〜the smile has left your eyes〜

最終話「運命」 (02/06/24)
<ショック!消える涼>
急いで薬を買いに行った優子は、薬を道路に落としたときに何か気付いたのか?
帰ると涼はいなくなっていて、あの絵がくちゃくちになって落ちていた。
その絵はお父さんとお兄ちゃんと妹の絵だったのね。お母さんじゃなくてホクロのある妹だったんだ。さすがにここで優子がそれに気付くことはなかったです。

うどん好きの歯の出た刑事さんは朝からうどん作ってるのか?帰ってきた優子に徹夜の仕事は若いもんに任せろと言うなんて、見て見ぬふりをしてるのか、優しさなのか。

優子はユキに会いに行く。まだアイスクリーム屋で働けてるんだ、ユキは。「涼は悪魔だもん」て!あんなに好きだったのにぃー!
刑事さん、真剣な顔してたと思ったらいきなり笑って、なんやねん。テレビ見て笑ろうとったんかい。
優子は「人を殺した」というユキの言葉に不安を感じて、主のいない広い部屋に行く。鍵も閉めずに出て行ってもうたんやねえ。鳥は大丈夫か。そして冷蔵庫には拳銃が!

<どうして優子だけが完三の妹になったのか>
刑事さんに電話をかける涼。
「ラッキ!よかったよ。あんたの方が出てくれて。こなだの話の続き。俺が殺人犯の子供だってとこまでいったじゃない。その先聞かせてよ。俺の妹の話。」

きったねー倉庫みたいなところで待ち合わせ。拳銃まで手に入れて殺そうとしてたのに、もはやふたりで会ってもそんな気配すらない涼。
「俺の妹なんでしょ。なのになんであんたと暮らしてんの?」まあこの疑問が解けないとあかんな。
最初から話するから聞いてくれと言われて。
「うん。」ってのが可愛かったわ。
「25年前な」と話し始めたら「すいます?」って話の腰を折る涼。って言うか、ちょっと身構えた感じかな。
涼のお父さんが人を殺してそれを追ってた完三が居場所を見つけて一人で踏み込んだばっかりに、正当防衛ということにはなったけどお父さんを殺す羽目になってもうた。
「あんたとあんたの妹が残った。親戚もろくにおらへんからわしが引きとって育てよう思うたんよ。だけどあんたらが火傷で入院したんや。そしたらお兄ちゃんのほうが病院から逃げ出しおった。
ショックで記憶もないまま、自分の名前すら覚えとらん。5歳やぞ。」
いたたまれない感じで立ちあがる涼。背を向けて立ってる。
「5歳で逃げ出しおった。あちこち探したかけどとうとう見つからなんだ。よう、生きとったなぁ・・・。」むごい・・・。
「走って、走って走って走って、どこに向かって何に向かって走ってるのか全然判らなかったけど、誰かが待ってる気がしたから。でも誰も待ってなかったけどね。
で、目がさめたら女の人に拾われてて、それがたぶん育った施設のシスター。」
そんなんすぐ警察に届けたら行方不明の男の子ってすぐわかったはずじゃんか。甘い、あまいよ !
「それから幸せやったんか。」
「おもしろいこと聞くね。」そんなわけないじゃん!
「すまん。」
「もう一度確認していい?俺と優子、兄妹?」
「そうや。」
うんうんうん、と頷いて顔をそむける涼。
「最悪だね。殺人犯の親父とこんな兄貴いて。おれもどっかで死んでりゃよかったのにね。」
「違うそれは違う。あんた優しい兄ちゃんやった。」
あのときやかんがひっくり返って優子をかばうために覆い被さったお兄ちゃん。
「そやからあんたの火傷の方が大きいねん。あんたの火傷のあとは、優しい兄ちゃんやいうしるしや。」
「ありがとう。あんたが言ってくれなかったら知らなかったから。オレ案外いい思い出あるんだね。」
悲しいじゃん、そんなの。
「でも優子さ・・・・・優子、知らないよね。殺人犯のオヤジと火傷のこと。」
「そうや。あかんな。優子のお兄ちゃんとしても刑事としても、失格や。あかんな。あんたに任すわ。ホンマのお兄ちゃんやし。血のつながった兄妹や。これからあんたらのことはあんたが決め。」
「復讐したらどうする?ふたりそろって父親殺しの復讐。」
「そりゃしゃあないわ。」
去る涼。
「なあ、あんたピストルいつまでも持っとったら捕まるぞ。」
「今度渡す。」
「いつや。」
その前に行ってる(殺してる)かも、とふっと笑って行ってしまう。
もう殺す気はないと思われるのに。

<誤解する優子>
涼を探す優子。
パズルでお姉さまに声をかけられ「誰ですか?」
意地悪お姉さまは涼のお父さんって殺人犯なんだってと優子にしゃべる。
そこにいきなり涼が来て「何話してんの?」
「何しようとしてんの?」
優子を無視してお姉さまにばかり話し掛ける涼。
「待って!」
「何?」
「あなたじゃなくて涼に言ったの。」
「何?」
「ちゃんと話してよ。」
「なんだったら一緒に来る?」
「バカみたい。」
お姉さまにしなだれかかられたまま、優子にわざと嫌われるようにしてる。いったいこれからどうしようと言うんでしょうか、涼は。

六本木トンネルを歩く優子。柊ニもかつて歩いていたですね。ここは一人で歩くにはおあつらえ向き。

<涼、ついに殺人>
ピストルをお姉さまに返す涼。「必要なくなったから。」この時点で必要ないと思ってるのにな。
相変わらず紫のシーツのベッド。今度新しいお店オープンするからやらない?とまだしつこく誘うお姉さま。
「遠慮しとく。」
「あのコ気になってるんだ。」口では冷たいことを言って、目は追ってた、と指摘される。
「本当のこと知らないんでしょ。本当のこと言って彼女のほうから離れてもらうしかないわね。あ、もうやっちゃった?どんな感じなのかな。兄妹でやるっ・・」
バン!おりょりょ。拳銃使いなれてますねぇ。結構あてずっぽうで撃ったのに、見事に即死。倒れてもなお2発、3発。リアリティないなぁ。ああ、あったらコワイか。
しかし柏木お姉さまって何だったの?ふっしぎー!

