最終巻 天竺 06/03/20

元気になったと思いきや、また水をめぐってケンカしてる3人。
そんな3人を見て心を痛める三蔵法師。「私の旅は、あなたたちの心に報いることができるのでしょうか。」

天竺を目前にしたところで、飢えに苦しむ村人たちに襲われる一行。三蔵法師だけが助けられ3人は捕らえられました。
三蔵を助けたのは、天竺からの使者でした。目前にそびえ立つ山が天竺、大らいおん寺。
天竺は選ばれた者しか入れない、妖怪は決して入れないと言われますが、3人と一緒でないと行けないと言い3人の元に戻る三蔵。
三蔵の気持ちを受け取り、「行こう!」「殴りこみだー!」と気合を入れる3人でしたが、その表情は3人とも何か決意を固めてるようでした。

結構口が悪くなってる三蔵法師がツボです。

大らいおん寺の門前に着いた一行。立ちふさがる男たち。
そこで、悟空が「いってらっしゃい!」と突然三蔵の背中を押し、中に押し込んだとたん、鉄の柵が閉まりました。
ここでお別れです。3人とも天竺に入れなくてもこれまで頑張ってきたことが大事。おっしょさんに感謝こそすれ、決して恨んだりしません。
「寂しくてたまんない、でもナマカができたことが嬉しくてしょうがない。」素直な悟空。
オレの分まで天竺に行ってくれとみんなに言われてボロボロなおっしょさん。
「世話になりました。」と3人それぞれに鈴を渡します。
見送る3人の目の前で、三蔵が二つめの門を入って行くと扉がギーっバタンと閉まりました。
お別れのいいシーンでちょっとうるっと来ちゃいました。
連れションの3人。すっごい勢いで出てます。ここで3人もバラバラに。

三蔵が目にした天竺にいる人たちというのは、下々の者を見下し、自分たちだけが選ばれた者だと言う勘違い野郎たちでした。歩いて旅をすることなぞ野蛮なこと、何も見出せないと決めてかかる人たち。
三蔵法師にお経を授けるが、それは三蔵が99日の修行に入り、その末に死をもってお経に転生するというもの。
体はほろびるが世のため人のために尽くすことになる、という理不尽なものでした。
今まで見守ってきた老子様は複雑な表情。牢屋に入れられる三蔵に「願いはあるか?」と聞くのが精一杯。
三蔵は3人に私の死を決して話さないでください、と頼みました。
藤井英介さん、いつもこんな役。でもぴったり。

それから3ヶ月。悟空は天竺の山の下の村で村人たちと畑を耕して暮らしていました。そこにボロボロになた凛凛がたどり着き、「三蔵さんが死んでしまう・・・。」と悟空に告げます。現れた老子様を問い詰める悟空。
三蔵は逃げることもできたがそうしなかった。それが三蔵の意思だと聞かされるけど、そんなことを悟空が納得するわけはありません。
猪八戒と沙悟浄の元に飛んでいきます。
「今度は妖怪と闘うのではなく、人間や神様仏様に歯向かうこと。これがどういうことか判っているのか。」沙悟浄は言います。
しかし3人とも意思は決まっていました。
おっしょさんを助ける!

觔斗雲で一足先にひとっ飛び。空から見下ろした天竺は要塞のごとし。
3人はここからは悪い妖怪となって天竺に潜入です。あっさり三蔵のいる牢屋にたどり着いた悟空ですが、鉄格子はビクともしません。
この鉄格子は自分の心そのもの。自ら出ようとしない限り壊れないと言う三蔵。
「命とひきかえに手に入れたお経なんかちっとも有難くねぇ!」
「私が残したのはお経ではなく心。私の心は既にあなたの心の中にあります。」
「ダメだ!」おっしょさんを500年待ってた悟空。それがそんなに簡単になくなってしまうなんてあり得ない。
「そうすることを望むのならさっさと死ねばいい。でも忘れんな。死ぬことを選んだ坊主の名前を思い出すたびに涙を流すヤツがいるってことを!」
どんなに悟空が叫んでも「解ってください。」と言う三蔵。「これが使命なのです。」
でも、三蔵の手を握りしめた悟空。
「おっしょさん、生きてよ。人の一番大事な使命は生きることだよ。行き続けることだよ。」
「暖かい手。仲間の手なんですね。」
その手にポツンとこぼれた三蔵の涙。それがここから出たいと思った瞬間でした。涙で鉄格子が崩れていきました。
倒れそうな三蔵を抱き止める悟空。
2人で行こうとした時、悟浄と八戒が捕らえられ目の前に転がされてきました。
そこで立ち向かわないのが三蔵のやり方です。

妖怪をさげすむ僧侶たちの前に引きずり出された三蔵法師。
三蔵法師とて、この大ばかな僧侶たちに言ってやりましょう。
「バカもの。何度でも言いましょう。あなたたちはバカものだ。人々の生きる様を見ようともしない。たいせつなことはお経ではなく人々の心の中に書かれているのです。
あなたたちに私の3人の弟子たちを笑う資格はない!人を救うことを忘れたお経なんてクソくらえです。」

