第7話 「温もりの冷める時」 01/02/25

<今日のあらすじ>
一夜を過ごした直江と倫子。穏やかな朝を迎えるが、一緒に出勤するところを三樹子に見られてしまう。
院長は直江の素行調査をさせ、直江が倫子とつき合っていること、小夜子が勤務時間外に直江に何かを渡していることを知る。
石倉は衰弱がひどくなり、妻のミツに本当のことを話すべきだと小橋は言うが、直江は態度を変えない。
死期せまった石倉は倫子に抱いてくれと言ってしがみつくが、倫子は逃げてしまう。それを直江に訴える倫子だったが、「なぜ抱いてやらなかった。」と言われ困惑するが、石倉の気持ちを思い直江の言うとおりにする。直江のところに戻ってきて「石倉さん、あったかかったです。」と言い涙する倫子を、直江は優しく抱きしめる。
そして石倉は逝った。胃癌のことを初めて知ったミツは混乱するが、石倉の遺した皆へのありがとうの言葉に、本人が納得していたことを知り、直江に感謝する。
また激痛に苦しむ直江は、人気のない屋上で薬を注射するが、三樹子がその場面を目撃していた。

<あららら・・・> 
いきなりのモーニングコーヒーとは!それで倫子がベッドから足をだしてズボンをはくという、それだけでまた騙されてしまった!ちっくしょぉ(笑)!せめて、ベッドの中で目覚めてほしかったわー。瀬名と南のような感じでいいから。夏目とアキほどはしゃがなくていいから(笑)

ちょっと照れた倫子の「おはようございます。」の次の振り返っての「うん。」きゃーーーー!!何?!この「うん。」は!この「うん。」お買いあげだわ!3万円くらいなら出すかも(笑)!すごーい優しい表情で、すごーい優しい声で!逆光の中で微笑む直江先生!なんてすてきぃーーー!なんて穏やかなの!かなりどきどきしちゃったわ。好きな人と初めて迎えた朝っていいよねー!ほんといいよねーーー!!(何思い出してんの(笑)!)
しかし、前日たんぽぽの土手で会ったのは朝じゃなかったのか?え?どうゆうこと?夕方だったの?だったら直江先生は昼間ずーっと漂ってたの?まさか。朝会って、その日はふたりともオフで、たんぽぽをバケツに取るのに1日費やしたということにしておこう(笑)

そして仲良く出勤。いやーん、イイ感じ。こんなとき幸せを感じるんだろうなぁ女の子って。でもそれを見ちゃう三樹子お嬢様。きゃーかわいそう・・・。三樹子さんも直江先生をすごく好きなのに強がってる分、かわいそう。やっぱり女性の脚本だねー。この感じ。
院長は直江先生の素行調査の結果が出るのが楽しみだって、ゆってます。自分の娘のことがでてきたらどうすんの?と思うのですが。三樹子はお父様に顔色が悪いと指摘されます。ほんとに顔色悪いし、コーヒーポットに水を入れる顔が険しい。

<石倉さん、弱る>
ほんとに弱ってる石倉さん。ここにも二人揃って入ってくるなんて、いいわねー。羨ましすぎ。
聴診器を当てる様も違和感なくなったねぇ。石倉さんは「頑張らねぇと春になっちまうよ。じょうだんじゃねぇ。」とつぶやく。
エレベーターの中で「僕たちのウソに気がついている。自分の最期が近いことを感じている。春の話をしても病状や退院の時期のことは聞いてこなくなった。嘘の中にいるからだ。僕たちができるのはこの嘘をつきとおし、最後まで手を尽くすことだ。」かっちょええ!
暗い部屋で奥さんのミツさんに合併症という説明をする直江先生。治るんですよねって言われて「治すための治療です」ときっぱり。何か言おうとした小橋先生の口をふさぐように「御協力お願いします。」と言います。ミツが出ていったあと、案の定小橋先生がちゃんと説明をと文句を言います。直江先生はx線写真をバックライトのボード(なんちゅうのかしら?)からはずしながら言います。「その説明になんの意味があるんですか。それは医者の重荷を患者の家族に押しつけることになるだけです。人の死を前にして家族に苦しみを与えることになんの意味があるんですか。」でも小橋先生はこのまま奥さんが何も知らずに石倉さんに死なれたらどれだけ悲しむか先生にだってわかるでしょ、と詰め寄りますが、直江先生はもう何も答えず何か書いてます。
一般人の私は小橋先生の言うことが普通だと思うです。直江先生、私も納得させてください・・・。そんな石倉夫妻は未入籍だったのです。

<小夜子、脅す>
薬を届けに来た小夜子。仕事中の直江先生の机に座ったりして挑戦的!「この薬を使ってる患者さん七瀬さんっていいましたよね。」カルテも見せてもらったけど、看護婦さんは誰も覚えてないし。「外来は人数が多い。」でもカルテの連絡先もでたらめだったんです。いったいこの薬はどこにいってるんでしょう。白衣を着衣中の直江先生の肩をぐいっとひっぱって、冷たく言います「あたしにあんまり冷たくすると薬持ってこなくなるかもしれませんよ。」こっわーーー。ちょっと不安そうに小夜子が出ていった方を見る直江先生。肩を引っ張ったとき、あまりの軽さに小夜子さんびっくりしただろうなぁ(笑)

<三樹子、無視される>
白衣で玄関でたばこ?なんで?まさか倫子を待ってたわけでもありるまいに。そこが喫煙所?
倫子が「石倉さんは奥さんのために私たちの嘘に入ってきたんじゃないか」って言うと「そうかもしれないな。」って素直になっちゃって。
「先生は・・」って本当は何を言いたかったのでしょう。
今夜から石倉さんにつくって死ぬまでってことですか?「何かあったらすぐ連絡するから。」と言って別れます。

