楽語びよりタイトル

 

<第十八回>
思い出めぐる“ふるさと”
杉板の壁の部屋の隅っこにもたれる吾郎さま。濃紺のシャツに白いパンツ。

母 木山捷平

「ふるさとの味はふるさとでしか味わうことができないのはなぜでしょう。
僕も母のふるさとに行ったときに食べたしじみの味噌汁の味が忘れられません。
あなたのふるさとの味は何でしょうか。」
母のふるさとってどこなのかな。

地方 石垣りん  鈴木杏

少年時代 井上陽水
夏のふるさとと言えば出るでしょう、これは。「風あざみ」って言葉がすごくいいと思うです。
読みながら田舎道のような所を歩く吾郎さま。一匹の犬とすれ違って。犬は普通歩いて行きました。エキストラ犬?


「目を閉じると浮かび上がるふるさとの懐かしい風景。
もしかするとふるさと心の中にあるものなのかもしれません。」

 

<第十七回>
手を握り、笑顔を忘れない
先週の建物の中なのかな。声がひびいてる。ブルーグレーのVネックプルオーバー。

死んだ男の残したものは  谷川俊太郎
ベトナム戦争の反戦歌だそうです。
窓から外を見る横顔のシルエット。ちょっといい。


ぺんぎんの子が生まれた 川崎 洋   鈴木杏

窓にはめ込み映像?いや窓自体も合成のような感じ。何でかしら。文字を丁度にはめ込みたいからかな。

戦争を知らない子供たち  北山 修  
子供の頃何気に歌ってたけど、この歌ってかなりのメッセージなんだなー。

「誰もが望む幸せな暮らし、誰もが望まない不幸せな暮らし。
でも自分の幸せのために誰かを不幸せにしてるとしたら、
それは本当の幸せとは呼べないのかもしれません。

幸せですわ、あなたたちを見てるとね。

 

<第十六回>
夏の眩しさ、夏休み

白い地中海の海岸にいるみたい。白いコンクリートの建物の屋上みたいなところ。
黒地のプリントのシャツが吾郎さまちっくです。

夏の思い出 江間章子
尾瀬って行ったことがないんだよなぁ・・・。

「夏の思い出はいつも色鮮やかです。僕にとっての夏は青。
小学生の頃に初めて買ってもらった野球帽の色でした。
あなたにとっての、思い出の夏は、何色ですか?」

ヤクルト帽子ですね。
小首をかしげてかわいい吾郎ちゃんでした。


蝉 吉原幸子  鈴木杏

夏休み  吉田拓郎
やっぱ、夏休みといえばこれでしょう。

「大人になればなれほど夏はあっというまにすぎていくう気がします
だから人はこの季節異説をいとおしく思うのでしょう。」


風の中に立つ後ろ姿です。向こう側は海。気持ち良さそうな天気。

 

<第十五回>
潮風のやさしさに包まれて

海だぁー!吾郎さまが海を眺めてるぅー。湿気200%の海の吾郎さま(笑)。天気も良くて気持ちよさそう。

椰子の実 島崎藤村

浜辺を歩く吾郎さま。
「浜辺にはいろいろなものが流れ着きます。それはいったいどこから流れてくるのでしょうか。
波に押され波に洗われながら、はるかな旅の果てにたどりついた見知らぬ浜辺。
もしかしてその旅の目的は誰かに何かを伝えることかもしれません。」

瞳を閉じて 荒井由実  (鈴木杏)
荒井由実時代の歌のほうがしっくりくる私は古い人間でしょうか・・・。

浜辺でぽつんと一人椅子に座ってるのがなんかおかしい。

窓 草野心平

ちょっとまぶしそうでいい感じ。でも何故かBGMがピアノソロの「Ride On Time」

「寄せては返す波を見ているだけでとてもゆったりとした気持ちになります。
今年も海の季節がやってきました。貴方はその波をどんな気持ちで見つめるのでしょうか。」
くるんと海の方に振り返った。吾郎さまのバックショットなめの海って素敵。

 

<第十四回>
水の流れと 人の運命(さだめ)

