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第5話 「総理休日の大事件」 08/06/09
<ドーナツ食べたい啓太くん>
韮澤特別補佐官が誕生しました。広報及びコミュニケーション戦略担当です。韮っち、やる気まんまん。韮っちに前に立たれると全然見えない啓太くん。
「あと、それから、僕の相談相手になってもらいます。」
秘書官たちは冷たい目で見ております。美山さんは選挙で200勝してるんですってかばってくれるけど、「選挙はプロでも政治は素人!」と一刀両断。
おりしもアメリカ通商代表のビンガムさんが来日中のニュース。農産物の輸入拡大を求めてきております。
総理は、彼が来てることも知らないだろうと、神林先生は相変わらず冷たいです。

ドリンク剤をズズズーって飲む啓太くん。明日のスケジュールを確認してる美山さん。いろいろキャンセルもあり、明日は休みになることが判明しました。
そうなるとがぜん元気が出る啓太くん。東京見物したいし、浅草とか、東京ミッドタウンにも行ってないし。
タウン誌に出てるビバリーヒルズドーナツが食べたいし!
でも総理が動くとたくさんの人が付いて動かなくてはならなくなり、一般国民に迷惑をかけることになります。
「東京見物は諦めてください。」
「じゃ、これだけ!」とドーナツを切望する啓太くん。
それなら私が買ってくると美山さんは言いますが啓太くんは行列に並んで、出来たてを食べたいんです。
「総理大臣はわがまま言わない!」と一蹴する美山さん。
ううぅぅ・・・・な啓太くん、美山さんが去ったあと取り残されてしんみり。そして、いやんっ!っていうポーズがめっちゃかわいー!

<ドーナツに行けない啓太くん>
ドーナッツを諦めきれない啓太くんは、朝モジャモジャのままに、ダサーいポロシャツでそっと抜け出しますが。
「お出かけですか?」大倉SPは真面目ですからね。
レンタルビデオに行くだけと言ったとたんに、警備配置の連絡がなされ、番記者が押し寄せ、何をお借りになるんですか?
「コメディーを。」
なぜコメディーを?ストレス解消ですか?ストレスがあるんですか?・・・・・
たまらん啓太くん、大倉SPの手首についてる無線マイクに向かって「やっぱりやめます。」と脱兎の如く逃げておうちに入ります。
玄関で腰からズドンとお尻から落ちて、「これがストレスだっちゅーの!」
そこに美山さんから電話。ビバリーヒルズドーナツだけは警備配置をしてもらえることになりました、と。秘書官の秋山たろうかんすけさんがいやいやながらやってくれたのでした。
喜ぶ啓太くん。総理にふさわしい格好でお願いしますと念を押されたので、髪を伸ばして、一応ダサくない程度の服に着替えました。

今日の当番、郡司秘書官が来ました。
現地の警備態勢が整ったというSPからの連絡を受け、出発しようとしたところに、娘が訪ねてくるという連絡に具合が悪くなる韮っち。
大倉SPは連絡します。「総理の出発が少し遅れそうです。ちょっとしたアクシデントが起こってしまいまして。」
玄関のチャイムピンポンってなるたびに娘?っておののく韮っちだけど、まずは美山さん。
そして、アメリカ通商代表がいきなりアポナシ訪問。ビンガムは、ランボーみたいな、ターミネーターみたいな人らしいです。
郡司さんは、自分が対応すると、百坂さんに連絡。総理が向こうの言いなりになったら困りますから。
大倉SP「総理の出発がさらに遅れそうです。とんでもないアクシデントが起こってしまいました。」

<韮娘がやってくる>
和室で正座するアメリカチームにヒカルちゃんが出したのは「粗茶」・・・訳すと「BadTea」?!そりゃあ飲めませんとも!
総理、美山、郡司の3人でごあいさつしますが。打ち合わせは下向きで、ごにょごにょ。
そして、お取り込み中らしい朝倉家なので、ビンガムさんは自分はあとでいいと、言ってくれますが。御機嫌はだんだん悪くなるようで。
次のピンポンは娘じゃなくて留美子先生。啓太くんが韮っちのために呼んだんでした。
そして、また和室に行って話の続きを・・・となると、またピンポン。今度こそ韮っちの娘でした。
こんな大きな娘がいるなんて、みんなびっくり。
そして娘の用事は「結婚したいの。ママを説得して。」なーんだ。
でも相手はストリートミュージシャンと聞き、頭ごなしに反対する父と娘は大げんか。娘は書斎に立てこもり。
大倉SP「総理の出発がさらにさらに遅れそうです。展開予測不能なアクシデントが起こってしまいまして。」

立てこもりはお手の物の大倉SP。でも相手は強情です。
静かになった書斎。え?バカなマネを?ドタバタドタバタで、韮っちの娘のカレシが来ます。
「チワっす!」のカレシに一同あぜん。でもカレシは普通のいいヤツらしく、ちゃんとしゃべれたし、ちゃんとごあいさつもできました。
そして娘カップルも帰り、留美子先生も帰りました。ホッとひと安心。
だけど、待ちくたびれたビンガムさんは、イライラです。

<よっ!大統領!>
神林先生の命令で戻った美山さんに神林先生は告げます。アメリカ政府は朝倉総理はただのお飾りだと知っている。
今回の失態をどうフォローするか考えろと言われる美山さん。もう失態になると決めつけてる神林先生に疑問の美山さん。

そしてやっと本題に入るビンガムさん。
通訳する郡司さんが言いにくそうにするけど、「いいから、教えてください。」と肘をつっつく啓太くん。
ビンガムさんの言い分は、「日米構造協議で我々の要求を拒否する日本に不満だ、農産物をもっともっと買うべだ、官僚は私を甘く見ている、何としても要求を通したい、あなたの判断でこの場でイエスとお答いただきたい。」
全部通訳した郡司さん。

美山さんはお言葉を返すようですが、と啓太くんが毎日勉強していること、向こうの要求を拒否するという担当の判断に異存がなかったから何も言わなかった、と神林先生たちに伝えます。

啓「そんな一方的な要求は飲むわけにいきません。」
啓太くんは日米構造協議の内容はわかっているんです。
郡「総理、何か勘違いをなさってるんじゃ。」
啓「本当に知ってます。」
そこまで言うなら、と力試しのクイズみたいに条文クイズを出されてしまいます。
「アメリカ通商代表部要求第2章農産物貿易第13項とは何ですか?」
啓「13項?」ってちょこっと首をかしげる啓太くん。
廊下で聞き耳を立てていた韮っちとヒカルちゃんが、あわてて啓太くんの勉強の資料を探します。「あった!」
啓太くんは、ちゃきちゃき答えてます。
書いて覚えるタイプなのね、啓太くんは。条文をぎっちりみっちりノートしています。

美「総理はご自宅で勉強されているんです。毎晩。1日も休まずに。今ゴロはもう総理とビンガムさんはお話をされているかもしれません。」j誇らしげ。
美「心配はないと思います、総理ははっきりと御自分の考えをおっしゃるでしょうから。」鼻高々。