優子は琴子さんに、25年前完三が正当防衛で人を殺したことを聞く。それが涼の父親。
「お兄ちゃへんの復讐だ。だから私に近づいたんだ。」そりゃ違うでって琴子さん知ってるでしょ?完ちゃんの話いつも聞いてるのに。

テレビではお姉さんが殺されたニュースをやっている。
優子は急いでピストルを確かめに。拳銃も絵もなくてあったのは涼が子供のときに書いた作文。ボクが神様になる。

被害者と一緒にいた男、片瀬涼は指名手配された。

「私がお兄ちゃんのことは私が守るから。」決意の優子。
兄ちゃんは情けない顔やなー。

<何するつもり?涼>
小さい頃住んでた家にやってきてた涼。
ふくろう?何で?ハリポタ?鳥まで連れてきて。さぞかし目立ったろうなぁ。
口笛で奏でる寝ろディーは見上げてごらん夜の星を。古いパズルをしながら、涙。・・・うちゅくしぃー。

涼に頼まれて弟分がお兄ちゃんを訪ねてきた。なんでそんなことするねん、なんで直接電話せんねん。変やなー。家ならそりゃ優子ひとりの可能性のほうが高いやろ。
優子の様子も知りたかったんやな。ね?そういうこいとにしておこう。
当然優子だって聞く。「何?お兄ちゃんに何の用?」

湖のほとりで鳥をはなす。その手を振り上げた格好は直江?
上空からの画が綺麗だー。

兄ちゃんが帰ると優子がいない。あの絵が残ってた。刑事さんはその絵を見たことないだろうに。そこで判るんだ、ドラマだから。
そしてみんながそこに集結するんやね?

<そして、あっけなく・・・>
ひとりで寂しい涼くん、物音がしてえ?っと振り向く顔も綺麗でございます。そこには優子が!
「お兄ちゃんなら来ないよ。あたたのこと警察が探してるよ。柏木さゆりさん、邪魔になった?それとももう興味がなくなった?」
「まあそんなとこ。」
「人をゲームの駒みたいに動かして楽しい?私はあなたの駒にはならないよ。」
そこにおいてあった拳銃をサッと取る優子。一歩遅かった涼さま。拳銃を自分の頭にあてて「これ本物?こうしたら死ねる?これでお兄ちゃん殺すつもりだったの?父親の復讐のために私に近づいたんでしょ?そうなんでしょ?」

うるうるうるううる・・・
そこでしゃがんでしまう涼。ピースか?
見上げる目で「そうだよ。」
「みんな嘘だったんだ。みんなみんな嘘だったんだ。私に話したことも、私といた時間も、私に触れたその手も、その目もその声も、みんなみんな嘘だったんだ!私のお兄ちゃんは私が守る!」
涼に銃口を向ける優子。
涼はうんうん、と頷きながら、ふっと笑う。なんて綺麗なんやーーー!!
「なんで笑うの?なんでこんな時に笑うの?」
泣き笑いの顔。目の色がすごく薄くて見入る!
「俺、愛とかそういうのよくわかんないけど。優子のことは愛してた。」そして、ふっと立った瞬間にバン!
あれれれれえー?ちょっと早いんと違う?何で?え?死んだの?ほんとに?
優子が倒れた涼のお尻のあたりをぺちぺち叩くのがリアルな音で妙な感じ。
ポケットに完三あての手紙を見つけて読むと、三田の女子大生も美羽も柏木さゆりも俺がやったと書いてある。直接やったのは最後だけじゃんか。
『それまで人を操りゲームみたいにして、人が死ぬことも悲しくなかったけど、優子と会って変わった。はじめて人を好きになった。でも優子が妹だと知ったときはさすがに参った。』
優子を育ててくれてありがとうという感謝の手紙。でも完ちゃんをこんなところに呼び出してどうしようとしてたんやろう。なんかわからんなー。
それにしてもあっけなくさすぎ!
あとは深っちゃんの独断場。

刑事さんが家に来たときは誰もおらず、涼のキャスケットと血のあと。
優子はどこに?涼をおぶってひきずって歩く。途中で倒れてしまった優子の背中に涼の血がべっとり。

そしてボート。やっぱり直江かい?そこに何でカセットテープが落ちとんねん!
湖に着いたお兄ちゃんの目に入ったボート。「優子ぉー!!」これでもかと言うほど叫ぶ兄ちゃん。
横たわる涼を見て、手をつなぎ、「お兄ちゃんごめんね。」と小さくつぶやきバン!
そりゃ悲しすぎやー。
あすなろ抱きのポーズでボートに横たわるふたりでありました。なんて救いようのない結末・・・。

<一人残った兄ちゃん>
兄ちゃんが言った。「優子の手にかかって死んだことで優子も自分も守った。」?ん?わかんなーい!なんやねんそりゃ。
ユキは自首しにきた。元気になってなにより(笑)。ユキがおるから完ちゃんは生きなあかんのんね。

湖に花を投げて、たばこを涼にあげるために湖に投げてもう1本火をつけ、落ちてたカセットテープを拾う。
あ、これでなんかもうひとひねりあるのかな?
車でカセットをかける。何が聞こえるの?ワクワク・・・。
そしたら流れてきたのは25年前の♪見上げてごらん・・・。テープは全然伸びてなくていい音でよかったねぇ。
運転しながら回想して泣き出すおっさん。そんなに泣いてると事故るて!
なんでそんなに引っ張るのやー長すぎーー!いやーん、綺麗な映像で終わらせてよぉーー!
でも泣いてるわよー私もー!しょうがないよなー、納得できんでも泣いてしまうのは。
そして信号待ちで発進できずに、クラクションを鳴らしながらあ追い越した車に涼が。涼と初めて会ったときのことがふと蘇る。
最後に何か吹っ切ったような顔になってテープを出して放った。結局何も起こらなかったわ・・・。

タイトルバックの最後のパズルがいつもと違って笑顔の3人でした。そんなの救いにならへんわ!

あの脅威の記憶力は、あれだけの話だったのね。今となっては美羽の話もひっぱりすぎだったわー。あれはもっとちゃっちゃと消えたほうがよかったな。
しかし、木村さんのダイアモンドの涙を堪能できました。手であわてたように頬をぬぐう仕草が好きだわー。

 

第10話「悲劇」 (02/06/17)
<刑事さんがお父さんを殺した!>
思い出した涼。お父さんはあいつに殺された。
思い出した刑事さん。あのときの子や。「沢田省吾。どっかで名前変えよったんや。優子が名前変えたようにな。」優子も変えたんや。
お互いの過去がシンクロした!

