ロケ地巡り、久利生と直江編

2001年3月9日(金)
久しぶりのロケ地巡りツアー。いろいろ頑張ろうと、出張先の仙台を8:15発の新幹線に乗って東京着9:50。早い!ノンストップなんだもん。そして荷物を預けて何はなくともまずここ!というわけで、東京地検城西支部の玄関に。今日は金曜日。オフィスビルなのでロケは土日です。この時点で次の日かその次の日にここでロケがあるとの確実情報をゲットしておりましたが、今日でないとビルの中に入れないので。
ロケ現場って行ってみると案外狭いって感じが多いんだけど、ここは本当にあのまんま。自動ドアを入るとエレベーターホール。ここでいつもみんなが並んでエレベーターを待ってるんだぁ。エレベーターは4つありました。ちょっと古めかしくて、紺色と深緑の間の感じの色でいい雰囲気です。
第9話で爆弾を持ってきたSMOKYを追いかけた階段も覗いてみた。ほら、上から久利生くんが覗いたでしょ!
外の景色も。玄関から出て来て、正面の建物、右をみたところ、左をみたところ。10話でも結構出てました。右の向こうの方の建物は東京国際フォーラムです。

ここから歩いて3分で、お堀端にある明治生命館へ。この古いビルは、飯島直ちゃんの出たときの裁判所になったところです。雰囲気があるたたずまい。本編で中のエレベーターが出てまして、これがまた豪華な感じで見てみたかったけど、ここは一般の入り口ではなくて守衛さんとかいて面倒くさいのでやめました。

さぁここから次の目的地、亀戸に。なんで亀戸というと、白い影の川べりは主は江戸川ですが、一度荒川の支流も使われています。そのため移動距離があるので、レンタカーを借りて墨田区、葛飾区、千葉県市川市、埼玉県三郷市と回ることにしたのです。
もうレンタカー借りるのは慣れたもんでちゃっちゃと手続き、さっさと目的地に。が、これがなかなかわからない。墨田区東墨田の旧中川にたどり着くのにちょっと時間がかかりました。だって地図には目指す「ゆりのき橋」の名称は載ってないし、住宅地でごちゃごちゃしていて、工事中があったのです。結果的にはこの工事中の現場が、目指す第6話の直江が流されてたどり着いた「ゆりのき橋」だったので、その回りをぐるぐるまわっていたのでした。
ゆりのき橋の隣の橋にたどりついて、それを渡ったとき、目にはいった緑の橋と「ゆりのき橋」の字。「あったぁーーー!」叫んだね。ホント。
で、撮影のアングルを探すのに、川岸の左右の岸を両方見てみたいんだけど、当の橋は通行止めなので、ぐるーんと回らなければならなくて結構大変でした。よかったぁー車で。
で、倫子が見つけたたんぽぽの咲き乱れていた土手。向こうに水門のようなものが見えてましたのでアングルもわかりました。土手には妙にわざとらしく違和感のある土がまかれていて、ここにタンポポを植えていたのだということがよーくわかりました。直江が流されて来たアングルは2枚目の写真です。あの辺で目が覚めて、上体を起こしたんだな。で、たどり着いて、岸にあがったけど、ドラマではあった小さな桟橋はなかったです。ここで倫子を抱きしめたんですね・・・。いいシーンでした。水鳥はたっくさんいました。ほら、このずらーっと並んだ杭の上、見てみて。おもしろいでしょ。でもカラスの数の方が多かったな。

それから葛飾区に入り、BLで柊二が杏子と待ち合わせて少年野球を見ていた新小岩公園(BL)を右手に見て、市川市に入り、左に曲がって北へ向かう。目指すは松戸市との境にある柳原水門。さっきのゆりのき橋にたどり着く前に直江のボートがくぐった水門です。ここをくぐったら本当は全然どこにも行けないんだけどね(笑)。水門に立ってトランペットの練習をしてる人が一人いただけで、だーれもおらず、辺りにトランペットの音が響き渡る中、水門を眺めました。ここの下をくぐって、中の水路に入っていったんです・・・・。天気も良くていい雰囲気で、あの綺麗なシーンを一人思い出しておりました。
トランペットがもうちょっと上手だったら、もう少しここにいようという気になったんだけど、まぁ、もういいやって感じになってしまいましたです(笑)。

