで特定します。

和音ちゃんは、つくもくんに抱きしめられた時、これで最後と言われたのが、こういう意味だったとどうして気付かなかったんだろうと後悔しますが、ふと腰を下ろしたとき、自分の携帯がないことに気付きます。
あっ!
和「丹原さん!」

つくもくんは、後ろ手に縛られたまま北里に向かってしゃべり続けています。
つ「飴を連絡用に使ってませんでしたか?赤は危険、計画中止。黄色は注意、計画変更。青は安全、計画続行。違いますか?感心してるんです、すごいなって。だって食べちゃえばDNAも何も残りませんからね。あなたのアイディアなんですか?それとも、武井さん・・・」
くっくっくっと笑う北里。
つ「そうやって笑ったんですか。はじめて僕に会った時、笑いましたよね」
つ「北里さん、微笑みには2種類あるんです」
一つは、脳の前頭葉の心に関係した部分が顔面の筋肉を微妙に動かして自然な微笑みを作りだすこと。
二つ目は、運動中枢が無理やり笑えと命令する場合。これはぎこちない笑いになってしまう。
つ「二度と自然に笑えなくなりますよ。人を殺したら」
戦争に行ってた人が言ってました。一人殺したら魂が一つ死ぬ。一人殺したら自分の心が死ぬってことです。当然笑えなくなります。
科学の始まりは直観です、それに証明を積み重ねていくだけなんです。
まだ人を殺してはいないのですから、もうやめましょう。
・・・せっかく説得してるつくもくんなのに、拉致されてる尾崎議員が「そうだ、ご両親がお前の無実を信じてた」などとチャチャを入れるもんだから、どの口がゆうてるんやって感じ。
北里さん、お怒りはごもっとも。
つくもくんも、「ちょっと黙っててもらえませんか」

あなたの復讐の目的は殺すことでしたか?誰かに誘導されてるんじゃないですか?その誰かにとってあなたはトカゲのしっぽじゃないんですか?
あなたの味方はその銃を持つ手を震わせているあなたの脳の中だけなんです。
・・・銃を下ろす北里、そして自分のこめかみに銃を当てる!
つくもくんは後ろ手に縛られたまま体当たり!スローモーション。
「やめろーー!!撃つんじゃない!!やめろーー!」という感じだけどセリフの音声なし。
そこに雄叫び丹原さんが飛び込んで来てセーフ!
倒れた北里に覆いかぶさり、つくもくんが北里の腕の上に乗り、そしてワンセグの画面を見せる丹原さん。画面では警察と科警研がお詫び会見をしていました。
つ「17年前の真犯人も」
丹「必ずつきとめる!」
北「そんなことー!」
つ「できます!真犯人の皮膚片は残ってますし、他の証拠物件からも何かわかるはずです。今度は科学があなたの味方をしてくれるはずです」

和音ちゃんの携帯はブーツの中に入れてあったつくもくん。
で、電話がかかってきて、そのままにしてあったということですかね、それで居場所がわかるってことですかね。
和「一人でこんなことしてどれだけ心配したと思ってるんですか!」
つ「すいません」
和「で?」
つ「で??」
和「今後の予定を教えてください!アメリカには行くんですか!?」

★つくもくんはアメリカへ
つくもくんの脳はよくなってきてると主治医は言うけど、そしたら、異常な発達した部分が普通に戻っちゃうんじゃないですかね。
アメリカに行くのは賛成だと主治医も言ってくれました。
科警研の人たちは、荷造りしたつくもくんの段ボールからアグネスラムの写真集を捜し出ります。「餞別だ、餞別」?

つくもくんがすり替えた連絡用の飴からは指紋は検出できませんでしたが、武井さんに会いにいくつくもくん。
線路のガード下で歩く武井さんに声をかけます。
つ「武井さん♪」手で双眼鏡ポーズ。ニヤッとして振り返る武井さん。
武「お元気でしたか?」
つくもくんはひらひらっと手を振って胸から小さなビニールに入った黄色い飴を取り出して見せます。
つ「これ何だと思います?」
武「飴にしか見えませんね」
つ「これ調べたら警察内通者のだーれかさんの指紋が出てくるんじゃないでしょうかね」
武「6月29日。あの晩雨でした。雨で流されてなければいいんですけど」
つ「どうして6月29日の話なんかするんですか」
武「たまたまです」
つ「ずいぶんお勉強されてるんですね。いっそ科警研にいらっしゃったらどうですか」
武「脳科学担当の方がいなくなるらしいですから、考えてみますか」
つ「あぁ♪いいですね。いいですねー♪それ。そしたらきっとわかりますよ、科学は日々進化してるってことが。17年前にわからなかったことが今では分かるようになってきたわけです。僕は科学捜査の本場アメリカに行くんですけど、どうしようかな、これ。持ってっちゃおかなー」
ビニールのチャックを開けて武井さんの目の前で挑発するつくもくん。「食べちゃうんだったら今のうちですよ」
そんひっかけに武井さんが乗るわけないじゃないです。
つ「はっはっはっはっ(笑)!じゃ、また」くるんとうしろを向いて楽しそうに去っていくつくもくん。
武「さようなら・・・」
カッコイイなー武井さん。すごいわー、木村さんを圧倒してますもん。