え?レントゲン自分で撮ってたの?直江先生ったら。そんなことできるのですか。電気をつけバシバシと機械のスイッチを入れる音がこわい。そしてシャツのボタンをはずしかけ・・・・あーーーやっと直江先生の上半身が拝める!と思ったのも束の間、三樹子が「おはようございます、直江先生」とドアを開けます。びくっとして後ろを見る横顔がよろしいわー。「可哀相ね彼女。孤独を紛らわすために抱く女のひとりなんでしょ。」
孤独を紛らわすなんてよく知ってるじゃない、伊達に何回も抱かれてるわけじゃないっと。そしてシャツのボタンは止められていくぅー。あああん。
「何とか言ってよ!あなたそうやっていつも本当のこと言わないのよね!」とののしられるけど、あたた!と腰にまた来た!直江先生ピンチ!
医局に入り、ガラスのドアに向こうでずずずっと腰が落ちていくのがまじに痛そう。そんなにいつも苦しがって注射してるのに誰も気づかない方がおかしいよー。注射のあとの直江先生はちょっとあぶない感じ。注射器持った手が宙に浮いてて、ガチャッと注射器が落ちる。「はぁー」と大きく息を吐く。

<どうして抱いてやらなかった>
患者3人組に容態を聞かれてもさっとかわして石倉さんの病室に入る直江先生。背中をさすってあげる横顔がまた優しくて。
奥さんにまた説明。奥さんの演技が光ります。待合い室で一人座って「だいじょうぶ」ってつぶやいて立ち上がって帰る様子にはじーんとしたわ。それを見ていた小橋先生。
石倉さんのことでデスクワーク中の直江先生は電話で倫子に「ドーパミン5ガンマ追加」を指示。暗い中でそうやってライトを当てられるとぞくっとするほど綺麗やわー。

そのころ院長は直江先生の素行調査の結果を聞いてました。志村倫子とつきあっている。二関小夜子が何か持ってきている。
石倉さんが抱いてくれと倫子に抱きつく。逃げ帰った倫子が直江先生に訴えます。直江先生はコーヒーを倫子に入れてやりながら、「どうして抱いてやらなかった。抱いて欲しいと言えば抱いてあげればいいじゃないか。抱くのはイヤか?」
なんでー先生、あたしが別の男の人に抱かれてもいいのぉーって顔してる。サッと立って直江を追っかけた拍子に、せっかくいれてくれたコーヒー倒しちゃって、あーもったいない!
「看護婦がそこまでやらなきゃいけないんですか。なんで先生はそういう風にたいしたことじゃないように言えるんですか。」
「死ぬからだ!石倉さんは近いうちに死ぬ。その前に心から女性に抱かれたいと思った。安らぎを求めたのか、生きるものの本能なのか。そうせずにはいられなかった。きっと死ぬということは、そいうことなんだろう。どうしてもいやと言うなら、それはそれでしょうがない。」そう言う直江のうしろ姿を見つめるしかない倫子。

<抱いてあげたから、抱いてもらえるのね>
それで結局朝方、抱いてあげる倫子。
直江先生のところに戻ってきて、ドアを開け何か言いたげ。
しょうがない、ゆってやるか。「どした?」・・・中居さんの「どした?」好きな私はこれもお買いあげ。
「石倉さん、すごくあったかかったです。」
頷いて倫子を見つめる直江。泣き出しそうになった倫子を見て、たまらなく思って身体を倫子の方に向け1歩踏み出す時の顔がイイざます!ちょっと口を開けた感じ、すっごく気持ちが伝わってきた。そして抱きしめてやって、大きな手で包み込み、顔をのぞき込んで両頬の涙を両手のお親指でぬぐってやるなんぞ、ちょっともったいねぇー!そんなの世間に見せちゃもったいねぇー!などと思ってしまったです。
私だけが見れるわけじゃないのに。バカみたい。最後のショットが倫子のナースキャップが邪魔で顔が見えない!くっそー!もっと角度変えれや!

<そして石倉さんは逝く>
「ここ2,3日が峠です。」どうすればいいのと崩れ落ちる奥さんに「しっかりしてください。いいですか、本当に石倉さんを支えることができるのは奥さん、あなたですよ。」と元気づける直江先生。奥さんも笑顔で病室に戻る。
小橋先生は「先生のやり方は全て正しいとは思いません。でも石倉さんに関しては最後まで先生につき合います。石倉さんと奥さんのために。」と何やら納得したようす。
石倉さんと二人の病室で。
「生まれてよかったぁ。あんただってそうだろ」
「えぇ。」
「表はあったかいかい?」
「えぇ。」
「じゃあ春ももう直だ。」じーん・・・。
「マスクつけますね。」とつけてあげる直江先生。ハーモニカを直江先生の手に握らせる石倉さん。なんか可愛い手に見えたわ。それを石倉さんの手に戻して両手で包んでぽんぽんしてあげて、にっこり微笑む直江先生。
窓の外を見る直江先生の背後で機械が異常な音を立てる。直江先生はじーっと動かない。あたふたと奥さん、小橋、倫子がかけ込んでくる。もう全てやりつくしたって感じの直江先生なのかしら。突っ立ったまんま。ハーモニカを吹いてちょうだいって叫ぶ奥さんに1度だけ笑顔を見せて、石倉さんはこときれました。小橋先生が診て、直江先生に首を振る。直江先生は腕時計を見て「5時24分、ご臨終です。」小橋先生口がもごもご、泣く前の感じ。それやりすぎじゃぁ?

<納得した死>
死亡診断書を見て胃癌だったことを知り、奥さんは混乱、うそだったんですか!動じない直江。その時病室に遺っていたものを倫子が持ってくる。その封筒には婚姻届が入っており、裏には弱々しい乱れた字で、でもしっかりと気持ちが伝わる字でこう書いてありました。
「行田病院の皆様、ありがとうございました。手術、ありがとうございました。心温まる治療をありがとうございました。志村さん、たんぽぽありがとうございました。小橋先生、優しさありがとうございました。直江先生、嘘ありがとうございました。ミツありがとう、あなたと生きられて石倉由蔵は幸せでした、みなさま本当にありがとうございました。」
「あの人は知ってたんですね。知ってたら私は耐えられなかったですきっと。」と直江先生にありがとうございましたと頭を下げる奥さん。
もうわかってながら、泣いてちょうだいせ戦略に乗ってしまいました。ま、いいじゃない。その手紙がなかったらどうしたんだろうなんて野暮なことは考えずに。
病室からストレッチャーに乗せられて出てくる石倉さん、みんなも出てきます。奥さんは直江先生の手にそっと布に包んだハーモニカを握らせて、深々とお礼をして歩き出す。見送った直江先生もしっかりと歩き出す。

