恋におちたらタイトル

 

 

最終話「ヒルズに恋して」 05/06/23

<島男くん、作業中>
パソコンでもくもくと作業中。その卵は何ですか?
宮沢くんがやって来ました。やっぱりな。龍太もおかしいです、いきなり殴るなんて。
香織さんが薄緑の服だ。初めて白じゃないのを着た?
ブライトオンラインっていうアメリカのプロバイダが大逆転の鍵?

<島男くん、プログラムを完成させる>
鈴木ねじがエージェント機能つきの検索サイトを立ち上げるという企画情報を入手したフロンティア。情報早すぎ。
嬉々としてパソコンに向っている島男くんだけど、スポンサー探しはなかなか進みません。
ひとつだけ、セキュリティーを落としてくれれば契約するという会社を見つけてきた高柳さん。
島男くんの「安心したぁー!」って言う笑顔がよかったですが、高柳さんからその宮上商事の条件を聞くと「できません。」
そんな条件を島男くんが飲むわけがありません。
鈴木ねじの存続がかかっていても、「僕にはできません。」

プログラムが完成してそのまま寝ちゃった島男くんを見守るまり子と香織さん。
香織さんが画面を見ると、「できてる!」
ロイドの桜庭さんは高柳さんにフロンティアの社長に戻らないかと提案してきます。雇われ社長なんてまっぴら御免な高柳さん。でも株をいまだに手放さないのはフロンティアにこだわっているから。
サイトの完成に乾杯する鈴木ねじの面々。今日はおめでたいから鯛です。

川原のベンチで話をする島男くんと香織さん。高柳さんの言うことも判るけど、信念を曲げることは意味がないこと。
ようやく自分が本当にやりたいことができるのよね、と相変わらず物分りのいい香織さん。
自分の居場所が見つけられた、なんてグッとくるようなこと言われたら、そりゃチューもしようってもんですが。
チュー目前で神谷さんと宮沢くんの大声が。
しかし香織さんってどんな育ち方してどんな人なんだってことは謎のまま終わってしまいました。
一方龍太はまり子に「結婚しない?」と言われて幸せ絶頂。島男くんたちが飲んでる居酒屋に乱入して神谷さんを吹っ飛ばしたのが素敵でした。

<島男くん、折れる>
アクセス数が増えなくて、このままではヤバイ鈴木ねじ。
宮上商事をやろうと言う高柳さんだけど、セキュリティレベルを落とすことは不良品を出すのと同じ、いいものを作って提供したい、それだけがやりたい
のだ、とあくまで首を縦に振らない島男くんです。

またみんなで居酒屋さんで飲んでると「高柳さんの言うことももっともなんですよね。」
弱気になってる島男くんを励ますみんな。自分のやりたいことをやればいいんだといわれて「みんな、ありがとう。本当に、ありがとう。」

高柳さんがあちこちに売り込みに電話をかけてるのを見て、宮上商事の件を受けるという島男くん。
「せっかく作ったんだから売りましょう。」みんなは怪訝な顔ですが。
夜中に一人で事務所にいた高柳さん。
まり子に、島男くんが宮上商事用にレベルを落としても最高のものを作りたいと言って仕事をしてると聞いて、2階に上がります。
「鈴木島男?話があるんだ。鈴木。鈴木?」
声をかけても何も耳に入らない島男くん。
高柳さんも諦めてまり子からいろんな話を聞きます。
小さい頃からパソコンに向うとごはんも食べなくなってゆで卵ばっかり食べて栄養失調になったとか。いいネジを作ることにもこだわってるとか。

<島男くん、嬉しくなる>
今から宮上商事に出向く高柳さんと島男くん。事務所の空気は何ともいえない感じ。
バス停で昨日まり子から聞いた話を反芻する高柳さん。無邪気な顔でそうらしいです・・って言う島男くんに、『しょうがねぇなー』って顔です。

宮上商事のほうは、「ちょちょっといじってもらっていい具合にしてほしい。」と軽く言うのでだんだんムカついてくる高柳さん。
「ちょっと削るだけですからね。」の言葉にキレた!
「今なんつった?今なんて言った?ちょっと削るだけだって?ふざけんじゃないよっ!あんたコイツがどんな思いでこのプログラム作ってるかわかってん
のか!」
毎日毎日メシも食わないで何十時間もパソコンに向ってこだわって・・それをちょっと削るだけ?何も変わらないだと?!
すごい剣幕の高柳さんをびっくりして見つめる島男くんだけど、だんだん嬉しくなってきます。
「こんな契約こっちからお断りだ!行くぞ、鈴木島男!」とさっさと出ていく高柳さん。
「すいません、うちの高柳気が荒くて。失礼します。」と島男くんは走って高柳さんを追いかけます。
帰りのバスの中で、ずずーんと落ち込む高柳さんと、その様子を見て嬉しくてたまらない島男くん。
「何であんなこと言ったんだろう。」
「そんなに落ち込むなら言わなきゃよかったのに。」ニコニコ。
帰ってみんなに怒られると思ってた高柳さん、みんなは文句を言いつつ嬉しそうに営業に出ていきます。
「何してんですか?高柳さんも仕事してください!」
「はぁーい・・・。」

<島男くん&鈴木ねじ、大逆転>
フロンティアに行ってはっきりと断わる高柳さん。
宮上商事の件をつぶしてきたんですね、ととんだお門違いの桜庭です。
そして途方にくれる鈴木ねじのためにフロンティアの株を売ると言う高柳さんだけど、その時アメリカから電話。まり子が出てあたふた、早く誰か代わっ
てやってよぉー!
電話の相手はブライトオンライン!大逆転です。
みんなは島男くんに報告しに2階に上がってくるけど、パソコンに向っている島男くんには何も耳に入りません。
鈴木島男のせいでひどい目にあった、といろんなことを思い出したり。
そして契約して、検索エンジンのシェアのトップになり、1日のアクセス数が1億を超え、そしてフロンティアを買収。
あっと言う間にフロンティアの社長に返り咲いた高柳さん。営業部のメンバーも全員戻ってます。島男くんと香織さんを除いて。

