08/05/18   『中居さんが今日高知入り!!』
 スケジュールは、19日、高知県仁淀川(によどがわ)町、椿山(つばやま)にて早朝から昼前までのロケ。
前泊で高知入り、帰りは19日の午後の便。

ロケ地は、ホテルから2時間弱の山奥の集落「椿山」。

実は、去年10月ごろ、ロケ地として決定していた室戸市吉良川町という所が、突然ロケ中止になってしまいました。
これにはいろいろ憶測が流れましたが、一番大きい理由は情報が広まりすぎたからではないかと思います。
それと国道のすぐ近くで、駐車場があるわけでもないので交通に支障がでる可能性はた易く想像できます。
その後、今回の椿山の情報をゲットし、半信半疑ながら12月末にはロケハンに行きました。
 椿山への道
 そこまでの行程は、前半1時間は普通の国道ですが、そのあとは道幅が狭くなり、山に入ると、行き違いできない一本道で木々がうっそうとしていて、ガードレールが完璧でなく、間違えたら谷底に落ちそうな道路を30分ぐらい走ってやっと着く所。
 椿山の風景椿山の風景02
 携帯は圏外(auはつながるらしい)、店は一軒もなし、テレビは見える(衛星アンテナを立てている家もあり)、でも、すり鉢状になった斜面にへばりつくように家々が建っていて、その間を石段がゆるゆると縫っており、下のほうには川があり、とても風情のある村です。
 お出迎え
 高知竜馬空港高知竜馬空港ANA2便
高知竜馬空港
 
福澤組車   福澤組車_表示
こんなスタッフ車を発見。これには中居さんの子供役の男の子などが乗りました。(中居さんの1便前の便で来ました)
20時20分頃、乗客の先頭切って見えたのは、真っ白いハンチング!(ハンチングと言ってもベレーとハンチングの間ぐらいの形。黒バラでかぶってるほどツバが大きくなくてぴったりしてる)。
次に見えたのは太い黒縁メガネ、でもいつもの白いラインのじゃないみたい。その中の瞳。キリっとした顔。シャープな頬。
すごい精悍な顔。近づいてくる。ドアを通ってこちらへ出てくる。こっちに向かって歩いてくる。
カッ、カッ、カッ、カッコいい……息してなかったよ、私。
白薄手のカーディガン、グレーラインが縁に入ったような。グレーのだぼっとしたズボン、細かい縦のストライプか、布地がサッカー地かなんかで、くしゃっとしてるからストライプに見えるのか、そんなズボン。
目の前を通りすぎる中居さん。ちょっと視線がこっちに向いた。そりゃ気付かれたと思ったでしょう。私らが凝視してるんだもん。
肩に引っ掛けるようにして持ってるバッグは、小さなウエストポーチ。白地にベージュかなんかの縁取り。キャンバス地かな。
そして出口へ向かう後姿。
首、ウエスト、腰、ほっそ〜!ぎゅう〜っとしたら壊れそう。
細いけど、小さいという印象は全然なく、大股でさっさと歩いていく。声が出ない。息ができない。固まる。
別の便で来た仲間さんは2月にエキストラ参加した時より背が高く(笑)、キャップのせいか、ワイルドな感じでした。
08/05/19   『つばやま』
椿山行き止まり
朝7時、仲間さん到着。ストールをぐるぐる巻きにして全然顔は見えず。でもキャップが昨日のやつだったのでわかりました。
そして、7時25分ごろ、中居車到着。
来た・・・・車の外にいるのは、スタッフ一人と私たち二人のみ。
ワゴンが止まった正面の延長5,6メートルの所にいる私たち。
扉が開いて、そしてゆっくり下りてくる白い服。
あー・・・何だろう、もうここで固まってしまう私たちなのです。
ねぼけまなこで、超低テンションの「おはようござまぁす。」・・・・中居さんの生声。
でも全然不機嫌じゃなく、早くから準備して出迎えたスタッフへの感謝の気持ちと、ちょっと離れたところいる地元の人らしき女性ふたり(☆ここ重要!私たちです。合羽を着ていたため作業中の人に見えたかも☆)にも聞こえるくらいの声で言ってくれました。