警察のいつもの吹き抜け。松葉杖のりんだくん復活。
つ「おぉーっほっほっほっ、蘇ったロボコップ(笑)」
北里はやはり協力者の名前も顔も知らず、飴とメールのみで連絡を取っていた、と。
今回のお偉方の人たちも、1話の土井も、悪いやつら。そういうヤツラを非合法にやっつけようとしてるのか武井さんは。
つくもくんは黄色い飴を丹原さんに渡し、「これあずかっといてください。絶対食べちゃダメですよ。なくさないください」
丹「おい、これ何だ?先生ちゃんと説明してくれよ!」
つ「僕たちの宿題です」
そして二人に敬礼して去って行きます。

和音ちゃんは、出発っていつなんですか?とつくもくんに聞きますが、つくもくんは言いたくないみたい。
つ「脳科学勉強するんですよね。じゃあ・・と和音ちゃんにあげるためにいろいろ出してきます。
いろいろ思い出しながらうるうるしてくる和音ちゃん。
和「すいませんでした。私助手になれなかったですよね。最後までサルのまんまでした。脳科学も、九十九さんのことも何もわかりませんでした」
つ「でも僕はわかってました。君が必ず探し出してくれると。僕が君の携帯を盗んだことも絶対に気づくって」」
顔の間、3センチに接近。
つ「1%も疑いませんでした」
つ「あなたは、最高の助手です。由里和音さん」
涙がポロポロこぼれる和音ちゃん。「うまく笑えませんっ。九十九さんのせいですよ」
ニヤッと笑うつくもくん、目が、目が・・・・。うるうるうる。
和「私、進化しますから。だから、いつか。だから・・・いつか・・・」
つくもくん、こらえたか。
つ「もし、進化できたと思ったら・・・」和音ちゃんの耳元でささやくつくもくん。「アメリカに・・・」って口は動いたけど、そのあと「来てよ」かな、と思ったのですが。
(「アメリカに来てください」って言いましたって木村拓哉さんはおっしゃっておりましたね(笑)。)
和音ちゃん、笑顔で「はい」
つ「笑った顔がいいって言われてましたけど、泣いた顔のほうがいいんじゃないですか?」それって、泣いたら、容姿的に不自由ってことですか(笑)。
バナナを一緒に食べます。口いっぱいに頬張る和音ちゃん。おちょぼ口で食べてにっこりのつくもくん。

機上の人になったつくもくん。アグネスラムの顔はすべて和音ちゃんの顔に貼り替えられてました。すごいことするな、科警研。
和音ちゃんは脳科学を勉強するために大学院を受ける準備。
りんだくんは、笑い方も、相手に顔を接近する話しかたもつくもくんそっくりになっています。丹原さんに怒られないのかしら。
科警研の人たちはみんな元の生活に戻っておりますが、微妙にみんなに影響を与えておりました。
つくもくんもだんだんアグネスラムにとってかわった和音ちゃんの顔に慣れてきて、「ありかも」と。
そこにハイジャック犯出現。

成田にお見送りに行ってたのは丹原さんだけらしく、成田発11時何分、なんとかって便名を言ってたら、なんとハイジャック発生のニュースが。
ハイジャック犯は身体に爆弾を巻きつけて、スイッチを掲げてホンモノだぞー!押すぞー!とわめいていまいたが、その視線は右上に。
つくもくんがサッと犯人の覆面を取って、スイッチを取り上げちゃいました。
あらら、慎吾ちゃーん。
犯人「ホンモノだぞぉーーー!!」でも右上に視線が。
つ「ぎゃっはっはっはっ(笑)!僕九十九龍介といいます。漢数字で九十九と書いてつくもです」
力いっぱいのウインク含みの笑顔で笑って、スイッチ押しちゃいました!えいっ♪



09/07/04 Episode7
最終章〜変人脳科学者VS最強左脳男!!脳内に時限爆弾


★つくもくん、笑われる
つくもくんがアメリカに行っちゃうの?と気になう和音ちゃんを狙う銃口が。上川さんだー。
つくもくんを見るとうまく笑顔が作れない和音ちゃん。
笑い顔が変だとつくもくんに指摘されます。変な笑い顔に「かわいい、かわいい」ってつくもくん。でもとんでもない顔になってる和音ちゃん。
笑顔についてのレクチャーです。
敵に向かって牙をむき出しにしたけど、相手が敵でないとわかると、牙を引っ込める間がないので微笑んじゃう、ってこと。
和音猿のアニメがかわいくて♪
自然な頬笑みって難しいんですって。顔の筋肉を50ぐらい動かさないといけないって。
結局和音ちゃんは何も言えないまま、集合がかかってしまいました。