龍太とまり子の結婚式にはフロンティアの人たちがメインなんでしょうか?自分たちの友だちはいないのかしら?守子さんとか、豊田さんとか会ったこと
もないくせにー(笑)。
高柳さんは島男くんに新しいフロンティアを一緒にやりたいとプロポーズ。
でも、「すいません、僕は鈴木ねじで僕自身の仕事を続けます。」
そんな答えは予想どおりでしたが。
ブーケを取っちゃったのが豊田さんなんて、おかしいです。でもあとで香織さんにあげたのね。
そして今度は川辺でいきなりのチュー。背の差が素敵だわー、下からチューに突進した感じが素敵ぃー。でも恥ずかしい(笑)。そして長ぁ〜ぃ(笑)!

5年経過。
フロンティアは大学生の就職人気企業No1になってます。
何か特許を申請した会社があってそれが鈴木ねじだという情報に、来たなぁーと嬉しそうな高柳さん。
5年経過してるんだったら、子供がふたりくらいいるかと思ったけどそんな様子はなかったです。
鈴木ねじ工場も再建して、IT部門と工場部門と両立させてるわけね。相変わらず嬉しそうにパソコンに向っている島男くんなんです。

楽しいお話でした。前半ちょっと物足りなかったのが7話くらいからどんどん来て、引き込まれました。理想を追い続けられるって素敵なことだわー。

第10話「告白」 05/06/16
いろんな人のいろんな告白がありました。

<島男くん、いじける>
朝、寝てるシーンで、Tシャツがまくれ上がってちょっと背中が見えてジャージのおしりのアップ、って何かドキっとしちゃった。
遅れた!と慌ててシャツを探すけど、もう今日から会社に行かなくていいんです。食卓にはまり子がちゃんと朝ごはんを用意してくれてました。むなしいねぇ。
一方高柳さんは、仕事しようと前向きになっていて、七海さんも嬉しいです。何でも包んでくれる七海さん、いいなぁ。
高柳さんはあっちこっちに企画を持ちかけていますが、もうフロンティアの高柳じゃないんです。どこも相手にしてくれないどころか罵声を浴びせられる羽目に。でもそんな高柳を励ます七海さん。
新しい体制になったフロンティアでは神谷さんと宮沢くんが鈴木島男を思い出しながら頑張っていました。でも神谷さんにとっては逆風が吹き荒れています。いつものリオハでは、「高柳社長もアイランドも僕たちの自主性に任せてくれたのに・・」と愚痴をこぼすフロンティアの面々。
豊田課長もリオハの守子さんも島男くんを待っているんです。
家では全然やる気のない島男くん。旅行に行こうと励まそうとするまり子と龍太だけど全然ダメです。
香織が訪ねてきても、雨の中追い返してしまいます。
リオハでみんなが待ってるから、と言われても、「それってみんなで僕のことを笑いものにしようとしてるんですか?笑ってるんでしょ。」
「何言ってるの?」
「人を馬鹿にして楽しいですか?おかしいでしょ、利用されているのに気づかないで社長面して、あなたに命令していた男ですよ。」
「どうしちゃったの?昔の島男さんはそんな人じゃなかったわ。」昔っていったちどんくらい昔なんだ?ってことですけど(笑)。
「やめてください、そういう言い方。」
香織の乗るタクシーと止めながら、「知っていますよ。あなたはフロンティアの僕に興味があったんですよね。もう会うのはやめにしましょう。」
さっさと一人で去っていく島男くん。
あらららぁー。島男くんったら、完全にいじけ虫で腑抜けです。

<島男くん、やる気なし>
うまくいかない高柳さん。マンションの解約手続きもしました。でもフロンティアの株はまだ持ってるのね。
ワインのコレクションはオークションにでもかけましょう。
オークションで思い出した島男くんを思い出す高柳さんと七海さん。
子会社の売却先を探す神谷さんと宮沢くん。宮沢くんったら島男くんみたいになって、後悔したくないからまだ探してみると言います。すごいいい感じになってるのに、当の島男くんは全然そんな感じじゃないの・・・って思ってる香織さん。でもがんばれー、宮沢くん。
おもちゃ屋のオークションをやった時、おもちゃ屋さんからいただいた古いロボットを島男くんに届ける香織さんだけど、居留守を使う島男くん。
まり子に預けて帰ります。香織さんだって、島男くんが会いたくないってことはわかっています。
またネジ工場を始めるよと言う島男くん。でもまり子は反対。
「お兄ちゃん逃げてるだけでしょ。本当にやりたいと思ってないでしょ、そんな後ろ向きな気持ちでお父さんとお母さんが守ってきたネジ工場をやってほしくないから。」ごもっともです。
高柳さんもうまくいかないので、事業パートナーを見つけることを諦めかけた時。
七海さんが告白を。「あなたが島男くんに初めて会ったとき、島男くんをおもしろいって言ったのよ。人間に興味のなかったあなたがおもしろいって言ったのよ。こんな賛辞ってある?私は島男くんに嫉妬した。」
そしてダラーっとしてる島男くんを訪ねてくる高柳さん。