ここから出て行けと三蔵は言われますが、素直に出て行けるはずはありません。
捕らえられた3人を助けてくれる老子さま。4人で出ていこうとしたけど、悟空には判ります。このまま出ていけるわけはない。
そして1人で戻り敵に立ち向かう悟空。中には武装中の僧侶たち。
悟空は僧侶たちが三蔵たちを追いかけられないよう扉を硬く閉めるのです。
僧侶たちが集団でお経を唱え、悟空の頭の緊箍児をギリギリ締めつける。何をされても相手にやり返さないよう、抵抗せず防御のみの悟空。
その頃3人がは門の外まで出ましたが、背後で閉まる扉に何かを感じます。悟空は?
痛めつけられても痛めつけられてもやり返さない悟空。時間かせぎしてその後觔斗雲で逃げるつもりです。
でも、この大勢の敵を相手にして、簡単に逃げ出せるはずもありません。
妖怪のくせに人間になりたいなどと高望みもはなはだしい、と言われますが、「そんなことどうでもいい。もっと大事なものを見つけたんだ。」
おっしょさんは泣き虫で石頭で頑固でめちゃめちゃ大変なんだ。それに比べたらこんなこと!
もう万事休す。とどめを刺されそうになる悟空。その時、鈴の音が!
悟空を助けに戻ってきた三蔵と沙悟浄と猪八戒。仲間だから。
「がんばったヤツが報われる世の中じゃなきゃいけねぇんだ。おっしょさんは頑張ったんだ。」
最後の力をふり絞り、「さあ来い!」と構えた4人から不思議な力が出て敵たちを後退させて、逃げる時間を与えてくれました。

そして息も絶え絶えに逃げる4人。思い出すのは今までのいろんなこと。いろんな妖怪、いろんなゲスト、幻翼大王!
思い起こせば本当に結構大変なロケだったんだろうなーと思わずにいられませんね。

4人がたどりついたところには、怪しげなおっさんがいました。その水をくれーと悟空が飛び掛るとひょいっと身をかわすおっさん。
ここでゴダイゴのBGMが。
如意棒の扱いはそれはもうすばらしい、初代孫悟空。みごとです。
「山のふもとの山門を壊してきてくれ。」と言われなんだと?と気色ばむ悟空のところに老子さまがすっ飛んできます。
「何をしとる!このお方をどなたと心得る!お釈迦様だぞ!!」はっはぁー。水戸黄門状態。

「ようく来たね。げんじょうさん。」優しいお釈迦様。
天竺で暴れたのは私、責任は私、とみんながみんな自分のせいだと言い張ります。
私を罰してくださいという三蔵。
それなら罰しましょうと、言うお釈迦様ですが、罰というのは大事なお経が山のように用意されていて、それを都に持ち帰り自分の言葉で人々の心に書き記すこと。
「本当のお経を。それがあなた方への罰です。」
よかったね、おっしょさん。
悟空はお釈迦様に緊箍児をはずしてもらいました。
「痛いんだよねー。これ。」経験者は語ります。
ずーっと苦しめられてきた緊箍児をはずしてもらって「あぁ〜!」と声をあげる悟空。本当にお疲れさまでした。
こうやって有難いお経を手に入れ、一行は長安に帰りました。

旅が終わって、自分のうちにひとりでいる悟空のところに走りこんできた三蔵。
「ぐずぐずしてないで行きますよ!」
「どこに?」
「旅に!」
お釈迦様が何者かにさらわれてお経の力が消えてしまったので、お釈迦様を助けに行くのです。
仲間たちが集まり、また旅に出発だ!
そして悟空には再び緊箍児が。あらー。

最終回は、いいシーンばっかりでした。ひとことひとことジーンを来る台詞でした。
泣いてばっかりのおっしょさん。悟空の目は赤くなったり潤んだり、慎吾もまた目力の人だなと再認識。
最初はクサイ台詞にどうなるかと思ったけども、直に違和感もなくなりました。これがなきゃ!って感じ。
悟空=慎吾としてもOKだけど、今度は普通の現代劇、それもそんなに熱い男じゃなくて、極普通の男を演じる慎吾を見たいなーと思いました。


第10巻 滅法国 06/03/13

今日も「漏れる〜」とみんなから離れた悟空の耳にパリン!と皿の割れる音が。
美人たちの罠にかかって沙悟浄は皿が去割られ、三蔵法師は連れ去られてしまってました。
妖怪の国、滅法国にたどり着いた悟空たち。そこに三蔵は捕らえられていました。
そして羅刹女と姫さまが登場。その姫の顔を見て悟空たちはびっくり。「凛々!!」
「その方は私の夫となりこの国の王となる、斉天大聖孫悟空様である!丁重にもてなしなさい!」
??な一同。
ハラハラの実を食べた猪八戒は妊娠しちゃいました。こんなときに大変です。悟浄は皿を修理、じゃなくて治療しないといけませんし。
凛々に呼ばれた悟空。
混世魔王の軍隊を引き上げさせたのは凛々でした。結婚して国を継ぐというのが条件で、今のままだと犬の妖怪・犬魔将軍と結婚させられるから悟空と結婚することにした、と。
悟空は念願だった妖怪の国の王になれるのですが、そんなことより大事なのはおっしょさんと一緒に天竺に行くこと。
でも妖怪は天竺に入れないのに、と言う凛々。
老子さまを呼びつけ、凛々の言った言葉の真意を確かめると、やはり妖怪は天竺に入れないと。
「これは天竺の掟だ。不満があるなら今すぐ旅をやめなさい。」たまには老子さまもカッコイイとこを見せてくれました。
悟浄、八戒は迷います。
ノリつっこみの悟空&凛々。全然結婚なんかする気のない悟空に業を煮やした凛々は媚薬をつけた唇で悟空のほっぺにキス。
いきなり「大好きだよっ!」て言う悟空。媚薬が効いてても時々正気に戻り自分で何やら判らないうちに、「僕と結婚してください!」って言ってしまいました。

国王を狙う犬魔将軍は、そんな結婚は認められません。女王も反対したいけど、認めないと凛々が出ていってしまう。
そこで犬魔将軍の入知恵にのって計画を実行します。

ひとり芝居の悟空がおかしくて。「りんりん♪・・・何つぶやいてんだぁー!オレぇー!!」(笑)

