催 さいみん  

LastCase(00/09/17)
倉沢が告白する。
「幼い由夏を虐待し続けたのが本当の私。母親に虐待場面を見られ、とっさに殺してしまい、私の存在も含めすべて由夏の記憶を消した。紫の蝶事件は・・・。」
蒼井さんが大変だという連絡で嵯峨が駆けつけると一希が待っていた。「由夏も私と同じ憎しみでできた人間でした。」由夏を探しに出る嵯峨。その背後から一希が襲いかかる。嵯峨の首に紐をかけ締める。「紫の蝶は私よ。あなたが忘れているいやな記憶を思い出しなさい!蝶が嫌いなの?」そのことばにハッとする嵯峨。看護婦がかけつけて間一髪で助かる嵯峨。一希は正気に返る。催眠だ・・・。
首を絞められる嵯峨さん・・・。すてき。

由夏が倉沢の病室へ。「久しぶりねお父さん。最愛の娘に殺される気分はどうだった?少しはお母さんの気持ちがわかった?」と近づく。宏美が制するがお姉さんはだまっててと宏美の首を押さえつけ耳もとでつぶやく。やめろ!と叫ぶ父にとどめをさしてあげると首に手をかけているところへ、嵯峨がやってくる。由夏を倉沢から引き剥がすと、由夏は逃げていった。

由夏を追って屋上へ行く嵯峨。屋上に出るドアに手をかけると、その手を誰かにつかまれる!1年前の忌まわしい記憶がよみがえる!
が振り切って、由夏を助けようと屋上に出る。由夏は泣いていた。私は二重人格なのか?この期に及んでまだわからないと言う嵯峨。「もうひとりの私が私の中に入りこんでくるみたいで怖い。あなたは怖くないの?1年前に被害者を失ったこの場所に来て・・・・・良く平気ね。」と嵯峨の腿を刺す!「君は誰だ?」
もうひとりの由夏が現れた!
あなたが知っている由夏は操り人形。顔のない男への復讐のためにあなたが必要だった。顔のない男の記憶を取り戻すために・・・。1年前の事件であなたを見つけた。懐かしかったー。
ん?懐かしかった?
多重人格だったなんて。それでOKなの?狩辺先生に言われてもあれほど違う!って断言してた嵯峨先生だったのに、結局映画と一緒なの?それに、もう暴露しちゃていいの?ちょっと早すぎない?まだまだ隠された真実があるんでようねきっと!

地面に倒れた嵯峨は由夏にじわじわと追いつめられる。告白する由夏の隠れていた人格。
紫の蝶は私。男はみんな獣だから私を抱いた男はみんな殺してやった。あなたは私の期待に応えて記憶を取り戻そうとしてくれた。1年前女を失ったこの場所であなたは死ぬ・・・・・。「紫の蝶を思い出しなさい。蝶がきらいなの?」この言葉を聞くと力が抜けてしまう嵯峨。せまる由夏の顔が10数年前の女の子の顔にだぶる。気が遠のく嵯峨。
そこにお姉ちゃああん!と呼ぶタツヤの声。由夏の人格が戻ってきて、「逃げて!!」と叫ぶ。これ以上私に近づくと今度こそあなたを殺しちゃう!去っていく由夏。
一希はなぜにじーっと見てるのか。やめさそうとしないのはなぜ?
包帯を巻く嵯峨先生の足!ああ吾郎様太もも!すね毛もたっぷり見れました。珍しい物をありがとうございました(笑)!


このままでは人格崩壊してしまう!と言う嵯峨に外山刑事は「あんたのその甘さが事件を大きくしたのがわからないのか!」と怒る。何も返せない嵯峨。

倉沢と話す嵯峨。「もうひとつの由夏の人格をあなたが作り出した。ずっと催眠を信じていたのに。黙ってないでなんとか言えよ!」
「自分のしてきたことはいいわけはできないが、記憶を消すこと自体は人を救うことがある。あなたが今いるのも私が記憶を消したからです。あなたは中学生の時カウンセリングを受けに来ましたね。記憶を消すことで救われたんです。」
俺は由夏に何をしたんだ。街を歩く嵯峨。泣き叫ぶ女の子の声で思い出す。13歳の嵯峨と10歳の由夏。河原での約束。「僕が助けてあげるよ。」地面に膝を付く嵯峨。

由夏の部屋で、飾っていた蝶の標本の飛び立とうとしていた蝶がひとつ消えていた。あの美術館だ。飛び出す嵯峨に外山刑事は尋ねる。「先生、死んじゃだめだよ。」
最後まで心底では嵯峨を信じてた刑事だ。

すべて思い出した嵯峨は優しい顔になっている。一緒にご飯を食べようと言う大家さんの娘にOKし、わがままを言うタツヤを叱る一希をあたたかく見つめる。そして、朝比奈宏美が言う「私も見えちゃった。」
いったいなにを?まだ何かある!
一希のタツヤへのビンタはかなりすごかった。ちょっとびっくり。

三岸見術館で話す由夏ともうひとりの由夏。もうやめて一緒に死のうと言う由夏と、あんたを消してから倉沢と嵯峨を殺してやるというもうひとりの由夏。由夏は自分に催眠をかけて心中しようとしたが・・・。残ったのはどっちの人格か。
嵯峨が美術館に来て、由夏を見つけた。

宏美は倉沢に聞く。どうしてあんな告白をしたのか、嵯峨先生を呼び戻してわざわざ由夏の担当にしたのはなぜか。弱い人間だから楽にして欲しかったと言う倉沢。そして、宏美は・・・。