ビンガムさんは、その答えはアメリカとケンカになってもいいと受け取ってよろしいんですかと脅しをかけますが、啓太くんには通じません。
「この13項のためにケンカをすることがどちらかの国益になるとは思いません。それでもやるというのなら引くわけにはいきません。僕は総理大臣です。日本の国民を守る責任があります。」
うぉーカッコいいぞぉー。
教師時代の話をする啓太くん。
ケンカしてる子供たちにいつも言っていたこと。考えよう、そしたら・・・
郡「わかりあえる。」
啓「いえ。相手と自分が違うんだということに気づくんです。」
みんなが『え?』って。
同じ人間だと思うからちょっと違うことが原因になってケンカやいじめが始まる。同じ人間なんてひとりもいない。どうすれば相手を説得できるかを考えろ・・・そう子供たちに言ってきた。
啓「日本とアメリカは違うんです。これからもともっと話し合いましょう。そしたらお互いが納得できる答えが見つかると思うんです。」
ビンガムさんの心に啓太くんの想いが届きます。
今日のご予定は?などと訊かれてしまったので、「ビバリーヒルズドーナツを・・・」と答える啓太くん。
それならプレゼントしましょうなんて言うかと思ったら、早く行って並ばないと・・・だって。なーんだ(笑)。

美「あの人は言葉を持っているんです。当たり前な言葉でもあの人の口から聞くと、胸にすっと入ってくるんです。あの人は実はとても政治家向きなのかもしれません。」
神林先生の前で語ってしまう美山さん。
そこに郡司さんから連絡をもらった百坂さんが入ってきて、ビンガムさんが帰ったと告げます。
百坂さんもちょっとあれ?って思ってるらしいぞ。

「あなたがたは素晴らしいボスの下で働けて幸せですね。」と言ってビンガムさんは去って行きました。
郡司さん、なんかほわーんとしちゃっています。

<やっとドーナツだ>
やっとドーナツに行けるようになってウキウキの啓太くん。
でも、そこに静岡県沖で竜巻発生の知らせが。倒壊家屋あり、1万世帯が停電!
「すぐ現地に向かいます!」って言っちゃう啓太くん。行こうかどうしようか、なんて検討するなんてことは全然頭になく、啓太くんにとっては、現地に行くという道しかないんですね。
韮「停電?懐中電灯だ。」
ヒ「ラジオも欲しい!」
啓「すぐに手配してください。」
韮「よし分った!よし官邸行こう!」
ほわんとなってる郡司さん。
啓「郡司さん、行きますよ。」
郡「あ、はい。」

埼玉の自衛隊基地での撮影だったという、このシーン。
秘書官たちも勢ぞろい。
ヘリに向かいながら現地の状況を尋ねる啓太くん。
啓「自衛隊に協力してもらって、懐中電灯を全世帯に配ってください。あー、それからラジオも!」
しかし懐中電灯の備蓄は4600しかありません!
啓「だったら、スーパーとかコンビニからかき集めて!被災者を不安にさせないことがまず第一なんです!」
百坂「しかし、急に言われましても、そのー、えー・・・。」
思わず高揚した郡司さんが叫びます。「いいから!言われた通り集めろ!!」
え?郡司さん?何?な空気に、ハッと気づく郡司さん。
郡「あ・・・、総理の指示ですから、お願いします!」
啓「お願いします!」
懐中電灯とラジオなんか別にいらんなーなんて思いもするけども、ま、ない人はないと困るしね。

美山さんが走ってきて、啓太くんにヘルメットを渡します。
逆さまにしたヘルメットの中には何かが。
啓「おぉ?」
美「それも持って行ってください。」
啓「行列は?」
美「割り込みました。」
・・・ちょっとニヤっとして
啓「行ってきます。」
美「行ってらっしゃい。」

ヘリの中で郡司さんに1個ドーナツをわけてあげました。
ヘリが飛んで行く映像の中、聞こえてくるのは郡司さんがむせてる声(笑)。
ヘリには本当に乗せてもらったのかしら。

<ここまでの啓太くんの味方>
宮本ひかる、韮澤勝利、生方恒夫、美山理香、月丘留美子、SP大蔵、小野田朝雄、郡司敏夫、百坂哲也×0.5。


第4話 「いじめられる総理」 08/06/02
<朝倉内閣発足>

人気沸騰啓太くん。
総理大臣って大変、トイレまでSPがついてきますから。
首席秘書官となった美山さんの下に事務秘書官の4人のおっさんたちが来ます。
百坂さん(西村さん)、郡司さん(平泉さん)、西さん(矢島さん)、秋山たろうかんすけ(鈴木さん)。前3人は華麗なる方たち、鈴木さんはHERO山口編が印象的です。
平泉さんの「専務!」がいつか「総理!」になるのが楽しみだわぁ。
財務省の百坂さんは、美山さんの先輩です。
「普通なら口もきいてもらえません。官僚は入省年次が絶対ですから。」
「でもここでは、美山さんが上司♪ですよね。すっげー。」名刺を見ながら率直な言葉を述べる啓太くん。
そんな啓太くんをぎろーっと睨む美山さん。あ、それに気づいた啓太くん。
「やりづらいですよね・・・。」
睨んだままカツカツと靴音を鳴らして去っていく美山さん。
「そんなに怒んなくてもいいじゃない・・・。」んまっ、かわいい♪
神林先生が組閣人事の案を持ってきてくれました。何も文句なんてつける術もありません、すんなり決定です。
そして階段での新体制発表会見。
生方さんや若手議員たちはがっくり。「総理は言いなりですか・・・。」
ヒカルちゃんはちゃっかりここに入り込んでるんですね、良かったねー、ぷーだったのにね。

国交省、外務省、総務省、防衛省・・・総理のもとにはどんどん資料が届けられてきます。
こんな感じはちょっと現実と違う気がしますが、ま、それはいいとして。
資料を見せてももらえない美山さんだけど、それは総理とても同じ。内容は確認せずに署名だけしてください、と啓太くんに届けられます。
でもそんなことは納得いかない啓太くん。どんなにスケジュールがつまっていても納得できないと署名はできません。
一発目の資料ですぐにつかまてしまいます。
八ツ島湾でダム建設のためにくらげが異常発生して魚が獲れなくなったという訴訟について、国の責任は認められないので控訴しますっていう内容です。
「何で認めるわけにいかないんですか?認めるわけにはいかないっておかしくないですか?」
早速国交省の担当を呼んで説明を求めます。
それだけでは納得できないので、資料を見せてくださいと言う総理の命は、百坂さんの入れ知恵によって、膨大な量の資料が啓太くんの執務室に運び込まれてきました。
美山さんは、焦ります。「総理、所信表明演説の草案作りを優先したほうが。」
「わかりました。気合入れて読みます。」
「えぇぇ?!」
がんばるなー、啓太くん。