帰ってきたら屋上で待ってた優子。
「待ってたんだ」
「うん。」ってぴょこぴょこって近づいてくる歩き方は反則や。その歩き方、わかるわ〜。
「待ってたよ。どこ行ってた?」
「あの、絵の場所さがしに。」
「あった?」
「なかった。」

優子に兄ちゃんのことをいろいろ聞く。
「昔のアルバムとかある?小さいころ優子どんな感じかなって。」
ウソでもそんなこと言われたら嬉しいよな。
「あのさ、デートみたいなことしたいな。遊園地とかドライブとか1回でいいから。」
「何で1回なの?これからずっとそうでしょ。」
上目遣いでそんなこと言われた日にゃ、腰くだけますって!

琴子さんにも接近して聞く。待ち伏せしてたときの階段の上から見下ろす視線が素敵!
飲み物を弟分から受け取るときの細かい芝居がまた憎いねー。
「知りません?25年前なにやってたか。あの人、人殺してません?」琴子の横顔を見つめる涼さま。あんまり見つめないでぇー、溶けちゃう・・・って森下さんは思わないだろうか・・・。

利用できるものはなんでも利用する涼さまは柏木お姉さんにも頼み事。「私のところに戻ってくると思った。」何ゆーてんねん!
肩ひもをいじったりなんかしちゃってぞくぞくするわー。
拳銃が欲しかったから、「だからわたしと寝たの?」
「そういうわけじゃないけど。」っていう言い方が木村さんの素っぽい言い方でちょっと恥ずかしかったわ。
「でも話はしやすくなるかなって。」
涼の裸の胸を触ってるわー、いやーん、つべつべだぁ!触りてぇー!

ユキ久々の登場。
「あのとき涼言ったの。あいつさえいなければお前と一緒にいられるのに。」
淡々と事件のことをしゃべるけど現実味が全然ない。
『仕向ける』っていうけどそんな簡単にできるんかなぁ。
涼がやってるのは「人をあやつるゲーム。」で、「人を傷つけることだけで自分が生きてるってことを確認できるんや。」って言うけど、涼がそんなに悪い人じゃなくなってきてるのに、刑事さんひとりで涼が悪者のように言い張ってるように思えてきた。
「あなたの心の真ん中にいたいよ。」ってどうしたユキちゃん、何血迷ったのぉー?こないだまでの涼への気持ちはどうなったん(笑)。

<復讐計画?>
車の中でピストルを受け取ってそれに口をつける涼。
ボンネットに仰向けになって上向けてバン!かっけーー!

涼が堂島家にやって来た。びっくりの優子。
「どうしたの?」
「いや、あ、あいたくなって。迷惑?」
「だって。」
「だって、何?ちょっとだけ。」
「ちょっとだけ、何?」
「へ?」「ん?」
かわいーい。すっごーいかわいいって!何なのよこのふたりは(笑)!かわいすぎ!

こんなの初めてって言いながらきょろきょろ見回す涼。目のアップが〜!

アルバムを、ふふんって感じで涼の目の前に出す。
「相当自信あるでしょ?」
「悪いけどかわいかったよ。」って座ってる涼に体でぶつかるようにするのがかわいーい。
アルバムを出してきた戸棚の中が気になる涼。冷たい飲み物がいい、と外に買いに行かせるのも操ってるってことかしら。「やっぱ、いい、ごめん。」なんて言ったら買いに行くよ。
小銭もって出ていくけど、優子もなんか変だと感じてるかも。

兄ちゃんの若い頃の写真を見つけ、うまい具合に双星会病院からの手紙発見。
古い昔の手紙だと思ったら、こないだ訪ねた結果を知らせる手紙だった。今どきそんな手紙を達筆の縦書きで書くのはどんな年寄りじゃ!その手紙はおかしいよな。
夜、兄ちゃんもおかしいと思う。コーラがあるし、戸棚が開いてるし。

<直接対決>
堂々と警察に入って来るなんてすごいです、涼さま。刑事さんの目の前で拳銃をいじって、弾を込める。
素人が扱こうたらあかんって言うけど、何人も人殺してるから素人やない。
「昔むかしあるところに幸せな3人の家族がいました。」ん?3人?
「ある男の人が尋ねてきてお父さんに拳銃を向けました。お父さんは5歳の男の子をとなりの部屋にいかせました。そしたらお父さんはその男の人に拳銃で殺されました。」
「優しい目して悪魔なのはあんたじゃん。返して。俺の親父、オレの家族。幸せだったガキの頃返してよ。」
刑事に殺されたのだからそれ相当の理由があるってこと考えてないんだろうか、涼は。一方的すぎ。
刑事さんがお父さんは殺人犯やったし、お母さんは男と逃げてたし、と説明する。
「話作んなよ!」
「ほんまや!ここへ来てな、ウソつかれへんやろ。」そうだよな。
「なんで俺のお父さん人殺すの!」
『お父さん』って言うのが違和感があってどうも・・・。

幸せな過去というのは涼が作った過去。どっちを信じるか任せるという刑事さん。
刑事さんに向けた拳銃が小刻みに震え、もう片方の手を添える。涙がにじんでる。
人の足音が聞こえて、ワザと湯のみを落として人を呼ぶ刑事さん。ずるいやん!涼は消える。

帰って来て冷蔵庫の絵を出して泣きながら絵を撃とうとするけどできなくて、くちゃくちゃに丸めて放ってしまう。
泣いてるわ〜。涼さま〜。

お姉さまが調べてくれた25年前の事件の記事。
「堂島完三の妹、優子。何であの子?愛してるから?」そうだという感じの涼だけど。
「ねえ涼、あなたもうひとつ大事なことしらないの。」
「じゃあ今度にとっといて。」
それって優子が妹てことですか。もうそんなのつまんなーい。でも血はつながってないってことにして欲しいんだけどなぁ。