嵯峨は、子どもの頃、待ち合わせの場所に行くのを躊躇して、一足先に由夏の父が来て由夏を連れていってしまった。助けてやると言ったのに嘘をつき、由夏を裏切ったのだ。すまなかった、今度こそ君を救いたい。という嵯峨。
由夏は言う。「もう無駄よ。あなたが好きな由夏は完全に消した。あの女は自分に催眠をかけて私と心中しようとしたの。『蝶の絵を見たら死ぬ』ってね。だから消してやった。次はあなたの番よ。」
でも由夏の記憶はひとつだけ間違っていたのだ。
宏美はお父さんに包丁を向け、それをかばってお母さんが前に飛び出た。由夏がお母さんを刺したのだ。由夏をあんなにしたのも、倉沢が記憶を消したのも、みんな私のせいと言う宏美。
それでも復讐はやめないという由夏。「それなら君は俺を殺せ。俺は君を殺す。」
お互いに首に手をかける二人。「心臓の鼓動が遅くなる」と暗示をかける由夏。嵯峨はひとことだけ、「愛している」と。一瞬止まり、美術館の方に去っていく由夏。追いかける嵯峨を駆け付けた警察が押さえようとするが振り切って追いかける嵯峨。楽しかった北海道の旅行がよみがえる。
追いついて見回すと、蝶の絵はみあたらなかた。由夏を抱きしめる嵯峨。が、嵯峨の死角にあった絵が由夏の背後の鏡に写った。はっとして振り返る嵯峨。由夏は倒れる。「あなたを助けるためにはこうするしかなかった。あなたを恨んだことなんかなかった。ずっと好きだった。私の初恋だった。」
「死んじゃだめだ!私の合図で催眠から覚めます!3,2」と叫ぶ嵯峨。そして息絶える由夏。嵯峨は続ける。「私の合図で催眠から覚めます。3,2,1,」パン!

タツヤは元気になるだろう、一希は普通に生活できるだろう、倉沢は宏美と心を通わせて死んでいき、時計やのおじいさんと孫娘は相変わらずの暮らしだろう。
嵯峨は長い時間、由夏の肩を抱いて、美術館で座っていた。

そして1年後、元気に歩く嵯峨とタツヤの姿があった。

綺麗なドラマでした。この結末は(死んでも)仕方ないと思う。
嵯峨先生は、由夏が解離性人格障害じゃないかと言われても、断じて認めなかったのは、未熟だったこともあるし自分の見る由夏を信じたかったというのもあるのだろう。由夏も好きな人をどうしても救いたくてこういうことになった。最後のことばで嵯峨も救われた。また冬眠に入るんじゃないかと思ったが、1年後元気でいたのでよかったぁー。
でも突っ込みたいところは多々あります。
一希はどうしてもうひとりの由夏の存在を知っていた?施設時代にはすでにそんな部分が見えていたのか?由夏をどうしたかったのか?倉沢の虐待の理由がいまいち不明。宏美は最後は寝てただけ?そもそも本当に心臓の鼓動が遅くなるっていう暗示で人が殺せるの?そんでそんな方法で自分を殺せるの?などなど。
でも、映画のような綺麗な映像で、満足しました。
ラスト、いつまでも由夏を覚まそうとする嵯峨に泣けた。この役は吾郎ちゃんでしかできないなー。他のだれもしっくり来ないです。役者
稲垣吾郎。見せていただきました!

Case10(00/09/10)
夢を見て飛び起きる嵯峨に倉沢教授が重体だという連絡が。倉沢はうわごとで「自分で崖から飛び降りた」と言っていたと聞く。その倉沢の首筋に蝶の形のアザを見つける嵯峨。
何ごともないように明るく出勤してきた朝比奈を警察が待っていた。墓参りのあとのことは何も覚えてなく、気がついたら家にいたと言う朝比奈。

嵯峨は治療をいやがる由夏に、顔のない男のことを思い出せばすべてが解決するかもしれない、もう一度治療を始めようと言う。
きれいな顔に無精髭の嵯峨先生。このミスマッチがちょっとステキ!どこかのおふたりさんみたいに全然似合わない髭はヤだけど、吾郎ちゃんはいい感じだわ。

タツヤは一希と仲良くなり、由夏を無視する態度をとる。まさか一希が催眠を?と疑う由夏。
嵯峨は警察に朝比奈を訪ねる。朝比奈は覚えてはいないが、手に感触が残っている。私がお父さんを突き落としたのかもしれないと言い出す。

嵯峨は倉沢の事故の前日に、朝比奈と会っていた由夏に話を聞いた。朝比奈は白いバラを見るとお母さんの棺を思い出して震えると言っていたと。
由夏はタツヤの様子がおかしいので嵯峨に診てくれるように頼む。嵯峨が診たときはタツヤは平常でいつもの様子だった。その様子をドアの向こうからのぞく一希。こっわー!!
今晩は一緒に寝る約束をした由夏とタツヤ。その夜、何者かが倉沢の呼吸器のスイッチを切るが、一命をとりとめた。
一希は警察に、由夏を倉沢の病室の近くで見たと証言する。嵯峨は一希に本当に見たのか尋ねる。
「君からは彼女に対する憎しみしか感じられない。憎しみからは何も生まれない。」と言うが、一希は憎しみが人間を作っているのだと反発する。

朝比奈は外山刑事の差し出したライターの火を見ると、自分の首を押さえつける顔のない男を思い出し、もがき苦しむ。嵯峨は朝比奈に白いバラを見せるが、何事もない朝比奈を見て今催眠状態にあることを知った。だから倉沢を突き落としたのはやはり朝比奈だったが、誰かにコントロールされてのことだった。この犯人は憎しみや死にたいといったマイナスの感情を催眠によって増幅させ行動させているのか。
嵯峨は自分が時々夢に見る、幼いときの由夏そっくりの少女の謎をとくために朝比奈に退行催眠で探ってくれるように頼む。
そして嵯峨が見たのは、10歳の由夏が石で紫の蝶を叩きつぶしており、それを13歳の自分が止めていた場面。
つぶった瞼の中でくるくる動く目玉に見とれちゃいました。

由夏に見たことを話す嵯峨。それをまた立ち聞きする一希。のぞき見、立ち聞きキャラ、一希!
タツヤは由夏と一緒に寝た晩、由夏は夜中に出ていったいたことを嵯峨にうち明ける。でも由夏はそれを全く覚えていない。
「君にはもうひとりの君がいる可能性がある。」多重人格?「そうじゃない。」じゃあ何?