<見られた!>
誰もいなくなったベッドを見つめる直江先生。たんぽぽを片づけに倫子がやってくる。
「石倉さん、納得して旅立てたんですよね。」
「僕たちが整えたのはあくまで形だ。死ぬのが怖くない人間なんていない。石倉さんの強さが全てだった。」
ううううー自分に置き換えているわけね、それは!死ぬのがこわいのね!僕だって。そんな強さが僕にも欲しいってことなのね!ああ悲しいよぉー。
窓の外のたんぽぽの綿毛を吹き飛ばしたり悠長なことしてたら、振り返れば当然直江先生はいません。ベッドにハーモニカを残して消えていました。それは、何もクールにそこを去ったわけではなく、またもや激痛に襲われたからでした。廊下を歩く直江先生、ふらついて、視界もぼける。
三樹子さんったら何を考えてるのか直江先生の机をあさってました。ら、直江先生がよろけつつ入ってきて、隠れる三樹子さん。鍵をあけて薬と注射器を取り出したら、神崎医師が入ってきたので何気にポケットに押し込み、さりげなく出ていきます。あ!机の鍵したか?何だ何だ?と三樹子はきっとつけていく。一方倫子もハーモニカを持って直江先生を捜しているふう。直江は息も絶え絶えに屋上への階段を上っていき手摺りによりかかって、痛む部分を押さえた拍子にコロコロコロと階段の下に薬が転がって行ってしまった!
屋上で飛行機の音のする青空を仰いだかと思うと膝をつく。そこに階段を上がってくる人物、どっちだ?三樹子か、倫子か!さて!ドキドキ!
そして奥まったところで注射している直江先生。逆光できれー!うわー!と叫んでしばし目をつぶったまま大きく息をして、ゆっくり目を開けるとその視線の先には!三樹子だぁー!!

第8話 「直江庸介の秘密」 01/03/04

<今日のあらすじ>
注射するところを三樹子に見られた直江は誰にも言うなと口止めする。
倫子は直江が受け入れてくれ、一緒に過ごすことができて幸せだった。
小夜子は院長に問いつめられ、直江に治験薬フロノスを渡していることを白状し、院長は直江が薬の横流しをしていると勘ぐる。
小橋の患者の様子を見た直江は、それが自分の病気と同じ可能性を思い、精密検査をするように言う。
誕生日の夜を一緒にすごせた倫子は幸せだったが、直江が病院に出かけた間にクローゼットの中のX線写真を見つけてしまう。
病院でまた激痛に見舞われた直江は、自分で注射をうつことができず三樹子に打ってもらう。部屋に戻った直江は倫子をきつく抱きしめた。
三樹子は自分の中では耐えられなくなり、小橋に直江のことを打ち明ける。直江の引き出しの中のX線写真を見た小橋と三樹子。
・・・多発性骨髄腫・・・。それも転移がひどい状態だった。
一方倫子も部屋にあった写真のことを聞くと、直江は・・・。

<何もしらない時は幸せなのだ>
ゴムを腕に巻くのがすごいステキ!
「誰にも言うな絶対に。絶対に言うな。」後ずさりする三樹子。逆光の中の直江先生ステキすぎ。逆光大王やねぇ。
曇り空の中、コンクリートの上に肩から上だけが見えててカメラが横に走るのが、また良くて!
注射器とかをぞんざいにしまって、薬の空ビンを残し、よたよたと階段を下りていく直江。階段の下には今にも上がってきそうな倫子が。こんなよれよれ状態を見られてしまってはやばい!と隠れた。ら、倫子は他の看護婦に呼ばれて行ってしまった。ほっ!ちょっと目がりんぐりん動きすぎ(笑)。
それから、直江先生はもうさっさとお帰りになったとです。石倉さん亡くなった日だし、まだ。

部屋で夜景を前にまた綺麗な横顔を見せる直江。そこに倫子が。ドアが開かれて彼の顔を見た瞬間の女の子の気持ち・・・・。それも彼の顔があんなに綺麗だったら・・・。思っただけで胸がきゅーんってなる。(ああ入りすぎ・・・)
目で入れって言うのがカックイイ。石倉さんのハーモニカを忘れてたから探したと言われて「悪かった」なんて、直江先生もうすっかり受け入れちゃってぇ。顔色悪いって言われるけど、私にはどう見てもなんか焼けた?と思えますが。それ、マラソンの練習しただろ!
コーヒーを入れてくれる直江に見とれちゃて、カップ二つもって幸せ噛みしめてる倫子。あーちょっと妬けるぅー。
「ん?」とか「何?」とかものすごく優しい直江先生。その「何?」をまたお買いあげだぁー。もう!
横にぴとって座って、「一緒にいるんだな」って言って肩に頭を預けるなんて、ちょっち苦しくなるわー。直江先生ったら肩を抱いてやって背もたれにもたれちゃってぇー!ちょっと嬉しそうなでもちょっと苦しそうな顔・・・。瞬きがいいね、それも演出でしょうが、いいのよ、瞬きが!

<倫子ちゃんのお誕生日だって>
翌日、デスクの引き出しをあけて、例の薬の箱を見ると、あ、きのうの空びんがないぞ!屋上だ、取りに行かなきゃ!
小橋先生は、あわてて鍵を閉めた直江の引き出しが気になるが。
小夜子ってやっぱり院長ともそうゆう関係・・・。
ナースステーションから去っていく直江先生の背後で神崎先生が「志村さんハッピーバースデー」って言った。聞こえた?って演出よね。これは。

あら、屋上のベンチでまたタバコ。あれ?空ビン取りにきたんじゃないのか。倫子に「今夜うちでいいか?誕生日だろ。」
倫子「え、なんで?」
直「神崎先生の声は大きい。」これはちょっとカッコつけすぎ(笑)
小橋先生の患者のX線写真を見て顔色を変える直江先生。病室で苦しむ患者は直江と同じ場所を抑えて痛がっているし。それを見る顔のきれいなこと!
小橋先生に、MMの可能性があるから精密検査をしてくれと頼む。あの若さで、その可能性は考えにくいと小橋先生は言うけど、根がいい人だから直江先生の言うとおりにします。