中居さんは、帽子も何もかも昨日と同じ服なのに見え方が全然違うんです!ウエストの当たりのベルトもダラーっとしてて、昨日はわからなかったけど紐状のものが見えて、それは上着のものか、ベルトなのか、よくわかりません。
それを、お腹のあたりで、もたもた直してるんです。すぐそこで。そして、そのまま歩いて建物の中に入っていきました。
いいとものオープニング以上にボーっとしてて、メガネの中の瞳は半分つぶれておりました。それもまた可愛くて可愛くて。
この一瞬のみで相当生きていけます。
椿山の甍の波
<中居さんのいる場所>
中居さんは、そこから舗装してない林道を20分ぐらい(人によって言うことが違う。15分とか30分とか。)走って行った山奥に連れてかれて撮影です。
そこが村を見渡せるビューポイントだそうで、どういうシーンかわかりません。

中居さんがそこに行ってしまってから、スタッフの無線に入ってきた声が聞こえました。
「白い帽子をメイク部に渡してきちゃったので、持ってきてください」という内容でした。そうか、中居さんは、ここで着替えてそのまま私服も全部移動車に載せていってしまったんですね。帰りがぎりぎりになりそうなので、ここに寄らないでそのまま空港直行なんでしょう。

仲間さんは中居さんが行ってる山の上での撮影はなく、この集落のみなのでずーっとそこで待っていて、全然外にも出てきませんでした。
ではなく、仲間さんも一緒に山の上に行ってたみたいですね。(後日確認)
妹役の柴本幸さんは、ちらっと出てきてた時に見ました。元気そうな女の子だなーという印象。顔の色がちょっと黒いようなメークでした。南国高知だから色黒(笑)?

中居さんの撮影場所は、集落の私たちがいる場所から遥か彼方の山の上のほう、もう点のように見える位置です。レフ板が光っているので今撮影してるんだってことがわかります。
その撮影地点から村全体の遠景を撮るので、車や人は見えないように建物の影に隠れて、と言われて引っ込んだり、地元の人たちとしゃべったりしてずーっと待っていました。
中居撮影場所のレフ板撮影場所_拡大
 レフ板が光っているのが分かりますか?右は左写真の拡大です。
集落で作っていたセットは、民家(朽ちかけた空き家)をちょっと綺麗にして、軒下には大根が干してあり、縁側には「箕(み)」(っていうのかな?豆とかを入れて選り分けるときにつかうザルみたいなもの)があり、横には現代売っているビニール袋入りの豆が置いてあります。
部屋の中には、えもんかけに吊られたどてら、鴨居の上には先祖の方々の古い写真が並んでいます。
その並びのほうには布団が干してあり。撮影前なのでそれにはビニールがかかっています。
ここは秋の設定。
もう一箇所、春の設定を作っている場所もあるということです。
実家の縁側鴨居の上の写真
布団干し秋の実家
実家を見るmayuki
合羽を着たワタクシです。
コンクリートが張られているところは、その上に土や枯葉を巻いて昔の様相を作っています。
屋根の上にあるソーラーシステムには「よしず」をかけて隠しています。
煙突から煙を出すためにあちこちのお風呂に水を張ったり、箒ではいたり、いろいろ準備をしてるのは製作部の方で、ほとんど一人で早朝から働いていました。本当によく働いていたなー。大変だー。
土を捲いた階段よしずで隠す
地元のおばあさんが、仲間さんのお母さんだかおばあさんだかの役をやるそうで、なんか演技もあるようで、そんなのできるんかいな?って地元のみんなが心配していました。地元エキストラのおばあさんたちは、みんな杖と傘をタブルでついてないと歩けないような人ばっかり。
比較的若いおばちゃんたちは外で待っていて、一緒におしゃべりをして、中居さんの撮影状況をスタッフに聞いてくれるので、重宝しました。
話しは、いろいろ。この村の昔のこと、この集会所は昔小学校で、校長一人と先生一人がいたこと、大きな杉の木のこと、村から買い物にどこに行くか、神社のお祭りやら行事が年に何回もあり、大変なこと、でもみんながすぐ集まること。
階段を見上げる控え所(交流センター)
右は、この地区の交流センターでここが控え所です。当日写真は撮れなかったのでこれは12月に撮ったもの。
控え所といっても、そこには、女優さんも子役もエキストラのおばあさんたちもメイク部もごちゃませの一部屋。女性の着替えスペースのみちょっと作ってると言ってました。