一希が由夏を連れ出したと知って、探しまわる嵯峨。一希は由夏に本性を表したら!と言い首に手をかける。
倉沢が意識を取り戻し、嵯峨と朝比奈に向かってうち明ける。「蒼井由夏は私の娘です。私は罪を犯しました死んで当然です。私が顔のない男です。」!!

やっぱりね。でもこれで終わりとは思えない。どれが催眠でどれが正気でどれが操られてどれが自分の意思なのか、全然分からなくなってきた。さあ来週、泣く嵯峨先生!どうなるんだ?

Case9(00/09/03)
由夏が見たのは、顔のない男が母親を殺す場面。
由夏はその男に首をしめつけられ強制催眠を受け記憶を消されてたのか。
そして、由夏の母親を殺したその男と紫の蝶殺人事件の犯人は同じなのか?
一希は外山に顔のない男のことを告げ、嵯峨は外山に、由夏の母親の事件には不審なところがあるがもうすぐ時効だと聞く。

なかなかうまくいかない由夏の催眠治療。一方、朝比奈はミキ登校拒否の原因である一輪車の練習を毎日やっている。
そんなとき、階段でうしろから台車を落とされる嵯峨。誰だ?!

一輪車いじっている嵯峨先生、そこで軽く乗ってくれるといいのに。って無理だろうなぁ(笑)。
サドル高くすればいいんじゃない?って、嵯峨先生、実は一輪車名人?!
一輪車に乗れた朝比奈先生、いい顔!

倉沢教授、グラスの底に映る顔を見て手が震えてるのは何だろう?
うまくいかない嵯峨先生に緊張をなくして夢で見るようにとアドバイスしてるのは、犯人ではないからだろうか。後催眠暗示?で由夏に夢で顔のない男をみることを暗示をかける嵯峨。

自分で一輪車のコツがつかめた朝比奈先生、ミキに催眠を使って成功した。がんばりました、朝比奈先生。

治療のときいつもついてる看護婦さん、どうしてそんなにちらちら写すんだろう?
やっぱり男の顔が見えないという由夏。考え込む嵯峨先生。悩む姿がにあうわー。
朝比奈先生は由夏の相談に乗るが、自分が見かけた白いバラが原因で苦しくなる。これも催眠の一種?
由夏はもう診察をやめたいと言うが、朝比奈の説得で考え直してみると言ってくれた。
由夏はちょっと家に取ってきたいものがあるからと言ったが何なんだ?

タツヤを抱っこする嵯峨先生、かわいーい。でも子ども似合わねー(笑)!
時計屋のエピソードは何の関係もないのかな。ほっと息つかせるだけの効果?

診察はもうやめるという由夏。嵯峨先生、かわいそう。ふられちゃって。
朝比奈は、由夏はひょっとして男の顔が見えてたのかなと言う。まさか、復讐?
そして倉沢教授に紫の蝶が送られてきた。泣きそうな何とも言えない顔。

由夏が荷物をそのままにしていなくなった。

倉沢教授と朝比奈先生。父と娘が母の墓参りに。和解したのかとおもいきや、宏美は父の首筋に指を立て、耳元で何かをつぶやく。倉沢は海へ落ちたのか?

その夜病室に由夏が帰ってきた。問いつめる嵯峨。
「顔のない男の顔が見えていたのか?まさ復讐するつもりじゃ?」

おーおー緊迫してきたぜー。何もわからない嵯峨先生がちょっとお気の毒に見えます。
朝比奈先生はやっぱり父親に復讐しようとしてるのか?張本人は朝比奈先生なの?
予告では、倉沢は死んでないみたいだ。


Case8(00/08/27)
夕べの記憶がないという由夏。タツヤが戻ったし、ふたりとも俺が治してやると言う嵯峨。
結局、ゆうべはオルゴーラー狩辺に何もされなかったのか?

涼平の死因は転落によるものではなく、落ちる直前の急性心不全であり、首に蝶の形の痣があったことがわかった。真犯人はこの近くにいるという外山刑事。

由夏の催眠療法を始めて、希望の園に行く以前の過去に何かありそうだとわかり、希望の園を尋ねた嵯峨は幼い頃の由夏の写真を見て驚いた。なんとその女の子は、嵯峨がいつも夢に見る不思議な少女にそっくりだったのだ!そして、壁にかかる蝶の絵には桜庭一希の名前が!
嵯峨は桜庭一希に知ってることを教えてくれと頼むが、一希は、「あの女は私のお父さんを殺したのよ。」と言う。

朝比奈は休暇を取って毎日ミキの家を尋ねていたが、ついに母親に気持ちが通じ、公演でミキをカウンセリングした。ミキの不登校の原因は一輪車に乗れないこだと分かった。あら、以外と単純!

朝比奈のところを訪ねた狩辺は、病院をやめるのであいさつに来たと言う。「あなたが無視するから僕はあんなことを・・・僕にだって催眠はできるんだ。母親の亡霊にはもう惑わされない。僕は僕の道を行く。」と訳の分からないことを叫び、人格に異常を来したような様子だった。すごい!こわい!指の間からのぞくギロっとした目、腹話術のような別人のような声!こんな人が医者だったなんてびっくりだわ。
そして翌朝、デスクで死んでいる狩辺が発見された。首に蝶の形のアザをつけて。
嵯峨と朝比奈は誰が何のために?と話し合う。催眠が恐ろしくなったと言う朝比奈に、嵯峨は催眠が恐ろしいんじゃなくて、悪いことに使う人間が恐ろしいんだと言う。「俺たち医者は逃げちゃだめなんだ。」
朝比奈先生、精神的ダメージはもう直ったんでしょうか。狩辺に暗示をかけられてたのはもう平気なの?