<島男くん、前向きになる>
いつもの直江のたんぽぽの川原で話す2人。
「僕を恨んでいるでしょう?高柳さんを社長の座から引き摺り下ろしたのは僕です。」
そんなこと高柳さんは思っていません。それはロイドの資金力だから。ロイドは会社は人間ではなく株で成り立っていると思っている。
そんな言葉を高柳さんから聞いて混乱する島男くん。
高柳さんもロイドと同じでしょ?フロンティアは金の亡者である高柳からロイドに代わっただけ。
「あなたが言ったんですよ。金で買えないものはないもないんでしょ?」
「俺は・・・。」
「違うんですか?今さら違うとは言わせませんよ。」
「お前はどう思ってる?鈴木島男。」
「そんなの判りませんよ。」
「俺は・・金で買えないものは、あると思う。」優しい顔になってます。「それをお前から教わった。」
「何言ってるんですか。バカバカしい。」
「バカバカしい?」
「そうですよ!そんなのおかしいですよ!」
「どこがおかしい?」
「あなたに口からそんな言葉が出ることが、ですよ!」激昂!
微笑む高柳さん。「俺は・・・変わったんだと思う。」
「変わった?ええ、変わりましたよ。僕もあなたも。僕たちはただの負け犬ですから。」
今の鈴木島男に何を言っても無理だと悟った高柳さん。俺は負け犬じゃない。
「勝負は9回裏で終わるんじゃない。諦めたときに終わるんだ。それもお前から教わった。」
結局何も言わずに帰っていく高柳さん。島男くん、厳しい表情でそれを見送ります。
フロンティアでは宮沢くんが頑張っていい話を見つけて、それを新社長と桜庭さんに持っていくけど有無を言わせず蹴られる神谷さん。
「つまり私の意見は必要ないということですか?!」
「われわれの決定に従ってもらわないと困ると言っているんです。これ以上話はいりません、下がってください。」
ピッキーン!!これまでも何度もガマンをしてきた温厚な神谷さんとてガマンなりません!ネームプレートをさっと外してちょっと微笑んで「やめさせていただきます。正式な辞任届けはのちほど。」そしてため息をつき、笑って出ていきます。いやー、カッコイーイ!惚れそう。
そしてデスクをさっさと片付け始めると怪訝な宮沢くん。「どうしたんですか?」
「辞めた。フロンティアを辞めた。印刷所の件、ダメになった、ごめん。」頭を下げてため息をついて出ていきます。かっこいーい!こうなったらみんな神谷さんに続けぇー!!神谷さんはすぐ高柳さんのところに行けぇー!


島男くんと龍太くんはいつもの居酒屋。まだぶちぶちしてる島男くんに、龍太は言います。
「本当にまり子が望んでることが判らないのか?金持ちになることじゃねぇし、ネジ工場を再開させることでもない。IT社長になってバリバリやることでもねぇんだよ。」
「じゃあ何?」
「お前が、幸せになるってことなんだよ。」
「え?」
「はぁー。そんな簡単なことなぜわかんないかな。まり子のためにもさ、お前には幸せになる義務があるんだ。」
龍太の口を介したまり子の告白でした。
ちょっと持ち直してきた気持ちの島男くんに七海さんから電話で、会いにいきます。
「島男くん。高柳を助けてあげて。」・・・・高柳はあなたとフロンティアで初めて会ったときに、あなたのことをおもしろいって言ったの。
自分の気持ちに正直な七海さん。「高柳に立ち直ってほしい。あなたに高柳を助けてほしいの。ただ、あの人に幸せになってほしいの。それが私の幸せだから。」
まり子と同じ言葉を七海さんから告白されてやっと気持ちが前向きだした島男くん。みんなの言葉をかみしめながら歩いています。

<島男くん、告白する>
どこかの社長に頭を下げて頼んでいるのに邪険にされてる高柳さんを見つける島男くん。
「どうして僕に会いに来たんですか?」
「俺はお前と一緒に働きたかったんだ、鈴木島男。」おぉ〜、これもかなり素直な告白です。顔色が変わる島男くん。続ける高柳さん。
「お前と一緒に新しい会社をやっていきたかったんだ。だから会いに行った。でも、もういい。」やっぱり諦めが早いのね、高柳さん。
「さっき七海さんが訪ねてきました。七海さんにあなたを助けてくれと言われました。冗談じゃないです。助けてもらうのは僕のほうです。」
顔が変わった!さすが剛!いい顔!
家に帰ってまり子に告げます。「高柳さんを手伝うことにしたから、工場は当分再開できないや、ごめん。まり子、いろいろごめんな。」
嬉しいねー、まり子ちゃん。泣けるよね。
そして香織さんが持ってきていたおもちゃのロボットに気づく島男くん。
香織さんの言葉をいろいろ思い出して、飛び出して行く島男くん。そしていつか初めて食事に誘ったときの場所で。
「謝ろうと思って。ごめんなさい、ひどいことをたくさん言って。ごめんなさい、追い返したりして。ごめんなさい、会いたくないなんて言って。ロボット届けてくれてありがとう。」
「島男さんの大切なものだから。」
「もし、あなたが許してくれるなら、香織さん、あなたも、僕の大切な人です。」おぉ〜、告白したぁ。

そしてフロンティアのあるビルを見上げる2人の男。あれは俺たちの会社。
警備の豊田さんはそんな2人をあったかく見守ります。
「彼らと戦うことなんてできるんでしょうか。」
「できるさ、俺とお前の2人なら。」
「いえ、3人ですよ。」来たぁー!!神谷さん、待ってたわ!「僕も一緒に連れて行ってください。」
そして見あげる3人衆。宮沢くんは来ないかなぁー!