<もうひとつの秘密>
遊園地。「あ、チケット買ってくる。」「あるよ。」っていう表情なんてすごいよな−深っちゃん。さんまさんが言う「ずるい芝居」ナンバー1だわね、。
いつも乗り物の一番前に乗れていいわねー(笑)。いいなー仕事とはいえ楽しそうで。
ナレーションでの会話。
「何か変。すごい楽しそう。」
「オレが楽しそうじゃいけないの。」
「別人みたい。」
「空飛んだんじゃない?鳥かごの鳥が優子に会って空を飛んだ。優子はたったひとつのオレにとっての命。生きてく理由みたいな・・・。」
あぁーーあすなろ抱きぃー!もうこれでもかってくらいの攻撃しかけてくるわ、北川さんか木村さんかしらんけど。
「一緒に住んだりする?」
「いいね。」
「それで子供とか作ったりする?」
「いいね。幸せそうで。」
「ホント?」
その体勢でチューなんて!反則じゃ〜!
鏡に映る火傷を見て、「なんかつながってるみたい。」そんなこと見てる人は最初から気付いてるんだから、はやいとこ兄妹って出せ(笑)!
優子はやっぱり知ってました。兄ちゃんと本当の兄妹じゃないこと。
話を聞きながらの涼はやかんを置きそこねて倒れた拍子にお湯が手にかかった。これで思い出すわけだ。優子のこと・・・うーん。見え見え。
優子は薬を買いに走る。
水で冷やしながら、倒れたやかんを見てたら思い出した!
ほら、パズルしてたとき。一緒に誰かいた!女の子だ!そして隣の部屋を覗いたときも、やかんのお湯がかかったのも、自分ひとりじゃなかった。その子は、あー優子だー!
冷蔵庫の絵の中の子供は左のほっぺにホクロがある!この絵は優子が描いたのか?
愕然とする涙いっぱいの涼。「妹かよ・・・。」

左のほっぺにホクロがあれば深っちゃんって感じで簡単やなー(笑)。子供の時の写真は本物?よく似てたわ。
もうひとつ欲しいなー何かが。人を操るってこともいまいちだし、どうしてそんなことしてるのかわからないし、本当にゲームとしてやってんのかどうか。
最終回での優子とのやりとりも想像できるしなー。「眠れる森」と違えるために、前言撤回で涼には生きていてもらわなくっちゃ。最後まで悪役で居て欲しかったな。ま、綺麗だからいいんだけど。

第9話「二人結ばれた夜」 (02/06/10)
<痛い・・・>
ふざけたおっさんに腹を刺された涼さま。ちくしょーとタクシーになだれ込む。
気付かない優子に向かって車の窓から手を差し伸べつつそのまま走り去る。そしてワケありのうさんくさそうな病院にたどり着く。
「こんにちは。」と苦しい中にもユーモアを忘れない涼さま。
一クセも二クセもありそうなお医者さんは涼をどこで知ったのでしょうか。
血で真っ赤にそまった手を噛んで痛みをこらえてるのが、こっちまで痛くなってくる。
「泊まってもらうよ。」そりゃそうでしょ。

結局帰ってきた優子。携帯忘れた自分が悪いんよ。でも公衆から涼に電話できたんとちゃうの?涼って携帯持ってないんだっけ。
延々と手を洗ってるお兄ちゃん。こわいよぉ。水で洗っても洗っても落ちないんだよ、血は・・・。

「昨日の有楽町の事件、私です。」そんな事件なんて起こってないのよ、刑事さん。
弟分に電話すると盲腸で入院して熱が出て
でも優子も留守電聞いて涼が来ようとしてたことはわかってるはず。あ、兄ちゃんが消去しちゃったか。

兄は妹に怒涛のように告白する。
「あいつから連絡あったか。」
「え?」
「刺した。約束、守らへんかったからな。刺した。警察やめる。人刺したからな。会うな言うたのに会いやがったから。あいつや。あいつにはこの方法しかないのや。お前守るためにな。」
ごめんなさいと言うのがやっとの優子
むちゃくちゃ食べる兄ちゃん。優子は兄ちゃんの気持ちは痛いほどわかる。だけど・・・。

また同じ夢を見る涼。おとうちゃんが殺された!相変わらずビクッと起きる芝居やらせたら日本一!
おいしそうな上半身だぁー。
『知らなくてもいいこともある。うまく思い出せなかったら記憶の泥沼を這うだけだ。あんたの人生ろくなもんじゃないだろ。』と言うお医者さん。
「言えてる。」
カルテを見た涼は「どれくらいとっとくもんなの?」と聞く。上目遣いの視線が強烈。

兄ちゃんに頼まれた日下さん、優子を励まそうと『僕のベスト5』を持ってくる。
「返すがえす正直な人だ。清々しいくらいだ。」日下さんすばらしぃー。
とりあえず1回ざーと見てそのあと解説つきで・・・って5本の映画を?いったい何時間かかるんだ?

<心も痛い・・・>
家に帰ってきた涼。
鳥はだいじょぶだったのか!さっそくエサをやらねば!結局優子に連絡しなかったのね。そりゃな兄ちゃんに刺されたんだもんな

たぬきで会う涼と刑事さん。
「治ったんかいな。」
おもむろに横に来てシャツをめくって包帯をみせる涼。
「見舞いに花くらい送ってよ。」
「なんで言わへんかったんや。」
「何?」
「警察によ。」
「めんどくさいいじゃん。あ、拳銃とか持ってないでしょうね。やだよ、いきなりこっち向けてドーンとか。」ニヤリ。
「あのな。冗談やないねんぞ。」
「それこっちの台詞。クスクス(笑)。笑わせないで、まだ痛いから。」
精一杯の抵抗をする兄ちゃん、優子は日下さんとうまくいってると言う。
刑事さんの話を聞いてる横顔がまたきれーい。
「あ、そ。あ、伝えといて。妹さんに。」
「何をや。」
「お・し・あ・わ・せ・にって。」
やっぱ今日はいいわって帰って行く。それを見送る複雑な顔の刑事さん。

屋上でいつか優子がすわってたところに座って片膝を抱える涼。
ネオンの中でさびしそうな背中。

兄ちゃんは優子に言う。「しあわせにって言っとったわ。たぬきにももう来んて。」
「心配しなくてだいじょぶだよ。もう行かないから。あの人に会いそうなところにもう行かないから。」
兄ちゃんを選んだ優子なのでした。いい子だからな。

レーブあと片付け中の涼を訪ねて来たたのは日下さん。

完ちゃんと琴子さん。
「完ちゃんがさ、あたしのこともっと好きだったらよかったのに。」
「好きやったがな。」
「もっと!」
「もっとか・・・」
「嬉しくなーい!ことないかな?」
かわいい!琴子さん!

平穏な日々が訪れたかと思う刑事さん。

<兄妹だったらどうしよう・・・>
涼に会ってきた日下さんは優子を訪ねて来る。
「彼はもう自分にはつきあう資格がないんだといってました。彼どこかに行ってしまいます。行ってみたらどうでしょう。後悔は悲しいものです。どんなに傷ついても自分に正直になって何かを確かめてみたらいいんじゃないでしょうか。」
「それも何かの映画ですか?」
「僕の優子さんに対する恋の話です。といってもふられちゃったんですけど。でも正直にしていてよかったと思います。」
とことんいい人だぁ!