 嵯峨は由夏に施設で桜庭一希と何があったのか尋ねるが、由夏は話したくないと言う。しかし何があってもかまわないからと説得し、由夏は施設であったことを話す。一希はあとから施設に来て、年齢も同じ境遇も似ていて仲良くなったが、1年くらいして一希の父親が見つかり、園に住み込みで働くことになった。一希は気を遣って、ふたりのお父さんにしようと言ってくれた。ある日、由夏は1日だけお父さんを独り占めしようと、一希をだましてお父さんと二人で出かけたが、そのとき車にひかれそうになった由夏をかばってお父さんが事故にあい死んだのだった・・・。

由夏に倉沢が声をかけてくる。困ったことはないかと尋ねる倉沢に由夏は思い出したくない辛い過去も取り戻す必要があるんでしょうかと言う。倉沢は、辛いことがあっても自分と将来はいくらでも変えられると由夏を励まし、気持ちが落ち着く由夏だった。ほら、先週の推測が正しく思えてきた。でもそれじゃちょっと早すぎかな、真実が分かるのが。

倉沢に励まされて由夏診察を再開する。そして由夏が思い出した過去は、火事で死んだと思っていた母親が、炎の中で殺されるところだった!嵯峨先生のやさしーい声。口のアップ。あー眠りそう・・・。

Case7(00/08/20)
由夏は大したことはなくほっとしたのだったが、嵯峨と朝比奈は涼平が紫の蝶殺人事件を自供したと聞き、警察へ行くと、涼平が取調室で二人の掲示に催眠を施していた。嵯峨と朝比奈はあわててその二人を覚醒させる。外山刑事は、涼平は首を絞めていたのではないかと言う。
涼平の部屋からは催眠に関する本やビデオが見つかる。「僕は特別だ」という声明文とともに、例の蝶の標本も見つかった。

朝比奈は母親の13回忌に墓参りをするが、そこに父の倉沢が来る。二度と来てほしくない!と拒否する朝比奈。
倉沢教授、浜辺で子どもと野球をする。・・・・どんな意味が?そして、白いバラの花束にも何か意味が?

朝比奈は努めて明るくふるまい仕事に専念しようとする。もう一人気になっていた患者のミキと電話で話すが、また父親に阻まれる。
鏡に向かって「イー!!」ってして気合いをいれる朝比奈先生、やるぅ!

嵯峨は朝比奈に、「涼平は刑事の血管を圧迫して、トランス状態にし、暗示をかけるという高度な技術を使っていたのではないか」と言う。
「俺の考えが正しければ簡単だ。」高度な技術なのに簡単?

警察で涼平は言う。「心臓の鼓動がだんだん遅くなるって言ったんだよ。」
トイレに行き刑事が油断したすきに首を押さえ込んで「おまえは動けない。」と催眠をかける涼平。そして堂々と廊下を歩き、屋上に出る。外山が気がつき屋上に上がると、縁にこしかけた涼平がいてほっとし「驚かすんじゃねぇよ。」と息をついた瞬間、涼平はふっと落ちた。

警察に行き涼平の遺体を見て錯乱状態になる朝比奈。嵯峨は朝比奈を入院させた。
病室をのぞく倉沢教授。

由夏の傷口を消毒し、涼平のことなどを話し、あなたの周りでみんなが不幸になると言う一希。
表向きは容疑者死亡で一件落着だと警察が言いにくる。嵯峨は容疑者扱いして謝ったらどうですか、と責め、牟田刑事は誤り、外山刑事は頭を下げた。由夏は何だか終わった気がしない、とつぶやいた。
その夜嵯峨は由夏の病室で、静かにすごす。一緒に行った北海道の話をして、あの美術館にもう一度一緒に行こうと約束する。そのときふと思い出す夢の不思議な少女の画。
ろうそくをつけて、大丈夫?ときかれて、「わかんない。」ってニコってする顔がかわいかったです。

狩辺は眠る朝比奈に暗示をかける。精神科医なんかやめて僕のものになれと。

ニュースで大騒ぎの中、嵯峨は警察に行き涼平が落ちた現場に行く。外山から涼平のことばを聞く嵯峨。「ヒーローになりたかった。たまたま目に付いた由夏を痛い目にあわせてやろうと思って。朝比奈先生を困らせてるみたいだったから。つきあってた男がみんな死んだらおもしろいでしょ。」
でも、どうして蝶の標本が由夏にも送られたのかはわからない。
自分のカンを信じており、依然として犯人は由夏だと言う外山を嵯峨は殴った。
おー、嵯峨先生、今日も暴力を!「やっぱり怒っちゃった?」って言う外山さんもお茶目!それに「へっ!」と軽蔑したような笑みを浮かべた嵯峨先生、すてき!

朝比奈は医者をやめると言い、病室にあった白いバラをめちゃくちゃにし、錯乱状態になっていた。
連絡を受けた嵯峨は病院に行くが、朝比奈はもう平静になっていた。病室を訪ねて来た由夏に朝比奈は「あなたを最初に見たときから何かホッとする。あなたに逢えてよかった。」と言う。由夏も妹になりたいと言う。迷惑をかけたと謝り出ていこうとしたが、そこにミキがいた。約束のビーズの指輪をたくさん作って持ってきてくれたのだった。涙する朝比奈。それをまた廊下からのぞいている倉沢。
床に落として散らばった指輪を拾うのを手伝っている嵯峨先生の顔がとってもやさしい顔です。
さぁ、ここに来てちょっとヒントが!フェイクかもしれないが、由夏は朝比奈宏美の腹違いの妹ということですかね。それを知っている父親倉沢。由夏を愛するあまり、近づく男を殺してしまう。でもそうだったら宏美さん、ほんとうにかわいそう。