結婚の儀が始まります。
凛々が出てきたときの悟空がまたおもしろいです。
お母さんは媚薬を使ったことをお見通し。でも娘の幸せを願わない母はいません。犬魔将軍に計画の中止を告げるもそこで黙って引き下がるのは悪者じゃありません。
羅刹女はもともと人間だ、と女王に牙を向いた犬魔将軍。女王と姫を抹殺することが最初からの計画だったのでした。

猪八戒は無事子供を生みました。

結婚式のひな壇に座り、「悟空たんと呼んで♪」って甘甘の悟空を見て、このまま悟空を国王にしていいのか、と悩む凛々。
ついに悟空の頬についた媚薬をそっと拭います。
凛「悟空たん、聞いて。」
悟「誰が悟空たんじゃぁー!」(笑)
正気に戻った悟空ですが、結婚式さえすれば自分が女王になり国を治められるからこのまま式だけを終わらせてという凛々。
羅刹女が倒れてるのを発見した沙悟浄と猪八戒は、たくらみを聞いて儀式の場に急ぎますが中に入れてもらえません。
妖術に侵された三蔵が結婚の儀式である太刀の交換の太刀を2人の前に持っていきます。
その時それが三蔵だと気づいた凛々と悟空。悟空に太刀で襲い掛かろうとした三蔵の手にきゅうりが飛んできます。
そして犬魔将軍が悟空に向かって剣を投げる!それを身をもってかばった凛々に剣が!
ここからなかなか素敵なシーンでした。
「ずっと泥棒女でいたかった。残念だな。もうちょっとで悟空のお嫁さんだったのに。」
悟空のおろおろする演技がとっても胸を打ちました。
「寂しいに決まってんじゃねぇかよー!凛りーん!」
凛々を抱きかかえた悟空。やっぱりたくましい慎吾っていいわー。
涙が浮かんだ綺麗な瞳。いいわー。慎吾のラブストーリーも見たいなーと真剣に思いましたよ。
そしてあっと言う間に犬魔将軍をやっつけてしまいました。

猪八戒は息子をこの国に預け、天竺まで三蔵のお供をすると決意した3人。
でも天竺に入れないかもしれないのに。
そんなことで悩むな!と出てきた凛々は元気でした。「行ってらっしゃい。」
さあ、いざ天竺へ!

 

第9巻 花の国 06/03/06

牛魔王のかたきをとろうとしてるのは羅刹女(らせつじょ)。
5万の軍隊を持つ混世魔王(こんせいまおう)がそれに加担します。

お母さんの話にしみじみとする仲間たちだけど、悟空にはもちろん母はいません。
そんな時、悟空のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ女の子に会います。女の子の両親も悟空のことを息子テンシンだといいますが、その魂胆は?

お母さんは翠玲とい、美人花という花が体の中に咲く不治の病に侵されています。それを治すには、ほろほろ草を取ってこないといけません。
三蔵たちに言われてしぶしぶ承知する悟空ですが、これは三蔵たちを罠にはめる魂胆でした。
でも思わず本当のことを告白する翠玲。「明日の朝、混世魔王が来るまえに逃げてください。」
その名前を聞くと足が立たなくなるほどの恐怖を覚える沙悟浄。まるでハリーポッターのヴォルデモート卿のごとくです。

翠玲の病気はウソじゃなく、息子がいたのも本当でした。
悟空は翠玲と話をするうちに、お母さんの暖かさが判ってきました。
美味しい食べ物を手に入れたとき、自分ひとりで食べないで大切な人に持って帰るために人間には手があるのです、という素敵な言葉を言ってくれた翠玲。

翌朝、混世魔王が来るとわかってて翠玲のためにほろほろ草を取りにいくと言う悟空。
混世魔王の強さを知ってる沙悟浄は、断固拒否。
悟浄「オレだってお前の強さは知っている!」
悟空「あ?」え?本気?っていう悟空の顔がツボでした。そうなの?オレの力をちゃんと評価してくてるの?って感じ。
悟浄「混世魔王はお前より上だ。お前の力を100人力とすれば混世魔王は300人力だ。」
そんな悟浄を置いて3人は出て行きますが、1人取り残された悟浄の前に当の混世魔王が現れました。
出ていった3人の前には5万の軍隊。「あんたたちを狙ってんのよ。」と凛々が教えてくれます。
軍隊のCGが素敵でした。

それでも、「ほろほろ草を取りに行く、約束したんだ!」と悟空。
「命を落としては誰も喜びません。やみくもに闘うことは勇気ではありません。」と諭す三蔵。
悔しそうにこらえる悟空でした。その横で凛々がなにやら企む顔をしておりました。凛々の謎は深まるばかり。

翠玲の家に戻った3人の前に、混世魔王が現れ話し合いをしたいと言います。
滅法国という妖怪の国の王妃、羅刹女が仲間を倒された恨みで三蔵法師たちを狙っている。だが、自分が仲介役になろうと言う混世魔王。
それは三蔵にとっても望むところ。妖怪を憎む気持ちはないかどうか三蔵の心を試すため、と混世魔王が取り出したのは、心の憎しみに咲く花の種。
心に憎しみがあればたちどころに美人花が咲くので、翠玲と同じものです。
それを飲んで何事もなければほろほろ草もくれるという混世魔王。
悟空と猪八戒の止めるのも聞かず、種を飲み込む三蔵法師ですが、お母さんが死んだのは、山賊に襲われたのではなく自分が殺したのだと言う混世魔王。
今三蔵は、自分のお母さんの着物のきれ地で作った椅子に座っているのだと聞かされ、三蔵の心には怒りと憎しみがわきあがりとたんに美人花が咲き口からこぼれ始めます。