<啓太くん、逃亡>
首相公邸に戻る間は番記者が付いて回り、SPも張り付き、気が休まる瞬間はありません。
とてつもなくでかい公邸に住まなければならないのがイヤな啓太くん。帰ろうとする美山さんを引き留めようとするのですが、明日からのスケジュールを考えると勉強もしなくちゃいけない総理には時間がないのです。
そうそう、スーツケースいっぱいにクラゲの資料を持って帰ってきたんですから。
「そんなにクラゲが気になるなら、ご自分で時間を作っていただくほかはありません。寝る時間がなくなっちゃいますよ?」心配な美山さんですが、啓太くんはやるしかないんですね。
メガネをかけてソファーに座って資料を読み、うぅーって伸びをする啓太くん。だだっ広い部屋で、手持無沙汰な啓太くん。意を決して脱出!
ゴロゴロを持ってそっと外に出たら、段差のところでガタって音が。
「あっ。」
振り向くSP。しらーっと空を見つめる啓太くん、つられて空を見るSP2人、その瞬間!脱兎のごとく駆け出す啓太くん。
「総理が逃げたぁーー!!」

神林先生は、総理抜きで新内閣の方針づくりにとりかかります。こわー・・・。

美山さんとヒカルちゃんが啓太くんの自宅に帰ってくると、なんとそこには啓太くんが!
「おつかれなん、さい。」ビビる啓太くん。ヒカルちゃんが大喜び。
SPの大倉さんも引っ付いてきています。余計な警備配置やいろいろ変更しないといけません。「SPから逃亡された総理は初めてです!」
「すいません・・・。」
美山さんは怒り心頭。若い女と得たいの知れない男と一緒に住むなんてもってのほか!
そんなら私は姪っこ、オレは甥っこ、って(笑)。
「公邸でも官邸でもひとりじゃかわいそう。」ってヒカルちゃん。「うさぎは寂しいと死んじゃうんですよ!」
啓「うさぎはそうだね。」
美「あなたはウサギさんなの?!」
韮「官邸でもひとりぼっち?」
ヒ「官僚が総理をいじめるんですよ!」
啓「え?オレいじめられてんの?」
韮「何で助けてやんないんだ。それでもお前首席秘書官か?!」
啓「いやいや、美山さんは僕のこと助けてくれてますよ。」
韮「クラゲをこうやってお前に押しつけてんじゃないか。オレは一緒に読んでやってんのにだ。」いいヤツだー。
ヒ「私も手伝うぅー!」
啓「いやいや、これは僕のわがままでやってることなんで。」
韮「お前はわがままでいいんだよ!わがまま、大いに結構!総理の意思を尊重するのは首席秘書官の役目だろ!」
美「総理の意思って・・。」
韮「僕は間違ってますか?」
美「・・・・まち・・」
韮「聞こえません。」
美「間違ってませんっ!!」
韮「なら決定。お前はここに住んでいい。」
ヒ「やったぁー!」
啓「いやいや、ここは僕んちなんで。」
韮「お前も、ここに住むか?」
美「結っ構ぉーです!ふん!」
啓「あの、僕んちですからね、ここは。」
韮「怒った(笑)。」
韮澤さんの啓太くんへの惚れ込み具合がいいわー。

協力してくれる韮澤さんとヒカルちゃん。
「すいません・・・」
午前3時。内閣の顔ぶれについて、聞く韮澤さん。
資料に見つけた一文、『因果関係を認めた一部専門家の意見もあった。』それはいったい誰なんでしょう。
朝になって、「あー、オレもちょっとだけ寝よ。」・・と座布団を枕にしたところに、美山さんの声が。あぁー行かなきゃ。

<啓太くん、奮闘>
朝から記者さんたちが家の前にたくさん。「今日もがんばります。」笑顔で親指を立てる啓太くんだけど、眠〜い。
あくびの連発で、今日の閣議の資料を読みますが。
美「徹夜なんて信じられない!約束は覚えてますよね?総理。寝てなかろうが・・・。」
啓「はい、仕事はちゃんとやります。」
さっき記者の人が昨夜のホテルの会合は何だったんですか?って言いましたけど、神林先生が密談してるなんて啓太くんはもちろん、美山さんも知るよしもなし。
神林先生は所信表明演説の草案を作って持ってきてくれました。
啓「ありがとうございます。これをたたき台にして、あとは自分で・・・。」
神「おそらく、そのままで大丈夫だと思いますが。」・・・こわー。
クラゲのことについて、神林先生に意見を求めますが。「総理、まさか、国の責任を認めるおつもりですか。」
「ていうか、自分でちゃんと理解できないと署名はできないなと思いまして。実は現場を見に行ってもらってるんですよ。」
韮澤さん、素敵ー!

そろそろ経団連の会長が来ます。美山さん激怒。この件はすでに前総理のときに結論が出ている問題です。
「僕も早く結論を出したいんですけど。絶対に約束は守りますから!あの、資料に目を通したいんで、5分だけ時間もらっていいですか?」
すっげー!かっこいいー!『5分だけください』って。そんな感じにやってみたいのよ、私も。
八ツ島湾のクラゲ問題がテレビにすでに流れてしまってます。誰が流したんでしょう?
すだちドリンクのキャンペーン、宮城少年少女合唱団の訪問。廊下を歩く時間も資料を渡され、とにかく秒刻みの啓太くん。
生方さんはあくまで味方。思うようにやればいいって言ってくれます。
啓太くんは月丘先生にニンニク注射を打ってもらいます。前の総理の決めたことをチャラにしてしまうことに賛成する先生。何せセクハラオヤジでしたからね。
そんな一生懸命の啓太くんの姿に心を動かされる美山さんとSP大倉さん。

神林先生が総理を止めさせるために動きます。クラゲ問題の責任者は、当時の国交省大臣の小野田先生(中村敦夫)。
「ただの人形に何が判断できる?私は先生に国を守っていただきたいとお願いしているんです。」小野田先生に頭を下げて総理にひとこと言っていただくことを頼むのでした。

啓太くんは美山さんを先生に勉強中。「OK。必要な知識は頭に入っておられます。」って、すごいなー啓太くん。
そしてちょっとだけ空いた時間にもクラゲの資料を読みます。ヒカルちゃんも手伝います。美山さんも気になりつつ2人を残して部屋を出ると、マスコミが騒ぎだしたことを百坂さんに責められるのでした。「総理は36時間も一睡もしてらっしゃらないんです。」とは言ったものの、反論できない美山さん。

