最後の恋

 

いいんです!
中居さんの恋愛ドラマなんて見てられない!とか北川さんの脚本は苦手!とかいう方がたくさんいらっしゃるのは分かっています。だって私もそうだったんだもの。でも、BLも終わって、今回じっくり「最後の恋」を見てみました。そしたら、かわいいんです。常磐ちゃんなんて目じゃないくらいにかわいいんです!いくら本人が恋愛ドラマが苦手だと言っても、私は見たいんです。中居さんのかわいい姿!恐るべし中居正広!このとき、24歳。
と、いうわけで、「最後の恋」レビューします!


<登場人物>
夏目 透(中居正広)・・・素直で正直でまっすぐな医大6年生。体格は貧弱だが、かっこいい。少々オヤジが入るときがある。24歳。
篠崎アキ(常磐貴子)・・弟と二人、孤児院で育った。パチンコ店に勤めている。弟思いで明るくてかわいくていつも前を向いて生きている。24歳。
篠崎 潤(川岡大次郎)・・・アキの弟。心臓が悪く入院している。夏目に憧れている。
ジジィ・山崎健二(鈴木一真)・・・夏目の同級生。スマートでいかにも医大生な感じ。でも嫌みはない。27歳。
ヒメ・呉林美紗子(細川直美)・・・夏目の同級生。美人で頭が良く、性格もさばけていて見るからに「ヒメ」。夏目、ジジィとの3人でいることに慣れてしまい、夏目を好きなのに自分でそれを否定しようとしている。
佐田正一(袴田吉彦)・・・アキの昔からの友達で同じパチンコ店に勤める。悪いことも一緒にやってきた仲間。アキをずーっと好きだが相手にされていない。
サッチン・西田幸子(西尾まり)・・・アキと孤児院時代からの友人。アキのことをとてもよくわかっている。
斉藤麗子(神保美喜)・・・高級売春クラブのママ


<第1話「売春」>
 アキは弟の入院費用を稼ぐために身体を売ろうと思っていた。ある日東京ドームで待ち合わせに振られたらしい男に声をかける。結構かっこいいのに声がオヤジのその人をちゃかしたりしてから、「私を買わない?」と言うと、びっくりしたらしいその人は、客引きは普通こんな所でこんな時間にやらないよと、っと言った。彼のその大きな瞳が印象に残った。
 
  
待ってるときに座って足をブラブラさせているのが超かわいーい!あんたいくつ?って感じ。

 潤がとばした紙飛行機を探しに来たアキと病院の中庭でばったりあった夏目。アキはプラダのバッグが欲しかったからあんなことしていたと言った。医学生の夏目は、付属病院に入院している篠崎潤と友達になっていて、勉強をおしえてあげたり、自分の勉強のために潤に診察をさせてもらったりしていた。ある日潤の心音がおかしいことに気づく夏目。夏目は、その時の動揺を潤に悟られ、教授に叱られる。アキに謝ろうと病院の外で待っていた夏目は、涙を拭きながら出てきたアキと話をする。手術しなけらばならないことはいずれ言わなければならなかったから、と逆にアキに慰められる。どうして医者になりたいのかと聞かれ、「人助け」と小学生の作文のように答える夏目。その目は美しく、アキは魅せられてしまうのだった。その時お互いに持っていたテープを取り違えてしまい、次の日ジジィらと勉強中の部屋に取り替えに来たアキ。「今日はおしゃれしてるね。」って言う夏目だが、実はアキはその日、高級エスコートクラブの初出勤の日で後ろめたく思うのだった。夏目は部屋に帰って勉強するが、取り違えていたテープの最後に録音されていた篠崎姉弟の試験頑張ってのエールを聞いて微笑み、「頑張るか!」っと明日の試験に向けて勉強するのだった。

 
アキが病室で歌っていた「今日の日はぁーさよぉーなあらぁー♪」の歌に合わせて鼻歌を歌う夏目くん、あー歌ってるよぉ(笑)!涙をふくハンカチをあたふたと探す夏目くん、おまぬけでかわいい!でもその茶色い紙袋はもうちょっとなんとかならないの?それが貧乏医学生の姿?普通鞄は持つでしょ、鞄は。でもそれが今後何かキーポイントになるのね、きっと。
「頑張るか!」の顔もいいですぅー!!