そこに沙悟浄が現で、混世魔王から、「昔人間を恨んでいたお前と同じ。三蔵は妖怪を憎んでいる。お前が三蔵法師を始末しろ。」と言われます。
悟空と刀を交える沙悟浄ですが、悟空たちを奥に閉じ込め、自分ひとりで混世魔王と対峙します。
奥では、こうなったのも自分のせいだと謝る三蔵ですが、それを悟空は叱ります。「大切なおっかさんをやられて怒らないバカがいるかよ!怒っていいんだよ。おっしょさん
。」

混世魔王に対峙する悟浄はかつての悟浄ではありませんでした。「オレに命令できるのはこの世でたったひとり。三蔵法師様のみ!このクソ野郎!」
混世魔王に向かい、やられてもやられても挑む悟浄。

悟空は「妖怪も人間も関係ない、俺たちはただのナマカだ。それでいいじゃねぇか。」と三蔵を諭すくらいに成長しています。
ここまた、ほとんどラブシーン状態の悟空と三蔵。八戒もいますがほぼ飾り(笑)。

沙悟浄と混世魔王の対決はすごい迫力です。ほとんどフラフラになった沙悟浄、そこに悟空登場。

5万の軍隊の力を見せてやると混世魔王が出ていって、そのあとを1人で追う悟空。
うろうろしてる老子様がおかしくて。
悟空が出ていくとそこには5万の軍隊は跡形もなく消え、混世魔王がひとりで立っていました。
「あの方の命令とあらば従わざるを得ない。」と言いますが、「あの方」って誰?な悟空。

「誰にだってたいせつに思う誰かがいるんだ。どうしてそれを奪う?」
悟空対混世魔王。
如意棒を上に投げて背中の後ろでキャッチしたり、相手の胸に足をかけて回し蹴りしたり、足で如意棒を跳ね上げて拾うのもかっこよかったです。
最後は刺し違え。やられたのは悟空?じゃなくて混世魔王倒れたり!
無事ほろほろ草を煎じて飲んで、三蔵も翠玲も元気になりました。

混世魔王はお縄になり、それをびくびくしながらつっついてるのがおもしろい老子様。軍隊を追い払ってくれたのは老子さまかと聞く悟空ですが、そうじゃなかったのです。
じゃあいったい誰が?

翠玲は悟空に感謝して、これからお母さんと思ってくれていいのよと。
まんざらじゃない悟空でした。

ヨレヨレな3人に比べて猪八戒は元気満々。八戒が何かしてたのを見ましたか?と何度聞かれても「栗を食べていましたぁー!」としか思い出せない三蔵でした。

松重さんの重い演技は素敵でした。


第8巻 時の国 06/02/27

<今日のストーリー>
えー?総集編?これって、撮影が間に合わなくてこういう風なつくりにしたのかしら。
時を行き来する妖怪コウガイジが時を止めて悪さ。三蔵法師を誰かのところに連れていきたいらしいけど、それが誰だか判らない。
悟空の如意坊で頭をコヅかれたコウガイジが本当に痛そうでした。
コウガイジが過去のどこかで悟空の肝っ玉を抜いてしまって悟空は「いい悟空」になってしまいました。花や自然を愛し、人に感謝し、勉強家な悟空なんて悟空じゃないです。三蔵と凛々は元の悟空に戻そうとします。
結局沙悟浄と猪八戒もそれに協力することに。
老子さまをだまして時を行き来する道具を借りて、悟浄と八戒は過去のいろんな時に戻って悟空が肝っ玉を抜かれた時を探します。
今までの総集編という感じ。
元のままのシーンもあり、カメラの角度が違うシーンもあり、新たに撮ったようなシーンもあり、凝っているのか手抜きなのかよく判らないですね。
最後の2人の悟空のシーンはかなり迫力ありました。
コウガイジが凛々のことをどこかで会った?と気にしてるのが、謎でした。凛々は何者か?過去の人?

 

第7巻 幽霊の国 06/02/20

<今日のストーリー>
今夜の宿は薄気味悪い古いお寺。
凛々が封印を解いてしまった井戸から現れたのはこの国の王妃のレンカ。3ヶ月前妖怪に襲われて井戸に落とされて死んでしまったのですが、頼りない国王と息子たちのことが心残りで幽霊として出てきたのでした。
きっぷのいいお母さんの幽霊です。
城に行って国王たちの様子を見てくるよう頼まれた悟空たちですが、城には王妃そっくりの王妃がおりました。それは妖怪がなりすましているに違いないと確信した悟空たち。
国王に本物の王妃の証拠であるほっかむりを見せたのですが、国王はそれがもし本当だとしても鬼嫁だったレンカよりも今の奥さんのほうを選ぶというのです。
怒ったレンカは悟空を連れて城に行き、ニセモノの作った体に悪そうな料理を食べている国王や子供たちに注意をしますが国王たちには、レンカの姿も見えないし声も聞えません。
そこでレンカは悟空の中に突入。悟空の体を借りて国王にせまります。でもなかなか信じてくれないので諦めかけたとき、お尻を掻くクセでみんなが気づきます。でもニセモノが現れるとやっぱり追い出される悟空でした。
信じてもらえずしょんぼりのレンカ。
でも悟空が落としていったレンカのほっかむりを見て疑いはじめた国王に妖怪がその正体を表しました。のろいをかけられた子供たちも悟空たちのいる古寺に逃げ込んできました。
さあ、妖怪を退治しにいかなければ。でもレンカがこの世にいられる時間はあと少し。
呪いをかけられた国王と子供たちを助けだしてきた仲間たち。凛々もくわえて4人の呪いを解くには黄泉の国に行って、4人の魂を洗うしかないのです。
でも黄泉の国に行けるのは死んだ者だけ。
決断した三蔵は悟空に託します。
何があっても決して振り向かないという決まりを守れば一旦死んでも帰ってこられるのです。あっさりOKする悟空。
凛々を助けたいから、おっしょさんに信じてもらえてるから、悟空は行くのです。
4人の魂を手に持って、仲間たちに殺してもらって、レンカとともに黄泉の国へ行きます。
黄泉の国の川で魂を洗うと、黒い魂がピカピカに光りだします。
『決して振り返ってはいけない』・・・でも仲間たちの声で後ろから呼ばれる悟空。「天竺なんてない。」という沙悟浄と猪八戒の声。逃げる悟空。小刻みに震える悟空の体。
三蔵の声に危うく振り向きそうになったとき、三蔵がこの世で悟空を呼びます。「悟空、こっちですよ!」
振り切って悟空は帰ってきました。4人とも助かってホッとして見守る幽霊のレンカ。
もう一度体を貸してあげると言う悟空ですが、心配がなくなったレンカの姿は国王たちにも見えるようになっていました。
別れの言葉をかわし、だんだん消えていくお母さん。優しいいつもの小言とともに・・・。
ウッキー!妖怪退治だー!
涙が魂を洗うんだ!悟空たちは悪い妖怪を退治し、国王に別れを告げまた旅を続けます。