科警研が表彰されることになり、明日は副長官が来て表彰式が行われると。ついては、和音ちゃんが花束を渡す役に任命されました。
つくもくんの後で、手鏡を見ながら笑顔の練習をずっとしていた和音ちゃん、またぎこちない笑顔に。
つ「この顔でいいんですか?」
佐々「・・・いいででしょう」(笑)
変顔の連続で、女優さんもたいへんだわー。

科警研は千葉市美浜区の神田外語大学のキャンパスだそうですが、上空からの映像で見るととてもよくわかります。
向こうのほうに、、幕張の海、その手前に千葉マリンスタジアム、幕張メッセ。残念ながら行ったことはないけど、ライブのゲネプロはここでやったりするんですよねー。と想いを馳せてみる・・・。

表彰式は屋上のお庭で。おもしろい建物だなー。
こんな時も丹原さんとりんだくんが担当なんですね。何でもやるのね。

副長官にズカズカと寄ってって自己紹介するつくもくん、押さえられております。
「え?いけないんですか?タイミング違いました?」素敵。
そして花束贈呈。変な笑顔の和音ちゃんなめで銃弾が!

丹原さんが近くのビルの空いている窓から狙っている銃口を見つけます。あそこだ!
ん?とつくもくんは思って別のビルに気づきます。
和音ちゃんに「びっくり中申し訳ないんですけどりんだくんに連絡とってもらえますか」
ということで第2産業ビルっていうビルも封鎖してもらいました。警察も素直につくもくんの言うことをきいてくれるようになったのね。
封鎖はうまくいったけど、銃を入れたギターケースをそれと知らず持ってでてきたミュージシャンを捕まえてるすきに真犯人は悠々と出て行ってしまったようです。
つくもくんの背後を通るとき、鼻で笑って。
悪寒を感じたつくもくん。
「今笑われたような気がするんですけど」
白いシャツのそいつを見かけたのになんでそのまま出て行かせたのか不思議ですが。

★つくもくんは挑戦されたのです
警察と科警研のオンラインテレビ会議。
つくもくんは笑われたことがめちゃめちゃ悔しいらしいです。
難波さんが現場に残された×印のハンカチについて説明します。これは血で描かれたものだと。
つ「え?これ血で描かれたものなんですか?」
難「やっぱりそこ引っかかったか」あー、やっぱりーという難波さん、つくもくんのひっかかることを予想してたなんて素敵じゃないですか(笑)。
つ「や、これ誰の血なんですか」
難「まだ、わからん、まだわからん!」
つ「だとしたらこれ結構な血の量ですよね」
難「まあな」
つ「血でペケ。血のペケっていったいどういう・・・あぁ〜そうか、そういう意味でペケだったんた」
和「え?」
つ「これは僕たちに対する挑戦状じゃないでしょうか!このハンカチはこういう風に言いたいんじゃないでしょうか。さあこれが手掛かりだ!科警研、捕まられるもんだったら捕まえてみろって」
難「アホか、お前」
つ「や、アホだと思われてるのは僕らのほうですよ」
だって、警察と科警研の目の前で副長官を撃ち殺そうとして、そして罠を仕掛け、そして・・・。
熱いつくもくんに、なんかあったのかと夏目さんもいぶかしげ。
つ「その上あいつは僕鼻で笑ったんです!」手のひらをげんこつでバンと叩くつくもくん。
丹「また犯人見たのかよ」
つ「捕まえられなかった僕らに対してダメダメだって、そういうふうに言ってるんですよ!」悔しくてたまらないつくもくん。
佐々部長「個人的感情に左右されているきらいはありますが、概ね同意します」
ん?片眉上げるつくもくん。
警察も「我々も同意します」
みなさんの賛同を得てますねー。
つくもくんの興味はすでにハンカチに移っています。「Wait、Wait、ほらほら、このホンモノってあるんですよね?どこにあるんですか」
佐々「つくもさん!つくもさん?あなたは今回犯人の脳になってください」
つ「は?」
佐々「犯人は愉快犯の素質がうかがえます。愉快犯の嗜好を的確に理解できるのは、愉快犯にもっとも近い頭脳の持ち主だと考えます」
つ「え?僕が脳?」
ちょっと考えて、OKマークのつくもくん。よっしゃって。
警察もおぉー!って感じで散会。りんだくんは椅子を丹原さんの分まで直して、「椅子はそのままでいいんだよっ!」って怒られてました。りんだくん几帳面ねー。

武井さんはいったいどういう風に関係してくるんでしょうか。

★つくもくん、睡眠とれず
現場のビルの監視カメラのカウンターが操作されていて3時間進まされてました。なので、狙撃の起こった1時の映像は、カウンターは4時になってる映像を見なければなりません。
そして画面には鼻で笑ったヤツが。