<島男くん、動き出す>
ネジ工場から会社を立ち上げるのですね。デスクやパソコンを運び込んで準備です。龍太ったら『徹ちゃん』とか言ってノリノリで手伝ってます。徹ちゃんは怪訝な顔してますが。
島男くんはもう和菓子の清川堂と話をつけてきています。さすが島男くん。
「味方はいます。ここからもう一度始めるんです。」
清川堂の和菓子をみんなで食べて騒いでいると予想どおり香織さんが来ました。
「香織さん。」
「白川香織と申します。フロンティアを退職してまいりました。御社で雇っていただけませんでしょうか。」
「はいっ!」ニッコリ。
よかったね〜。
フロンティアには高柳と島男が一緒に会社を立ち上げたという情報がもう入ってきています。
家の外で記念写真を撮る新会社の人たちとまり子と魚屋。
変に慣れなれしい龍太くんに、高柳さんが「あなた、いったい誰ですか?」
「魚屋です!ドラゴンの龍にぶっといと書きます。」あっはっはっ(笑)!
そして7人の写真。
最後に宮沢くんが写真に入ってくるんじゃないかと期待したけどそれはなかったなー。でも来週はやってくるね。
今日は神谷さんと宮沢くんが気になる日でした。


第9話「愛を止めないで」 05/06/09

<島男くん、悪魔に心を奪われる>
臨時取締役会。取締役はロイドからの人間が3分の2を超えました。
危機を感じる神谷さん。でも利害が一致してるから心配ないと言う島男社長。鶴見さん、怪しいのになぁ。
しばらく会わないほうがいいと言っていた香織さんだけど、やっぱり会社で会ってるじゃないですかぁ。変なの。
傘下の会社で赤字を出してる会社の社長をビシッと切る島男社長。「高柳社長ならこの瞬間に切られてますよ。」と1ヶ月の猶予をあげますが。
意見する桜庭さん(鶴見さん)に、「フロンティアのことは社長である私に任せてもらえますか?」て島男くん。
ほらほら、怪しい顔してるよ〜。
用意してもらったマンションは高柳社長と同じマンション。高柳さんより上の階だけど。
島男くんお顔が違うもんな。何かが乗り移ってる感じ。
神谷さんは高柳社長のお見舞いに行ったけど、たぶん会いたくないと高柳社長が言ったのでしょう。七海さんと話す神谷さん。
言葉少なだけど、お互いよく判ってる感じの七海さんと神谷さん。島男くんの話も大してしないけど、何か分かり合えてる感じ。
先日スパッと切った子会社の社長が亡くなったと知らせに来た香織さん。だけど島男社長はそれが誰なのか全然覚えてなくて、お葬式は神谷さんに任せて、自分の社長披露パーティーの招待客の追加を言う島男社長。
香織さんショぉーック!香織さんといえば白スーツ。それ以外の格好を見ることがあるのかが目下の関心事です。

<島男くん、調子にのる>
亡くなった社長の子供はまるで高柳社長の子供の頃と同じ。
高柳社長は屋上で何を思う・・。「飛ぶの?」七海さんが声をかけると、生気のない顔で振り向く高柳。「フロンティア俺にとってすべてだった、終わったんだ。」
そんなこと七海さんが許すはずがありません。

まり子をマンションに引っ越さないかと誘う島男くん。
それはおかしいぞ?この家を守るために頑張ったのに。目標達成したのに。でも龍太くんの言うことなんか今の島男くんに通じるはずはありません。
香織さんはなぜか知らないけど、島男くんは今は悪い風邪にかかって高熱を出してるから、熱が下がったらもとに島男さんに戻ると信じてるそうです。
なぜそんなに好きになったか、なぜそんなに信じれるのか、私たち視聴者の知らないところで何かいっぱいエピソードがあったことでしょう(笑)。
高柳社長と七海さんの美術館のくだりはとても素敵でした。同じ銀行に勤めていたんですね。

披露パーティーの出席者について意見する桜庭さんに「口出しは無用ですよ、桜庭さん。」だって。鈴木島男、すっげー。
そして大事な政治家との懇談で、政治家の申し出をきっぱり断る島男くん。手を組もうっていう話なので一種の犯罪ですから、島男くんが断ったのはいいことかもしれないけど。
「先生は私の人気を利用しようとしてるだけですよね。私のクリーンなイメージを利用して・・・」などとほざく島男くんの自信過剰はどこからくるのでしょう。それに売り上げの15%という申し出をせいぜい5%だときっぱりな島男くん。
ここで桜庭さん、顔色が変わりました。
「私のメンツをつぶしたんですよ。」
「メンツで仕事をしてるわけではありません。政治家の言いなりになる時代が終わったんですよ。」
島男くんが去っていったあと、桜庭さん活動開始。
「鈴木島男も潮時だな。大至急ロイド側の役員を集めてください。」始まったぞ。

やっぱり心配な龍太くんは島男くんのマンションを訪ねてきました。
もうやりたいことはないだろう、と言う龍太に、まだまだやりたいことが山のようにあるんだ、と言う島男くん。いつかの高柳社長と同じです。
カタカナ語だらけの長い台詞をよく覚えました、剛くん(笑)。意味わからないのに(笑)。
「今のお前は何でも飲み込む餓鬼と同じだ。」
「お前、やっぱりビジネスにむいてないよ。」てかつて高柳社長に言われたとおりのことを言ってる島男くんです。

<島男くん、高柳の忠告を無視する>
高柳さんが失踪したと慌てる女性陣。
でも亡き父親に会いに会いに行ってただけなのです。高柳さんはちゃんと帰ってきました。そして七海さんと2人でフロンティアに乗り込みます。
「そこ開けてくれないか?」と慕ってくれていたかつての部下たちを割って、社長室に入る高柳さんと七海さん。
背を向けて電話中の島男社長。
「今日は何の御用でしょう?」
「鈴木島男。桜庭に気をつけろ。」
ロイドが関心があるのはフロンティアの株だけだと言う忠告をしに来たのですね。
そんなことはない。何でそんなこを言うのか、と島男社長。
「自分の作った会社が商品として売買されるのがいやなだけだ。」
「それこそあなたが長年してきたことじゃないですか。」
「・・・そうだな。」
「判りました。ご心配ありがとうございます。」そして社長就任パーティーの招待状を2人に渡します。
やっぱり今の島男くんには通じませんでしたね、高柳さん。