 早朝、徹夜明けの夏目は眠気覚ましのジョギングに出ると、公園でばったり昨日と同じ洋服で沈んだ顔のアキに会う。いぶかしげな夏目。
 
 
着替える姿にうっとり。てけてけと走っている・・・。でも徹夜明けでそんなに走るか?それも、試験なのに!5キロは走ってるよ!
 偶然がなければドラマではない!そう、そんなんあるはずないじゃん!っていう偶然がないとダメ。クサイ台詞もないとダメだし、人の性格は長所も短所も強調されていなくてはだめ!素直さは天まで届くほど真っ直ぐであり、やさしさは凍り付いた氷山を溶かすほどであり、明るさは太陽よりも明るい!あー気持ちがいいじゃない?こういうの。中居さん、ストレートさらさらヘアがより真っ直ぐさを表していて、もうこっちまで無色透明になりそうですぅ!


<タイトルバック> 
♪伝えたいことがあるんだ♪っていう歌への入り具合がいいです。
いい感じなのです。白衣で廊下を急ぐのも。白Tシャツで街を走るのも。
どう見ても中居さんの方が、ときわちゃんより華奢。
海で手を引くところは、そりゃときわちゃんの方が引っ張り返してないか?って感じ(笑)
水のかけあいっこ・・・・両手でバシャってやってるその仕草は、恥ずかしいくらいに女の子な中居さん。
キスは、ちょっと腰が引けてる感じの中居さんがかわいいよ。よかったねー引いた映像で。タイトルバックの撮影ってほとんど初対面に近い頃でしょ。中居さんの照れと苦悩、いかばかりだったかお察しします(笑)。



<第2話「僕が君を守る」>
「よう!どした?」と声をかけるが、アキは「そっちこそ」と言いさっさと行ってしまう。水飲み場で顔を洗う夏目が見つけたのは、アキが落とした高級エスコートクラブのチラシ。何となく事情を飲み込む夏目。

 
顔あらって水もしたたるかわいい男!

潤には学園時代からよくしてくれる夫婦がいて、今静岡に住んでいるが、お見舞いに来てくれていた。夏目は潤と紙飛行機をとばしながら、その夫婦が潤を養子にほしがっていることを聞く。
 
 
両手を広げてワーって飛行機を追いかけている姿はどう見ても子どもだ!かわいいのだ!

検査に行っている潤を病室で待っている時、事務の人から請求書を預かった夏目。潤の手術は来週の16日だと教授から聞く。
アキはパチンコ屋も休んで夜のアルバイトをしていた。やりきれない思いもあるが仕方がないと、仕事をする度に潤と一緒に写った写真の自分の姿を少しずつ黒く塗りつぶしていくのだった。
 ある日、姉弟で窓からとばした飛行機を、下にいた夏目にとってもらう潤。なんとなく会うのを避けようと帰り支度をするアキだったが、一歩早く病室に夏目が来る。ちょっと気まずい雰囲気があるが新しい看護婦のことなんかを潤と話していると、アキのポケベルが鳴り、そそくさと電話をかけに出ていくアキだった。公衆電話で段取りを聞いている最中にガチャンとフックを押す者が。夏目だった。

 
ガチャンってフック押した時のおっきな目!細い顔!

 逃げるように行くアキを追いかけて夏目は「あんなことやめろ」と言う。拾ったチラシを見せて、「電話したんだ。」開き直るアキに「自分が納得してるの?」好きでやってるからいいじゃない、賛成出来ないな、あんたに関係ない、と言い争いをしているところにジジィとヒメが通りかかり、お茶することになった。3人のエリートな会話に疎外感を感じたアキは仕事を聞かれて「体を売ってる」と冗談っぽく言って出ていった。夏目は追いかけるが預かった請求書を渡すだけだった。
 それでも後日、夏目はアキのつとめているパチンコ屋に行く。入る台を教えてもらったようなもらわなかったような感じだが、勝って景品に交換する。夏目は帰り際に何でもないように「そうだ、これ渡しに来たんだった」と現金入りの封筒をアキに渡した。中身に気が付いたアキは外に夏目を追いかけていく。こんな事をして優越感に浸っているのか、はたまた私に下心があるのか、とくってかかるアキ。でも夏目は、金持ちでもないし、バイトもしているし、なけなしの金であり、、君のことは興味ない、潤くんのことが心配なだけ、とあっさりした顔で言うのだった。「つべこべ言わずに受け取れ、うっさい女だなぁ。」と言う夏目。すきを見てアキのおしりのポシェットに挟むと、通りの向こうに止めてあったバイクに乗ろうとして、自分を見つけたアキに向かって、「ねぇ!篠崎さぁん、潤くんのお姉さんだから篠崎さんでしょ?あんな仕事やめなよ!やめな!」と叫ぶとバイクに乗って帰って行くのだった。アキは何も言えず心に浸みて行くものを感じていた。