そして衆議院銀で元警察の尾崎が誘拐されたという連絡が。
そこにも、血で×が描かれたハンカチ。
壁には「過去に犯した罪により尾崎を48時間後に処刑する」と大きく書かれていました。
犯人の指紋は残ってないのか、と難波さんに質問するつくもくん。
指紋は被害者と奥さんのみだと聞き、「本当ですか?」とつくもくんがしつこいので、和音ちゃんに唇をつままれて引っ張られていきました。
ずーっと口をふさがれてるつくもくん。OKマーク出しても和音ちゃんは解放してくれず、佐々部長の指令が終わるまでずーっとふさがれておりました。

尾崎の息子は右上に視線を泳がせていました。気になる丹原さん。

ハンカチには指紋がないことを目の前で見せられて、信用するしかないつくもくん。だけど、絶対おかしいと。
この血を追っていくと全然関係ない出口に導かれるのではないかと。
というわけで、その辺を調べておいてくださいと帰ろうとします。
つ「僕は健康上の理由で1日9時間以上寝ないといけないのでこれで帰らせていただきます」
そんなー!と言う和音ちゃん。
「人間の脳っていうのは寝てる間に情報を整理するんです。今回僕の任務は脳ですから、寝ることも仕事なんです」ってムサシを連れて帰途に。
『前にもこんなことあったよねー♪』って。1話の金庫の指紋。そこに行ってないのに、そこにある金庫に指紋があった、あの事件。

そこで、Nシステムの岩淵さんに「不審車両が分かった」と声をかけられ、見に行きました。不審車両は都内に大量に設置してあるカメラをかいくぐってたった1か所しか映ってない、と。
もしかしたら警察内部の内通者がいるのかも。
つ「じゃ、僕内通者に会ってきます」
9時間睡眠がとれなくなるよー。

武井さんは、丹原さんに「時には解決しない事件もあるんじゃないですか」
そこの不意に現れたつくもくん。「本当にそうでしょうか。僕こないだは逃げられちゃったと思ってますから」
武井「科警研はたいへんなんじゃないですか。甘いものが足りないんじゃないですか。参考にさせてもらってますよ、あなたが教えてくれたこと」
キャンディーを握らされたつくもくん。やっぱり武井は怪しいぞぉー。

なんで、喫茶室のねえちゃんと掃除のねえちゃんが、残業に付き合うのかしら、。非現実的。寝てるねえちゃんは、邪魔です。

武井さんは路地の台の上に青いキャンディーを置き、それを上川さんが拾いました。手に包帯ぐるぐる巻き。

横断歩道の真ん中で赤いキャンディーをかざすつくもくん。
「いやな予感がしますねー」

★つくもくん、一歩遅く
ハンカチの×は、手術用の手袋をして指の腹を切って×を描いた。「血を残したいのに指紋を残したくないんですよね。この犯人は」
トンネル開通式で爆発。衆議院議員で元検事の菊池を48時間後に処刑すると書かれていて、×は残っているけど、誘拐されたのは相沢という派遣社員。
つ「間違う?」
また引っかかるつくもくん。
つ「犯人は、意図的に間違った人をさらったんじゃないでしょうか」
佐々「何のためにですか!」
警察をイメージを悪くする・・・考えるつくもくん。「警察の代わりに一般市民が犠牲になる、これ嫌じゃないですか?」そりゃ嫌でしょう。
みんなが散ったあと、じーっと写真を見て「間違えないですよね・・・」

さらわれた相沢の声で「菊池さん、罪を告白してくれないとあなたの代わりに処刑されます。助けてください」というテープが届き、菊池に詰め寄る丹原さん。
でもあくまでやましいことはないとい言い張る菊池。
丹「お三方が関わった事件のリストです。こちらでしらみつぶしに調べることもできますが」
菊「そういうことが本当にできると思ってるのか」
いやねー、圧力って。

相沢の声のテープから神田さんが分析すると、50メートル四方の広い部屋で発電所が近くにあること。
送られてきた封筒に断熱材の材料が付着していたので、断熱材を作る工場であったこと。
そこから、候補が3つ上がります。
その時不審車両が通ったと情報が。その先にあるビルはひとつ。
丹原さんとりんだくんが出て行こうとしたとき、つくもくんが声をかけました。
つ「丹原さん、気をつけてください」本気の本気の言葉に、丹原さんも「任しとけ」。本気の顔でした。

テーブル型のコンピューターを立ち上げて、画面を見つめ、そして手鏡を取り、じーっと自分の顔を見てるつくもくん。
つ「この犯人の脳って・・・・。やっぱり僕たちも向かいましょう」
和「え?行くんですか?」
つ「どうしても気になることがあるんです」