<島男くん、解任される>
まり子と龍太にも社長就任パーティーの服と招待状が贈られてきました。
タキシードを来て気取る龍太。「返すの!」とまり子は怒ります。
そして取締役会議で、反乱が起こりました。「代表取締役社長の解任動議を提出します。」
「どういうことですか?桜庭さん。」
「あなたがいけないんですよ。鈴木島男さん。」
「私を裏切るんですか?」
「裏切る?勘違いもはなはだしいですね。」
「あなた、僕の能力を見込んで、僕にフロンティアを預けたんじゃないんですか?」
「あっはっはっ(笑)。私はフロンティアが欲しかっただけなんですよ、鈴木島男さん。それであなたの人気を利用させてもらった。そのことはあなたも自覚なさってたはずではなかったですか。おとなしく私の言うことを聞いていればいいものを。あなた少々やりすぎた。」
桜庭さんにつかみかかる島男くん。
「お疲れ様でした。」との桜庭の言葉にスーッと憑いてたものが落ちたようになる島男くん。神谷さんの心配そうな顔。
明日のパーティの進行について宮沢くんが聞きに来たけど、「もう必要なくなりました。」
エレベーターが閉まる瞬間の島男くんの顔はもう社長の顔ではありませんでした。
ビルの外で待ってたのは、先日亡くなった子会社の社長の息子。「お前のせいで死んだんだ!お父さんを返せ!」
なんて子供のくせにそんなこと判ってるとは思えませんけど。でも今の島男くんにとっては追い討ちをかける言葉でした。
ニュースで島男くんの解任を知るみんな。
マンションの前の報道陣を見てきびすを返す島男くん。場末のホテルに入ります。ベッドの上で小さく丸くなって、子リス状態。
今までは夢だったのか。。。
神谷さんと宮沢さんはやるせないです。『鈴木島男は間違ってなかったと思います。』と神谷さんは言ったけど、それは間違ってたのかと考えてるのかもしれません。

<島男くん、泣く>
島男が心配なまり子は「探しに行ってくる!」と家から出たところに島男くんはいました。死んだような顔で。
龍太自慢の刺身を食え!と家に島男くんを引き込んで。
「ビール出して。」とか、「さっき残ってたサラダかなんかあっただろ、あれも出して。」なんてこれは夫婦以外の何ものでもないような雰囲気の龍太とまり子ですけど。
刺身を口にする島男くんだけど、食べ方が違う!と龍太に怒られて、いつもと同じ龍太とまり子にじわーっと泣き出す島男くん。それより先にまり子が泣いて「お帰りなさい。」
ご飯をぱくぱく口に入れて。「・・・ただいま(泣)。」
泣け、泣けぇ!よかったぁ、元の島男くんに戻って。
そこに訪ねてくる香織さん。ご飯を普通に食べてる島男くんの背中を見て嬉しくなるのでした。
そして島男くんはネジ男に戻るのでしょうか?

第8話「ヒルズの新社長」 05/06/02

<島男くん、のし上がる>
フロンティアの鈴木島男はめきめき頭角を現して今や高柳社長をおびやかす存在になりつつあります。
取材では「社長を尊敬しています。」と発言するのですが。
神谷さんと宮沢くんの手に届かないところに行ってしまったようです。
「どうせオレは無能だよ。」って言う神谷さんが好きだわ。すごく素直ないい人になってしまった神谷さん。
“ビジネスネットワーク・マンオブザイヤー”の第1位に選ばれた島男くん。いったいどんだけ日が経っているのでしょうか。
でもそこんとこは突っ込まないでおきましょう。
家ではせっかくまり子と龍太がお祝いの準備をしてくれてたのに、電話がかかってきてまた仕事に入っちゃう島男くん。
「待っててくれたの?」って言った口調は優しかったけど。
パソコンに向う顔はこわーい・・・。

<島男くん、モンスターになる>
会議で次の企画を提案する島男くん、みんなは賛成だけど社長だけが反対します。「リスクが大きすぎる。」
腑に落ちないながらも従う島男くん。めらめらめら・・・。
神谷さんと宮沢くん、のほほ〜んと窓際族になってタバコ吸ってます。島男くんのすごさに諦めちゃってますねぇ。やるせないねぇー。
香織さんと食事中。イライラしてると言われて、「ごめんなさい。」と言えるし、香織さんをオペラに誘う気もあるから、まだ島男くんも大丈夫。
まり子の元カレは島男とのパイプ役として特命を受けてまり子とよりを戻そうと言ってきたっていうのは変なの〜!まり子だって同じ社員じゃんかぁ。何で不倫を会社が推奨すんのよ。アホみたい。そんな会社ダメだね。
リオハで社長に対するグチをこぼす島男くん。初めはすごい人だと思ってたのに、守りに入ってる。「何かを怖がってますよ、あの人は。」
神谷「それは・・・。」
島「それは?」
神「いや、何でもない。」
お前を怖がってるんだよ、とは言えないな。

島男くんが会社に戻ると七海さんが仕事中。初めて会った時もこんな時間でした。「あなた警備員だったけど。」
そんなことすっかり忘れてしまっている島男くん。
時間が足らない、敵を出し抜くのだ、と言う島男くんには、七海さんが期待していた島男くん像はもう見えませんでした。
まり子は話がある、と寝ないで待っていたけど、聞く耳もたない島男くん。