屋上で鳥を逃がそうとしてる涼。
「飼われてた鳥は一人じゃ生きていけないんだよ!言ったじゃん。一度抱きしめた心はもうひとりじゃ生きていけないんだよ!」
走って来る優子を抱きしめる涼。
「一度ふれたらずっと抱きしめてて!」
キスして涼の頭を両手ではさんで「もしあなたが人を殺してもあなたのこと分かろうとする。ちょっと頑張ったらわかるような気がする!あなたのことだったら!」
もう優子ってばなんて芝居するねん!見入るね、深津絵里!
あぁ〜〜!
深っちゃんのベッドシーンって見たことないからちょっと新鮮。でもソフトフォーカスでうまくやったな。やっぱりそこまでか!まだ9時代だもんなー。
横になっての『あすなろ抱き』。左肩左腕の重なる二人の火傷。涼の腕につぶされてる優子の胸が盛り上がってドキドキだぁー。優子の頭の下から前に伸びた涼の右手とからみあう優子の手。この格好で寝た感じ、私も好きだあぁー。耳元に息がかかる感じがぞくぞくして。
カメラは俯瞰でぐるぐる回る。
「オレこわかった。どうなっちゃうのかって。寝たらどうなっちゃうのかって怖かった。」
「私は。」
「ん?」
「何かが壊れちゃいそうな気がして怖かった。」
見守る小鳥。

<失われた過去を探す>
あんなことさえなかったら・・・と気になってしょうがない刑事さんは思い立って過去に向かう旅に出る。部屋にはちゃんと日本代表のシャツが。さすがさんまさん(笑)。
そして涼も過去を探す旅に出る。

草原を歩く涼さま、人に尋ねながら湖を探す。そして見つけた湖。わざとらしく倒れてる鳥居。そこは星が降るあの絵の場所だった。

刑事さんの車のナンバーは3071。30歳、71年生まれ?それは涼じゃん。
病院の受付のお姉さん、なんか変。さらっとやってほしいのに、濃いんだもん。
刑事さんは25年前は火傷で運ばれてきた『沢田省吾』を尋ねる。

涼は廃屋を訪れる。自分が住んでいた家。次々とフラッシュバックして思い出してくる。見覚えのあるラジカセに触ろうとして手を引っ込める。
ストーブ、転がってるやかん、2段ベッド、そしてあのときやってたパズル!もう一人子供がいた!ふたりでパズルをやってた!
隣の部屋で物音。おそるおそる父さんのいる部屋を見るそこで見たものは!
拳銃を持つ若い男。それは誰?お父さんが倒れている。「お父さん!」その男は?奥の消えたテレビの画面に映った顔。目を凝らして見つめる。あれは刑事さんだ!
後ずさりして扉に隠れるようにして腰を落とす・・・。
かなり長い時間の無言の芝居。目は釘付け!

一方刑事さんは病院に自分と同じことを聞きにきた男がいたことを知る。その男の名前は片瀬涼・・・・。

涼が悪者じゃなくなっていきそう。だめだー涼は悪者でいてほしいのにーと思いつつ微妙にホッとしたりして・・・。


第8話「明かされた過去」 (02/06/03)
<助かったユキ>

歯の出た刑事さんはユキの元へ。
「ユキぃー-しっかりせー何したんやーーー!!」
あーあ。結局完ちゃんに呼ばれて、涼さまには呼ばれずじまい(笑)。

<もう帰ってきた涼さま>
優子に電話が。刑事の兄ちゃんが優子に電話する駅前のボックスから涼さまが電話する。携帯持ってないの?
「元気?」
「帰ってきたんだ。」
「うん・・・」唇の端っこでちょっと笑った涼さま。
「今どこ?」
公衆電話の陰からぴょこって感じで現れたのがかわいいわ。あれ?鳥大きくなってない?

優子は帰ってきた兄ちゃんに鳥はどうした?と聞かれ、友達が戻って来たから返したと言う。ウソがウソを呼んでいくのだよ。
いつか涼に会ったところに行く優子。いろんなこと思い出します。あーーモノクロ映像、かっこいーい!

レーブに戻ってごあいさつ。
「いろいろご心配おかけしてすいませんでした。」ちょっとカンだけど。
死んだケンヤのお姉様が頼んでくれたのでした。弟を死に追いやった男なのに。
お姉様はレストランチェーンを全国展開するので、涼に任せたいと言う。
「どうして?」
「あなたが好きだから。」
それですぐにベッドイン。やるなー涼!
紫のシーツは女の人の体が一番綺麗に見える色?げげげー紫なんて!ヘンだ!綺麗な裸の上半身・・・あー触りたいぃーーー。

助かったユキは刑事さんの暖かさに心開いて告白。
「あの三田の女子大生の殺人事件、私が殺したの。」まあ、あっさりやなー。
「そうか、わかった、そやけどちょっと待っとき。」追い込んだのはあいつやと確信してる刑事さん。証拠はないでー!どうすんの?

<刑事さんの直球を受ける涼さま>
まあ一晩中一緒だったの?ヒマねー涼さまも。お姉様にレーブまで送ってもらって車の窓をちょっと開け外を見て、ニヤっと、これ見よがしにぶちゅー!やだやだ(笑)。
刑事さんも呆れるわ。「お盛んやなー。雨やのに。」ホント、関係なくても「雨やのに」って言いたい感じわかります(笑)。
いつもの八百屋の弟分くんが野菜と一緒に鳥のえさも持って来てた。ハットする刑事さん。「鳥飼うてんのかいな。」
スパイスの瓶を床に落してバラバラにする刑事さん。下手な芝居しちゃって。並べる涼さま。順番が同じなのは、もうわかってるから(笑)。