<啓太くん、逆転>
韮澤さんが、現場から帰って来ました。水クラゲを持って。SP大倉さんと対決。「首相特別補佐官の韮澤です。」
口論するのは、韮澤、ヒカル、美山。決まったことを首相の独断で覆すなんて前例はない、それがどうした・・・。
でも啓太くんは冷静です。「美山さん、僕は感情的にはなりません。ただすべての情報を知りたいだけです。そのうえで署名するか、しないか、それを決めたいんです。」
感心した表情の韮澤さん。うっとりのヒカルちゃん。美山さんも認めるしかありません。
そこに小野田幹事長が来ました。
あのダムは私が国交省大臣のときに作り、その後水クラゲが発生したのは国のせいだと地元が騒いだ。それを今さら認めると官僚全員を敵に回すことになります。そうまでしてこだわる問題じゃないでしょう?
でも八ツ島湾の漁師さんは大半が失業に追い込まれているのです。
小「間違いを認めるということは金を払うっていうことです。同じようなような問題は全国各地にある。あなたはそのすべてに金を払ってもいいとおっしゃるんですか?」
啓「国に責任があるんなら、そうするべきだと思います。」
小「財政が破たんしてもですか?」
啓「破たんしてもです。」きっぱり。
啓「悪いことをしたら、つぐなうのは当たり前じゃないですか。普通に生活してる人より国のほうがえらいんですか?官僚のほうが偉いんですか?小野田先生、僕は約束したんです、みんなと。みんなと同じ目線に立って政治をするって。」
小「・・・・・・。これは?」
啓「今回の問題に関する資料で、こっちが読んだやつでそっちがこれから目を通すやつです。」
小「なるほど。私は市議会議員からスタートしました。あのころは私も膨大な資料と格闘した。市民を守るために。・・・神林先生は間違えたなぁ。」
啓「え?」
小「いや。私の記憶が正しければ、東京大学の久野しょうじろう教授です。総理が探してらっしゃるお名前は。」
美山さんにすぐ指示を出す啓太くん。
美山さんは外に飛び出し、秘書官たちに指示します。「東京大学の久野教授に連絡をとってすぐに来てもらってください。水クラゲの大量発生はダムの建設に原因があったと主張された方です。」
百坂「美山!そんなことして。」
美「黙って指示に従って!首席秘書官は私です!!」きゃぁーーカッコいい!
部屋の中で聞いていた啓太くん、ガッツポーズ!
それを微笑んで見る小野田先生。神林先生に伝えます。「説得は無理でした。あれは人形なんかじゃありませんよ。」
やったねー!

やってきた東大の久野教授は、その昔瀬名くんの先生だったレオさんだー。
「やっと、ちゃんと話を聞いてくださる総理が(笑)。」
話しを聞き、現地調査をし、国交省の担当者に自ら説明し、そして。
啓太くんは電動歯ブラシ。歯磨きしながら決意の表情。

<啓太くん、一件落着>
囲み会見で、答える啓太くん。
クラゲ訴訟の控訴期限は明日に迫っていますが、どういう決定を下されますか?
「八ツ島湾の水クラゲの異常発生の原因がダム建設にあるということは否定できません。なので、国の責任を認め、控訴は断念します。僕は総理として、被害にあわれた漁業関係者のみなさまに心からお詫びします。そしてこれからどういった形で償っていったらいいのかどうすれば八ツ島湾を元のようにできるのか、それを真剣に考えていきたいと思います。僕からの報告は以上です。失礼します。」
さっさと切り上げ、歩いてきながら出るあくび。自分でホッペをパチン!これもアドリブか?

八ツ島湾に出向いた啓太くん。地元のおばあさんに焼いてもらった串刺しの魚を食べます。
「ごめんね、おばあちゃん。これから昔みたいに魚がいっぱい獲れるようにがんばるから。」そんないい人いないよー。
美味しいお魚を美山さんにも分け、SP2人にも勧め、のどかな一瞬でした。

官房長官の会見で神林先生が、保障金額は13億円で決着したことを発表。「今までどの内閣もできなかった歴史的決断です。」それと韮澤さんが総理大臣補佐官に就任したことも。
これでまた内閣支持率は上がるのだろうけど、内心イライラの神林先生。

八ツ島湾から帰る総理大臣の車の中では、やっと眠れた啓太くんと、それをそっと見守る美山さんでした。

<ここまでの啓太くんの味方>
宮本ひかる、韮澤勝利、生方恒夫、美山理香、月丘留美子、SP大蔵、小野田朝雄。さて、来週は誰が加わるでしょう。



第3話 「今夜、総理誕生!!」 08/05/26

<何で総理大臣?>

ありえない!ありえない!の啓太くんと美山さん。でもテレビではLIVE中継でインタビューされる神林先生が「若手を押すつもりです。みなさんがびっくりするような方ですよ。」
「お前のことだ!」韮澤さんは乗ってきます。だって、過去202回闘っているけども、総裁選なんて経験したことないんですもん。ヒカルちゃんもワクワク。
翌日、議員会館では、もう生方先輩が推薦人になるよう頼まれていました。
「世界のトップはどんどん若返っている。国民と同じ目線の人が総理になるべきだ。」と言う生方先輩。
テレビでは総裁選に出馬する人たちのニュースをやっています。実力者2人が名乗りをあげています。
そこに、神林先生からの電話。「覚悟は決まったかい?」選対本部の場所はもう決めた、と。
でもそんなに簡単に引き受けられるわけありません。こないだ、人生初の選挙を経験したばかりなのに、総理大臣だなんて。

神林先生は、ここで美山さんを使います。「彼女は奇麗ごとで言いくるめられるタイプ」だと見抜かれています。でも良く言えば、素直ってことですのに。
そして風間さんに言いくるめられる美山さん。

<子供たちのために>
啓太くんはこの間までいた小学校に帰ってきます。スニーカーはニューバランスでしたね?安い感じで、モジャくらっぽくて素敵です(笑)。
放課後の校庭では元生徒が5人ぐらいいました。「モジャクラ?」見つかっちゃった。
政治家って悪いことばっかりしてるイメージを持ってる子供たち。「朝倉もいつかそうなるの?」
「ならないよ。」
「約束。」指きりげんまん。
「モジャクラが偉くなればいいじゃん!総理大臣になってよ!」
冗談じゃないっつーの(笑)。

夜は星を見に高台に。そこに現れた美山さん。
啓太くんはいろいろ考えてることを言います。「政治家になって、僕は誰のために何をすればいいんだろうって。」
「前に美山さん、言ってたじゃないですか。子供たちに希望ある未来を用意してあげたいと思わないか?って。」
あらら、美山さんが啓太くんを口説き落とすために適当に言ったことをしっかり覚えてる啓太くん。美山さん、ビクっ。
「だから子供たちの顔を見に来たら何か答えが見つかるかなーと思って。」・・・・。
美山さんは、官僚時代、この国を良くしようなんて思ってもない政治家たちをたくさん見てきて、だったら私がやってやる、と政治家を志して官僚をやめたんです。
「朝倉先生が妬ましい。私が20年かかってもたどりつけるかどうか分らないところに、先生はたった一月で。私がなったら身を粉にして働く。
そのチャンスがいらないなら私にください!先生は御自分の幸運をわかってない!だから腹が立つんです!」
「あの、僕に出馬しろって言ってるんですか?」
「政治家に一番必要なのは決断力です!」
「・・・・・。総理大臣になったら、子供たちに希望ある未来を用意できるんですかね。」
「それは、先生次第。」

<闘う啓太くん>
総裁選に立候補を表明した朝倉啓太議員のニュースは、あちこちの人を驚かせています。
長野の子供たちは、お口あんぐり。福岡のお母さんにも知らせてなかったのかしら。
選対本部で、張り切る韮澤さんとヒカルちゃん。もう大勢のスタッフが電話を手にして働いています。
啓太くんはお勉強。
「総理になろうという人が、知りません、わかりませんでは話になりません。しっかり勉強していただきます。」
「はい。」
美山さんとマンツーマンで初歩の初歩からのお勉強。

今日は初めての総裁選候補者の公開討論会。
ふんぞり返っている爺さん2人に対して、椅子に浅くしか腰掛けてられない啓太くん。声が裏返ってるし。口をはさもうとしても、おじさん2人に太刀打ちできるわけなく。
美山さんに溜息つかせ、街の人々には呆れられ、お母さんにはやめろと懇願されるのでした。

韮澤さんは、朝倉啓太のテレビCMを流す戦法に出ます。総裁選は公職選挙法の適用を受けないから、CMを打っても平気なんですって。
『好きな星は北極星。どんな時も見上げればそこにある星。そんなリーダーに僕はなりたい。日本政友党総裁候補、朝倉啓太。・・・日本の新鮮力!』
ぷぷぷぷっ(笑)!自分じゃ見てられませんね、啓太くん。
CMを見て嘲笑する美山さん、「消して消して。」「リモコンそれじゃなくて。」「リモコンどこ?」とあっちこっちと探すやりとりはアドリブくさいですね。
そして、まだまだお勉強。
美山さんがラー油をたっぷり入れたカップめんが、ちょっと食べてみたい啓太くん。ここもアドリブっぽい!