次の企画会議での島男くんの提案も全然乗り気のない高柳社長。
「危険だ。」
「何を恐れているんですか?」・・・不敵な笑み。
「恐れてる?」
「こないだもそんなこと言ってましたよね。ハイリスクだと。」
「オレがダメだと言ったらダメだ。」独裁者にありがちな言葉を吐く社長。だんだん悪循環に入ってきてます。
食い下がる島男くん。僕の計算が間違っているのなら、そちらでやり直してください。
「口のきき方に気をつけろ、鈴木島男。」
「失礼しました。」
「これはオレの会社だ。どうしてもやりたかったら自分の会社で社長になってから言え。」
社長にダメだといわれた仕事をこっそり続けていく島男くん。ニヤっとした顔つきがすごいです。

七海さんだけは社長から本音を聞きだせる人。
「オレはアイツに意地悪をした。」
「あら、正直。」
いい感じだわ。
「最近の彼はあなたそっくり。まるで親子みたい。」
「やめてくれよ、気色悪い。」
「あなたはさしずめ、モンスターを育てたフランケンシュタイン博士ってとこかな。」
フランケンシュタイン博士の最期は、そのモンスターに殺されるのです。
でもこのまま黙って殺されるわけにはいかない・・・。

まり子は今日も待っていました。会社の人がお兄ちゃんに会いたいと言ってる、という話。
「まり子の会社の人と会っても何のメリットもない。悪いけどビジネスに私情は挟まないことにしてるんだ。」
これには龍太がキレる!いきなり島男をぶっ飛ばす!「何だよその言い草は!お前全然判ってない!」
「そんなどうでもいいことに付き合ってるヒマはないんだよ!」
「オレの代わりに仕事してくれるのかよ!ビジネスのことなんかこれっぽっちも判らないくせに!まり子まり子って偉そうなんだよ!」
その島男の顔といったら、本当に醜い顔。島男くんの顔をじっと見た龍太くんも力が抜けてくるほどの。
「お前最近鏡みたか。見ろよ。ひどい顔をしてっからよ。」

島男くんが進めようとしていた仕事は高柳社長によってつぶされてしまいました。
相手の会社の人は言います。「私どもは、フロンティアとではなく鈴木さんと仕事したかったのですが。」こんな言葉をもらっちゃったら島男くん堂出る?
龍太はまり子と話してる不倫元カレをいきなりカツオで殴りに行きました。
カッコイーイ!龍太くん!まり子だってこんな龍太を見たらグッときちゃいます。
殴ったカツオのほっぺが赤くなってのは、殴ったからじゃなくて2人の間がはーとになったからだわね(笑)。
あー、やっぱりこの場所はゆりのき橋よね?見覚えあるわー。

<島男くん、フロンティアを買う>
今日も残業の島男くん。香織さんとオペラに行く予定もすっかり忘れてしまってました。チケットを握り締めたままひとりさびしく帰る香織さん。
社長との直接対決。
例の仕事は「NOだ。」と言う社長。
「あれは僕が自分でやります。」
「偉くなったもんだな。鈴木島男。」
「あなたがそう育てたんですよ、高柳徹さん?」
「あの途方に暮れてたネジ男が。」
自分の力でここまでやってきた、と島男。自分の力じゃなく、フロンティアの看板を背負ってるから仕事ができるんだと言う社長。
「あなた全然わかってない。(相手会社)はフロンティアではなく僕に仕事を頼んだんですよ。」
「・・・・お前、クビだ。」
すごい視線のぶつかり合い。見つめ合ってシャンパンを静かに飲む2人。
桜庭さんに電話して独立にかかる島男くん。
会社側は株を守るために騒然。すごい攻防劇。数時間の間でしょうか?
先に回ってるらしい島男の後手後手にになっている高柳社長。島男の背後にいる相手がロイドブラザーズの桜庭だと聞いた瞬間、負けた、と悟ったのでした。

ロイドの子会社『S&Iコーポレーション』がフロンティアを買収。S&IのSは島男?Iは?
そしてフロンティアに乗り込む鈴木島男。豊田課長はちょっと悲しげです。
高柳社長に向けたまっすぐな視線。潤んでいるようにも見えます。ここまで来たぞっていう顔。
「世の中金で買えないものはない、だからフロンティアを買ったんです。僕はあなたの言葉を実践しただけなんですよ。」
「あぁ、その椅子はとりかえたほうがいい、リクライニングのネジが弱くなってる。」
「ご心配なく。ネジは得意ですから。」
「そうだったな。」
みんなの見守る中を去る社長。かつて他の会社の社長をどれだけこういう目にあわせてきたか。
ヒルズの社長室から見下ろす下界はどんなに見えるのでしょう。

七海さんは会社自体は心配ないから、とクールです。
宮沢「神谷さんはどうするんですか?やめるんですか?」
神谷「オレは高柳社長に育ててもらったわけだし。」
宮沢「そうっすよね。」

<島男くん、変わる>
高柳社長は、かつてその会社をうばった森村に路上で刺され倒れます。その横を車で通る島男くん、何も知らないでパソコンに向ったまま。
神谷さんvs島男くん。
神谷さんは新体制ではやっていけないと言ってるけど、島男は一緒にやってほしいと思ってると言います。
神谷さんとて苦しい立場だけど、ここは大人になって。「よろしくお願いします。」
病院のベッドの高柳の横にはやっぱり七海さん。静かに高柳の腕を取り頭をベッドにもたせます。
七海さんは「私にはもうここにいる理由がないの。わかるでしょ。」と会社を去っていきました。
お見舞いに行く島男くん。「お前に負けたんじゃない。ロイドに資金力に負けたんだ。」と言う高柳。この期に及んで?
でもそれが本当なのかも。
香織さんは「私たちしばらく会わないほうがいいと思います。」って変な台詞。付き合ってるわけじゃないんでしょ?会社で会ってるんでしょ?
「社長になったからと言って変わったわけじゃありませんから。」
「本当にそうお思いですか?」
「どうしたんですか?香織さん。」
変な会話。
リオハで豊田課長にも、「顔見てみろ。」といわれる島男くん。ワイングラスに映った顔は、貞子もびっくり〜!!