天井扇の回る無機質な部屋。
にじ色の魚 村野四郎

低い段に体育座りした吾郎さま。横から見るとなんか新鮮。裸足に靴が素敵。

「夏休みの思い出は田舎の川で遊んだ水の音。流れの中でみつけたのは、小石や魚だけではありませんでした。」

川のある風景 石垣りん  (松下由樹)

常世へ続く川 TOSHIKI KADOMATSU

「大きい川、小さい川、ゆったりした流れ、激しい流れ。川はいろんな姿に形を変えていきます。
だから人は人生を川の流れに例えるんでしょう。
あなたの川は今どんなふうに流れていますか?」
立ち上がって歩きだすところの映像だけで見てしまうのは、吾郎さまのなせる業だわ(笑)。

 

<第十三回>
大宇宙(おおぞら)の感受性

髪が!くりくりくりくり!Vネックの吾郎さま。
めまいよこい 山本太郎

「地球はすごいスピードで回っていますが、僕たちにその実感はありません。
でも、太陽が昇ったり季節が変ったりするのを感じると、やっぱり地球は回ってるんだなと思います。」
立ち上がって斜め上を見あげた瞳が黒目でかわいい!

ロビンソン 草野正宗 (松下由樹)
この歌も壮大な宇宙って感じの歌だったんだな。
スピッツの歌っていいよなー。ってCDも買ったことないんだけど。

二十億光年の孤独 谷川俊太郎
「人は昔から星に願いをかけてきました。
はるかな宇宙のきらめきに希望を託したのかもしれません。
明日は七夕です。あなたは星空にどんな願い事をしますか?」
ちょこっと小首を傾げたりして。

 

<第十二回>
“やさしさ”という心について
先週と同じ家かもしれないけど違う部屋。玄関ホールみたいな感じ。すんごい広いけど。
夕焼け  吉野弘

「電車で席を譲るのは簡単なようですが、回りの目を気にするとなかなか行動には移せません。
簡単なことを簡単にはできない。優しさという心は、とても複雑です。」

涙 そうそう   森山良子 (松下由樹)
いい歌だなー。森山良子とは知らなんだ・・・。

「し」をかくひ  工藤直子
この詩の「おれ」は誰なんだろう?

「もしかすると“やさしさ”という心は人と素直に接することから始まるのかもしれませんね。」
最後のおちょぼ口がかわゆかったです。
撮影協力:PENN STUDIO ってあったのでどっかスタジオなんでしょうか。

 

<第十一回>
特別な日、父の日

おぉ、夏だ。朽ち葉色って感じのTシャツとパンツ。
上にはおってる半そでのシャツはちょっとシースルー。ハッパとか小花とかの細かい柄。
髪が一段とくりくりです。
さんさんと日が入る普通のおうちのリビングダイニングルームのとなりの部屋。

アンパン 谷川俊太郎

「お父さんを見ていると、父親には父親のこだわりを感じます。
ちなみにうちの父のこだわりは、ボタンダウンのシャツにレジメンタルのシャツでした。
あなたのお父さんはどんなこだわりを持たれてますか?」
何かかわいいの!声がちょっとハスキーになってるのは舞台のせいかしら。

夕方の三十分  黒田三郎  (松下由樹)
初登場、松下さん。

パパの歌  糸井重里
あー、昼間のパパっていう歌じゃなかったのかぁ。
歌うのはもちろん清志郎さん。
「日曜日の昼間はテレビみながらゴロゴロしてるだらしないおとうさんも
明日月曜日からは一生懸命働くお父さんに変身します。
今日父の日ぐらいは、ゴロゴロしてても、そっとしておいてあげてはいかがでしょうか。」
ソファーの手すりに豪快に足を開いて座ってるのがちょっと違和感。
言い終わるとぎこちなく立って行ってしまいました(笑)。

 

<第十回>
雨がふるから 雨があがる
今日も図書館です。

いろんな おとの あめ 岸田衿子
岸田今日子さんのお姉さんでアニメ「アルプスの少女ハイジ」「フランダースの犬」などの作詞者なんだそうです。ふーん・・・。

「朝、目が覚めるとかすかに感じる雨の気配。
身支度の憂鬱を忘れ、思い切って窓を開ければ、雨は意外に優しい音をしています。」

雨  森高千里  (小西真奈美)
違う歌みたいだわ・・・。

虹  まど・みちお
ちょっとうっすら微笑んで優しい顔の吾郎さま。

「雨は降り、雨はあがり、その繰り返しの中で世界を豊かに潤してくれます。
雨上がりの景色が美しく見えるのも、雨が空を洗い流してくれた結果だとしたら、
彼らにはもっと感謝する必要があるかもしれません。」
立ち上がって傍らの傘をさっと取って行ってしまいました。