次は、どんどん走っていって江戸川右岸の埼玉県三郷市へ。堤防の雰囲気はもうドラマのまんまなんだけど、ここのどこで撮影をしていたのかが定かではない。堤防の上の道は走れないので、下を走って、所々で止まって上に上がってみる。でもこっちの右岸はずーっと野球場とかゴルフ場が並んでいるので、川からすぐ土手という状況のところがないんです。こりゃ、反対側の左岸(松戸市)だなと思いました。そしたら、帰ってからの第9話で、野球場が出て、公式HPの撮影日記によると、「今回は野球場のあるいつもの対岸で撮影」と出ていました。やっぱりね。
ドラマでは背景に青い橋が見えることがありますが、この写真のずーっと向こうにあるんです。見えるかなぁ。肉眼では近くで見たけど写真は撮ってなかったです。テレビで時々赤白の鉄塔が見えることがあるけど、それも右岸側にありました。
まあ、「ここ!」ということろは特定はできなかったです。もっと雰囲気に浸っていたかったけども、予定時刻になったので、金町でレンタカーを落としました。

そして東京駅にもどり、日本橋口のバスターミナルへ。ここは長野に帰る七瀬先生を最敬礼して見送ったところです。涙のシーン。
ここは同じく長野に帰ってりまう理子を哲平が引き止めようとしたところ。最後にバスを見送るアングルは同じでしたね。ツートップのリンクに喜ぶ私。
そこから直江が七瀬先生とおそばを食べた室町砂場。さすがに中では写真が撮れなかったです。ちょうど二人が座った席はふさがっていたのでとなりの席に座りました。向こうに見えていた階段、階段の下の小さな箱庭みたいなのもきちんとありました。
時間はないながらも、あの黒のタートルネックってかっこよかったよなーと思い出しながらおそばを食べました。
その後は、第2話で久利生くんが雨宮と聞き込みに行った和菓子屋「鶴屋吉信」。お茶をやってる関係上、よく知っているけど、この店には行ったことはなかったです。女性二人の店員さんが、こっちが恥ずかしくなるくらいものすごく丁寧な応対をしてくれました。冬椿は当然なくて、旬の桜餅を買いました。久利生くんが座った長椅子もありました。

そして今日の最後は、飯田橋の「CANAL CAFE」。第8話で倫子が直江の家に泊まったあと、雨の中二人が行った水辺のレストラン。飯田橋駅のすぐ近くで、総武線から見えます。直江が座った席の方はこれからパーティーがあるので入れなかったですが、こっち側が喫茶コーナーで、セルフサービスでコーヒーを買って行って座りました。ほら、あそこに二人がすわっていましたねー!

というわけで時間も来たので、今日も泊めていただく友達夫妻と待ち合わせの祖師ヶ谷大蔵へ。
ラボニに行ってシェフお任せコース5700円也。今日は味があっさり目でちょっと物足りなかったかな。ワインをボトル注文したらどう見てもソックスとしか見えないようなかわいらしいボトルカバーをいただきました。もちろんイタリアカラーにラボニのロゴ入り。でもそのカバーっていつするんだろうと疑問でしたが。
ママらしき方がいらっしゃいましたが、顔が分からないので定かではないです。料理を説明してくださることや、年の感じからするとママっぽかったです。目が大きくて雰囲気もあったし。
デザートが7種類お皿に載ってきたのでびっくり。やっぱりここはデザートに力入ってんな。
帰りに友達から頼まれたオリジナルエプロン(2500円)を買いました。真っ黒でソムリエエプソンのような感じ。ポケットのところに小さなロゴ。私も買ったけど多分使われることはないんだろうなぁ(笑)。
電車の中でワッツを聞きながら多摩センターへ帰って今日はおしまい。あーー満足、満足!