第7話「ヒルズの頂点へ」 05/05/26

<島男くん、ひっぱりだこになる>
6月1日がこの家を明け渡す日。カレンダーの印を見て切ない島男くん。
まり子の不倫相手に勝手に会いにいった龍太くん。まり子は怒って龍太くんをぶん殴る!龍太くん、悲しいよぉ。
経済界のパーティで人だかりができています。その真ん中にいたのは、なんと島男くん!
東條貿易のこと、ミケーレのことなど、経済界のお歴々に知れ渡っているのです。おそろしや!
人気の的の島男くんだけど、自分の力じゃないと必死です。
「ボクは何もしてないです。謙遜じゃないです。」
後ろでフォークを口に入れたままポカンって感じの神谷さんがおかしいー。
やっと開放されて、カウンターで「お水ください・・・。」って言う島男くんがカワイかったです。
鶴見慎吾がやってきて独立しませんか?って。そんなすごい人に全然見えないのが島男くんなのに。

そのあと香織さんとリオハでお話します。「もう高柳社長の下で働けないかもでしれません。ものすごく後味の悪い仕事でした。」
東條貿易の件は島男くんに重くのしかかっているのです。
高柳社長は七海さんに言われてちょっと危機感。ヘッドハンティングなんてあるわけないって言いながらも。

島男くんがうちに帰るとまり子が荷物の整理中。何もかもなくなっていく、と悲しげなまり子。
いろいろ大変だなー、島男くん。

<島男くん、悩む>
鶴見慎吾はロイドブラザースというベンチャーに投資する外資系の会社の偉い人でした。起業しませんか、と今日もアプローチをかけてきます。
「せっかくですが、僕は自分の身の程を知っているつもりです。」
会社では高柳社長からの提案が島男くんに告げられます。
「今度の取締役会でお前を取締役に推薦するつもりだ。」
「エ?!」
「お前も経営者の一員になるんだ。」
「困ります!僕はそんな器じゃありません。それに自信がありません。」
それに、偉くなっていくと社長の命令をよりきかなくてはならなくなる。それはイヤだとはっきり言う島男くん。フッと笑う高柳社長。
取締役になるということは社員をやめるということなので、退職金を出してくれるんだって。その額は今の借金を清算できる額。
おぉ!たった1ヶ月しか働いてないのに、そんな退職金が出るですかぁー。それはすごいです。
いつもの居酒屋で龍太に話す島男くん。「取締役ぅ?!」そりゃびっくりしますって。
でも高柳社長の下では働きたくない、犯罪みたいな仕事だったのでもうイヤだと言う島男くん。
それを聞いて怒る龍太。まり子は会社の終わったあとクラブでバイトをしてるんだ、もっとまり子のことを考えてやれ、と。
何も知らなかった島男くん。

まり子は不倫相手に龍太が来て何を言ったか聞いて、龍太の気持ちにほんわか。帰ってきた酔っ払いの龍太に、「昨日は叩いてごめん。」と言ってほっぺをぎゅっ。やわらかそうなほっぺだわー。
まり子が走って行ったあと、「チョーカワイイ!」って言う龍太くんがチョーかわいい!

島男くんは帰ってきたまり子に謝ります。
「もう何も心配しなくていいんだ。高柳社長が全額都合してくれたんだ、この家も明け渡さなくていいんだ。」
本当に?もうお金の心配しなくていいの?住むところの心配しなくていいの?ホントに?・・・こんなに喜ぶまり子を見て島男くんの心ははっきり決まりました。

<島男くん、取締役になる>
「謹んでお受けします。」最敬礼。
でも、言っておきたいことがあります。「取締役になっても、僕はたぶん僕のやり方でしかできないと思うんですけど、それでよろしいでしょうか。」
余裕の笑顔の高柳、「かまわんよ。」
そして社長室から外に出て、みんなに紹介されます。
「新たに取締役になる鈴木島男だ。」えぇー?な面々。口をあんぐり開けたままの宮沢くんは、香織さんとともに鈴木島男付きになることを仰せつかります。そこで全然グレない宮沢くんっていい人なのね。
神谷さんも「ムカつくような出世しやがって。でも、お前本当にだいじょぶか?」って聞くなんて優しいわぁ〜。
「はい。」って笑顔で答えた島男くんに優しい笑みを向ける神谷さん。本当にいい人になったわぁ。簡単よねぇ(笑)。

肩書きや報酬を与えれば従順なしもべになる普通の人とは、島男くんは違うんじゃ?と言う七海さん。
島男だって例外じゃない、と言い切る社長。

<島男くん、ハンコを押す>
今日から出勤は車のお迎えつきなんです。すっげー!会社の入り口では香織さんと宮沢くんが待っていてくれて、会う人会う人みんなが取締役にご挨拶。
豊田課長も「島男取締役!おはようございます!」って。
初めての取締役会議。スケジュールは取材が目白押し。テレビ出演もカチンコチンだけどこなして、頑張りますって言うだけで何とかこなしていきます。
ギガワークスというCG制作会社と共同出資で新会社設立の仕事。宮沢くんのがんばりでここまでやってきました。宮沢くんから予算の上方修正を申し出られて社長に相談に行くけど、自分で決めることだと社長は言います。
たったひとつ社長の教えは、「経営者と社員の違いは株主と従業員に対する責任の重さ。株主と従業員に利益をもたらすかどうかを考えなければならないこと。」
ギガワークスとはまだ正式契約はしてないのにこれまで11億つぎ込んでいて、あと3億の予算申請。昨日の会合で確実になったから大丈夫だと言う宮沢くんを信じてハンコを押す島男くん。