 

<第九回>
恋から愛へ結ばれる絆
今日は図書室です。

祝婚歌  吉野 弘
正しいことを言うときは少し控えめにするほうがいい・・・ってちょっとグッと来たな。
BGMはMisia(歌なし)
「心を合わせたふたりがお互いの人生を合わせる誓いの儀式。
今結ばれる絆へ、人はどんな思いを託すのでしょうか。」

お引っ越し 広瀬香美  (小西真奈美)
広瀬香美って大沢たかおの奥さんなんだよなー。いまだに不思議・・・。

結婚 新川和江
BGMはドリカムの未来予想図Uと来ましたかー!

「呼んだような気がする。呼ばれたような気がする。ひとりで解けなかったことを二人で解いてみる。
二つの気持ちがひとつになる。結婚はいつも感動的です。」

そぉかぁ?と失敗した者が言ってもダメかな(笑)。

 

<第八回>
五月晴れ、心情と情景の真ん中で・・・
おっ!階段に座る吾郎さま。「謎の下宿人」のポスターと同じ構図です。でもなんでそんなに横を睨んでるの(笑)?

旅上 萩原朔太郎
階段で響くところなので、声にエコーがかかってます。
「五月の空はあまりに青く、時に、人を憂鬱にさせます。例えば旅に出てみる。例えば絵を描いてみる。
五月の空に負けない五月の心を捜してみませんか?」
青い空で憂鬱にはならないので判らないけど、5月病ってこんなことからも来るんだろうか。

あどけない話 高村光太郎  (小西真奈美)

どんなときも 槙原敬之
マッキーって本当に繊細な神経の持ち主なんだな、きっと。だから、ああなって、こうなって、そして世界にひとつだけなのね。

「四月は希望にあふれた新しいスタートの月。五月はそのスタートが期待通り進まず不安を感じる月。
五月の空の青さは、その不安を少しでもやわらげてくれるための思いやりなのかもしれません。」
あれ?さっきとは逆説だ(笑)。
終わってふっと立って階段を上がって行きました。

 

<第七回>
素敵な出会い

教室の後ろから2番目に座ってる吾郎さま。横に向けてた首をゆっくり正面に戻すのが不自然で(笑)。

あいたくて 工藤直子
2回目も、文字とBGMだけでなくもう1回吾郎さまの声が流れてました。はじめてだわ。
「あなたは、手の中のことづてを誰かに手渡すことができたでしょうか?
まだなら、そのことづてを手渡す誰かを捜し出さなければいけませんね。」

いい日旅立ち 谷村新司 (小西真奈美)
日本の歌100選とかなんとかいう番組では必ず上位に来る歌なんですけどね。これ、あんまり好きじゃないのよ私。

厳しい顔で本を開いている吾郎さまです。

挨拶 壷井繁治
2回目を読んでくれるようになったので、1回目をじっくり見て、2回目は目を閉じて詩を聞けていいわ。
この詩の後半は、仲間の感じを詠っていて、スマさんを彷彿とさせます。


「学校や職場で遭遇するちょっとした出会いも、旅先ですれ違う偶然の出会いも、
あしさつの仕方ひとつで運命の出会いに変わるかもしれませんね。
これから始まる新しい出会いを、あなたはどんな笑顔で迎えるのでしょうか。」
新しい出会いかぁー。ないなぁー・・・。
6年1組の窓の吾郎さま。運動場からの遠景。

 

<第六回>
特別な日、母の日。
味噌汁や握り飯など 大木実

「母の日です。今日はどんな呼び方ででお母さんと話をしてみますか?」
廊下で窓にもたれてる吾郎さま。黒のジャケットに水色のインナーと白っぽいパンツに変わってます。

かぜのなかのお母さん 阪田寛夫 (小西真奈美)