<もっと闘う啓太くん>
2回目の公開討論会は景気の話題。
ちょこっと口を挟むことができましたが、上げ足を取られて黙ってしまった啓太くん。テレビを見てる韮澤さんたちは、イライラするけど、「サラリーマンは昼食に1,000円」と言われて、それは違うよ、と主張する啓太くん、平均は600円ぐらいでしょうに。そんな小さなことを、と言われるけど、サラリーマンにとっては大事なことなんです。
子供たちは見ています。「モジャくらの方が正しいんじゃないの?」

ヒカルちゃんは悔しいから何でも言い返せと主張。俺のほうが肌ツヤがいいとか、入れ歯じゃないとか、白目が濁ってないとか・・・と。まあ、お下品(笑)。
それは反感を買ってしまいます。具体的な数字を持ってないといけない、と韮澤さんが調べてきたサラリーマンの昼食代の平均は、2006年650円、2007年590円。
「ほらほらほら!ね!1000円と590円じゃ大違いでしょ。」
「今さら遅い。討論はデータをそろえて闘うべきだ。」
「・・・・すいません。」
そこに訪ねてきたのは生方先輩。
「朝倉先生、爆発してるよ?頭。」そんなマジな顔で(笑)。
「あ、これ天パーなんです。」
生方先輩は、同期の仲間の議員さんたちを連れてきてくれました。心強い助っ人です。
「こんな、心強い味方をお前に紹介したのはいったい誰だ?」韮澤さんが啓太くんの後からすごんでおります。
「わかんないです。」聞いてないもん(笑)。
今度は啓太くんの頭上から、覆いかぶさるようにして、脅しをきかせてもう一度聞く韮澤さん。「こんな、心強い味方を、お前に紹介したのは、いったい誰だ?」
真上を見上げるとそこに韮澤さんの顔が(笑)。
「あ、韮澤さんです。」
「忘れんなよ。」
「はい、ありがとうございます。」
顔が近くてキスしそうでした(笑)。

助っ人の先輩たちは、それぞれの得意分野をレクチャーしてくれます。対立候補の戦法も考慮しながら、こちらの戦略も練ります。本当に助かりますね。
京都議定書では、日本はCO2を6%減らすと約束しました。
「あ、すいません。6%ってどうやって分るんですか?」
「え?」
「いや、あの、目に見えないじゃないですか、二酸化炭素って。それを6%ってどうやってわかるんですか?」
固まる面々。
「何かオレ変なこと聞きました?」
「いや、いい質問だよ。」
「それは考えたことなかったな。」
「ちょっと待ってくださいね。」
「あー焦ったぁ。何か変なこと聞いて怒られっちゃ+*$#・・」噛んだようなセリフでした。おにぎり食べて「めんたい・・・」って言いながらごまかしましたか(笑)?

<風が吹いてきた>
第3回討論会。ごちゃごちゃ述べる爺さんたちに、嫌気がさした司会者が、啓太くんに意見を求めます。
「僕は、・・・・・どっちでもいいです。」ざわざわざわ。
それは、国民をばかにしてるのかね?
「そうではなくて。どっちでもいいというのは、どうでもいいという意味ではなくて、2人が議論されている内容が国民の皆さんに届いてるのかなって思いまして。」
おぉ?生方先輩はニヤリ。
舞台袖で心配そうな美山さんの顔を見た啓太くんは、「僕を小学5年生だと思って説明してくれませんか。」
そんなことしたら時間がかかる、意味ない、と言う爺さんたち。
「きっと先生がたよりテレビをみてる人たちに近いと思うんですよ、僕のほうが。あの、みなさん、わかりますか?」
テレビのこちら側で韮澤さんが喜びます。「おぉ?カメラ目線だよ。」
「みなさん、わかりましか?この議論の内容が。」

朝倉啓太議員大躍進の記事が出ます。雑誌の表紙も飾ります。街の大型ビジョンでCMが流れると女性は黄色い声を上げます。
朝倉啓太人気はうなぎのぼり。

勉強のほうも順調に進み、拍手ももらえるようになりました。
美山さんもコーヒーを入れてくれるような優しさを見せます。

神林グループは密談でほくそ笑んでますが、神林先生だけが、筋書きを持っているんですね。そうとは知らない爺さん3人。

美山さんと韮澤さんがしんみりと話します。
「朝倉先生は、私たちが思ってる以上に能力があるのかも。」
「今頃気づいたのか?俺は選挙屋だ。当選させれば興味はすぐに次の選挙だ。初めてだよ。自分から押しかけてってもそいつにかかわりたいと思ったのは。楽しみだな、アイツが国民の前で直接何をしゃべるのか。」
「ええ。」

<僕のすべてはみなさんと同じです>
お母さんが東京に来ました。まさかあんたがここまで頑張るとは思わんかった。自分の子じゃないような気がするとたい。
お父さんも総理大臣になって、みんなを幸せにしたいと心から思うとったとよ、お父さんは。
そうだったんだ・・・。
明日は大勢の前で演説です。「あんたが思うとることを正直に話せばいいと。よかね?」
同窓会に来てちょっと寄った言うけど、お弁当を持ってくるなんて、わざわざ激励に来たに違いありませんね。優しいお母さん。

そしてこれがフジテレビ本社前のエキストラ参加ロケ。
美山さんが車の中の啓太くんを呼びにいくと、寝てました。あら、大物だわ。
美山さんの優しい笑顔。「がんばって。」手袋をはずした手を立てて、手のひらを美山さんのほうに向ける啓太くん。その手に美山さんが手を合わせてパチン!
いざ出陣。

そして大演説。暑そうな日差しの中、熱弁の啓太くん。
堂々としていて、熱くて、誠実で、正直で、カッコイイ啓太くん。
手袋を外したときは、今から歌い出すのかとちょっと思いました。あー、正直別のステージで見たい・・・とふと思いながら。
自分のことばかり考えるなら本当の政治家ではありません。皆さんと同じ目で、同じ耳で、同じ手で、同じ足で・・・・・僕のすべては、みなさんと同じです!