工場の現場で人質救出作戦の警察。りんだくんは丹原さんに「さっき尾崎さんの息子が・・・」と言いかけます。
でも「それって大事なことか。人質救出が先だ」
尾崎の息子が前に武井さんが出入りしていたビルに行ったことを言おうとしたのでしたが、却下。
人質はひとり置き去りにされ、犯人と尾崎さんがどこかに向かった、と。そして縛られていたところに指で書いたと思われる「ヒノ市、谷川ビル」の文字。
そこに向かう丹原さんが出て行ったときに、つくもくんたちも現場到着。
一人残っていた鑑識の人に、相沢が解放され、尾崎は別のビルにつれて行かれたらしいと聞いて変だと思うつくもくん。
「相沢さんってどうやって解放されたんですか?」
エレベーターで一人で下りてきた、と。
「えぇ?」
そのエレベーターのボタンの指紋を調べます。
和「何がそんなに気になってるんですか?」
つ「一度見つかった不審車両がまたビンゴのタイミングで見つかるっておかしいと思いませんか。それにあの送られてきたテープもそうです」
要求を伝えるものではなく、あえて調べさせてここに連れてくるのが目的。
和「私たちは誘導されてるってことですか」
つ「その通りです。犯人の嗜好の特徴は誘導なんですよ。最初のライフルからずっとそうなんです」

日野市のビルに向かった警察。
エレベーターの指紋ははっきりと一つだけ。やっと解放されて逃げる人質が落ち着いてボタンを1回押すだけってのはおかしい。「普通焦って何回も押しませんか?」
そして、船木さんから電話。監視カメラを細工した人はわからないけど、警備会社の社員データの中に相沢と同じ顔の男がいた、と。
相沢は犯人の仲間。
あー、丹原さんたちが危ない!
つ「丹原さんに連絡してください」
和「え?」
つ「丹原さんに連絡しろー!!」怒鳴るつくもくん。
胸ポケットで鳴る携帯が気になりつつも、人質がいると思われるビル内の小屋に向かう丹原さんたち。
イライラのつくもくん。
りんだくん、こんなの苦手なのに、先頭で突入の体勢。深呼吸。
そして、突入の指示を出す丹原さん。
丹原さんがそこで電話を取った瞬間、りんだくん突入。
つ「丹原さん、すぐにそこから戻ってください。そのビルにはきっと」
丹「きっと?」
りんだくんの声「逃げろーー!!」
丹「?」
爆発音!
つ「丹原さん!!」

つくもくん、頭をかきむしり「あぁーーーーー!!!」
遅かった・・・。
りんだくんの運命は?



09/06/27 Episode6
変人脳科学者VS悲劇の多重人格トリック!!脳トレは嘘発見器!?


★つくもくんがリーダーに?

秋吉かなこが多重人格だとしたら、「たいへんなことになるかもしれない!」といきなり素っ頓狂な声で叫ぶつくもくん。
多重人格ということは行動パダーンが読めませんから。第2第3の犠牲者が出る・・。
島根で同じ拳銃を使った殺人があり、現場から秋吉かなこのDNDが出てきた。そして、秋吉かなこはその被害者青山に15年間監禁されていたらしい、という報告が。
監禁されていたと思われる部屋には、俊介という人の『かなこを助ける』という書き込みが。
それって多重人格だから!と言おうとする和音ちゃんの口をふさぐつくもくん。

そしてモニターには秋吉かなこの現在の複願アニメと声が流れます。
つ「!信じられないことに!この人僕会いましたよ」
丹「どこで見たんだよっ!?」
つ「ほら、東京タワーのすぐ近くのお寿司屋さんで、ほら」
そうそう、梅寿司だっけ!
林「信じられないことに、僕も見ました!」
つ「はぁ?」
丹「いつだよ!どこで見たんだよ!お前が!」
林「松下百合子の事務所の前で」
丹「なんでその時気がつかなかったんだよ!」
ってその時は綺麗な人って思っただけですもんね。
綺麗な人?!って噛みつくつくもくん。「容姿的にはかなり不自由な人ですよ!」(笑)
そんながやがややっているつくもくんと刑事二人をほっといて、佐々部長は、浪越さんに聞きます。「秋吉かなこの人物像とその行動予想はどうなっていますか?」
浪越さん、いきなり。「リーダーは九十九さんでお願いします!」
「「「「えぇ?」」」」」
九十九さんなら適任だと言う浪越さん。つくもくん、まんざらでもなく、そんなそんなって嬉しそうだけど、みんなには総否定されています。
和「リーダーが九十九さんなんてありえません!」
夏「勘弁してよ」
難波「考え直せ、お前。この世で最も迷惑なのは、無能な上司やない。自分はできると思ってる無能な上司や!」
つ「ダメですよ、難波さん、そんなこと言っちゃぁ!丹原さんも佐々さんもがんばってるでしょ、一生懸命。何言ってんですか」
つくもくん、すごい(笑)。
丹原さんも佐々部長も、言い返せず奥歯がギシギシ言ってます(笑)。
つくもくんは、騒々しい中で一人悦に行って「新しいニューリーダーの九十九龍介です。漢数字で九十九と書いて、まあ、そこはいいでしょう」
「この容疑者、秋吉かなこさんは、多重人格の・・・」
でも、背後では全員散っていました。浪越さんと和音ちゃん以外は。