ありがとう 桑田佳祐

「母をテーマにした歌や詩にはいつも心を動かされます。
なのに自分の母親に伝えたい気持ちはなかなか文字にはできません。
せめて花を贈ったり世間話をしてみたり。
今日は母の日を理由に照れくさい気持ちを伝えられる特別な1日なのかもしれません。」
廊下を歩いてきて、そして窓枠にもたれて外を眺めてます。

 

<第五回>
小さな命に伝えたい想い
今日は小学校。5月4日(日)日直は丸山さんと白川君。日曜なのに何で?わざわざ書いたのね。
教室の教壇のほうから後ろを向けておいた机の前に座って机の上に本を立てて読んでいる吾郎さま。
グレー系の薄手のジャケットにインナーは黒のVネック。


初節句 大木実

「あす5月5日は端午の節句。都会では悠々と泳ぐ鯉のぼりを見ることは少なくなりました。
それでもマンションのベランダで元気に泳ぐ鯉のぼり。
小さな命へ、伝えたいことがたくさんあります。」

時の子守唄 荒木とよひさ (小西真奈美)
あららー、吾郎さまの番組じゃなかったのー?ふーん・・・。

誕生 新川和江
「これから生まれてくる小さな命、そしてこれから輝きはじめる小さな命
僕たちが残すべき豊かさとは、いったいどんなものんなのでしょうか。」

6年1組の窓から運動場を眺めています。頭をサッとふって髪を払ったのが、吾郎ちゃんでした。
撮影場所は不明

 

<第四回>
道のむこうに 未知がある
橋 高田敏子
このあとの映像の川が直江先生の川に似ていました。ま、どこでも同じに見えるんだけど。

このみち 金子みすゞ
道程 高村光太郎
「新しい一歩を踏み出すとき、不安にとまどう背中を押してくれたのは、いつも力強い言葉でした。」
あなたの背中を押してくれたのはきっと彼らの言葉でしょう・・・。

未来へ 玉城千春
坂本竜馬が、姉 乙女へ宛てた手紙
「いよいよ新しい1歩を踏み出したあなたへ。それでもふるさとへの手紙を忘れずに。」

キリッとした視線で見つめられてちょっと恥ずかしくなちゃいました。
口元に吹き出物?同じ日に録ってるっぽいのに、なんで顔が変わるのか(笑)?

 

<第三回>
目をこらせば そこに全てがみえてくる

花 村野四郎
世界は一冊の本  長田弘
「例えば目にするもの全部に宇宙が存在するのなら、願いはひとつ。“もっとよく見たい。”」

見上げてごらん夜の星を  永六輔
「花や木、そして星を見つめることから始まる何かを言葉にできたなら、
またひとり詩人が生まれるかもしれません。」

縁側から下りるとき、まず左足から石の上に直に下りてから右足、左足、とつっかけを履いた吾郎さま。
直に下りたら靴下が汚れるよん(笑)
「花」で「花のように・・・」ってところで目を閉じたのが素敵。
野球してる少年が空振りばっかで、いつバットに当たるのかと気になって気になって・・・。

 

<第二回>
親と子 想い それぞれ

母をおもふ 八木重吉
奈々子に 吉野弘
ゆずりは  河井酔茗
「大切な家族から伝えられたことは何ですか。大切な家族へ伝えたいことはなんですか。」

案山子  さだまさし
「手紙でも電話でもメールでもかまいません。伝えたい気持ちを溜め込んではいませんか。
素直な気持ちで伝えてみませんか。」

縁側から踏み石に降りるときにちょっとぎこちないのが素敵
お鼻のてっぺんがちょっと赤いのは何でかしら。
先週と同じ山本亭にて

 

<第一回>
あたりまえの風景の中に人生を見る。

さくらのはなびら  まどみちお
ほほえみ  川崎洋
生きる 谷川俊太郎
「風が吹くはなびらがまう。そんな当たり前の出来事の中に答えは隠されているのかもしれません。」

switch 持田香織
梶井基次郎が川端康成に宛てた手紙
「例えば、今目の前に広がる景色をあなたならどんな言葉で手紙に記すのでしょうか。」

優雅ぁー。吾郎さま真っ白いジャケットがよくお似合い。
「ビールには枝豆・・・・」の詩を聞いて「木村には中居」と思った人数知れず(笑)。
葛飾区 山本亭

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