夜、嵯峨はタツヤの家に電話をしても出ないので訪ねる。真っ暗で人気がなかったが、ライターの火で探っていくと、部屋のすみに毛布にくるまったタツヤがいた!嵯峨を見てパニックになるタツヤ。
またお化けネズミが現れたのだ。嵯峨はタツヤを約束のおまじないで落ち着かせる。嵯峨に抱きつき泣き叫ぶタツヤ。
そのころ、由夏の枕元で狩辺がオルゴールを鳴らしていた。由夏はふと目覚め、別人の目つきで狩辺を見る・・・。

タツヤを見つけたときのシチュエーション、もっと怖くすればいくらでもできるところを、さらりと演出していて、さすが東芝日曜劇場という感じでした(笑)。最後の由夏の目つきはちょっとぞっとしたです。

Case6(00/08/13)
嵯峨の元に送られてきた蝶の標本を見た宏美は不安を隠せず、「犯人は蒼井由夏に異常な愛情を持った人物。嫉妬から由夏に近づく人間を殺しているのでは。」と言う。嵯峨はあえて蝶の標本をもって警察に行くが、そこでウソ発見器にかけられた由夏の映像を見せられる。
歩く姿が吾郎ちゃん!ぽこぽこした歩き方!

涼平は由夏の家に行くが、こんなことされると困ると由夏に言われ「由夏さんも僕を見捨てるの?」と。
こわー!
教授会で狩辺を殴ったわけをきかれる嵯峨は、決して理由は言わず、どんな処分もうけるが、この病院で蒼井由夏の担当をすることだけは認めてくれと懇願した。

謹慎処分になった嵯峨に警察がポリグラフの結果を教えに来る。事件に関係ある質問をするとそこだけが全くの無反応だった。ということは、由夏は多重人格症ではないのかと言う警察。絶対違うと言う嵯峨に、涼平が近づき、「由夏は俺が守る。近づいたら殺す。」と言い去っていく。
光の中でくるっと振り返った嵯峨先生、きれいです。朝比奈先生、涼平に頼まれて催眠を教えて、そのうえ彼は才能があるなんて!そんなこと許されるのでしょうか?

唯一狩辺の一件を目撃した看護婦から話しを聞き出した桜庭一希は、由夏の家を訪ね、あなたはレイプされたのだと告げる。動揺し泣く由夏。
由夏が一希を裏切った過去ってなんだろう?
謹慎処分になり一人で部屋で考え込む嵯峨。
白いシャツに白いズボンで考え込む嵯峨先生。あーそんな王子様な格好で!
一希は狩辺の一件を朝比奈らにメールし、病院中にその噂は広がる。
朝比奈は倉沢に真実を追究するべきだとせまる。なぜひどいことをした男をかばうのか。あなたのせいでお母さんが自殺したことを忘れたとは言わせない!と言い捨てる。
そんな男に見えますか?と朝比奈先生に弁解がましく言うけど、無視されて爪を噛む幼児のようなポーズの狩辺先生・・・こっわー

一希はタツヤのことを話すことを口実に嵯峨の部屋に行く。そこに由夏が来て、ドアの外から嵯峨に謝るが、一希が急にドアを開け、こういうことが嵯峨先生の迷惑なのだと言い、由夏は逃げるように去っていく。追いかけた嵯峨に涼平がぶつかり「なんでわかってくれないんだよ・・」とつぶやく。

由夏は診察をキャンセルしタツヤの居場所を聞きだし訪ねる。嵯峨先生に迷惑をかけるからもう病院には行かないこと、引っ越しをすることを話すがタツヤが熱があることに気づき、母親のところに送っていくが、男がいて、ひどい扱いをうけるタツヤ。
嵯峨は朝比奈から由夏がタツヤのところに行ったらしいと聞き、タツヤの家に。由夏は逃げるように出て行くが、タツヤから由夏はもう病院にいかないと言っていたと聞き、由夏を追いかける。
「俺のことはどうでもいいからもっと自分のことを考えろ。」と言う嵯峨。一度由夏を尾行し、コンビニで金髪の少年と話していた。そしてその少年は次の日殺された。だから少し疑って、診察が出来なかった。ごめん。」と正直に話し、もう一度担当させてくれ、途中で投げ出したりしないから。と真剣に話す。
由夏は理解し、ふたりで約束のおまじないを。
おい!タツヤはどうした!熱のある子そのままほっといていいのか?

教授にもう一度頼みに行く嵯峨。狩辺は誠心誠意謝ってくれなければ殴られた痛みはきえないと言い、嵯峨は止める倉沢を制して土下座して謝る。「これからはもう少し分別を持った行動をなさった方が。我々は良識ある医師ですから。」
って誰がやねん!かりべー!!
倉沢のことば「人の記憶は消せても、犯した罪は消せるものではありません。」が妙に気になるなぁ。

一希は涼平に嵯峨が由夏の担当に戻ったことを電話する。
しつこい!どこまでも陰険なおんな。

朝、久しぶりに明るい笑顔の戻った3人、嵯峨、由夏、朝比奈が話していることろに、ハサミを持った涼平が近づき、「由夏から離れろ!」と言い嵯峨めがけて突進してくる!と、由夏が嵯峨の前に飛び出すし刺される由夏。
「またやっちゃった、どうしよう。」とつぶやく涼平。

取り調べで涼平は言う「紫の蝶連続殺人事件の犯人は僕だよ。朝比奈先生におそわった催眠で殺したんだよ。朝比奈先生は共犯だよ。」
手術室の前でひたすら待つ嵯峨。

次週は、涼平が死に、朝比奈がパニックになり、警察はまだ由夏を疑い、狩辺はまた変なことをして、由夏は別人の目をしてる!あれ?嵯峨先生は(笑)?