2001年3月10日(土)
この家に来るときはいつもはガンガン飲んでしんまってわけわかんなくなっちゃうのだけど、昨日の夜はラボニに行ったおかげで深酒することもなく、寝たのは3時くらいだったけど朝は気分爽快。
ちゃんと朝食もごちそうになりました。いつもながら、ちゃんとしてるかずかちゃんに感謝、感激。

今日の1発目は、HERO第4話の、芝山さんの雄叫びの焼き肉屋〜殺人事件のあったマンションのあたり。最寄り駅は多摩センターの隣の永山。焼き肉屋はわかっているのだけど、マンションの方は当然住所などはわからない。でも久利生くんが、マンションと焼き肉屋の間の血痕があった交差点に立って、「あそこからここを通って、あそこに・・・」と犯人の足取りを推理しているときに背後に靴のマルトミの看板が見えたので、マンションの位置はだいたい目星をつけている。
そこで目指すところを地図で見ると、永山と言ってもだいぶん多摩センター寄りなので、電車の乗って歩いて行くよりも直に歩いていった方が全然早く行けると判明した。なので途中まで送ってもらって歩きました。
そしたら、すぐ着いた(笑)。

多摩センター通りに靴のマルトミが見え、あったぞーと心の中で叫び、近づいたら向こうの方に焼き肉や「安楽亭」が見え、交差点の反対側に目印の交番もあって、その前をとおり南に行くと、焼き肉屋を裏から見える四つ角がありました。うん、ここだここだ!ということは、マンションはあの辺だな。
でもマンションもあの玄関を見るまでは、外観と玄関が全然別の場所ってことも多いので、まだ安心できません。なのでマンションの辺りに近づいてみるとここらへんには結構同じようなマンションがあって、目指したあの通路の長い玄関を持つマンションはー?とうろうろとして3つ目にありました。それはやはりさっきの角から、目星をつけたマンションそのものでした。この玄関だぁ!「ロワール桜町」ってロゴがつけられてましたね。
それからさっきの四つ角に戻り、久利生くんがあっちがマンションで、あっちが焼き肉屋で、ってきょろきょろっとしたとおりに写真をとりました。それからひらめいた久利生くんは焼き肉屋に向かって走って行きました。それから犯人を見つけて芝山さんが雄叫びととも犯人を捕まえた駐車場もここでした。

さあ、これから一路千葉に行きます。だってメインの行田病院を見てこないと話が始まらない。病院の撮影は多分終わっているだろうけど。
お昼は病院の食堂でとろうかなぁとか思いつつ、荷物を持ったまま行きました。千葉の都賀駅。田舎!ロッカーがないし、荷物も預かってもらえない!これから行く方、気をつけて。ロッカーはありません!
タクシーで5分くらいですぐ着きました。あのピンクの行田病院、みつわ台総合病院。なんか初めて来た気がしない。噴水、玄関、駐車場の入り口のバー・・・あのまんま。
実はこの時点で、今現在HEROのロケをやっているという情報をいただいてました。場所はタイトルバックの場所の辰巳の森。今日ここが終わったら行こうと思ってたところなんですが、今ここから急いで行っても多分間に合わないだろうと諦めて、ここを堪能しようと決めました。
東側の本館のほうは入ったら狭い待合所で、ここはまったくドラマでは使われていません。新館のほうは入るとあのまんま。左にカウンターがあり、その奥にエスカレーターが上り下りが並んでいて、その奥に待合室。その向こうの全面ガラスの向こうが中庭。待合室の上は吹き抜けになっていて、あの医局として使われているドアが二つ並んでいます。壁に絵もかかっていて、本当にあのまんま。
玄関のドアから外は噴水の真ん前の本館が使われていて、中に入るとそこからは新館が使われているんですね。
待合室は薬待ちの方々で結構混んでいて、ざわざわしてました。第8話、暗い待合室に直江先生が座って上を見上げてため息をついたところとおぼしき位置のちょい後ろの辺りに座って、しばし直江に思いをはせる・・・。2階の吹き抜け回りの廊下が見えます。第9話ではふらついた直江先生が思わず手すりにつかまっていたところ。
中庭に出られるドアも確認し、ちょっと奥に入って階段を上がってみました。そしてあの医局の廊下の前を通ってみます。下に待合室を見ながら。うわーこのアングルもよくあるよなぁーと感慨深し。そして9話でる帰る直江と倫子が話していた黄色いラインのある階段。そこに医者と研修生らしき人たちが数名立ち話をしていました。『これはこうこうだろ』というような、指導中って感じの会話。すみませんと脇を通って1階に降りて、そこの立て看板を見ると「関係者以外立入禁止」でした。あーごめんなさい。でもさっき上がった方の階段には何も書いてなかったから・・・。
あのエスカレーターも一応上がって下りて。
それからあそこ!渡り廊下!本館と新館をつなぐ廊下!ここで幾度切ない表情の直江先生をみられたことでしょう。今までの中で私の中でのベストの表情、第4話で次郎を殴って謹慎処分を言い渡された直江が小橋先生と一緒に歩いてきて、そこで待っていた倫子にどうだったか聞かれ、ふっと見せたやさしい表情。眉をちょっと上げてうすく笑って、目を伏せた。あーーここよねー。そのまま歩いていくと正面に鏡があるの。それに映った顔がまたなんとも・・・。
渡り廊下はあんなツボも置いてないしシェードカーテンもないシンプルなものでしたが、かえってそれにますます想像力をかきたてられます。
それから屋上に行きたかったんですが、立ち入り禁止だったので本館の4階あたりから、直江のよくいく屋上の写真を撮りました。屋上に出るドアは多分あれだなーいつもすわるベンチはこっちのほうかなーと想像して。
外に出て、次郎が落ちそうになったのはどっち側かなーと下の道をぐるっと回ったりもしました。