刑事さんは折り入って話があると言い、「自首してくれへんか。ユキちゃん自殺した。」いきなり直球勝負。
「死んだの?」
「アホか。生きてはる。」
「あそう。未遂だ。」
「ワシがな、死なさへん。自首してくれ。三田の女子大生の事件もあんたがあの子にやらせたって。」
クスクス笑う涼さま。「バカじゃない。」
いっぺん見たら写真のように記憶が残る特殊能力を持った人間がこの世にはいるということを勉強してきた刑事さん。
そんな独り言を聞いてる涼さまに光が当たってきれー!
刑事さんは手前にいて陰になってて暗いけど(笑)。
「自分が特別な人間やと思ってるんや。けどな、ワシ命おしゅうない。自分のことボロぞうきんやって思ってんのや。こういうヤツが人を守れんのや。」
ううんって首振って、「誰か守りたいと思ってる人が一番弱いんじゃないの?違う?違うかな。だってさ、自分は自分のこと裏切らないじゃん。でも人って裏切るよ。どうすんの?もし自分が守りたいと思ってる人に裏切られたら。」キッとした視線に打ち抜かれるわー。
「ええねん。そいつを守っただけで。それでええねん。」
「ふーん。」
「あんた、うちの妹に会うとったな。二度と会わんといてくれ。」
「それ彼女が言ったの?」彼女ってどっち?
無言で三角の目になる刑事さん。

琴子さんも何考えてるかわからない完ちゃんにキレてます。でも結局上司に言わないでいてくれる。

<あなたの心、私が守る>
涼さまの手料理で屋上でランチ。
「こういうことよくあるの?」
「こういうことって?」
「ここで。」
「やると思う?」
「やらないと思う。」
こんな楽しそうなことや青春みたいな感じとは縁遠い優子。大学でも電気の勉強ばっかりしてて真面目だったし、それでいいと思ってた。
お皿に料理をよそってくれたりパンを切って渡してくれたり、涼さまのおもてなしなんてホンマに贅沢やなー。いいなぁー。
見つめる優子に「何?」
「これグラムいくら?」
「よくわかんないけど一応神戸牛。」
「小鳥の面倒みただけでこんな御馳走してくれるなら何度でも面倒みるよ。」
「じゃあ俺の面倒みてよ。」
「ねえ、そんなこと思いついても言わないようにしてみたら。」
「なんで?」
「ウソくさいから。」
「あ、そ。」
「そう、ワイン。お酒買って来たよ。あーお酒飲めないんだったね。」
「いや飲もうよ。飲みたいし。」
「寝なでよ。」
「寝ねーよ。」
「寝たよ。」うひゃひゃひゃひゃ!ちょっと飲むと寝ちゃうなんて悪者らしくなくてかわいいんだぁー!
「ねぇ、風邪ひくよ。」

眠る涼は夢をみてる・・・。銃声、おとうさん!
驚いて飛び起きてベッドからころがりおちる涼さま。金網にへばりついて怯えた犬になってる。近づいて触れようとした優子にも驚いて後ろの階段をものともせず飛びのく。
「大丈夫?・・・」そっと近づいて涼の腕をつかみ自分に捕まらせようとすると、グッと優子を抱きしめる涼さま。
「大丈夫。こうしてて。」
そのまま床に崩れ落ちる涼の頭を抱きしめる優子。「ここにいるから。私ここにいるから。」
「夢・・・夢をみるんだ。オヤジが殺された夢。」
冷蔵庫から取り出すあの紙。優子に渡してそっと開くと子供のころ描いた絵だった。
「俺の唯一の記憶。コレが俺。これが親父でこれがおふくろ。」
「星!」
「これすごいよ。半端じゃない。降って来るみたいに。いつかあんたとここ行きたいな。」
「ホント?」
うんって頷いて、頭にちょっと手を当てる感じが微妙で消えいりそうな雰囲気で。
「嬉しいよ。」
BGMは「見上げてごらん夜の星を」でこの二人のときはいつもこれだ。
「これどこなの?」
「わかんない。」
親の死に方も病気と交通事故って言われて来たけどはっきりはわからない涼。記憶がとんでるから。誰かに上塗りされてるかもしれないし。
そりゃ、「眠れる森」?
「どうして?」
「ウソをつかなきゃいけない真実があるから。」
「もしかしてそれ探しに行ってたの?」
育った施設に行ってシスターに聞いたけど交通事故だと言い張っていたことを話す。
「必要なのかな。ほんとのこと知ることあなたに必要なのかな。今あなたがいて私がいて、それじゃだめ?」
「それでいい。でも・・・苦しい。」苦しいのね、本当に苦しそうなのよぉー。
「どうしたい?」
「本当のこと知りたい。」
「ねえ。」と床にすわってる優子に向き合ってすわって、両足で優子を挟むように、前に投げ出して、顔を斜め下からそっとのぞきこむ。うわーーーいいわーーー!!これ!この足!欲しいわー。
「反対?」きゃーかあいーい!
「あんまりいい予感しない。」
「でも知りたい。」
「わかった。あなたの心、私が守る。」
優子の肩にあたまをつけるように寄りかかってくる涼の頭を抱くようにし、髪を撫でる。よしよし・・・あーいいわーん。

兄は妹が気になる。「あんなもんに関わったら何されるかわからん。」でも優子は言ってしまうのだ。「彼を信じてる。」
「いつもあたしのためって息がつまるよ!」兄ちゃん大ショック!

ユキが優子に会いにきた。「もう自首しよう」って涼に伝えて欲しい。「涼は悪魔だよ。決して誰のことも愛さないよ。」あんなに好きだったのに、随分だわ。
「ご忠告どうもありがとう。」

<世界中が敵にまわってもあなたの味方だよ>
そのまま涼の家に行き屋上で待つ優子。「みんながあなた信用するなって。みんなが。」
今買ってきたのは肉マン「肉まん食う?」
「いらない。」
「入る?ね、俺そういうめんどくさいの嫌いなの。入る?」
「入らない。」
「結局さぁあんたも他の女と一緒なんだね。」と一人で部屋に入りバタンとドアをしめる。
部屋に入って薄暗い中に立つ涼さまーかっけー。
どれくらい時間がたったのか、外は暗くなってます。出てみると自転車がそのままでリュックまでそこにおいてある。
思わず走ってビルの下を見下ろす涼さま。
そしたら後ろから「気持ちいいよ!」と言う声。ちくしょーと振り向くと優子が一段高いところにすわって足をぶらぶらさせていました。
「ちっ!」その睨んだ目がまたいいわー!その「ちっ!」もいいわー。優子の目の前に立つ涼。
「飛び降りたかと思った?死なないって言ったたじゃん。ゴキブリみたいに世界が終わっても生き延びるって。」
ガッと抱き寄せる涼さま。「びびったぁ。」いやーん優しいわあ。
「ごめん。」
「試したの?」
「ドア閉められちゃったし、どうしたものかと思ってたのよ。」
ちょっと笑う涼さま。「あたしあなたの味方だよ。世界中が敵にまわってもあなたの味方だよ。」
その言葉を聞くと嬉しそうに優子を抱っこして持ち上げてくるくる。
あーーーいいわーーー!!
それでもまだえっちしてないよね?ふふーん。