Case5(00/08/06)
由夏の担当は朝比奈に替わったが、催眠療法は行き詰まっていた。解離性同一性障害ではないかと言う狩辺に由夏は任されることになった。嵯峨も朝比奈もその可能性は否定していたが教授の決定で逆らえなかった。
タツヤは由夏のことで嵯峨を恨んでいるタツヤは、身勝手な母親に連れ去られてしまい、迎えに行った嵯峨に帰らないと言うがその真意はそうではないように見えた。嵯峨と一緒にタツヤを探しに行った一希は、由夏を苦しめるために嵯峨に言い寄る。
狩辺に治療のために夜診療すると言われた由夏は病院に行ったとき、玄関でタツヤを連れ戻しに出かけようとしている嵯峨に会った。でも一希に邪魔されて言葉を交わすことはできずに別れた。狩辺は、由夏に催眠をかけ、そして怪しげな行為に・・・。ドアのそとで聞いていた看護婦は、恐くなって声を押し殺した。
翌朝、診療に来た由夏に「ゆうべ嵯峨先生と寝たわ」とウソをつく一希。
狩辺の行為を知っている看護婦は、嵯峨にうち明けた。嵯峨は我を忘れて狩辺を探しまわり、殴りかかった。執拗に殴る嵯峨。由夏は自分がされたことに全く気付いていないし、どうしたのかと聞かれても答えることができない嵯峨。
4番目の犠牲者と由夏がコンビニでデートしていたという情報を得て刑事がやってきた。刑事は由夏にポリグラフ検査を受けてもらうと言い物々しい機械を取り出した。
傷心の嵯峨が家に帰ると、例の紫の蝶の標本が送られてきていた。ついに、嵯峨にも・・・。

超コワイ狩辺先生!多重人格はあんたの方や!
大家さんの女の子に、「占いやってるときも目だけは笑ってなかったけど、最近笑いもしなくなった。」と言われて「そんなことないよ。」って無理に笑って、花火を振り回す嵯峨先生。その振り回し方が微妙にぎこちなく、あ、やっぱり吾郎ちゃんって感じ(笑)。
横顔アップが綺麗だなー。吾郎ちゃん。そのアングル多用してるし。
ストーカー涼平は健在!コワイよその目。
嵯峨先生に抱きつく一希。そんな手にのらないよーだ、嵯峨ちゃんは!
狩辺に殴りかかるときのスローの表情がステキ!でっかいくせに弱い狩辺先生。かぼそい嵯峨ちゃんに吹っ飛ばされて、逃げ回って。あれだけ専門家が集まってて、狩辺先生がちょっとアブナイってわかんないのかしら?
嵯峨の家にもあの紫の蝶が送られてきた。こわれて泣き笑いしちゃう嵯峨先生!

Case4(00/07/30)
涼平と別れどこかへ歩いていく由夏を、嵯峨は見失った。やっと見つけた由夏はコンビニで見知らぬ男と親しげに話していた。ふと気づくと汗びっしょりの嵯峨、サンダルは破けていた。こんなにもあせっている自分を少しあざ笑う。唇の端で一瞬薄く笑った。すっごいうまい表情!言葉がうまく見つからないくらい。
そして翌朝、その男は紫の蝶の痣を首筋につけて心不全で死んだ。4人目の犠牲者。
時計屋さんの大家さん、見合いの話なんて持ってきたりして。娘は嵯峨に気があるのと違うかったの?よくありがちなパターンで。

診察に来た由夏は、夕べから今朝にかけての記憶がないと言う。ニュースで由夏が会っていた男が死んだことを知っている嵯峨は、記憶を取り戻してと言う由夏に、今はできないと言い張るのだった。それからタツヤのところに行っていた由夏に負担になるからもう見舞いも来なくていいと言う。
由夏を見ると胸がドキドキするというタツヤに、それは恋なんだとやさしく教える嵯峨先生。でも嵯峨が由夏にもう来ないでと言ったと知り、激しく反発するタツヤ。
宏美と食事をしながら話す嵯峨。由夏のことタツヤくんのことは自分でなんとかする。宏美が抱えている悩みを聞こうとするが、宏美も自分で頑張ってみると言った。
このときのシーンがとても綺麗です。向かい合わせの二人の向こうの窓の外に赤い花。朝比奈先生、悩み大ありなのに頑張っちゃう!このドラマのヒロインは朝比奈宏美だという話もあるくらいです(笑)。

警察に事情聴取を受けたが、覚えていないと言うしかなかった。嵯峨は警察に協力を頼まれるが、拒絶する。由夏は涼平に会い、その夜のことを聞く。「もしかして、私あなたと寝た?」
 死んだ男サワタリは涼平と同じ高校の同級生だったことを知った朝比奈は、嵯峨に、あの夜由夏から電話があってすぐ涼平に替わったので二人が一緒にいたらしいから、涼平に事情を聞いてみることを提案する。
涼平の態度は反抗的だった。嵯峨が蒼井さんの部屋になにしに行ったと尋ねると、涼平は言い放った。「SEXだよ。由夏さん優しかった。」・・・・

傷ついた嵯峨だが由夏の優しさを理解しようとしていた。
嵯峨先生と朝比奈先生が歩くツーショットがとても綺麗で絵になるぅー!バックの緑もきれいで。

倉沢に恋愛感情を捨てられないなら由夏の担当をはずれるように言われた嵯峨。診察にきた由夏はそのことを知り、激しくののしる。記憶を取り戻してくれるって言ったのに、ずっと守ってくれるって言ったのに。涼平のことを嫉妬してるのか、医者と患者の関係だと言ったのは自分なのになぜ嫉妬するのか?!と。
飛び出した由夏を追う朝比奈。立ちつくす嵯峨・・・。

嵯峨先生、悩む横顔がきれいだぁー!
狩辺先生!こわ!嵯峨にネチネチ言うし、爪噛んで口をぴくぴくせさてるし、オルゴールチロチロ回してるし、オルゴールが落ちたら血相変えてそれを拾うし。来週は由夏にまでその魔の手を伸ばす!?
倉沢教授、「一人の男として先生のお気持ちはよく分かります。」・・・・何か違和感感じる台詞。
一希、不気味にあちこちに現れる。由夏の同級生か?そして来週は嵯峨先生と?
イイ感じに複雑になってきてるぞ!