青山は秋吉かなこに携帯で呼び出されたらしい、とか捜査会議中ですが、ハブにされてるつくもくん。
和音ちゃんが「俊介という共犯がいたんです。だからつくもさん抜きで会議をしてるんです!分かりましたか!?」
つ「わかりました。僕が一人で捕まえなきゃいけないってことですね」
和音ちゃん、ため息。
浪越さんがまた天井の上からのぞいています。「あのー、僕もやっぱり多重人格だと・・・」
ほら、やっぱり味方はいました。

★つくもくん、島根へ
リーダーとしての能力を問われた丹原さん、警視庁で張り切って大声で指示出しまくり。
りんだくんは、拳銃がキライみたい。
つくもくんから、島根の青山の家に行きたいって電話があったのを、これ幸いに、丹原さんに言います。「困りましたよ、つくもさんが行きたいって・・・」
丹「いいよ、行ってこいよ」ただ、秋吉かな子は銃を持って島根にいるかもしれないけど。りんだくんピンチ。
でも、浪越さんも含めて4人で島根に。
15年間監禁されてたということを実感しに、島根に行く、と言うつくもくん。駅のホームで切符を嬉しそうに持って、るんるんスキップして行ってしまいました。
『出雲』という列車に乗ったとき、その別の出口から秋吉かなこが降りて来たのでした。
出雲まで折り返し運転なん?ま、いいけども(笑)
接近遭遇なのに、気付かない科警研&警察でした。一度街で会っただけで顔を覚えてるような綺麗な人なのに。

秋吉かなこは自分の想像アニメの指名手配ポスターを見つけ、バッグに拳銃を見つけ、なんでこんなものが?ってことでゴミ箱に捨てました。

島根県雲南市。ロケ行ったん??
すごい地下室があり。ここに15年間閉じ込められた?
真っ暗な地下室、テレビが1台。血のついたベッド、ゴミだらけ、簡易トイレ、悪臭・・・。
監禁してた青山ってどういう人?トイレの汚物は処分してやってたってこと?お風呂とか一度も入らせず?それで、虐待?15年間も?
ここんとことが、すごい事件なのに、なぜに薄いんだろう?
つくもくんは、ここで実験をすることにしました。
隙を見て男たちだけで外に出て入口にふたをして、和音ちゃんを閉じ込める作戦。
和音ちゃんは中で叫んでいますが、ハッチの上にドラム缶やら灯油缶やらをズンズン置いていきます。不安なりんだくん。
でもつくもくんはきっぱり。「今彼女にしかできない仕事をしてるんです」(笑)
ここから出たかなこは何を見たかったんだろう・・・外に出るとどこまでも青い空が続いていました・・・。

刑事たちは、東京で、かなこが捨てた携帯と拳銃を見つけます。

おそばやさんで食事中の男たち。
浪越さんは刑事でプロファイリングをやっていて失敗したんですって。
「仕事を途中で放り出すような人の意見は誰も聞いてませんから」なんてひどいことを言うつくもくんですが、「これからは自由なんですよ。誰も聞いてないですから」という言葉は浪越さんを元気づけることになったようです。
食事して戻ってきて、地下室の入り口のハッチを開けようとしたら、ガン!と開いて、中から和音ちゃんがすごい形相で出てきました。
「がぉーーーー!!!」怪獣、和音!「つくもぉ、またやりやがったなぁー!!」
鉄パイプでつくもくんを追い回す和音ちゃん。本気だぁー!

地下室に戻って考えると、やはり俊介はかなこと同一人物だと、浪越さん。次から次へと分析結果を述べているので、つくもくんは、うんうん、と満足そうに聞いています。
臭いので、ずーっとハンカチを鼻に当てたままですが。
かなこが次に狙う人物は?で行き詰まった浪越さんに、ヒントを与えるべくテレビをつけるつくもくん。
そうだ!テレビだ!外の世界とつながるものはテレビだけ。松下百合子は、議員なのでテレビで見つけたのでしょう。次に狙うのもテレビで情報を得られた人物。
つ「りんだくぅん、報告したほうがいいんじゃないですか?」

丹原さんに電話すると、拳銃が捨てられてた、と。
つくもくんから、アドバイス。「おそらくそれを捨てのは俊介じゃない別の人格です。それに拳銃が1丁って誰が決めたんですか?」
俄然活気づいてニュースを調べる捜査本部。そして、見つけたのは、4日前のニュース。かなこちゃん誘拐事件から15年経って情報集めで街頭に立ってる松下百合子と同級生の坂口。
今日が同窓会だという情報をキャッチして、会場に走る警察。
そしてそこにはすでに一人殺されており、あと数人はみんな足のみ撃たれていた。かなこ、すっごい腕なんだな。
テーブルの下に隠れていたのは、さっきまでの殺人鬼ではない、別の人格のかなこ。