<島男くん、息抜きする>
家でご飯中でも勉強に余念がない島男くん。まり子と龍太はちょっと心配。
会社では、スピード上げて歩く島男くん、後ろをついてくる香織さんが今日のスケジュールを告げる声を聞きながら、ちょっとイラっとした顔になってきています。でもプレゼンもあざやかにこなしていくのです。
でも「僕は高柳社長によって作られた取締役であることはわかっています。僕は絶対に高柳社長のようにはなりません。」と豊田課長とさとえりママに言うところは、ちゃんと自分を見失わないでいるようです。
そんな島男くんに生き抜きが必要だと思った香織さん、日曜日に映画に誘います。
島男くんたら島男くんの笑顔に戻って「はいっ♪」って。よかったね。
日曜日、ウキウキ島男くん、靴下を左右別のを履いていっちゃうくらい舞い上がってますが。でも携帯の電源を切らず、大事な相手から着信があったら映画中でも外に出てかけ直すんです。ビジネスの最前線に行っちゃうとこういうところが辛いよな〜。
香織さんとせっかくのデートなのに何も進展せず仕舞いでした。

<島男くん、苦悩する>
ギガワークスが契約を待ってくれと言い出して、社長も会ってくれないと宮沢くん。そりゃ大変だ、「しょうがない。会いに行きましょう。」カッコイイ!
社長に会うまで待たせてもらう時間にトイレを借りに行ったのは、会社を探るためか、偶然か、ギガワークスの社長がフロンティアのライバル会社の人と握手するのを見かけた島男くん。パーティで名刺をもらったあの人だ。
社長に詰め寄る島男くん。そしたらたった今サインをした、と言われて万事休す。
宮沢くんにたたみかける島男くん。(ライバル会社の)動きを察知できなかったんですか?!現時点でいくらの損失ですか?!14億・・・!!
何か対抗策はないんですか?!・・・・結構です、ひとりで考えます!
うわー、すっげーカッコイイ!一人で別の部屋に入って、深刻な表情で、ギリギリした感じで、素敵ぃー。
アホな話をしながら食事してるまり子と龍太に「うるさい!」と叫んで部屋に駆け込んで行く島男くん。思い出すのは高柳社長の言葉。『株主と社員に利益をもたらすかどうかだ。』
香織さんとの食事もノドを通らないです。
「そんなに悩まないで。島男さんらしくないわ。」
「僕らしいってどういうことですか?」
「え?」
「どういうのが僕らしいんですか。」
「それは、いつも前向きで人のために一生懸命で。」
「今でも前向きだし、今でも一生懸命です。」
「ごめんなさい、そういう意味じゃ。」
「だから困ってるんじゃないですか。」
「でも、まだ役員になったばかりだし、誰もあなたのことを責めたりしないわ。」
「責める責めないの問題じゃないんです。このままだと14億、何の形にもならずに無駄に消えちゃうですよ。消えちゃうんですよ!」
せっかく香織さんが秘書についてくれたのに、これじゃ恋におちるどころじゃないです。
夜、会社で一人で考えている島男くん。指を組んだ手を額に当てて考える格好は、島男くんのアイディアが生まれる時なのね。

<島男くん、反撃する>
ギガワークスの実質の精鋭部隊20人を引き抜いて新会社を作ろうと言い出す島男くん、大胆!
「先に約束を破ったのは向こうじゃないですか。それとも宮沢さんはこのまま手をこまねいていろと言うんですか?14億円ドブに捨てろっていうことですか。」
「しかし。」
「宮沢さん、今手を引くわけにはいかないんです。」
穏やかな口調の中にすごい闘志。島男くん、すげー。
ギガワークスのリーダー格の人に会って、今の10倍の報酬と新会社の株式を出すかわりに20人全部連れてきてくれと言う島男くん。その鋭い視線はタダ者じゃないぞ。
ギガワークスの社長が鈴木取締役に会わせてくれと怒鳴りこんできても、出張中で不在だと言って会いません。目には目をです。
ポストが人を作るんですよね。まさしくそのとおりって感じの島男くんの取締役っぷり。
そして新会社『ギガフロンティア』があっという間に設立されて、ギガワークスは倒産。新会社社長は当然島男くん。
新会社の発表の会場で、暗い表情の島男くんに香織さんは声をかけます。「ギガワークスの倒産のことで落ち込んでいるんですか?」今までの島男くんを見てればそう思うのが自然な流れかもしれませんが、実は島男くんは違っていたのです。
「違うんです。そうじゃないんです。僕気持ち良かったんです、スタッフを引き抜いた時、ギガワークスが倒産した時、僕は気持ち良かったんですよ。株主や従業員のことなんてこれっぽっちも考えていませんでした。僕は、ただ、勝つことだけを考えていました。そしてそのゲームに勝った時、今まで経験したことのないような快感を覚えたんです。」
そして社長として紹介されスポットが当たった瞬間の島男くんのキリッとした姿。
ちょっと複雑な香織さんを残してステージ上に歩きます。
社長と七海さんは並んで客席から見ています。「よかったわね、あなたが望んだとおりになって。」
そうとも言えないような社長の表情。
スポットライトの中の島男くんはちょっと怖いくらい鋭角的な顔してます。

<予告>
またすごい展開で高柳社長と直接対決?!

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