 
パチンコの景品をもらうとき、カウンターの前でぴょこぴょこしてるのがかーわいーー!
 あんな顔で「やめな!」なんて言われた日にゃ、アキでなくてもそりゃじーんとするわ。


夏目は即現金をもらえる宅配便のバイトに精を出しているらしいと噂しているジジィとヒメ。入院費を払いに来たアキは既に振り込まれていることに驚き、これは夏目の仕業だと思い夏目を探す。ジジィにバイト先を聞いて、行ってみるとそこには汗をかいて頑張っている夏目がいた。何でそこまで?っていう顔のアキ。夏目に会って尋ねるが、入院費は夏目ではなかった。夏目のバイクで二人で病院に戻り、潤に尋ねると払い込んでくれたのは静岡のおじさんだと言う。なんで?ってなるアキ。おじさんたちはいい人だけど、そこまでしてもらうわけには行かないし、潤を欲しがっているし、今まで二人で頑張ってきたのに!と潤にくってかかる。いつも自分のためだと言っている姉が迷惑だと言わんばかりの潤。喧嘩するふたりをなだめようとする夏目だが、潤は布団をかぶってふて寝し、アキは勝手にしろ!と出て行ってしまう。お互いのことを考えすぎる姉弟なのだ。

 
Tシャツを肩までめくって汗かいて仕事をしている夏目くん。結構腕が太いんだわ。アキ来たたとき、お客さんが来たことを伝えられて、汗を拭きながらタオルを口のところに持っていった時のおっきな目!
 姉弟喧嘩の間で「やめとこうよ!ねぇ。」っておろおろする夏目くん。いい感じ。


アキを外に追いかけていった夏目。まだ怒っているアキのほっぺたを、両手ではさんでパンパンパンと。びっくりするアキ。そのままアキの靴ひもまで結んでやる夏目。手術を控えた潤のことを考えてやって、と言い、冷静になったアキは反省する。そして、君が心配だから、仕事が終わる3時に覗きに行くという夏目。それまで自分の腕時計をアキに預けると言う。本当に心配してくれているような夏目に、アキも素直に従うのだった。

 ほんとに優しい人って感じ炸裂の夏目くん!朝の3時に家に行くなんておかしいでしょ、普通行かないでしょ、って言う疑問なんてみじんも感じさせないほどのいい人ぶり。「行かない方がいいのかな、一人で平気なのかな」って言う方もいい!「それじゃ」って別れてから、「あ!」って振り返って、「篠崎さぁーん、家知らないよ!俺!」ってかわいいよぉ!

アキは部屋でちょっとうきうき、音がすると外に出ていったり、普段は使わないコーヒーミルを出してみたり、とそわそわしている。バイクの音がしてからなかなか来ないので外に出てみると、家をさがしている夏目が。思わず「夏目!」と声をかけるのだった。部屋に入って、お互いの呼び方を決めたりしてちょっといい雰囲気。カーテンが女の子らしいねっておやじくさいことを言う夏目だが、黒く塗りつぶされたアキの写真を見つける。なんで?仕事する度に手、足、って順番に塗りつぶしてたと言うアキ。いきなりベンジンがないか聞く夏目。結局なくて除光液を貸して、と言い、その黒く塗りつぶした部分をティッシュで拭く。「だめだよ。こういうことしちゃ。」アキは返事が出来ずにコーヒーを勧める。夏目を送った後、写真を握りしめ泣くのだった。
 
 
 きれいになった写真をまたクリップスタンドのところにはめる時の鏡に写った夏目くんの顔!見た?見た?って言いたい感じ。すっごい可愛いの。ほんまにかわいいのぉー!!
 普段はミルは使わず、インスタントのはずなのに、なんで豆があるんだ?それは弟が入院前のやつだろ?古くなっててお世辞にもおいしいとは言えないのに、やさしい夏目だったのだ(笑)
 塗りつぶしたのは、両手、両足、胴体最低5回。9万×5回=45万円。でも組織に上納するお金はどうなってんだろう。お客が別に会費をおさめるシステムか?といらんことをいろいろ考えてしまったです。


 帰る夏目は途中で時計を忘れたことに気付き、アキの部屋に戻ると、そこには涙でボロボロの顔のアキがいた。そのまま帰れない気持ちがして、「よかったら、走らない?この時間最高だよ、空。」とアキをタンデムに誘う。そして稼いだお金を捨てたいというアキに、ブリッジの上からお金をまくことを提案した。夜明けの橋の上でお金をまき散らして、すがすがしい顔の二人だった。

 
 そうか、レインボーブリッジはタンデム禁止なのか。ふーん。あーお金、海(川?)に全然落ちてないよ!全部橋の上だよ!しかしアキ、そんなに簡単に抜けられるのか?その仕事は!