<内閣総理大臣、朝倉啓太>
投票が終わり、開票結果
の発表となります。
朝倉啓太くん、463票。圧倒的勝利!
ものすごい得票数に声も出ない美山さん、韮澤さん。

そして92代内閣総理大臣に指名された啓太くん。合成のような議場の画の中で恥ずかしそうにしています。これは合成なのかしら。
子供たちも、地元もテレビを見て喜んでいます。
大きな首相の執務室。「総理の椅子」におずおずと座る啓太くん。アメリカ大統領からお祝いのメッセージが届き、達筆すぎで読めないっておろおろしてます。
そんな2人を残し部屋を出た神林先生は、こっそりアメリカ大統領と電話してるのです。これであなたが実質的な総理大臣だ、って、アメリカまでぐるなのね。怖いわー。
「あ、でもこれはコングラッチュレーションですね。おめでとうだって♪・・・」メッセージを解読中の啓太くんと美山さん。
椅子をちょっと触ってみる美山さんに、「あ、座ります?」「いやいやいやいや!」なんてやって、うろうろして、また自分が座ったり。
「これ、ど、どうしたら・・?」ってメッセージをもてあまし気味。
さあ、これから、どうなるのでしょう。




第2話 「国会王子の初体験」 08/05/19
<啓太くん、初登院>
東京のお父さんが使っていた一軒家に住む啓太くん。ちょっと憂鬱な気持ちでいると美山さんがやってきました。初登院なのでお付き合いしてくれるけど、それも今日だけ。
「みなさん秘書はご自分で探していらっしゃいます。」
意地悪ねー。でも美山さんは神林先生のところに戻りたいからしかたないです。必要とされてないとは知らないで。
髪がモジャのままだったので、また美山さんに叱られる啓太くん。
新しく手に入れた天体望遠鏡の自慢なんか聞いてくれる相手ではありませんよ。
家の最寄駅は高円寺。
「国会までの定期とか買っといたほうがいいですよね。」
「JRは全線無料です。」
「え?!」
私鉄、バス、地下鉄、ほぼ無料。1か月の選挙区と東京との往復代も3回分ぐらい無料なんですって。すごいですねー。
いよいよ国会議事堂が見えてきました。緊張して手がうまく動かないままひょこひょこ歩く啓太くん。かわいーです。

議員バッジをつけていただいて、登院したときには自分の名前がかかれた札のスイッチを押すということを教わって。
そこで目についた国会のパンフレットをもらって、それを見ながら物珍しそうに美山さんについていきます。
「壁にアンモナイト?どこ?!」
「知りません!」
あー、ここんとこもアドリブくさいな。
廊下で偶然鵜飼総理に遭遇。マスコミに囲まれたり、大変です。
政友党の会議で、みなさんに紹介されるけど、父親の疑惑のことを認めたことを責められます。ひとりぼっちの啓太くん。神林先生が助け舟を出してくれて、そのうえ、美山さんに朝倉議員の秘書をやれと言ってくれました。
神林先生にとっては美山さんを押しつけられてラッキー、啓太くんにとっても慣れた美山さんが秘書をしてくれてラッキー。
ニュース番組のキャスターに勝手に「国会王子」なんてあだ名をつけられて、溜息の啓太くん。
福岡のヒカルちゃんが電話してきました。国会王子に興味津々ですから。
そんな所に突然やってきたのは韮澤さん。次の選挙は八王子だからしばらく啓太くんちに住むと、勝手に言ってます。
その見返りは、「生方議員」の名前を教えてあげるだけ。「あいつは信用できる。」・・・だったらちゃんと紹介してほしい啓太くんでした。

<啓太くんは国会王子>
議員は常任委員会に入らないといけません。
「常任委員会って何ですか?」
「?!」
「すいません、まだ僕何にも分らないんで。」
すらすらと説明する美山さんだけど、何言ってるかわかりません。
「はい!あの、僕を小学5年の子供だと思って説明してくれますか?わかりやすく。」
「はぁ〜。」溜息をつきつつも説明する美山さん。「全校集会が本会議で、図書委員会が常任委員会で、運動会の実行委員会が特別委員会。」
うーん、それであってるのかしら・・・。何か違うような。                                                                               女性週刊誌の取材がすごいです。
神林先生の第一秘書?の風間杜夫に、「彼は人を惹きつける何かがある。彼は神林先生の役に立つから君をつけた。」と言われて喜ぶ美山さん。
彼が本当に人を惹きつける人だなんて神林組は思ってもないくせに。 

美山さんは張り切ってお仕事です。夜になっても啓太くんちに明日の委員会の資料を持ってきます。パジャマ姿で、もう寝ようとしてた啓太くんなのに、遠慮のない美山さん。
神林先生との会食の予定も告げなくてはなりませんから。大物だらけの会食です。
そこに腰にバスタオルを巻いただけの韮澤さんが。おぉ、素敵な裸体。仰天の美山さん。
「ひぃ!韮澤さん!何でいるの?ってか、何で裸?!」                       
「八王子の選挙にこっから通ってるんですよ。」さらっと言う啓太くん。
そんなごたごた中のところに、ヒカルちゃんがやって来たからさらにごたごたが拡大。留守電からは、ヒカルを頼むとかるーい感じの後援会長の声。
初めてやりたいことを見つけたんです、って語るヒカルちゃん、だけど誰も感動しないし。
韮澤さんの合格が出たのでヒカルちゃんはここに居候することに。
2人はダメですと美山さん。でもオレがいるからいい、と韮澤さん。
勝手な人たちの中で、本当に寝たい啓太くんは、それでも一応委員会の資料を手に2階へあがります。
風呂から韮澤さんの能天気な歌声が聞こえてきて、めまいに襲われる美山さん。
                                                                          
<啓太くんの味方>
決算行政監視委員会という地味な委員会に所属した啓太くん。聴いていてもぜんぜーん分りません。
「全然ついてけねぇ・・。」とつぶやきながら議場を出てきた啓太くんを記者が取り囲みます。「これからどういう課題に取り組んでいかれるんですか?」
「今聞かれても・・・。」
それを助けてくれたのが生方さん。
「あ、生方?・・・選挙は戦争だ!」韮澤さんの口癖を言うと反応してくれました。
そして二人でお食事を。
本当は政治家になりたかったわけではないという同じ境遇の生方さん、本当に信用できるのかな。
カレーに納豆を入れてもらったらしい啓太くんは、口から出したスプーンをくるくるくる(笑)。
そんなとき、首相のセクハラ疑惑のニュースが飛び込んできました。
ワイドショーを見る病室の首相たち。料亭の女将がセクハラを認めないなら料亭で誰が誰と会ったか全部バラすと脅してるそうで、幹事長や幹部の皆さんはどうやら首相に辞任を勧めるようです。内閣支持率も4%を切ってしまったことですし。
ワイドショーでは人気急上昇中の国会王子のファッションチェック。
あらあら。
それを見ながら部屋で机を動かしている啓太くん。模様替え中でしょうか。
「かんべんしてよ、もう。」                                                
そして首相が辞意表明を。