おっしょさんもジャンケンしてお饅頭のとりあいっこするのがかわいらしーです。
レンカに乗り移られた悟空の体の中で自分とレンカが闘うのがおかしくて。お化粧したら慎吾ママだし。国王のおっさんと熱烈キスの悟空でした。
死体になった悟空は本当に眠ってるに違いないと思います。
お母さんとのお別れにシーンにはじぃ〜ん。いいストーリーだなー。
悪い妖怪が他の人の体の中入るという設定は、有名女優さんが闘いをしないですむような策かしら?闘いをするのも仲間同士になるから、うまいことやるなー。

第6巻 森の国 06/02/13

<今日のストーリー>
鶏を捕まえようとした悟空と八戒は、誤って観音像を壊してしまい目撃者の悟浄を袋につめて森に置き去りに。
でもその森は人を食らう森。
修周というこの国のイケメンの話によると、この国のお姫様が妖怪にさらわれて森に連れて行かれたとのこと。
それなら妖怪退治に行かねばならないと言うおっしょさんにしぶしぶ従う悟空たち。
森に入った三蔵法師、悟空、八戒、修周。毒グモや毒のある植物の嵐に逃げまどっているうちに、八戒がはぐれてしまいます。はぐれた者が食われるという森。
修周の話は姫様との美しい想い出。ガラにもなく聞き入ってしまった悟空です。
今夜は妖怪の巣に泊まることにするのですが、三蔵が何者かにさらわれてしまいます。
その場に残された地図。都合よすぎないかと不審に思う悟空ですが、修周について出ていきます。
三蔵は妖怪の巣に中に捉えられていました。凛々がこの国の謎を解く鍵を持ってきました。姫様は森にさらされたのではなく、妖怪に捕らえられるのを防ごうとした国王が姫様を森の奥に隠したのでした。
悟空が姫様がいる洞窟の扉の封印を解いたその時、妖怪が姫様を襲う?そしてその妖怪の正体は、修周なのか?
悟空と修周は、一緒に行動するうちに友情が芽生えてきます。姫様の元にたどり着いた悟空と修周。姫様の前で修周のことを褒めて帰ろうとする悟空の耳に悲鳴が届き、引き返すと修周が姫様に襲いかかっていました。
でも修周の行動は、姫様の願い『鳥になりたい』という願いをかなえてさしあげたいという一念からの行動だったのです。
そんな約束は覚えがないと言う姫様。
躊躇する悟空は修周の攻撃を受け、修周は姫様を連れて逃走。悟空によって森の封印が解けたので、王室の兵隊の大群が森にやってきて修周は窮地に立たされます。
そんな修周を助けてやりたい悟空は傷ついた体で修周のところに向かいます。
如意棒を置いて、一緒に天竺に行こうと誘う悟空。「サル、豚、カッパそしてニワトリ。一緒に行こう!ナマカじゃないか。」
その言葉に打たれ、姫様を開放して、悟空たちのところに向かう修周でしたが。
その背中に矢が!最後まで姫様の無事を心配しつつ息をひきとる修周でした。
沙悟浄はどうなったのか、というと。森に入ったのではなく、老子さまと飲んだくれていたのでした。

成宮くんが死んじゃうなんて!今日はいつもとちょっと違う展開で涙の物語でした。今まで死者は出なかったんだけど。
今日の悟空のタンカは、悪者に対してではなく、姫様に対してだったし。
どっかで、悟空があるある探検隊のレギュラーの気絶する格好してました。
人が話しをしてるときに踊ってたり、自由奔放な悟空が楽しいです。


第5巻 子供の国 06/02/06

<今日のストーリー>
着いた町は子供だけの町。町長はジュンジュンという男の子。
なりゆきで子守を頼まれた悟空、1日でヘトヘト。
町を出た悟空たちは町外れの洞窟に、親たちが閉じ込められているのを見つけます。親たちは親子病という病気だから隔離しているという医者らしき女性がいましたが、かまわずワンタンの男の子の親を助けます。でも結局町の子供たちに拒否されてまた牢獄に戻ることになる親でした。
悟空はジュンジュンが町に病原菌を振りまいてみんなを騙していると判ったけど、何も言わずにジュンジュンたちの親になるためこの町に残ると言います。
ジュンジュンの家でお父さんに徹する悟空。妹のミンミンはそんなお父さんになついてくれます。家業の刺繍にも挑戦して一生懸命。
自分も親がいない、寂しいのは当たり前、自分が作ったしきたりは自分で壊せとジュンジュンに言う悟空。
ジュンジュンは悟空の言うとおり大人たちを助けに行ったけど、医者に化けて大人たちを奴隷として売りとばそうとする妖怪にやられてしまいました。
あとは任せろ、と妖怪退治に向かう悟空。悟空と愉快な仲間たち、力を合わせて妖怪を退治します。
そして大人たちがみんな町に戻って平和が訪れました。
ジュンジュンたち手作りの『孫悟空』と刺繍された腹巻きを贈られて、また旅に出る孫悟空でした。