Case3(00/07/23)
北海道から帰ってきた二人は、あしたから医者と患者になる。お髭がかなり濃い吾郎ちゃん。いいわ!1週間かかってもなかなか生え揃わないどっかのだれかさんたちとは違って(笑)!
髭を剃りスーツ姿で出かける嵯峨に時計や大家さんは驚く。病院では嵯峨が戻ってくることに反対の先生たちもおり、試験期間を設けて倉沢先生が監視役に。医者と患者の間にはテーブル一つ分の距離を置くことを忘れずに、と倉沢は言う。

由夏の診察中に刑事が遠慮なく入ってきて、嵯峨先生は出て行けと声を荒げたが、由夏はいたたまれなく走って出ていった。追いかけた嵯峨先生だったが、「蒼井さん」と呼び止める。他人行儀な呼び方にショックの由夏。そんな由夏に、嵯峨はタツヤの相手をしてやってくれと頼むのだった。

朝比奈宏美先生は、涼平の担当を狩辺先生にかわってもらうことにしたが、亮平は納得せず、「共犯にしてやる」と意味不明のことを言い、由夏から朝比奈先生の住所を聞き出す。宏美は不登校のミキのこともすごく気になっていた。

嵯峨先生はタツヤに催眠療法で、苦しくなったら小指に集中すればお化けネズミは現れないと暗示をかける。私はそのときビールでほろ酔い。思わず右手の小指に集中してピクピク動かしていました。嵯峨先生の声が眠気を誘うわ!

涼平が朝比奈の留守のドアに頭突きをくらわしているころ、朝比奈先生はまた血だらけの白衣のままミキの家に電話をかけるが切られてしまう。病院には看護婦として桜庭一希が現れる。矢田ちゃん!怖い役ばっかりやってる。グッドニュースの時のような明るい役はもう来ないのか?

由夏はタツヤにお弁当を作っていき、嵯峨にもと渡そうとしたが、拒否され面会時間を守れと言われてしまう。診察時間を過ぎても現れない由夏に、嵯峨はタツヤにメモを託す。それには1時までなら診療できます。と優しく書いてあった。
デスクで待つ嵯峨先生の横顔の綺麗なこと!そのメモの字は下手な字!嵯峨先生の繊細さがまるで感じられない字なのだが、それがかえって暖かさを醸し出しているのです。本当にそう感じました。マジで。これも演出なのでしょうか?診察に来た由夏をやさしく迎え入れる嵯峨。「どうぞ」の顔がすっごくやさしい顔!この紗がかかったような画面のせいだけではないぞ!
10歳以前の記憶が全くないと言う由夏。そして去年から時々記憶喪失になるいようになった。家族のことも覚えてないが、考えると涙が止まらなくなる。幼い頃の虐待なのか?「ご家族は?」の目のアップ!すっごいきれーい!
由夏に「あなたに思い出をいっぱい作ってあげる。いやな思い出をね。」と含み笑いをする桜庭。いったい何者なのか?

いらついている朝比奈先生は、けじめをつけなさい!と嵯峨に当たり散らし帰って行くが、部屋の前には頭から血を流している涼平が。追い返す宏美。涼平は逆恨みで由夏の部屋に押し入って、お前が悪いんだと由夏に襲いかかる。もみ合って壁に頭をぶつけうずくまった涼平を見て、由夏はかわいそうになり、辛いことがあったのねと抱きしめ、額にキスを。
え?怖いじゃん!なのに、そんなことしちゃうの?え?どうなったの?

嵯峨の元にはまた刑事がやって来て、3人の被害者にはみんなに紫の蝶の標本が送られてきていると言う。それは、由夏の家にも送られてきていた。胸騒ぎをおぼえた嵯峨は由夏に電話をかけるが出ない。由夏は涼平と?嵯峨は由夏の部屋に駆けつけるが、中から出てきた仲良さそうな由夏と涼平を目撃し、物陰に隠れる。そのときの由夏の表情は明らかにいつもと違っていた・・・。

うわー!なかなか筋的にもおもしろくなってきた。ストーカー涼平、不登校ミキとその両親、狩辺先生がどう絡んでくるのか?朝比奈先生もなにかトラウマをかかえていそうだし、その別れた父親、倉沢教授も何かありそう。そして矢田ちゃん!桜庭一希って何もの!?時計屋のおじいちゃんと孫だけが清涼剤?もちろん吾郎様もすっごく清涼剤!綺麗!紗がかかった画面って神秘的で、いい雰囲気です。吾郎様ほんとにうまいです。その表情!ナイスって何回言ったか!

Case2(00/07/16)
警察で由夏が殺人をしたと聞かされる嵯峨。
おとつい始めて会ったのに、「もうやっちゃったんでしょ。」と嫌らしげに聞く外山刑事。
この人も刑事ばっかやってないか?塩見さん。警察から出てくる嵯峨先生の表情がいいわん!
吾郎らしくない帽子だ。タツヤくんに持ってきた本をジャン!ジャジャジャジャン!って出すのがかわいい!
登校拒否のみきちゃんって昨日のフードファイトの主人公だった子だ。子役も売れっ子の子ってすごいよな。