また部屋で写真をみる目のアップ。ちょっと血走っててすてきー!(何でもええんか?笑)
倫子が仕事終わったんですけどって言いに来て、表で待っててくれなんて、いいの?そんなの。そこの病院は噂になっても。
亜紀子ちゃんは二人の待ちあわせを見て「いいなぁ。もう片思いじゃないんだぁー」ってしみじみ。可愛いなぁ。小橋先生は「あー、そうなんだ。へぇー」ってやけに嬉しそう。何をでそんなに嬉しそうなのかしら。
二人で歩いていくのがなんかかわいくって、本当はなんかおもしろいことしゃべってんじゃないのぉー?と思ったり。

三樹子さん、屋上でフロノスの空ビンを拾います。ほら、さっさと拾ってないからよ(笑)。

<ラブラブ・・・ちっ悔しい!>
二人で買い物したの?えー?スーパーとか直江先生行ったの?信じられない!
ほら、露店で遊んで何やってんの倫子!直江先生困ってるじゃんか(笑)。
ワインを買おうと入った酒屋でお母さんにばったり。似てるわこの親子。なんだか普通に困ってる直江先生。このお母さん、すごいわ。まだ24の嫁入り前の娘なのに、別にいいのね、男の部屋に行こうがなにしようが。

この部屋で食事という超珍しいシーン。幸せなひとときってことで、早送りすると結構笑ってるのが分かる。なんで早送り?(笑)以下直江の台詞のみ拾ってみました(笑)。
「料理うまいんだな。」「何がいい?」「誕生日のプレゼントだ。」「8月だ。」「9日。」「それはどうかな。」「エイトだ。」「9人乗り」「8人で漕いでるんだ。」「コックスのことか。」「漕いでた。」「7番目。」「そうだな。」「楽しみにしてる。」・・・・なんかおかしい。
先生のことを一つずつ知っていけるのが嬉しいと言う倫子。

<もう三樹子は共犯だ>
ポケベル鳴って、その表示は「3月1日13:36??」うっそ、夜なのに(笑)。どう見てもそう見えるんですけど。ま、いいか。
カラスの衣装のようなクローゼットのX線写真を隠して、黒いコートを取り出す。
玄関に見送る倫子。「先生、待ってていいですよね、私。」「ああ。」でも何か不安な顔の倫子。

小橋先生はMMの可能性はないですねって言うけど、まだMタンパクの結果がでてないからわからないと言う直江。これお借りしていいですかと患者の写真を借りて見ていると、また来た!うっ!
小橋に相談しそびれて医局にやって来た三樹子の目の前で倒れる直江。苦しみながら引き出しから・・と三樹子に頼む。
そのころ部屋では支笏湖の写真が壁から落ちて・・・。
手が震えて注射が打てない直江先生。三樹子に打ってくれと、注射器を差し出す。その打てないさまはちょっとわざとらしいですけど、苦しむの絵先生はとっても素敵。
倫子は余計なことして服をクローゼットにしまおうとして大量の「7」と書いたX線写真を見つけてしまう。でもわかるのかしら?見て。
叫び声!三樹子が注射器を持ったまま固まっている。ゆっくりと片づけて「すまなかった」と言う直江。
「何なの?私何をしたの?」と言う三樹子を見てうっすら浮かべる直江の笑みの意味がわかりません。「もう秘密を知ってしまったんだよ君は。」っていうのも変だし、「もうどうしようもないんだよ、俺は」っていうあきらめの笑み?
コートを着ながら廊下を歩いてくるのがなんかかっこよくて。頼りなげに歩いているだけなのに。
待合室に座って、上を向いて、はぁーなんて大きな呼吸をしながら横顔見せるのはもう反則!そのノド元に目が釘付け。唇を開く音がチャって聞こえたのがやけにリアル。

<助けを求めているのか>
部屋で待つ倫子のところに戻った直江先生。いきなり倫子を抱きしめて、「ずっとここにいてくれ、ずっと、ずっと俺のそばにいてくれ。」なんて。辛いじゃない、いつまでこの幸せが続くのかしらって思うと。
で、そのプレゼントはさっき帰りに買ってきたのですか?まだやってたのですか?その露店は・・・。

そしてベッドだぁー!初め倫子だけしか映ってなくて、あれー、また直江は先に起きてきちっと服着てコーヒーとか入れてたりすんの?と思ったらとこにいました!いたはいたけど、何だんねんその顔は!かわいいじゃんかー!そんなに深く布団かぶらくてもいいのにぃー!せめて鎖骨あたりとか見せて欲しいぃー!あーあ、つまんねぇー!腕だけかよぉー!あーあ、中居さんが前に語ってた、女の子とすんだあとの腕枕についてのことを思い出しちゃったね。ちょっとそっぽ向き加減で。(笑) サムガ参照(去年の6月)

院長は直江先生をものすごく疑っている。薬の横流しなんてちゃんちゃらおかしいわ。

<直江庸介の秘密>
翌日は二人とも公休?水辺のレストランでデート。
小橋先生に電話をすると昨日の患者がやはり直江先生の見込みどおりだったと言う。「症例を見たことがあるんですか。」「はい」って自分だもの。
直江先生は中高野球部。ふーん(笑)

そのころ医局で三樹子はとうとう小橋に拾ったフロノスのビンを見せ、直江のことを話す。

河原へ行くと今日はボートは休業。そりゃあそうだろ、大雨だし。
無理矢理ボートを出そうとする倫子に「また今度来ればいい」と直江。もう来ることはないっていうことを象徴してる?!

三樹子はスペアキーで直江の机の引き出しを開ける。全てを見てしまい驚愕の小橋先生。「これは・・・・・直江先生が・・・・・。MM。多発性骨髄腫だ。」

雨の中歩く二人。手をつなぐ。「先生?先生の部屋のレントゲン写真、誰か患者さんのですよね。」

小橋「こんなに転移して・・・・。これじゃあもう長くない・・・。」

倫子の手をぎゅっと握る直江。
倫子「先生のじゃないですよね。」
止まる時間。否定しない直江・・・。大きく瞬き。スローモーショ何をか語る。

来週は小橋先生がどう出る!?院長は?三樹子がなぜ死にそうになってる?