<第3話「会いたくて・・・」>
潤の手術の朝、夏目は潤にお守りを渡そうとばたばた走って手術室の前で教授を呼び止めるが、「その学生気分は何とかならんかね」と怒られる。そこにいたアキに気づき「かっこわるいとこ見られちゃったね。」と照れるが、アキは夏目の気持ちが嬉しく、そのお守りを持ってここにいる、と言うのだった。
 8時間以上に及ぶ手術は無事成功し、急いで夏目に知らせに行くアキ。アキの知らせに思わず喜んだ夏目だったが講義中だったことに気づききまりが悪かった。それを冷たい目でヒメが見ていた。夏目はすぐアキの後を追っかけていき、「よかった!」と笑顔で言う。

 2週間後、驚異的な回復力を見せた潤と夏目はまた飛行機で遊ぶ。退院したら静岡のおじさんの家に行くことが決まっている潤に「本当にいいのか」と夏目はきくが、潤はこのままだと姉ちゃんが自分のためだけに生きているみたいだから、それにどんなに離れていても姉弟は姉弟だから、と胸の内を話す。
 アキは、正一からのディズニーランドに行こうという誘いをちゃかしたりして、明るく働いていた。
 そして潤の退院の日、夏目がくれたお守りは、アキが持っておくことになり、別れの涙を流す姉に気づかない振りをして潤は先に病室を出、玄関で見送ってくれた夏目に飛行機を1機手渡す。遅れて出てきたアキは強がっている風で、早く行きな!とせかすが、後ろ姿を見つめるうちに我慢ができなくなり、「潤!元気でねー!」と叫ぶ。潤も「姉貴もな!先生、サンキュ。」と答え、夏目は笑顔でピースをする。そしてさっき受け取った飛行機をアキに渡し、アキはそれを大空に大きく飛ばすのだった。

 ピースの時の笑った顔が可愛いです!その時の潤からの視線で、白衣の夏目とアキが並んでいる雰囲気がとっても似合っていて、「イイ感じ」っていう印象。潤も安心して旅立てるのかなって感じで。しかし、その飛行機は飛びすぎだし、ひとりで声をあげて泣くアキは泣きすぎ!

 潤を送り出した二人は学食でコーヒーを飲む。邪魔じゃなかったかと聞く夏目に、いてくれたから素直に潤に声がかけれたというアキ。それは普通反対じゃないの?他人がいたら話しづらいんじゃ?と夏目は聞くが、アキは夏目は特別なんだよ、と言う。でもこれで会う理由がなくなったんだということに気づかされる二人だった。その様子をジジィと見たヒメは複雑な表情。お互いにお世話になりました、楽しかった、という挨拶を繰り返し、門のところまでアキを送る夏目。しばし見つめ合うが「バイバイ」「あぁ、さよなら。」と最後のことばを交わし、去っていくアキを門に片手をついてしばらく見つめる夏目。そして夏目がきびすを返した直後に振り返るアキだったが、その時そこに来た後輩らしき数人に囲まれ談笑しながら戻って行く夏目を見て、断ち切るようにまた歩き出す。
 アキは潤から元気そうな手紙が来て安心しているが、夏目のことが気になって仕方がない。夏目は勉強中に窓から見えた本物の飛行機が、潤の紙飛行機に見えて急いで窓際まで行ったりしていた。ヒメにエアロスミスのチケットがある、と言われても断る夏目はもうヒメのことは対象ではなくなっているようだ。ヒメはプライドは高いので自分が誘ったとは気づかれないようにふるまったがジジィには見え見えだし、ヒメはなぜかジジィだけには素直だった。
 夏目と別れて3週間経って、幸子と飲みにいったアキは夏目への思いを改めて確認するが、置かれた環境の違いや、自分がやっていたことなどを考えると、どうしようもなく諦めざるを得ないと思う。そして夏目のくれたお守りを握りしめるのだった。
 一方夏目もジジィが冗談で言った高級エスコートクラブへ行こうかっていうことばに「やめとけよ、そういうの!」と過剰に反応し、帰りに門のところで、ここで別れたアキのことを思い出し、門に頭をもたせかけてしばしたたずんだりした。