★つくもくん、いためつけられる
精神鑑定の結果「かい離性同一性人格障害、多重人格と判断されました」
俊介と、ショウコと、かなこ。
取り調べの映像を流してそれぞれの説明を丹原さんがしてくれたけど、主人格のかなこの映像のところで、ん?って何かに気づくつくもくん。
そして、難波さんも何かに気づき、そして、つくもくんが同じリアクションをしたのをチェックしてました。
最後に「あの!」と手をあげるつくもくん。
丹「なんですか?」
つ「あのぉー」
丹「はい」
つ「何でもありません・・・」
難波さんも、何か言いたげだけど、つくもくんは席を立ちます。
丹「なんか気になることがあったら聞いてくれ・・」
無視して歩いて行くつくもくん。
丹「言いかけたら言ってくれよぉ、先生!ちょっとよぉ!」いつもと違うつくもくんが異常に気になる丹原さん。
丹「あ、おぃ!先生・・・」

何かひっかかってるのは、難波さんも一緒。気になるのか?と聞いてきます。
つ「秋吉かな子さんのこれからは天国か地獄ですよね。多重人格か、そうでないかで」
実はりんだくんもひっかかっていました。
最初の事件現場の外で見た彼女は、この3人の人格のどれでもないんです。一瞬見ただけだけど。
この3つの人格は全部芝居で、自分の見たのが本当の彼女のような・・・。って気のせいですよね?と自信のないりんだくんだけど。
その手をしっかりつかんだつくもくん。「秋吉かなこさんに会わせてもらっていいですか?」
喜ぶりんだくん。

FMRIで秋吉かなこを診るつくもくん。
丹「多重人格って言い出したのはどこのどなたでしたっけ?」
つ「今でもそう思ってますよ」
丹「じゃ何のためにこんなことやるんですか。精神鑑定で出たんですよ?」
つ「多重人格じゃないっていう可能性を消すためです」

病室でかなこに話をするつくもくん。これから治療して、俊介とショウコの人格をあなたに統合していきます、と言うと。
かな子から突然俊介に変化するかなこ。突然暴れ出し、つくもくんを足蹴にし、首を絞めるのだー!すっげー。仲間由紀恵。
木村拓哉を足蹴にしたぞぉ!

その後はずっと俊介のままのかなこ。

つくもくんの研究室に集まっている刑事たち。丹原さんったら、つくもくんの椅子を占領して、「FMRIの結果はどうだったんですか」って、すっかりつくもくんのお友達みたいになってます。
丹原さんを椅子からどかそうとぐるんぐるん回すつくもくん。「あ、じゃ、どいてもらっていいですか、ねぇ」
丹「なんで回すんだよ!イテテ」ぶつぶつ言ってる丹原さん。「あー、目、回った」(笑)
記憶をつかさどる海馬の機能が多少低下してるだけで、多重人格かどうかはそれだけではわからない。
説明するつくもくんの隣で、丹原さんったら、3Dの脳の映像を映しだすテーブルの映像を触ってみようとして、和音ちゃんにピシっと手を叩かれてました。
丹原さん、つくもくんに懐いてきてるんだもんね(笑)。
結局は、今の段階では解離性同一性人格障害かどうかははっきりしない、ということです。
そこに船木さんが呼びにきました。ちょっと来ていただけませんか。
何でしょう。行くと難波さんがかなこの映像を見直して、発見したんです。つくもくんも、え?って思ったシーン。
秋吉かなこは、かなこの人格の時に、カメラに視線を合わせたのです。かなこはカメラの位置は知らないはずだったのに。
ちょっと怖いよぉ。でもそんなのいくらでも言い逃れできそうだけどなぁ。
難波「批判を覚悟で言えば、俺は精神鑑定を科学とは認めてない。推理ごっこは大嫌いだ。でもこんなもんで人が騙されるのが気に入らん。被害者の遺族だって納得できんはずや。違うか?」
つ「探してみます。白黒つけかたを」ニヤリ。
かなこの3D映像を繰り返し繰り返し見ながら考えるつくもくん。
大型テレビのハイビジョン映像で見るつくもくんのアップ。ドキドキするわ。髪をくしゃくしゃってすると、髪質まで感じます。うー、触りたい〜。
毛穴もきちんと見えるし、ハイビジョンに挑戦するかのごとくのアップであります!
つるんとした綺麗なお顔ではなく、人間を感じます。