<啓太くんのやりたいこと>
今日の夜は啓太くんは神林先生たちと食事の予定です。大騒動になってても、予定どおりだと言う神林先生。何やら魂胆があるようで。   
啓太くんは今も模様替え中?美山さんがいないときに電話がかかってきます。
「え?陳情?僕に?」
帰ってきた美山さん、見知らぬおじさんが啓太くんと話しているので啓太くんを呼び出します。
「あの人は?」
「あ、陳情ですよ、陳情。本当に来るんですね、陳情の人って。」
「選挙区の方?」
「いや、他の議員が話を聞いてくれないから、僕のところに・・・」
「はぁ〜。帰ってもらってください!」
「いや、でも話もう聞いちゃってるから。」
「これから神林先生たちと会食ですよ。」
「あ、そうか。じゃ、すぐ、終わらせます!」と大いそぎで陳情客のもとに。
猫35匹を飼ってて立ち退き要求を受けてる泉谷おじさん。でも美山さんは神林先生たちを待たせて焦りまくりです。一緒に話しを聞いて早く終わらせようとしたけど、らちが開かないからまた啓太くんを外に引っ張っていきます。
「1年生議員が党の実力者を待たせてるんですよ?!」
「あの人は困ってるわけだから、僕には聞く義務が・・・。」
「義務?は、変なところで急に張り切らないで。いやいや政治家になったんでしょ?政治のことは何もわかってらっしゃらないのに。今朝倉先生が優先すべきなのは、くだらない陳情の相手ではなく、政界の大先輩に礼儀を尽くすことです!新人議員というのは・・・」
「もう勘弁してくださいよ!決算行政監視委員会に出たって全然ついていけないんですよ。国会議員ってゆったって、僕なんにもできないんです。選挙の時にたくさんの人に名前を書いてもらって(これは韮澤さんが言ってたことばですね)、毎日ただで電車に乗らせてもらってますけど、何でもいいから誰かの役に立ちたいと考えるのは間違ってますか?」
「・・・・」
「僕はあの人の話を聞きます。」
ため息の美山さん。
陳情の内容が深刻なので、と風間さんに言い訳をする美山さん。
会食の場では、ついに神林先生が動き出しました。
今は誰が総理になっても3か月すれば解散総選挙、我が党は惨敗。そして総理は責任をとらされて辞任。こんな貧乏くじを誰が引くのだと。
そして、先生方にご相談が・・・と切り出す神林先生。何も政治のことを知らない無能な人間が総理になったら、どうでしょう?

猫を手放せない理由は、死んだ奥さんが野良猫をほっとけない人だったから。
わんわん泣いて、そして全部しゃべってすっきりしちゃった泉谷おじさん。いい先生だと言い、あっさり帰って行ってしまいました。
拍子ぬけの啓太くん。
とりあえず会食の場に行かないと。
でもやはり美山さんとは意見が合いませんね。
運転手に韮澤さんを雇って、大急ぎで神楽坂へ。ヒカルちゃんも乗ってたので、またまた自由な人たちが言いたい放題。
遅刻は出世に響くからな。出世なんてしないですよ。しますよ!しないしない。国会議員になったんだから偉くなれ。自分のやりたい政治がやれる。僕は特にやりたい政治なんて。ありませんよ、そんなもの。お前はリンカーンに憧れたことはないのか。シュワルツネッガーは。好きでした。ほらみろ。でもそれは俳優としてのシュワちゃんで、州知事としては。おんなじだよ。全然意味がわからない。おにぎり食べます?食事なんで。食べ物なんて残ってるわけないでしょ!・・・・
「何か、何系がありますか?・・明太系で。」これは絶対アドリブだわね。車が走り去ってから声だけでした。

<啓太くんが総裁選立候補?>
料亭の廊下ですべりそうになる啓太くん。畳に額をつけんばかりにお礼をしたけど、部屋にいたのは神林先生だけでした。
「初めてだね、君とこういう風に向き合うのは。」穏やかにお酒をついでくれる神林先生。
陳情の内容は、飼い猫が多すぎて追い出されそうな人の話だと正直に言います。
「おもしろいねー君は。確かに今までにいないタイプの政治家だ。ね?美山くん。」
「はい・・・。」
「実は、今日は君にお願いがあってね。総裁選に立候補してくれないか。」
何を言われたか全然ピンとこない啓太くんと美山さん。無表情のまま。
ふと気付いた美山さん「誰が?」
「朝倉先生だよ。」
「立候補?」啓太くん、まだピンと来ていません。
「総裁選だ。」
「・・・・・はぁぁ???そ、そうさいせん?はっ、はっはっはっ(笑)!」美山さん、冗談でしょって感じで。
「はっ、笑うとこだったんだ。はっはっ(笑)。」啓太くんも追随。
「推薦人の20人は私が集める。」
表情が固まる2人。
「すでに二瓶先生、垣内先生、小野田先生の応援は取り付けた。」
「へぇ?」
「はぁ?」
「与党の総裁になるということは、わかるだろ?君に総理大臣になってもらいたい。日本憲政史上、35歳の新人議員が総理になったことはない。君が歴史を作るんだ、朝倉くん。」
「・・・・・・・」何をどう言っていいのか、頬がピクっと動くのみの啓太くん。 



第1話  「小学校教師が日本を変える!?政治の素人が最年少総理大臣に!!」 (08/05/12)

<プロローグ>

ものものしい警備の中、政治家たちはテニスなんですね。鵜飼総理はヘリで御到着。
神林総務会長は、手を怪我してテニスはできないんです。でも、何か企んでいる顔です。
深っちゃんのミニスカートなんて珍しい。で、総理はテニスでお怪我をなさってしまいました。
美山理香さんは神林議員の秘書として、バリバリ働いています。
鵜飼内閣の支持率は下がりきっていて、神林さんには思惑がありあり。
そして政界を驚かせるニュースが。政友党の福岡選出の朝倉衆議院議員と秘書である長男が飛行機事故で亡くなってしまったのです。
後継者も一緒に失ってしまい、政友党としては補欠選挙の公認候補を立てないといけません。
地元に残って候補を探す美山さん。

<啓太くん登場>
朝倉議員の後継者がひとりいました。父に勘当されたも同然ですが、二男がいたのです。
朝倉啓太。
啓太くんは長野の小学校にいました。天然パーマの頭から、モジャクラと呼ばれてのほほんと教師をしていました。
カッコイイのに、子供たちにバカにされる啓太くん。
授業はすぐ脱線。たぬきうどんについて考えさせられるモジャクラ先生。
そんな蔭口もしっかり聞いていました。
「林くん?朝倉だから。天パからかっちゃいけませんよ、はい。」かわいいのー。

そこにやってきた美山さん。
「お断りしたはずですけど。僕、立候補する気ないんで。」とあっさり。
何が何でも立候補させたい美山さん。でも全然政治に興味ない啓太くん。

美山さんは電話します。「子供たちにもなめられるような、ボーっとした男です。でも、顔だけはいいんですよ、これが。政治に疎い女性は絶対投票します!絶対口説き落としますから。」
そうでしょ、そうでしょ。
ドッチボールを一緒にしたがる子供たち。啓太先生はこう見えても人気者なんです。

星を見に行く啓太くん。亡きお兄さんからのメール。『親父が気にしてる。たまには連絡してこい。』
お父さんとお兄さんを一度に失ったんですよ、そりゃあ辛くないはずありません。でも、お葬式にも帰らなかったのですね。