第9話 「彼に残された時間」 01/03/11

<今日のあらすじ>
倫子に聞かれたが部屋のレントゲン写真は患者のものだと答える。小橋と三樹子は直江の病状を知る。院長には薬の横流しをしていると疑われているが何も言わない直江。薬はあと数本しかない。
小橋先生は直江を訪ねてきて、あなたを助けたいと言うが、直江はそれをわがままだと言う。自分は死を受け入れて最後まで医者として生きることに決めたのだから。
倫子にも言ってないのかと聞く小橋に直江はひとこと。「愛してますから。」
倫子は心配で部屋にあったレントゲン写真を小橋に見せて問うが小橋はうまくごまかした。そのことを直江は知るが、何でも話し合おうと倫子に言う。
自分が何もできないことが腹立たしい三樹子が直江と言い争いをしているところに院長が来る。その光景に激怒する院長。でも三樹子は、何も知らないくせに勝手なことを言う父親に初めて反抗して飛び出していく。そして事故を起こし運ばれてくる。
三樹子の手術を任された直江と小橋。心配する小橋をよそにしっかりと仕事を終える直江だったが、終わった後の消耗具合はひどく、ひとりロッカールームで倒れ込む。
倫子に北海道に一緒に行こうと言う直江。幸せを感じる倫子だったが、キスを交わしたまま、直江は意識を失い倫子の腕のなかでぐったりとしてしまう。


<隠せなくなってきた秘密>
倫子に「先生の部屋のレントゲン写真は先生のじゃないですよね。」と聞かれ一応否定する直江。
転がってきた野球のボールに走り寄る感じは野球好きのいつもの中居くん?!
拾う瞬間の違和感を感じた顔がまた美しくて。投げた時にウッとこないかしら心配してたら、投げ方は下からでした。ホッ!
そっと手を差し出し倫子と手をつなぐのです。優しいなぁ直江先生・・・。
小橋先生と三樹子さんがしゃべっている2階の医局前の、待合室からの吹き抜けの廊下。あのまんまですよぉー。あそこ。でもかかってる絵が違ってた。
家でクローゼットからX線写真の入った箱を取り出す直江先生。その襟のついたグレーのセーターが好きぃー。

お母さん、話の分かる人。

直江先生のカルテのようなメモに「圧迫骨折」って書いた。日付が「1999年2月22日」
1999年?それが最初の発病の日?
倫子からの電話、「もっと一緒にいたかった。先生も?」に「ああ。」だなんて、もう倫子になってドクドク心臓が言ってます。例のガラスのUFOを拾う指までもが何か美しい。そして研究成果を整理し始める。一つ目の写真とデータを段ボールに入れ、机の上に片腕を伸ばして頭を机の上に預け目を閉じる・・・・あぁぁその格好!30歳(直江は30だよねぇ)の男がそんな格好(笑)!?欲しい!そんな顔で机に寝てる男の子、欲しぃー!


<八方ふさがり>
あれ?もうその治験薬のデータを院長に提出してんの?
院長の話を聞くふてぶてしい顔がステキ!薬を使っている患者を連れてきてくださいと言う院長。ここにいるよぉーと子供みたいに思うあたし(笑)
「志村倫子さんにでも聞いてみますか」と言われて少し動揺する後ろ姿。
「弱点は倫子さんですか・・・」なんて、院長きもい!キャラが全然定まってないよ、院長。

倫子と話をする亜紀子ったらなんてかわいらしいのかしら!

エレベーターを降りてくる疲れた表情もいいです。
いやん、今日は私が病院の中を見てきたことを知っているかのように、病院の中の様子がすっごい出てくる。エレベーター降りて、左に曲がって、中庭のガラスの前を左に行って、そして右。もうそこ歩いたよ私も。ほら、その中庭に出るドアの前!
小夜子が来て、院長に禁止されたけどフロノス持って来ますって言ってくれてるのに、「ばれてしまったんだ。もうこれ以上君に迷惑をかける気はない。」でもどうするの?ねぇ、痛みが襲ってきたらどうすんの?

小橋先生はこっそりX線写真を持って行き調べる。

陽気な患者3人組の一人が来週月曜日に退院。志村さんと別れるのは寂しいと言ってる患者さんに「私と別れるいうことは元気になったってことなんですから、嬉しいです。」と言う倫子の言葉を聞いて、淋しげな笑みの直江先生。この人と別れるときは死ぬとき・・・・。切なすぎ・・・・。

足取りもおぼつかない状態で医局に戻る。今注射してきたって感じか、引き出しには薬はあと一個だけ。で、X線写真が足らないことに気づいたときの顔、ああ綺麗やなぁー・・・・・・。しみじみ。

帰ろうとしたとき、倫子が追っかけてきた吹き抜けの上の廊下。ほら、そこそこ、私も通ったの、でもそこよく見たら関係者以外立入禁止だったの。気づかなくてごめんなさい。そこの黄色い階段も私降りました。直江先生とおんなじ、おんなじ♪
「後で行ってもいいですか。」「うん。」の優しいこと!!
階段を下りる歩き方の違和感が倫子を不安にさせるのです。

<友情、信頼、使命、愛情・・・>
ぎゃー、目のアップ!ああごめんなさい。サービスショットで!
コートのままソファーで横になってあとの薬のことを考える。薬はあと3本?!データも着々と整理できてきたし、もう終焉が近づいているのを自ら感じている直江・・・・。
そこにチャイム。立っていたのは「小橋先生・・・。」何を言いに来たか直江には分かっています。
「いつからなんですか。」
「長野の病院にいたときです。多発性骨髄腫とわかったときにはもう手の施しようがなく、あとはいかに進行を遅らせるかだけでした。」
入院して治療をすべきと言う小橋先生。
「するつもりはありません。」
「しかし、それでは。」
椅子の背にもたれて目で頷く直江先生。なんて悲しい顔なの。
「このことは現実として受け止めるしかない。逃れようのない事実ですから。」
「あなたはそれで納得できるんですか。」
「自分で選んだことです。」
背を向けた直江に向かって必死の言葉をかける小橋先生。「僕はあなたにできる限りのことがしたい。納得できるほど強い意思をお持ちなら、少しでも長く生きるべきだ。いや、僕は君に生きて欲しい。」
「ありがとうございます、でもそれは先生のわがままです。」斜め後ろからのカット。何度も繰り返す瞬きが何をか語らん・・・。
「事実を誰にも知られたくなかったのは僕のわがままです。死んでいく僕だから見える医療がある。そう思ったとき残酷な事実を味方につけて、医者を続けようと決めました。これ以上医者としての仕事の仕方はないと。だから僕は最後まで医者であり続けます。」
淡々と語るのが余計に苦しい・・・。唇がわなわなする小橋先生。
小橋先生に向き直って「御心配いただいて、ほんとうにありがとうごさいます。でも僕には僕の、生き方がありますから。」
それでも諦められないという小橋先生。
その時玄関の外に訪ねてくる倫子。
「彼女にも何も?」
「愛してますから。」そういって窓の方を向いた・・・・心臓がすくみました。マジで。