豊松と房江の長男役の、加藤翼くんは待つのに飽きて外に出て来てシャボン玉で遊びだして、そのお母さんといろいろしゃべりました。
すごいところですねーとか、翼くんの過去の出演作だとか、翼くんは役者志望ではなくサッカー選手になりたいだとか、高知に友達がいるので今日会う予定だとか、貝の撮影はあと来週島根に行ってそれで終わりとか・・・。

中居さんの撮影はたぶんもっと早い時間に終わる予定だったんでしょうが、何せ天気が悪く雨がチラつくので、天気待ちでずいぶん時間を取っているようでした。
で、ぎりぎりになって、双眼鏡で見ていたら、レフ板の横になにやらグレーの幕が出てきました。ついに、ブルーバックの利用となったようです。
ということは、やはり中居さんはスケジュールの都合でどうしても今日の昼の便で帰らなければならないということでしょう。
その後、レフ板のライトが消えた時点で、もう中居さんはここを発っているいる可能性が高く、私たちも仕事があるので、ここでロケ見学はおしまいにしました。

ものすごく濃い?い時間を過ごしました。1日半が3日ぐらいに感じました。
<後日の伝聞>
サムガで中居さんは言ってました。「高知に行った、すごく遠かった。返りの飛行機に乗る前に時間があって空港近くのパチンコ屋さんに行って確変が出たけど、時間がなくなったので立ってたおばちゃんに譲った。」と。
おぉー、何ということでしょう!飛行機の便を一便遅らせたわけですね。もう少しロケ現場で粘っていれば、山から下りてきた中居さんにもう一度会えたはず。あ?残念でした。

控所の中居さんは、普通に監督と仲間さんとお話してたそうです。
08/05/20・21 <おまけ>

次の日は東京出張。中居さんが万が一、昨日帰れなかったら朝一便にひょっとして乗るかも?というほぼゼロにひとしい期待がありましたが、当然おらず。
東京は台風の影響で大荒れ、羽田に着陸できない場合は、成田に行くか高知に引き返すかもしれませんということでやっぱり昨日帰ってくれて良かったなと思いました。
ちょっと揺れたぐらいで無事に羽田に着いたら、すっかり忘れていましたが、羽田では飛行機からターミナルまでバス利用なんです。
えぇー、中居さんもバス乗ったの?って思ったら、その便に乗っていた議員さんとかVIPみたいな人には、別のマイクロバスが用意されてました。
そうかそうか、よかったぁ。
翌日は仕事の場所が砧だったのでTMCに行ってみました。木村さんがマスター元気かなーと気にしてたので(笑)。
今昔庵のマスターは白髪交じりの髪を後頭部でお団子結び。天頂部はさびしく、お腹がかなり立派になっていました。
今昔庵でかかっていたBGMは、ホワイトメッセージのバックトラック。何でだろう?って思ったら、何のことはない、CDをそのまま流していたんですね。
♪ありがとう、♪show your smile、それぞれのバックトラック。
間に女性のCDが1枚入り、次に♪そのまま、♪White Message、それぞれのバックトラック。
これのヘビーローテらしかったです。マスター、寂しいのね・・・。
奥の壁にはサンプルのポスター。
お水を入れてくれたり、後からコーヒーをオーダーしたりしたときは、結構ニッコリと愛想よくしてくれました。
若い女性タレントさんとおぼしき人がひとり台本らしきものをブツブツ読んでいましたが、その彼女にはもっと愛想が良かったですけど。
テーブルでパソコンを打って仕事らしきことをしてた私はかなり長いこと座っていましたが、最後には「一口。」と言ってサービスにマンゴーをひとかけら出してくれました。
マンゴーはおいしかったです。ナポリタンとサラダは、ちょっとな・・・って感じでしたが。
ありがとう、マスター。
記念に領収書を書いてもらってTMCを後にしました。

それから近くにある東宝スタジオに行ってみました。でもここは一般見学はやってないので外から伺うだけ。
門にいるゴジらと壁に大きく描かれた7人の侍だけ見て帰ってきました。
ここでの撮影はまだ残っているのかな。

それからまだ少し時間があるので、まだ見たことのない湾岸スタジオまで足を伸ばしました。
ここは3月までは一般開放していたのに、4月からは中止になっています。残念。
ま、今日は水曜なので、フジテレビの旧スタジオに彼らはいるんだろうな。
東宝スタジオ
東宝スタジオゴジラ東宝スタジオ7人の侍
湾岸スタジオ湾岸スタジオ
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