<啓太くん、決心する>
たぬきうどんの名前の由来をちゃんと調べてきた啓太先生。子供たちは納得してもらえませんが。
お母さんから電話が来ました。「私が今度の補欠選挙に出ることにしたと。」伏せっているお母さんが?そんなことは優しい啓太くんは納得できません。
美山さんの待つホテルに出かける啓太くん。
1973年3月5日生まれ。啓太くんのプロフィールをとうとうと述べる美山さん。
「父親の遺志を継いで息子が立つ。日本人は弔い合戦が大好きなの。」
でも断る啓太くん。「じゃあお母さんに立候補してもらいます。」
でもそれは許せない。
「もし、僕が。もし僕が、立候補して、落選したら諦めてくれますか?」
「もちろん。」してやったり、の美山さん。
そして啓太くんは不本意ながら学校をやめました。

<啓太くん、立つ>
福岡の後援会事務所。
政策について勉強もしなければならないけど、後援会の人たちはどことなくのんびりしてます。
そこに選挙プランナー韮澤がやってきました。200回闘って成績は199勝1敗の韮澤。「これからはオレの言うとおりにしてもらう。」横柄な態度にムカつく美山さん。
でも絶対に勝たなければなりません。組織票を固め、浮動票を取り込む!小難しい政策なんかなくていい。という韮澤さんに従うことに。
勉強しなくてよくなってちょっとホッとする啓太くん。
そして事務所開き。元気になったお母さんも応援に来てくれました。ポスターの笑顔は固いし、気分は乗らない啓太くん。
髪をセットしてないことを怒られて、美山さんに髪を直してもらっってポスターどおりになりました。
そして出陣です。
第一声、「こんにちは。」って言えば、「おはようございます!」と怒られて。
「若さで政治改革を・・・」「朝倉啓太です・・・・」
全然気持ちの乗ってない啓太くん。当然なんですけどね。
1日が終わって、おうちに帰りついたとき空を見上げました。メガネをかけてじっくり見て、「(星が)少なっ。」・・・これはアドリブでしょうね。
お母さんとしみじみ話します。
「食べんしゃい、とろろ。ネバネバは精がつくけん。」
「ずっとこんなにキツイのかな。」
「お父さんも大変な思いばしてきたとよ。選挙のたんびに。」
「親父みたいに、オレ、しきらん。」
「そげなことばゆうて、あんたは人の期待に弱いタイプ。結局は一所懸命やってしまうもんね。」
「・・・・」

<啓太くん、がんばる>
今日もよわよわな演説中の啓太くんのそばを、対立候補の革新党、外木場候補が通ってきます。相手は余裕です。
プラネタリウムの広告を見た啓太くんは、帰りに寄ってみることに。それを知ったウグイスのヒカルちゃんもプラネタリウムに行ってみました。

美山さんは元財務省官僚。自分も政治家になりたいという野望をもっていますが、それを見透かした韮澤さん。

ヒカルちゃんは啓太くんに興味津々なので、プラネタリウムで寝てしまった啓太くんをこっそり写メ。そしていろいろと啓太くんの話を聞きます。
「アウトになるとわかってても、全力疾走しないと。」大変ですねー。
ママさんバレーにも参加しなければなりません。結構楽しそうですけど。やっぱり女性を狙ったほうが手っ取り早いですからね、あのルックスなんですから。
お昼寝してて韮澤さんに起こされた瞬間、あわあわする大袈裟な芝居が好きです。韮澤さんの隣だとちっこくて、かわしいし。
ドアにぶつかって、押しても開かなくて、韮澤さんに「引けー!」って言われるのはどこまでがアドリブなんだろう。
商店街の握手戦術もだんだん堂に入ってきました。

韮澤さんをビールに誘うけど、お前が当選するまでビールはなしと言われて、「じゃあ僕が落選したらずーっとビール飲めないんですね。」
それを聞いた韮澤さん、「ちょっと来い。来いや。」こわー・・・・。
そして見せてくれたのは、1敗した時の選挙の遺物。なんと自分が立候補した市議会議員選挙だったんですね。
韮澤さんの若いころ(?)の写真が素敵でした。額全開の短髪。

<啓太くんの思い>
投票を明後日に控えた朝、お父さんの昔の利益供与疑惑について記事が出ていました。対立候補側が書かせたに違いありません。
もう残すは1日だけになってしまった時に大打撃です。
お母さんに話しをしても黙っています。黙っているということは・・・。啓太くんには思うところがありました。
選挙戦最後の演説にたくさんの人々が集まっています。
「あの記事を否定して。」「親父さんの名誉を守るのはお前しかいないんだぞ。」美山さん、韮澤さんに激励されて演説に向かう啓太くん。
観衆からは敵陣営の仕込みのヤジが飛びます。
「父が金を受け取ったのは本当だろうと思います。」ざわざわざわ・・・。
「やめさせて!マイクのスイッチ切って!」
「まだ話は終わってない!」とうとうと語る啓太くん。
・・・・18年前の疑惑のときのこと。17歳だった啓太くんは尋ねました。あれは本当か?と。
父は政治には金がかかるんだ、と僕の目を見ずに言いました。あの時から政治が嫌いになって福岡を出て行ったんです。
応援してくれる人たちは、仕方ないと許してくれるかもしれません。
でも僕は、世の中に必要な悪があるなんて、子供たちに教えたくありません!
ずっと立候補したことを後悔していました。でも今はこうやって皆さんに謝る機会をいただいて良かったとおもいます。僕は、父がみなさんを裏切ったことを、息子として謝ります。本当に申し訳ございませんでした!
・・・・じぃーん。
そして、これが敗北の決定?
いえいえ、そうではなかったんです。
韮澤さんは、この演説の模様を撮ったビデオをテレビ局に送っていたのです。
夜のニュースで流される啓太くんの演説。聞き入る民衆。

そして投票日が来ました。明日は長野に帰る気まんまんな啓太くん。

<啓太くん、勝っちゃった>
投票結果が刻々と入ってきて、だんだん差をつめていく啓太くん。
でも、ニュース速報で外木場候補に当確が出てしまいました。事務所のみなさん、がっかり。
啓太くんが現れて、「すいませんでした。みなさん。」
暗い雰囲気ながら、よう頑張ったなっていう空気の中、ニュースが流れます。
外木場候補の当確をお伝えしましたが、すべての開票が終わり、朝倉候補、127312票、外木場候補、127148票・・・。
え?うそ?うそ?!
美山さんの雄たけびを合図にお祭り状態になる事務所。美山さんに頭をぐちゃぐちゃにされて、胃が痛みだす啓太くん。あーなんてこったい。
「話が違うじゃ・・・・あ、テレビ。」・・・これもアドリブ?
万歳三唱。
翌日のニュースでは長野の小学校の生徒たちが取材されて、喜んでくれてました。
こりゃがんばらないと。
そし東京へ。国会議事堂を眺める啓太くん。車を止めて警察官に怒られてます。
「あ、はいはい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

こんな可愛いヤツ、本当にいたら議員にしとくのはもったいなーい。
展開が速くておもしろいぞ。


6話〜10話

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