あまりウロウロして写真撮ってたら不審者になるので、もう帰らなきゃと名残を惜しみつつ病院をあとにしました。

そのあとは、HEROのタイトルバックの辰巳の森緑道公園に行きました。途中、潮見の駅のそばで電車から見えたのは、踊る大捜査線の湾岸署玄関。内田洋行の潮見ビルが使われていました。
東西に伸びる桜並木。テレビではもっと短く見えるのですがかなり長い道です。道の南側のみに石造りの街灯があるので方向がわかります。タイトルバックでは最初に久利生くんが東から西向きに歩いてきて、振り返って全員が東向きに並んでいます。エンディングでは反対に向いて、落ち葉が舞う中、西に向かってみんながバラバラ歩いてきます。ここは石の街灯に灯が入った雰囲気の写真もあります。(chicagoさん提供)
ここでこの日さっきまでロケをしていたんですねぇ、ボストンバッグを持った久利生くんと涙する雨宮(予告で流れていました)を直に見た友達・・・うらやましい・・・。このあと数カ所ロケを見たそうで、最終回ネタバレになるので止めておきますが。

このあとは少し時間があったので本場のもんじゃ焼きを食べようと月島に寄りました。初めてなのでお姉さんにやり方を教えてもらって。だってお好み焼きと違って液体だから、どうやってやるか全然わかんないもん。具を先に炒めて、真ん中を開けてドーナツ状にして、そこに2,3回に分けて流し込み、一番最後に全体をからめる。ふーーーーん。それでミニへら?で食べるの。口の中ヤケドした。びろ〜〜ん(笑)。

そして最後に天王洲アイルで白い影第3話で直江と倫子が初めて一緒に食事をしたレストラン、クリスタルヨットクラブ。この、船に乗るための桟橋に倫子が立って、手前の左側に直江が立っていました。いつかボートにのせてやると約束したシーンです。
ここの駐車場は「ぷっすま」の免許取得への道の初回で、全員が自分の車で集合したところです。ユースケがwill be、ビビるがバイクとかで、剛がチャリで来たところ。
あとは天王洲アイルをちょっと回って、ドラマによく使われるふれあい橋、ボードウォークなどを見て終了。

今回もほぼ予定どおり回れてよかった。次回はいつ行けるかなぁ。

<そのほか>
chicagoさん提供によるロケ地。
HERO第1話。ガサ入れをした海王建設のビル
HERO第3話。久利生と雨宮が言い合いをしていた文部省赤レンガ棟
白い影第1話。直江が三樹子の車に乗ったところ


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