★つくもくん、俊介に挑戦する
俊介さんに会いにきたつくもくん。見せたいものがあります、と俊介を連れていったのは、赤のマークの隔離病棟へのドアと青のマークの一般病棟へのドアが並んだ場所。
俊介に言います。「あなたがいなくならければ、かなこさんは一般病棟へはいけない。かなこさんのために、あなたができることは自分自信を殺すことじゃないですか?」
焚きつけることに成功。また俊介に蹴っ飛ばされ、首を絞められて、つくもくん、やられっぱなし。
ゴホゴホ言うつくもくんから俊介は引きはがされて連行されて行きました。
眠ってるかなこが目を覚ますと眼の前につくもくんが。
「おはようございます♪」さっきやられたのに、偉いねぇ、つくもくん。
外の空気を吸いにいきませんか、と10分後に一般病棟で待ち合わせすることにしました。
たぶん和音ちゃんをトイレの色でだましたように、色を変えておくのでしょう。っていうか、さっき色を変えておいたんでしょうね。

一般病棟に行くと、丹原さんが待っていました。
手をあげてスキップするつくもくん。本当に仲良しになっちゃたね。
丹「本当のところ、先生はどっちだと思ってるんだ?」
つ「まだわかりません。だからこんな残酷なことをやっているんです」

青いマークの扉を開けて走りだしたかなこ。
丹「本当は来てほしくないんじゃないか?」
つ「丹原さん、どんなにつらい真実より、隠されるよりマシなんですよね」
眼をつぶると、足音が聞こえる。
階段の上に現れたかなこ。「つくもさん!」
手をあげてにっこりするつくもくん。かなこは、丹原さんがいるので不審顔。
つ「丹原さんという刑事さんです」
か「俊介って人が出てきて暴れるかもしれないから?」
つ「いえいえ、俊介さんなんて人はもう二度と出てきません、というより、そんな人は最初からいなかったんでしょうね。なぜなら、あなたは多重人格じゃなかったからです」
か「え?」
解説のため、赤と青の扉の前に戻る一行。
青いマークのついた扉の文字をよく読むと「隔離病棟」と書いてありました。
騙された、と気付いたかなこ。かなこが文字のとおり来るなら隔離病棟に来るはず。一般病棟は青だと知っていたのは、俊介だったのです。

「人間の脳は色で判断してしまう傾向があるんです。青い扉は一般病棟につながっていると知っていたため、色で判断したんです。これはわざと俊介くんに与えておいた先入観なんです。」
「なぜでしょう?答えはひとつです。あなたは多重人格を演じていただけ。だからです」
でもね、そんなこと、主人格が知らない間に勝手に脳にインプットされることだってあるでしょう、そういってごまかせないのかな。

走り出すかなこ。え?と思ったけど、すぐ立ち止まる。「いつ気付いたんですか?」
「あなたが監視カメラをちらっと見たときからです。でも最後まで確証はありませんでした。あなたがあのホールに来るまでは」
りんだくん動揺中。「どうしてこんなことを?あなたはただ逃げ出していればよかったじゃないですか。どうして殺さなければいけなかったんですか」
か「最初はそのつもりだった。でも15年ぶりに見る空はすごく青くて綺麗で、こんなものを奪ったあの人たちをやっぱり許せないと思った。私やっぱりどっかおかしいんでしょうか。だったら嬉しいな。本当はもっとずっと狂ってしまいたかったから」
両手を前に差し出すかなこ。「どうぞ。閉じ込められるのは慣れてますから」
そんなかなこを見ながら、つくもくんは自分で自分の震える手をグッと握って押さえ付けていました。それを心配そうに見てる和音ちゃん。
つくもくんは、なんで震えてるの?

連行されるとき、空を見上げるかなこ。貝の最後の房江さんの顔だったわ・・・。
それにしても、なんとなく腑に落ちません。この15年のことを考えると。やっぱりありえんでしょう。かなこっておかしいに決まってるじゃないですか。常識だとか、何もないですよ、きっと。

★つくもくんを待つのは最後の事件なのか?
歩きながらバナナを食べてるつくもくんに、話す和音ちゃん。
和「つくもさんは秋吉かなこさんに似てますね」
つ「や、僕は、容姿的にあんなに不自由してませんよっ」
和「そっくりですよ。芝居ばっかりして、人をだまして。本当の自分を隠してる」
たぶん、そんなつもりはないんでしょうけどね。
つ「じゃあ今度は浪越さんの助手でもやりますか」
和「なりません!私は脳科学をやります。ちゃんと勉強します」
つ「そうですか」・・・ちょっと嬉しいつくもくん。

所長と内緒話のつくもくん。
つ「アメリカ?」
所長は、つくもくんが前に向こうで書いた論文が評価されている、と。「君さえ良ければって話なんだが」
つ「アメリカですか・・・」
所長「考えといてください」
和音ちゃんはそれを立ち聞きです。主人公は海外へというワンパターンで終わるのか。
そして次の事件には、武井さん復活。敵なのか味方なのか?
ゲストは上川さん。




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