<不安>
タバコをシュボッとつけるアップ。手のアップもふんだんにあって嬉しい。でもセブンスターだったっけ?最初から?久利生と直江って同じ銘柄じゃなかったっけ?ほんで実際は知らなかったけどセブンスターじゃなかったような・・・。またチェックせねば・・。
いったん帰ったけどやっぱり来てる倫子。ちっくしょー、よかったじゃんか(笑)
一服吸った後の咳き込み方がものすごリアル!びっくりするくらい。すっごい上手。
タバコを消したのは倫子にいつも吸いすぎって言われてるから、少しでも心配かけないようにって感じ。支笏湖の写真をそっと見る。

このままだと歩行困難、貧血、痛み・・・。小橋先生は三樹子に話す。
彼の気持ちを動かせるのは志村くんだけなのかもしれないって言葉にイヤな顔しない三樹子さん。そんなことより「きっと何かあるはずです。あの人のためにできることが。」三樹子さんも必死になります。

ソファーでお人形さんのように寝てしまった直江先生。倫子が横にさせると苦しそうなうめき声を出す。不安な倫子は彼の頭を抱きしめて・・・。
いいよねー横にするのも軽くて。欲しいよーそのお人形さん!そして私もその小さな頭を抱きしめて、髪をくちゃくちゃにしたいよー。

レントゲン写真を、こっそり持ち出して小橋先生に聞く倫子。うまくごまかした小橋先生。「この患者さんお元気になったんですか?」痛いことば。
直江先生、そんなところでふらついて、あぶない!2階から落ちるかと思ったし、人に見られるし!
レントゲン写真の入った「7」と書いた封筒を持っている倫子に「おい!」とかけた声がなんかちょっと直江?って思った。すごく好きな声だったけど。

屋上で謝る倫子。何でも知りたいから不安という倫子「何でも言ってくれますか」「ああ、そうしよう。」本当に優しいんだから。あの何もしゃべらなかった人が何でも話そうと言ってくれるなんて、倫子って本当に幸せもん!
でも風びゅーびゅー、すっごい寒そう。

院長に直江先生のことをうち明けようとしたのに、拒否される三樹子。
医局に行くと、またふらついていた直江を見てしまう。「先生!私にできることはなんなの?どうしたらあなたを助けることができるの?!」
「やめてくれ。」
「ちょっと待ってよ!あなたひとりで死の・・」口をふさぐ直江。「やめてくれ!頼むから!」三樹子さん大きいから下から一生懸命頑張ってる直江先生。そこに院長が。その手を離せ!突き飛ばされる直江先生。
「違うの!直江先生は!」「やめろ!」の目が!強烈な目!
院長はおめでたい人。私は知ってるんだ!なんて。「何にも知らないじゃない!」と飛び出ていく三樹子。
直江はまた激痛が。薬はあと1本?握りしめて額に当てる。どうなるの!
と、車で飛び出していった三樹子がすぐ事故に!直江先生は注射を打ってきたのかどうか分からないけど、確かな足取りで階段から下りてきて外に駆け出して行った。直江の後ろ姿を追うホワイトアウトの映像がやけに綺麗で印象的。


<これで見納め?手術着姿>
手術着!なんてりりしいの!カッコイイの!心配する小橋先生に「医者ですから。自分のことは自分でわかっています。」
ところで院長は何科?結局直江先生に助けてくださいだって。あなたにはやってもらいたくないと言うかと思っちゃった。よかったぁー。
男二人が手術に向かう後ろ姿、クラクラくるー!
心配そうな小橋先生や、倫子の前で何とかやりとげる直江。ゴーグルが格好いい!
専門語ばかりでマスクしてるし何言ってるんだか全然わかりません。「汗!」ぐらい。「汗!」でゴロゴを思い出しちゃってごめんなさい(笑)
小橋先生、あとはいいからと先に直江を上がらせるところなんか憎いねぇ。
ふらふらとロッカールームへ入って、丁寧にカーテンをしめてそのまま床に倒れ込む。もう限界が近づいてきている・・・。直江先生ぇーーーー!!

気がついた三樹子は院長に「直江先生、助けて、死んじゃう。」

<北海道に行こう、そして意識が・・・>
夕方外を見ている顔が穏やかで綺麗やなー。ホンマに女優泣かせやなー。
「彼女(三樹子さん)とのこと話してなかったな。」とそれで済んじゃうのかしら?ま、いいか。
子供のころの川の話をする直江。迷子になったとき川に沿って行けば家に帰れると思ったこと。

急転直下、院長がいい人に。小橋先生から話を聞き、小夜子にも直江先生にフロノスを届けるように言う。なんか院長対直江の攻防がほとんどなかったなぁ。津川さんとのやりとりをもうちょっと見せていただきたかった。富増村で慎吾くんがやりあったように。

部屋で床に座ってソファーにもたれて三樹子の話を聞いている。目を閉じていると死んでるかのよう。雪!っていう声にパチっとあける目がまたいいのよ。
夜の雪が好きだった直江先生、「久しぶりに北海道に帰ってみようと思ってる。一緒に行かないか。」
「え、いいんですか。」
「君と行きたい。」
「行きたいです、先生の生まれたところ。」
倫子を抱き寄せて「行こう。」
直江の胸に顔を埋めていた倫子、「発見・・・幸せ過ぎると涙が出ます。」その幸せはあまり長く続かないのに・・・・。
そしてキスは5秒。上等、上等(笑)!
そのまま意識を失う直江。涙の倫子の腕の中でぐったりとする・・・・。
またお人形さん状態。その閉じた目がぱちって開く人形、欲しい!欲しいよ〜〜!