家に帰ると真摯に言う兄。「おにいちゃんの気持ちくんでほしい。あいつと会わんといてほしいのよ。」
涙がボロボロ出る優子。お兄ちゃんの気持ちはわかるけどもう止まらない。

<お姉様は何者?>
お姉様に告げる涼さま。
「もうあなたのことは抱かない。」
「どうして?」
「裏切りたくない(笑)!。」ん?って首をかしげるのがかわいいですわ。
「はははは!本気?」涼も一緒になって笑ってる。
「今までの話全部なくなるわよ。」
「ご自由に。」
涼のことをドロドロとした欲望と何にも感じないスカスカの心でできてると思ってたお姉様。
「楽しかった?赤子の手をひねるようだったでしょ?箱入り娘の美羽お嬢様とうちの天然馬鹿の直弥、騙して殺すの。」
何でそんなこと知ってんのお姉様!

<血迷う刑事さん!涼さまぁー!>
残業になると兄ちゃんに電話する優子。でも家に携帯忘れてて、2回鳴った携帯を、意を決してでも何か確信して、取り上げて見る兄。
表示は「REVE」。苦悶の表情で留守電を聞く兄。
『涼です。今日の映画・・・・。』
待ち合わせ場所に急ぐ涼。普通のデートみたいにウキウキしてる。横断歩道の向こうに優子を見つけてふっと笑うなんて、すげーステキ!
そして信号待ちしてる涼さま、向こうに優子、そしてふたりの間に刑事の兄ちゃんが!
怖い顔してたっている。信号が変わって歩き出した涼、一応ニコっとしてあげたのに!すれ違いざまに衝撃が!
足取りが怪しくなり、横断歩道を渡ったとことろの植え込みの陰に膝からずれおちる涼。
血だらけのナイフをポケットに持つ刑事さん!刑事やのに何すんねん!
「ふざけんなよおっさん!」
「優子に会うなゆうたやんか。」
テレパシーで会話するふたり。
きゃあーー血がぁーーー!!
優子は気付かずに待っている・・・。

予告で涼と刑事さんは一緒にごはん食べてたわ。よかったぁー。
いや、まだ死ぬわけはないんだけどね。今日初めて最後は優子の胸で死ぬんだろうなと思いました。



第7話「美羽、その愛と死」 (02/05/27)
なんちゅータイトルや(笑)!

<すべては思い通り>
柏木さんを殺したって言うあひるの電話を受けた涼は、無表情に受話器にキス。そのぽってりした唇。わー受話器がうらやましぃーーー!!アホか。
しかしあひるが人を撃ったことも納得いかないし、撃ったあとのわざとらしい演技!全然リアリティなし!
はぁはぁはぁととってつけたような荒い息。
「ホテルに行ってシャワーあびて。硝煙反応消さないと。」と言う涼。こんなにも思いどおりにいくものかしら、と内心ほくそえんでる?
優子はあひるに電話するけどつながらない。そんなもん出ちゃダメって涼が取り上げたから。
ホテルに早く行けって言うのに「涼もぉー」なんてゆってるあひる。変だよなー。
「早く!!」と怒鳴って追い出します。
あひるが出て行ったあと、さてどうしようかと、ちょっと嬉しそうな涼。コキっと首をならして銃を構えて楽しそうです。
あひるの携帯はポーンと放りだして。銃を一発窓に向けて撃つ。ほっほー。なかなかやるな。
そのときフラッシュバック!ピストルが見えた!

そして警察に捕まった涼。自分で電話して捕まえてもらったのでした。
君がやったのか?二つの銃弾は全然違う角度から撃ってるし、指紋は君のしかないし、警察の目が節穴だと思うなよ、誰をかばってるんだ・・・・などと計算涼くんの筋書きにどおりの警察さん。
カツどんとか食わしてもらえないんですか、なんてふてぶてしい態度を取ったりして、ますます警察を怒らせてます。

ニュースを見た優子に兄ちゃんから電話。「変に動くなよ。悪魔がようやく動き出しよったんや。」天使の目やなってこないだ言ったのに、それはウソだったのね。
涼の思い出。子供のころ小さい手でパズルをしてたら隣の部屋で銃声が!沸騰したやかん!男の子は見た!誰かを撃ったあとのピストル!
ほっほー。涼の過去、火傷の理由、親の死・・・が少しずつ見えてきました。

あひるは手紙を書いて街をふらふら遊んでいます。『柏木さんの事件の犯人は私です。涼は何も関係ありません。』
そして、あららら、意外に早い!あっさりとビルの屋上から飛び降りてしまう。こりゃまたあっさりと・・・。なんのリアリティもなく、何のインパクトもなく、いなくなってしまいました。これから先、誰につっこめばいいねん・・・途方にくれるワタシ(笑)。

優子、完三の驚と嘆きの表情と対照的に、あひるのことを聞いたときの涼の顔。下向いてテーブルの陰でうっすーく微笑む。・・・・こっわーーー!!
素晴らしいわーー!!
さあ、悪者比べだ、中居と木村!どっちが怖いか!もうすぐその闘いの火ぶたが切って落とされるのだ(笑)!

<涼VS刑事さん>
釈放された涼の目の前に出っ歯の刑事さんが。「話長いの?」こりゃまたふてぶてしくてイイ感じ。「だったらコーヒー1杯飲まして。」飲ましてあげるがな。
俺の目は節穴じゃねぇぞ、とすごまれてもタバコを所望する涼くん。
殺人を仕向けたって言うけど、なんでそんなことがわかるんだろう。今までの接触とかも数少ないし、確かな根拠はないのに。刑事のカンってやつか。
「美羽ちゃんをかぼうてお前が撃ったことにしたのもわざとや。警察が簡単な現場工作にだまされんのも計算づくや。美羽ちゃんが死んだんもそれも計算づくやなぁ。タバコうまいか?」
いきなり胸倉を掴んで怒る刑事さん。「人ひとりが死んどんや、あほんだら!」ってふたり死んどんねんぞ(笑)。
「確かにおもしろいんだけど。詰めがね。」
「甘いか。」
「うーん、うん。」
「法律的には犯罪にならんのよ。皆な自分の意志であんたのために人を殺す。」
「じゃダメじゃん。」
「証拠はあんのよ。証拠。」
「ん?何?」
「お前や。お前が生きた証拠や。人だませてもな、自分だまされへんぞ。おまえが一番よう死ってんにやろ。お前の中に悪魔がすんどるってこと。おまえな、人間失格や。ま、ええか。いつまでもな、神様お前の味方してへんぞ。」
言いたいこと言って去って行ってくれたわね、ふん。
コーヒーカップを噛んでるすてきな顔は、犯人でもなんでもいいわー。
落ちたタバコを拾って口にして、つぶやく涼。「神様・・・んなもんいねえよ。」あぁーうっとり。