「今時こういうのもてるのかね。日本も終わりだな。」今時、下宿人のことこんなに気にする大家さんいるのかね。
冷蔵庫には水だけしかはいってない嵯峨んち。
由夏は北海道のガイドブック持ってくるが、タツヤのところに毎日行くという約束があるから、と言い、あす7時に会う約束をする。
宏美に「そんなに助けたいんだったら自分で診察すればいい」と言われる嵯峨。
宏美につきまとう亮平は嵯峨をつきとばす。
えらいふっとばされたなぁ。
今何時ですかって時計も持ってないの?嵯峨先生。
来なかった由夏は、約束のことを覚えていなかった。
狩辺先生(宇梶さん)!また出てます。前に殺されたくせに(笑)。食べながらそんなことするか?いきなり?
2ヶ月くらい前から記憶がなくなるようになったという由夏。ずっと一緒にいればいい、忘れたらまた出会えばいい、とドア越しに言う嵯峨。
君は人を殺したりしていない、突然死がたまたま3件続いただけだと言う嵯峨。自分は精神科医だから、心配はいらない。
「記憶を取り戻してくれる?」「あぁ。」「苦しまなくていい?」「あぁ。」「私を守ってくれる?」「あぁ。」「ずっと一緒にいてくれる?」「あぁ。」ってだんだんテンションがあがっていく「あぁ。」がいいワー!

被害者3人の家には由夏と同じく、紫の蝶の標本が送りつけられていた。
ベッドの二人。停電が直って「あ、消そうか?」この言葉が頭のなかでリフレイン(笑)!

大学にもどる決意の嵯峨先生。「恋愛感情を捨てられますか?」
タツヤにあさって来ることを約束して、北海道に行く二人。
走っている吾郎ちゃん(笑)。
時計台、道庁舎、クラーク像、プリクラ、羊の毛刈り、ジンギスカン、リフト、市場、ラーメン横町・・・。
羊をおっかけるへっぴり腰のごろうちゃん!カニに怖じ気づく吾郎様!ステキったらない!
「三岸好太郎美術館」で蝶の標本の絵を見つめる二人。そこには例の詩があった。
そこで見かけた女性に顔色が変わる由夏。
ホテルではシングルルームだったことに不審な由夏。
「君の記憶を取り戻すために、潔白を証明するために、精神科医に戻るから、君は僕の患者だ。病院以外であうのもこれが最後だ。」

亮平に「先生も共犯者にしてやる。」と繰り返し留守電を入れられた宏美。
タツヤはまた幻覚におびえている。

夜中に部屋に訪ねてくる由夏。「記憶、戻らなくてもいいかなって、警察に疑われてもいい。」
由夏を見つめる吾郎様の瞳!
「好きなのあなたが。」抱きしめる嵯峨。

恋愛もの風味!
エンディングのタイトルバックには北海道の未放送シーン満載!素っぽくてイイ感じ!
来週は白衣だ!似合うなぁ。



Case1(00/07/09)

光の中の嵯峨、エアコンの温度を下げる。女は悪いわと言いつつ金を受け取る。
間借りしている時計屋・・・気のいいおっちゃんと娘、ちょっと今時ではないけれど。「目だけ笑ってないもん嵯峨さん」と時計屋の娘。
東京ドーム前で占いをやってる嵯峨。動物占いの方が当たると言う投げやりな感じ。
由夏が来て、夢がかなうか占って欲しいと言うが、夢は努力次第と答える嵯峨。由夏は嵯峨の頬にキスして去った。

翌日も由夏が来る。なぜか懐かしさを感じる嵯峨は由夏と意気投合。「あなたの目ってすてき。だって子犬みたいにかわいいんだもん。」ナンパした男の写真をパシャパシャ撮る由夏。ワンワン!っていわれてクシャって笑った顔がかわいい。目も笑ってるよ、これは(笑)。

「ムラサキの蝶」とつぶやいて変死する事件が催眠術と関係しているのではないかと、警察が協力を求めにやってくるが追い返す。
1年前のことが原因で厭世的な日々を送っている嵯峨。かつての同僚、朝比奈宏美が訪ねて来て、大学に戻るように言うが拒否する。
白い服ですたすた歩いていく後ろ姿がなんか変。吾郎ちゃんだ(笑)

むしが良すぎると思いつつ、足は由夏の家に向かいそして結ばれる。由夏とはずっと前にどこかで会ったことがあるような気がする嵯峨。由夏の部屋にある蝶の標本の絵をどこかで見たことがある。嵯峨の写真や会ったときの様子を書き留めた紙をいっぱい貼ってある由夏。え?ちょっと変でしょ、やっぱり。
「窓からひらひら飛んできた蝶は呼吸しない白い壁に足を止めた。蝶の冬眠が始まる。しかし押さえられたピンをはねのけて再び飛び出すことは自由だ。」

子どもの交通事故に出くわして封印していた催眠をまた解く・・・再び飛び出すことは自由だ・・・。
歩きながらたこ焼き食べるのって、なんか新鮮な画!吾郎ちゃんしそうにないし。
ストレッチャーに乗せた子どもを運ぶときのきびきびした指示はえらくかっこいい!

嵯峨は怪我をした男の子に自分の不思議な夢の話をする。赤ちゃんが成長していき、今は10歳くらいの女の子になっている。男の子は白いネズミに追いかけられていると言う。そのネズミは顔がなく、どんどん成長している、と。
宏美と話す嵯峨。と1年前の事件を忘れられるわけはない。でも催眠を使った嵯峨に、宏美は「あなたは目の前の傷ついた者を放っておけないのよ。」と言う。
嵯峨と宏美、飲みかけの缶コーヒーをさりげなく渡せる間柄。

由夏の家にはムラサキの蝶の標本が送られて来ていた。

刑事が来て、連続変死事件の容疑者が由夏だと告げる。宏美は由夏の主治医でもあった。

狩辺先生(宇梶さん)、朝比奈先生にストーカーしそうなのはあんたや!
外山刑事と倉沢先生のさぐり合い。
由夏は警察の姿を見ると出ていった。なぜ?
子役はかなりの演技派だ!
主題歌、雰囲気がぴったり。
かなりいい感じの映像。蝶はラビリンスを思い出すけど。
もちろん吾郎さまのメリハリのきいた演技がとてもよろしいです!


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