今日の話は今までと比べていろいろありすぎのような感じ。あと1回足らないよなぁ。予告には一瞬たりとも主役が出ない!超短い!北海道は多分昨日今日くらいで行ってるんじゃないだろうか?


最終話 「君よ笑顔のままで」 01/03/18

<今日のあらすじ>
倫子の前で倒れた直江は学生時代に炒めた腰椎のせいだとごまかし北海道から帰ったら治療すると言う。小橋、院長、三樹子、小夜子、みんな直江に何もしてあげられないことをもどかしく思い、悔やみ、悲しがるが、直江の決めたことを自分なりに納得するしかなかった。
倫子の母は心配して直江に会いにくるが、直江と話して安心する。
そして北海道の湖のほとりに立つふたり。同じものを見て同じものを感じたふたり。
先に帰った倫子の元に直江死すとの連絡が。倒れる倫子。倫子は直江の部屋に残された倫子へのメッセージビデオを見る。直江の気持ちを受け止め、笑顔で生きていこうと決意する倫子。直江が遺してくれた新しい命とともに・・・。

<一緒に行きたい>
お人形と化して意識を失った直江をベッドに寝かせた倫子は、彼の手を取って脈を計って愛おしそうに額に手を当てる。ああ触りたいよーその額。綺麗やなーやっぱり。どうみてもそんじゅそこらの女優さんより綺麗。
気がついた直江は疲れがたまって貧血を起こしたんだという。そして水を頼んで、かばんから取り出したのは飲み薬。注射ももうやめたということなのか、あとはこの薬だけ・・・・。
タイトルバックの字「Final」が何か切ない・・・。

院長と小橋先生は、直江先生を助けられないもどかしさを感じている。なんかこの辺から涙が出てる私・・・。

薬を飲んで、倫子に精一杯の嘘をつく直江。
ー学生の時に痛めた腰椎が今になってあちこちに響いている。疲れやすくなっているのもそのせいだ。旅行から戻ったら治療するー
なんで今まで言ってくれなかったの。ーたいしたとこないからー
じゃあなぜ今言うの。ー旅行で具合が悪くなって君を不安にさせないため。それに僕のことは何でも話すと約束したから−
ありがとう。でもお願いだから、無理はしないで。ーああー
なんて切ないのかしら。もう戻らないことを決めてるのよ、この人は・・・・。
腕にしがみついて、肩に頭をのせてるのがちょっと苦しそう(笑)

<何もできない・・・>
三樹子は父親に聞く。「彼を救える?」・・・「無理だ」
「誰かをこんなに好きになったことはなかった・・・」
もうここでボロボロの私。三樹子さんが一番かわいそうかも。すごく好きなのに相手は自分を好きというのでもなく、勝手に別に好きな人をつくって、勝手に死んでいく・・・。

母親に旅行のことを話す倫子。あまりにもきっぱりしていて、反対もできない母。

休暇を取ることを院長に言う直江先生。「少し身体を休めたいだけです。」
このときは、自分の病気のことを院長は多分知っているんだろうなと思っているんだろう。お互い知っていて何も言わない。でも本当なら、後任や引継やいろんなことを考えなきゃいけないんだろうな、現実は。ドラマでよかった。
三樹子に会って行ってやってくれと頼む院長。会うだけでいいんです。どこまで知ってるのかしら?直江が出ていった後の「お待ちしてますよ、お帰りになる日を。心から。」にはぐーっと来た。

小夜子は小橋先生からもうフロノスは持ってこなくていいと言われる。直江先生は薬剤部からモルヒネを調達しているらしいから。激痛を抑えるためだけに・・・そこまで進行してるんですね・・・。

亜紀子に「先のことより、今が大事」という倫子。

<最後まで嘘を>
仕事している直江、手がしびれて鉛筆も持ちにくくなっているのか?
小橋先生に「入院患者の引継からお願いします。」
「直江先生、北海道に行くって本当ですか。」
「まず仕事をさせてください。」と始めようとファイルを手に取ると、それを奪い取る小橋先生。
そんな身体で旅行なんて無理だ、彼女はどうなるんだ、時間がないならもっと話したいことがあった、もっとしてあげたいことがあったと思うんじゃないか。
「僕だってそうだ、友人として何もできないことが悔しい。何で君が・・・。」
「ありがとうごさいます。」
「本当に最後まで彼女には何も言わないつもりなんですか。」
「彼女なら分かってくます。そういう人だから彼女を愛することができた。今怖いのは自分の身体のことじゃない。愛する人から笑顔が、僕の前で、笑顔が消えることが一番怖いんです。」
どうなんだろう、わがままだよなぁ、やっぱり。でも彼女の悲しがる顔は見たくないという気持ち、わかるような気もする。
定番、机の前の写真を見る台からのライトで斜め後ろからのカット。睫毛が際だっていいんだよねぇ。

<それぞれの覚悟>
三樹子の病室を訪ねる直江。
「やっとわかったわ、あなたがどこを見ていたのか、どうして私を抱いたのか。もう怖くないの?彼女がいるから。そうさせる彼女の力は何?」
何か答えようとした?と思ったら最後に三樹子さんが言ってくれました。

小橋先生は倫子に言う。「直江先生は患者以外寄せ付けないようなところがあったけど、柔らかくなった。君に会ったからなんだな。」
「直江先生は元々あったかい人なんだと思います。」
「いい旅になるといいね」と言うしかない小橋先生。切ないよーーー。

小夜子は直江に言う。フロノスは直江からもらったデータのおかげで承認されそう。自分は研究開発部に異動になったのでこれから新しい薬を作る、と。
「いろいろとお世話になりました。」
「僕のほうこそ、ありがとう。」頭を下げる直江。エスカレーターを降りていく直江先生の後ろ姿を見つめる小夜子さん、自分から断ち切って後ろ向いて歩き出す。強い!