<涼vs優子>
あら?もう初七日なのね。優子は複雑な不安げな日々を送ってるわけでしょうか。
兄ちゃんは「あいつのせいや釈放になりやがって。」なんて言うし。
ん?じゃあそんなに長いこと警察にとめられてたのかしら。
屋上で鳥かごを洗ってる涼のところに優子が来た。
ずっと美羽に電話してたけどつながらなかった。そりゃそうさ。
「柏木さんが死んだのも美羽が死んだものあなたなの?」
「何もしてないよ俺は。あの人たちが勝手に死んだんだもん。どうせ最後はみんな死ぬんだから。オレも。あんたも。」しゃべり方が素直で幼い。
「私よく判らなくて死ぬのはいや。ちゃんと死にたい。ちゃんと生きたいし。」
「あんた生きのびるよ。世界が終わっても。」
「ゴキブリみたい。」
ふふっと笑うのが優しくて、これは天使の笑みざんしょ。ふっと立って冷蔵庫に触れる。中にあるあの紙のこと?
「こいつも逃がしてやるか。お互い旅だちのとき。」
「どっか行くの?どこ行くの?」
「え?ちょっと。」聞いてほしいのが見えみえ。
「だめだよ。人に飼われてた鳥は野生でなんか生きていけないよ。ひとりで生きていけないよ。」
「じゃあんた預かって。」
受け取る優子。
「あとさぁ、あんた抱きしめていい?」膝まづいてう優子のウエストに腕を回す涼。
きゃぁーーー!!そんなことされたら!あーーーにっくきお腹の肉め!息止めて息止めて〜!!いや、自分がその立場としたら、ですね・・・。
「ひとりでこわい・・。ねえ俺ってこわい?」
「ううん。」
優子を見上げる目がぁ!すてーきーーー!!。
「だってあんたの知らない俺いるかもよ。」
「かまわないよ。」
そしてぎゅーーーーー。


琴子さんの推理は、柏木のことは涼があひるのやらせたところまでは完三と同じ。だけど女子大生は涼がユキに殺させたってところが違う。
「涼が全部やりよったんや。ユキって子は人殺しなんかできひん。」信用されたもんやなー、ちょっとしかおおてないのにな。
琴子さんも焼きもちやいたりしてちょっと変。

屋上で「ここでいいよ。じゃ。」
「じゃぁ。戻って来たら教える。どこ行ってたか。約束する。」
「約束なんてしなくていいよ。似合わないよ。あなたに、約束。」
「そっか。」
この二人は兄妹説はやっぱり捨てられんな。
二人だとお互い落ち着くし、心の中見すかされてる感じだし、素直になれるし。何より一線を超えないのがねー。あんなに手の早い涼が。

<ユキを取り巻く人々>
バーで飲んだくれて転んで目の下を怪我したユキ。カリフォルニアでは同じくガラスで切ったけど左目の下だった。今度は右目の下で、目の下よう怪我する子やなぁ(笑)
刑事さんに会いに行って励まされるユキ。
刑事さんは刑事になりたてのときに人を一人殺してしまったのでした。正当防衛で。・・・ほっほー、その殺した人は誰ですかね(笑)??
よう考えて一生懸命生きていきや。と激励の言葉。
「なんか金八先生みたいやな。」
「見たことない。」はっはっは(笑)。ホッとした顔したユキ。

ユキに会いにいく琴子さん。「三田の女子大生殺人事件は涼にそそのかされてあなたがやった、そして彼が部屋の中をかたづけて自殺にみせかけた。違う?」
「違います。」断固として否定するユキ。
「完ちゃんあなたを信じてるわ。傷つけないであげてね。」
やっぱ琴子さんも変な人やがな。そんだけ完三を好きってことなのかな。でも妙に違和感を感じるんですけど・・・。

<涼のルーツへ>
小鳥をかわいがってる優子。
はぁー、今日は本当にピクニック日和やなー。涼くんは汽車に乗ってどこまで行くのでしょう。
子供のような口調でナレーション。
「僕には神様がいない。誰も、何も、この手に与えてくれなかった。凍えた体をくるむ毛布もなければ、孤独な心を抱きしめてくれる人もいなかった。
それが僕の人生の始まりだった。だから自分で神になったんだ。そうすれば思うようになる。それが唯一世界が僕の思うようになる手段だ。
待ってたら何もやってこない、誰もやってこない。星も降ってこない。僕は欲しいもの何でも手に入れる。この手につかむんだ。
ご褒美なんかいらない。愛なんかいらない。僕は僕のやりかたで僕の成果として手にいれる。たとえばゲームをクリアーするように。それが、僕の生き方だ。」
シスターと目があって、ちょこっと首をかしげたところがまたかわゆーい、そしてベーってするなんて、反則じゃぁー!シスターと久しぶりぃーって抱き合うのが素直ないい子やないかい、と思わせてくれるのだけど。

その施設の名前は『ほしのこ園』

先ほどのは涼が小さい頃書いた作文でした。
シスターは涼のことが心配でした。「あなたが人を愛せるか心配だったわ。あなたがその天使のような笑顔で悪いことをするんじゃないかって、心配したわ。」
「ね、シスター。ひとつ聞きたいことがあるんだけど、僕のおとうさんどうして死んだの?本当に交通事故で死んだの?」
まあ知らなかったのね。復讐してんじゃないのかぁ。

<ユキはどうなる?>
小噺(笑)。
「この鳥何ぼくらいするんやろなぁ。」
「かなりや、って言うねん!」はっはっは(笑)。そんでこれはカナリヤなん?

ユキから電話。「ごめんなさい。ウソついててごめん、本当は私もうダメなんだ。人を殺してるの。ごめんね。」倒れてるユキ。駆けつける刑事さん。
うわーーそんなーあっさり死ぬなよぉーー!涼に会わないで死んじゃうの?

このドラマって登場人物少ないのに、それでこんなに次々死んだら最後は誰もおらんことになるでー!
来週は柏木お姉さまとのえっちシーン!


ドラマ館Top