綾 戸 智 絵
２００３．９．１８ 高知県民文化ホールジャズシンガーのコンサートに初めて行くんだっていう緊張感はかけらもなく。
スマファンならみなさんご存知のとおり、中居さんのことを“自分が愛されてる自信が足らんのや”という名言を吐いた方、綾戸智絵さん。
テレビでちょっとだけ聞いても心にずしーんと来る歌を聞きに行ってまいりました。
コンサートホールは全座席で1500席。スマコンの30分の1。席は２階の後ろから3列目。会場中でもっとも遠いところだけど、それでもなんとかボーっと顔がわかる感じ。
今日は仕事をほっぽりだして駆けつけたので、もちろん双眼鏡など持ってないけど、別に顔を見に来たのではないし、と言い聞かせる。
静かに幕が上がり、ピアノを弾きながら歌う綾戸さん。
高知は３回目だそうで、去年の国体のとき全国障害者スポーツでゲストとして来られたとき、見れなかったのをすごく悔やんでた私。何せスタッフとして働いてたからねー。
２曲目の定番テネシーワルツのイントロで。
「もう何回弾いたか。もう飽きた。」と笑わせておいて。でも音楽って不思議で、今日のこの歌は1回きり。それは自分がそうしてるのではなく、みなさんがいるからなんだ、と言う綾戸さん。
そう、そのときは1回きり。だから何回も行かないと気がすまなくなるのですよねー。ＳＭＡＰさんに通じるわ。きっと綾戸さんもスマコンに行ったらはまるクチだろうな。
いきなり歌を２曲歌ったのは、歌手と思われてないかもしれないから、と。
1回のコンサートで３曲は歌わないといかんので、いきなり２曲歌えばあと1曲くらいどうにかなってノルマ達成するからだそうです(笑)。
コンサートはみなさんが作るもの。自分は猿回しのジローくんだと言う。みんなの目が『歌え！弾け！』と言っている。それよりももっと『しゃべれ！』と言ってる(笑)。
『イマジン』は何か泣けてきた。何やら思いだしちゃうんです、イマジン・・・。
ハーモニカの今出さん。お金のかかってない衣装だけど、ハーモニカってこんなに素敵なんだと改めて思わせてくれる。木村さんのしかろくに聞いたことのない私にはちょっと衝撃。すごいんですゎ。木村さん、もっと修行だわよー(笑)。
ギターの宮野ひろきさんもすごい。弦が生きてるっていうのかしら。何かなんでこんな音が出るの？って思う。
ピアノの森下さんは美男子で色が白くて、っていう説明だったので、この人だけは双眼鏡が欲しかったなー。ガタイもいいし、ちょっと素敵だったわ。
今晩あたり夜の街へ行けばこの方たちと会えるかもしれないのになー。高知って狭いので高知にコンサートとかに来た方が飲みにいくところって結構決まってるから会えたりするのよん♪
綾戸さんのステージに一緒に立てる人には条件が３つあって。１．男であること。２．綾戸の好みのタイプであること。３．綾戸より若いこと。
でも中には１個だけ条件にはずれてる人もいたりするのはしょうがなくて、ギターの宮野さんは１個条件にはずれてるそうです(笑)。
♪いのいのいの、ごめーん♪って高知ネタを入れた歌などもあり。路面電車の行き先のこと。
歌の最中に「ダーリン、キスミー！」っていう歌詞にあわせて突然前列の男の人に手を差し出してチューしてもらったりしてた。いいなぁー！すげー！
ビートルズのリンゴ・スターの歌を紹介するときの話。
みなさんもどこかで聞いたことがある歌だと思う。これはリンゴ・スターが歌ってる。リンゴ・スターってビートルズではスターじゃないけど(笑)。
リンゴ・スターは歌があまりうまくないけど、でも歌いたくて歌いたくてしょうがない。まるでＳＭＡＰの誰かみたい(笑)。で、ジョンとポールに歌を作ってと頼んでできた曲。
この曲を初めて聴いたとき、綾戸さんはどっかの店で、ストリングスかなんかの演奏だったので歌詞はなかったのに、歌詞が聞こえてきた。「助けてくれー！」という叫びの曲だそう。
題名、わかりません。すいません。
ステージ上でＣＤを売ったりしてた。前のほうはファンが多いとしたら、もちろん持ってるだろうから辛いかなー。でも５列目くらいの人が買ってた。
ニューアルバムって言えるのは発売後１０日までで、それ以降は『在庫』だそうで。そう言うならＳＭＡＰさんは年中在庫セール中(笑)。
アンコールでゴズペル集団って感じにどっさりコーラス隊が出てきて壮観。『ハッピータウン』っていう歌のタイトルにちなんでお菓子のハッピーターンを巻いて。ノリノリな歌だったけど立つ人が１５００人中２人だった。あそこは立つところなんだろうなー。
アンコール前の「青い影」とか、ダブルアンコールの「マイウェイ」とかはウルウル来た。じぃーん・・・・。
マイウェイとか必死で英語の歌詞を覚えたりしたもんなー、ずーっと昔。
帰りの綾戸名物のアナウンスもしっかりありました。忘れもんせんように帰ってやーって。
始終、聞いてくれる人がいるから歌が歌える、コンサートはみんなが作るものって言う綾戸さん。ホント、それって実感できるわー。いつも会場の雰囲気によってテンションが違ってくるもんな。
小さい体からみなぎるパワーって感じはもちろんだけど、もっと何かがあるんだなーと思わずにいられないライブでした。