<優しい笑顔>
倫子を心配したお母さんが直江を訪ねてくる。倫子さんは看護婦としても、一人の女性としてもしっかりした人だと言う直江。支笏湖は北海道でも一番好きな場所だから倫子にも見せたい。
「彼女がああいう女性になった理由がわかりました。あったかくて強くて、お母さんがいらっしゃったからですね。」優しくてちょっとはにかんだ笑顔がかわいらしいです。

部屋で一人痛みに耐える直江。書く文字も歪んでいる。
倫子からの電話に痛みをこらえて出る直江。額に汗がにじんで眉間の皺が苦しそう。
「一緒に見られるものがあるって嬉しい。」
「僕もだ」ガラスに片手をついている後ろ姿が苦しそうで・・・。
研究の資料をまとめて箱にしまい、支笏湖の写真を見ながらガラスの船を胸に握りしめて瞳を閉じる・・・。

<いつでも君のそばに>
そして北海道へ。
「ここは僕にとって心が一番落ち着く場所なんだ、だから君と一緒に来たかった。」凛として静かな湖。でもここは洞爺湖なんですが、そんなことはどうでもいい。

ここはカルデラ湖で、深くて底には枯れた木立が広がっている。
近づきにくい感じ。先生と似てる。ちょっと怖くて冷たそうで、でもそばに行くと優しく包んで守ってくれる・・・・。
手をつなぐふたり。「守られてるのは湖の方だ。冬の真っ白な雪や、春の輝いた緑に包まれて湖はただそこにある。自然の命が湖を守ってくれてる。季節によって湖の色はどんどんかわっていくんだ。」自分を守ってくれたのは生命力にあふれる倫子なのね。
夜暖炉の前で、今度は春に来てボートに乗ろうと言う倫子。火を見つめる横顔がいい!
何も答えず、火に薪をくべて、自分はもう少しこっちで人と会っていくからと言う。
「じゃぁ東京で」と言った倫子をたまらず抱き寄せて、「僕はいつでも君といっしょにいる。君のそばにいるから。」うちゅくしーーー。
朝焼けの湖を見る毛布にくるまったふたり。あーーーこれは、ちょっと・・・・前髪おろしちゃって、かーわーいいいいいい!!!おままごとみたい!中居さん顔、小さすぎ!女優泣かせ!
今同じものを見て、同じことを感じてる・・・

倫子は帰り、湖でガラスの船を持ってたたずむバックショット。これが彼の最後でした・・・。

<彼は死んだ>
倫子に電話がかかってくる。「札幌の直江です、直江庸介の姉です。庸介が亡くなりました。死んだんです。」
「死んだ?直江先生がですか?何でですか?」
「湖で自ら命を絶ちました。」今朝ボートで湖にこぎ出して、さきほどボートだけが見つかり、中にコートと・・・。倒れる倫子。

お母さんと倫子のシーン、もう泣けるってもんじゃない。「一人でなんにも言わないで、ずるいの。一緒にいるって嘘だったの!私じゃダメだったの?」
「そんなことない、お母さんは見たもの。先生が倫子のこと話すときの顔。倫子に負けないくらい倫子のこと愛してた。」
「何で!何で?」
小橋先生は歯をくいしばる。三樹子は父親にすがる。
倫子は病院を出ていき、河原へ。そしてマンションへ行くと、直江から倫子あてのビデオデープが残されていた。

<泣かないで>
「どうしても、自分の口から出る言葉で、君に伝えたかった。今の君にとって僕の姿を見ることは辛いことだとは分かっていても、君に伝えたかった。僕は多発性骨髄腫、それも末期だ。もう助からない。もうじき歩くこともできなくなる。君と出会った頃の僕は、死ぬ運命の中で、もう誰も愛さないと決めていた。
でも、君と会ってしまった。いや、君に会うことができた。君は綺麗な目をして、暗闇の中にいた僕にはまぶしかった。僕は最初からその時が来たら、消えようと、ほろんでいく身体を水の底に深く沈め、綺麗に消えようと決めていた。でも、それでも怖かった。迫ってくる死が怖かった。怖くてやけにもなった。そんな僕を君が包んでくれた。そして、救ってくれた。
僕のわがままだったんだ。最後の最後まで君にそばにいてほしかったこと、君一人を残して自ら死んでいくこと、すべて僕のわがままだった。僕はこの病気のことをよく知っている。自分に残された時間のこともよくわかっていた。だから、自分の意思で納得して死のうと思った。君と出会い、心から本当によかったと思えたから。
君のお母さんに会って、君もいつかこんな素敵な母親になるんだろうなって、いつか君が愛する人の子供を産んだとき、僕は笑顔で祝福をおくりたい。」
ボロボロに泣きながら、お腹をおさえている倫子。腕時計を見る直江。
「そろそろでかけないと。君が待っている。
君の笑顔が、倫子の笑顔が大好きだ。だから、泣かないで。愛してる。」

「先生!あたしだって話したいこと、いっぱいあったのに。話さなきゃいけないことあったのに。ここに赤ちゃんがいます。先生とあたしの赤ちゃんです。」

直江先生の最後の言葉が倫子でなくてもぐわんぐわんキます。初めて名前を呼んでくれたんです。ビデオ映像だったのが、最初残念って思ったけど、いや、その方が気持ちが伝わって来やすいかなと思い直しました。

<新しい旅立ち>
小橋先生は、直江の遺志をついで、大学病院にもどり勉強して行田病院に戻って来ると言う。だから院長は「ここに血液内科を、ですね。」堅い握手。

倫子に三樹子が話す。
「あなたを救う志村倫子の力は何?って聞いたら、あの人は言ったの。『彼女の春みたいな笑顔だ』って。」
ひとりでボートに乗り寝そべる倫子。ドクドクドク・・・と聞こえてくる新しい命と直江の鼓動。
湖畔の二人の映像でエンディングへ。

タイトルバックの水中の直江がまた特別の意味を持っていてキテしまいます。
ボートに乗る約束は果たされないまま。でもきっと倫子は子供といつもボートに乗るのでしょう。
崇高な意思を持った人、直江庸介。短い間だったけどその人を支えた倫子。ありがとう。

中居正広さま、お疲れさまでした。またやってください、いろんな役。役者のあなたが大好きですから。


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