カチチカって「迦乳果」(笑)。おっぱい型の実が素敵。老子さまも相変わらず素敵。
「アクビとため息がいっぺんに出た。」もう1回やろうとして「できね。」ってのはアドリブ?
今日も凛々が解説してくれてますねー。
ミンミンの涙を親指でさっとぬぐうしぐさが良かったです。
觔斗雲に乗って飛び回って敵地に行くけど、おっしょさんたちと同時に着くわけですね(笑)。觔斗雲は悟空の気合の表れ、ということで。
紅蟻夫人の攻撃がとってもカッコイイ手の平銃!如意棒で弾を防ぐのが、カトリックスみたいです。



第4巻 砂の国 06/01/30

<今日のストーリー>
金魚という妖怪が井戸の水を干上がらせているという元漁師町についた御一行。お水様という人のおかげで少しだけ水をわけてもらえているらしい。
力自慢の岩傑は実は家族思いのいいやヤツ。岩傑と対決した時、おっしょさんの裏技で岩傑に負けてしまたけど仲良しになる孫悟空でした。
金魚を捕らえ処刑することになったが、金魚は沙悟浄の元カノ。
沙悟浄と別れてから結婚してできた子供に一目会いたいので家に帰らせてくれ、そのあと戻ってくるという金魚を信じる沙悟浄、その沙悟浄を信じる孫悟空たち。
明日の朝までに2人が戻ってこなければ孫悟空たちは処刑されてしまいます。
朝になって諦めたおっしょさん、それでも悟浄を信じると言う悟空。
結局金魚に騙されたと知った沙悟浄だけど、仲間のために走れメロスのようにギリギリで戻ります。
金魚は戻らなかったけど、カッパをいけにえにして雨乞いをすれば砂漠にも雨が降るという言い伝えがあるから自分が身代わりになると言う沙悟浄。
結局、おっしょさんを除く3人が首に縄をはめられたまま足元の台をはずされる!
でも岩傑がみんなを支えて助けます。悟空たちの仲間を信じる気持ちに心を打たれて漁師仲間も助け合ってみんなを助け、そこに金魚も戻ってきました。
本当に町から水を取っていた悪ものは、お水様だったことが判明して対決!と思いきやなぜか今日は闘いなしで老子さまが現れてひったてて行ってしまいました。そして沙悟浄は金魚と別れるのでした。

沙悟浄が頭の皿にぺちぺちと水分補給。ネタにされて笑いもの。おっしょさんのこらえた笑いに愕然とする悟浄がおかしいー。お皿、気になるなー。
凛々はなんでも知ってる不思議なコ。実はすっごい偉い人の子分だったりして。
老子さまの素晴らしい牢獄破りのワザが素敵でした。
沙悟浄は「ごっちん」♪

 

第3巻 夢の国 06/01/23

屋根で寝る悟空、気持ち良さそうー。収録中本当に寝ちゃってそのまま収録したってのはこれ?
まぶたに落書きされた悟空だけどそんなに笑うほどのものではなく、お似合い(笑)。

今日着いたのは夢現寺。すべての夢がかなう寺。
昼寝しすぎた悟空は眠れないけど、眠って夢を見た3人は、起きたらその夢が現実になっていました。猪八戒はご馳走をたらふく食べ、沙悟浄は女性と仲良くし、三蔵法師の目の前には亡くなったお母さんが現れていました。
トイレを探す悟空は、面倒くさくなって窓から飛び出すと、今自分たちのいる立派な建物が、裏から見るとボロボロの掘っ立て小屋であることを知ったのでした。

おしっこを我慢してる仕草がとってもリアルな悟空。ちょっと大事なところを抑えたり、ちょこっと片足をあげたり。子供がよくしそうな仕草でした。

自分たちがこの世界に入り込んできた門を探し、外に出た瞬間、ガラスが割れてそのガラスの破片の中に閉じ込められた悟空。外の世界には凛々がいて、ガラスの中でぺっちゃんこになった小さな悟空に中のことを聞くと、それは夢を食べるバクの寺だと教えてくれました。大変だ、みんなを助けないと!凛々からとんがらしをもらって寺の中へ!
現実を食べる獏念との対決。
ずーっと夢の中で過ごせる世界なんかおかしいと言う悟空ですが、現実を閉じ込めた箱の中から足の傷害を持った人の現実を解き放てば、その人は現実に戻って苦しむことになってしまうのでした。
一旦現実に戻された三蔵ですが、お母さんとの夢をもう一度見ようとして眠ってしまいます。いくら悟空が言っても三蔵は夢で生きていくことを決めてしまいました。
三蔵に別れの言葉を告げられる悟空。
夢の中で生きれば誰も悲しむ人がいないと言われますが、そうじゃない、「明日」が悲しむと言う悟空。「おっしょさんは天竺に行くことがお母さんとの約束だったはずだ。」
悟空にだって天竺にこだわる理由があるのです。「おっしょさんが天竺に行くと言ったから!俺たち『なまか』だろ!」
結局獏念に眠らせられた悟空。
夢の中で自分と戦う三蔵は、やはり母に別れを告げ、現実を選びます。眠ってしまっていた悟空の緊箍児を締め付けて起こしますが、眠ってしまっていた悟空の夢が現実になっていました。「人間になること」が悟空の夢だったのです。如意棒は出てこないし、力もなくなってしまいました。
でもみんなの現実が入った箱を壊してみんなを現実に戻します。
そして獏念に闘いを挑みますが、相手は闘うのではなく瞑想を始めます。ちょっと勝手が違う相手に悟空は苛立ち、如意棒を投げると箱に刺さった如意棒が大きなふりこを止めてしまいました。
この世界は獏念の夢の世界なのでそのふりこが止まるとすべてが消えてしまうのでした。獏念を消してたまるかと外に連れ出して、老子さまに引き渡して、今日も一件落着となりました。

みんなが現実に戻されたときの、「みんなごめん。」の時表情がすごく苦しそうでとてもよかったです。
敵を倒しにいくときは眉毛も逆立ってる悟空でした。
夢の中で生きていくならどんな夢を見ようかしら。すまさんと個人的に友達になるとか、恋人になるとか結婚するとか考えると、誰を選んでいいかわからなくなってくるので、やっぱり現実で一喜一憂するほうがいいのかなーとしょうもないことを考えてしまいました。

第2巻 温泉の国 06/01/16

ここは伊豆じゃなくて中国。温泉を見つけた一行、そこは美人3姉妹が経営する温泉宿でした。
姉妹にふにゃふにゃになってしまう男たち。特に猪八戒は二女の春麗に積極的にアプローチされ舞い上がってしまいます。
変な石造を見つけ、理にかなわぬもてなしを受けおかしいと思いながら、ワナにはまった悟空たちでした。

このテーマパークは鳥取の「燕趙園」というところらしいです。普段は閑古鳥が鳴いてそうだけど、願ったりかなったりのロケだったんでしょうねーと要らん心配。
悟空の台詞は慎吾そのもので、おかしくて。3匹のやりとりが下手なコント見るよりおもしろい。おっしょさんもいい味出してますし。
凛々は峰不二子なんですね。でもボリュームがちょっと足らないし、悟空がぞっこんになりそうはないけどな。

妖泉大王に捕まった4人。
三蔵法師の肉を食らわば永遠の命を授かるというウワサが広まっているのでした。
まず猪八戒が煮えたぎる温泉に落とされ大ヤケド。
縛られたまま、悟浄に耳から口でひっぱり出してもらった如意棒で大暴れの悟空は温泉におしっこをしてまっ黄色にしてやりました。
でも三蔵は妖泉大王の目をみて石にされてしまったのでした。
姉妹たちは妖泉大王に石にされてしまった母を助けるために、妖泉大王取引して三蔵たちを捕えたのでした。姉妹から術を解く粉を奪った悟空は、無事に三蔵を元に戻すことができました。
春麗は実は豚が大嫌い。いいなずけがいてその彼も石にされてしまってたのでした。
春麗がいいなずけを助けるためにひとりきりで妖泉大王のところに乗り込んで行ったことを聞いて、助けにいく三蔵たち。行かないという猪八戒に怒る悟空。
「男だったら好きな女をとことん守ってやれよ!逃げるな!」

もうすっごく人間ができているじゃありませんか、悟空さん。自分勝手な暴れん坊なキャラじゃなくなってますけど?
ずーっとテンションの高い慎吾。血管切れないかと心配です。
觔斗雲で飛び回るシーンは毎回CGの見せ場ですね。

猪八戒は春麗からの手紙を見て、妖泉大王の闘いに向かう悟空たちの元へ。水蒸気でふさがれた道を、猪八戒が身を呈して防いでみんなは通ることができました。
妖泉大王との決戦は、石にされたらかないませんので、目隠しをして闘う3人。最後は春麗の機転で暗闇になったため、鼻の利く猪八戒のおかげで妖泉大王をしとめることができました。
仲間たちは恋に破れた猪八戒を暖かく迎えてまた歩き出すのでした。

悟空が水蒸気を防いだ猪八戒に手を差し出して引っ張り起こしたとき、悟空の胸にすがった猪八戒がを見て、すっごく頼りがいのある胸を感じてしまいました。
あぁー、厚い胸ぇー。
敵のボスを前との闘いを前に、「さー!答えろ!天国に行きたいか、地獄に行きたいか!」は決まり文句ですね。
妖泉大王さまー、ミッチーはよくお似合いですー。
「49か、イケル。」って沙悟浄はいったいいくつなんでしょうか。
慎吾、自由にやってるなー。気持ちよくなるわー。しかし、ロケは大変そうだな。

 

第1巻 火の国 06/01/09

闘いの相手は人の心を自由にできるという幻翼大王。こうやって孫悟空たちは今日も悪者と闘っているのです。

いきなりの木村さん。おぉー!しかし!顔が黒い!白い衣装なので顔の黒さが際立ってます。惜しいよー。メイクしてほしかったよー。唇は艶っぽかったけどね。口を斜めにするふてぶてしい表情がとっても素敵な幻翼大王です。
最初からしばらくの間、これは一緒に撮ったんじゃないなーと諦めてましたら。最後に来て慎吾vs木村の直接対決が。
うっほっほっほー!こういうのってなかなかなかったから、すっごい楽しいわー!
短剣を落として指でちょいちょいっていうのが木村さんちっくで。羽が飛んですごい闘いにくそうな木村さん。
すっごい楽しんでそうなので、スマスマコントじゃないよー!って世間様に訴えたい気がしますけど。


時は龍が空を飛んでいる頃。三蔵法師はお釈迦様に命じられてこの世に平安をもたらすありがたいお経を持ち帰るため天竺へ向かうのですが、そのお供が3匹の妖怪たち。
さて今宵三蔵法師一行を待ちうけるのは?

タイトルバックのCGみたいな崖っぷちが本物なのね。

砂漠を歩くご一行。争いが絶えない3匹の妖怪たちとちょっと天然な三蔵法師。
町に着いたけど街中が大火事にあったような町で何やら悪い雰囲気です。
そこで三蔵法師のかつての師匠・仁丹に会いました。その町では、牛魔王が若い娘をいけにえとして差し出さないと町を火の海にしてしまうという目に会っているのです。次は仁丹の娘がいけにえに差し出される番。
それを聞いた三蔵法師たちは牛魔王を退治することを申し出るのです。しかし悟空の如意棒が何者かに盗まれてしまいました。

悟空の食べっぷりはすごいです。食べて出す!それが基本って感じ。
おならとか、漏れるぅーっていうキャラは、子供たちには大人気になりそう。

悟空は、仁丹が、牛魔王に三蔵法師を差し出すかわりに娘と町を助けてくれるようにという取引をしていたのを知りましたが、何者かに殴られ昏倒してしまいます。
その間に三蔵法師と仲間たちは牛魔王の宮殿に連れて行かれ捕らえられてしまいました。
悟空は仁丹と娘をひっぱって牛魔王のところへ行き、三蔵に判ってもらおうとしますが、聞いてもらえません。
如意棒がないまま闘う悟空ですが、娘をひとり残したまま退却することになってしまいました。
悟空がいくら説明しても誰にも信じてもらえず、三蔵には叩かれてしまいます。
老子が現れて悟空を破門にしろと言われたうえに、悟空が怒って倒した三蔵法師の杖から1個の鈴が取れてしまい踏んでしまう悟空。
悟空の態度についに三蔵法師も、「お前を破門にします!」
それは困ると泣きそうになって頼む悟空ですが、売り言葉に買い言葉。「オレはもう“なまか”じゃねぇって言うのか?!分かったよ!」と出ていく悟空でした。

破門にされるくだり、慎吾の演技に見入ってしまいました。力強く、でも涙の浮かんだ瞳でした。

外に飛び出した悟空は仁丹の家でお手伝いをしていた凛々に会います。500年間岩の牢獄に閉じ込められていた悟空は、三蔵法師に助けられたいきさつを凛々に話すのでした。寂しいという気持ちがわからない悟空は、凛々に寂しいという気持ちを教わりました。
でも、そこで自分の如意棒を発見した悟空。凛々は泥棒だったのです。
結局元いた岩の牢獄の家に戻ってふて寝の悟空でした。
三蔵法師、沙悟浄、猪八戒、仁丹は、娘を救いに牛魔王の宮殿に忍び込みますが、それは罠で捕らえられた三蔵法師。仁丹の言葉に悟空の言ってたこをが本当だったこを悟る三蔵法師ですが時すでに遅し。
悟空に助けを求める悟浄と八戒ですが、そんなこと知らない、と悟空。
でもおっしょさんの持っていた3つの鈴は3人の弟子たちの安全を祈願した鈴で、そのひとつを自分がちぎってしまったことを知った悟空は悩みます。心が熱くなる悟空は、ここで三蔵法師に牢獄から助け出されたことを思い出すのです。暖かい手に導かれて天竺にお供することになった悟空、自分に欠けていた勇気の心を求めて。
「だいじょうぶ。仲間です。」三蔵法師の言葉を思い出し、自分の行く道は決まりました。
觔斗雲でひとっ飛び。いざ、助けにゆかん!

觔斗雲が葉っぱ型のサーフィンボード?!すっげーぞー(笑)!
沙悟浄の皿が素敵!ゴールドで、ちょっと斜めになってて。それにスターウォーズで、R2D2がレーア姫を映し出したような、映像で三蔵たちの映像が見られるワザを持ってる沙悟浄さん、すてきー。

騙されていたと分かっても人を信じる心をたいせつにする三蔵法師。でも一番信じなければならない仲間を信じられなかった自分を恥じています。
煮えたぎる釜に落とされそうになったとき、牛魔王に肩をつかまれ!でもそれは悟空が変身した姿!
「オレをこの穴に突き落とすんだ。」その混乱のすきに逃げろと言う悟空。「だいじょうぶ。だいじょうぶ。おしょさんのことはオレが必ず守る。」

ここってラブシーンじゃんかー。何かうっとりしちゃいました。慎吾って大きくて強そうでいいわーって。

そして穴に落とされたと見えた悟空はムシに変身して飛んで戻ってきてました。そしてみんなで力を合わせて牛魔王を退治しました。

あっらーすっごい技をもってるじゃありませんこと?ムシに変身できるなんて。
闘いに行くときの気合は「ウッキー!!!」。最高です、これって。
牛魔王を前に能書きが長い悟空、素敵です。桃太郎侍のようなすばらしい能書きでした。力入ってますもん。
沙悟浄の殺陣のカッコいいこと!さすが和製ジャッキーチェン!
悟空にとどめをさされずにすんだ牛魔王が老子に連行されていくのがちょっと現実的でおもしろかったです。老子さんがおもしろいキャラで。

暴れん坊のサルを黙らせる秘密兵器登場。
悟「何それ。オレにくれんの?なにー?!わかったー!強いヤツがつける王冠みてぇなもんだ!」
三「まあ、遠からず近からず。」
沙・猪「「そうそう!一番強い人が着けるんだよ!」」(笑)
キンコジ・・緊箍児って書くそうです。
三蔵法師がお経を唱えると、悟空の頭のワッカがギリギリ締めつめます。悪さするとすぐギリギリギリギリ。
これがないと孫悟空じゃないからねー。
ここで冒頭を見直してみると、幻翼大王との闘いの時には緊箍児をつけてなかったんです。そりゃイカンだろ?と思ったけど、イメージってことで許します。

なかなか楽しめますわー。時代劇とファンタジーは突っ込んじゃいけないっていう自分の法則を守りつつ(笑)、見ていくこととしようっと。


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