 
本物の飛行機を見間違えて「本物かっ」って見上げる顔に光があたって綺麗ですぅーー!
 夜門にもたれてるときの切ない顔!そんな時間にそんな顔してひとりでいると襲われちゃうぞー!
 で、やっぱり夏目くんは巨人ファン!
 幸子に電話番号聞いてくれなかった、と訴えるアキの気持ち、よっくわかるねー。


仕事が終わって店を出たアキに「しのざきー!」と呼ぶ声。見ると通りの向こうにバイクを止めた夏目だった。びっくりするがすごく嬉しくて満面の笑みを浮かべる。潤が忘れていた参考書を持ってきてくれた夏目とアキは植え込みの脇に座るが会話はあまり弾まず、あまり時間がない夏目はあっさり帰りかけたが、バイクに乗る前に、よかったら、また走らない?とデートに誘う。アキは嬉しそうに「いいよ。」と答えた。

 
パーカーとかがかわいいのよねー。良く似合うのよねー。

 幸子を呼びつけて何を着ていくか相談し、ウキウキのアキ。待ち合わせに早く行きすぎて本屋に入ると、ヒメと一緒に本を選んでいる夏目を見つけ、そっと後ずさりする。会ったときに何の本?って聞くが、専門書でつまんないよって言う夏目に複雑な思いのアキ。
 「どこ行こうか?」「どこでも」で、夏目が連れていったのは競馬場。全然当たらなくて、ぶつぶつ言う夏目。そして食事は競馬ファンのおじさんたちのたまり場のようなモツ焼き屋?どんどん先に歩いていく怒り心頭のアキ。「こんなデートは私をバカにしている。43000円のアナスイのワンピースなのに。イタリアンとかに行くのが普通でしょ!」「普通ってなんだよ、どこでもいいって言うからだろ。イタリアンがよければそう言えばいいじゃないか!」「今日はバイクじゃなかったの?」「たまには二人で歩くのもいいかと思ったからだよ。」エリートだからだ、頭いいからだと怒るアキに「勝手にしろ!」とさっさと行ってしまう夏目。アキはそばのゴミ箱を蹴ったくる。

 
デートの前にいくらついでといってもほかの女と待ち合わせ場所近くの本屋に行くというのは少々考えがないよなぁ夏目。でもそういう無邪気な性格なんだろうなぁ。
 競馬場の夏目。イケーイケー!って言う様子も、入らずあーっと天を仰ぐ落胆具合も、なんでこれ買わなかったんだとブツブツ反省している様子もどう見ても中居だ!焼酎お湯割りの梅を割り箸でぐちゃぐちゃにして、こうやってつぶすとおいしいぜって言ってるようすも、中居そのもの!
 そんなにこの店に来てるのか?そんなに常連なのか?忙しい医学生のくせして?と疑問はつきないのだった(笑)。


 怒ったまま部屋に戻ったアキは潤からの電話で、夏目が持ってきてくれた潤の赤本を取り出してみると、ひらひらと1枚の紙が落ちた。そこには「篠崎へ 潤くんいなくなって淋しいだろうけど、がんばってください。 夏目」と書かれていた。その字を指でなぞり、「ばっか!」とつぶやくアキ。こんなわかりにくいところに挟んであったって、私が気がつかなきゃ意味ないじゃーん!ばか。
 夏目は薄暗い部屋でビールとするめをほおばりながら、スポーツニュースを眺めていた。そして、「また負けたよ、巨人・・・」と淋しい顔でつぶやく。切ない顔の夏目。

 その手紙の字はどう見ても夏目の字じゃないでしょ!お上品すぎるよ!もっとまるっこい字じゃなきゃ。そんな別人の筆跡の手紙もらったって、なんで嬉しいかっつうの(笑)。
 シャワーのあとだろう、タオルを首にかけて、スポーツニュースを見るとはなしに見ている顔が切ない夏目くんです。

 

<第4話「初めてのキッス」>
「キッス」ってなんやねん。その小さい「ツ」は。そういう古い言い方が似合うってことなん?

喧嘩別れしたが、翌日?学校に行くアキ。いつもの教室に行きジジィを窓際まで呼んで夏目の事を聞く。ジジィは興味があるのか、夏目のことは何でも知ってるよ、とお茶を誘う。デートの様子を聞き、大笑いしたジジィは、「あいつの精一杯。あいつは店とか知らないし、結構ダサイし、女の扱いに慣れてないよ。悪気はないよ」と言う。その言葉に安心したアキは中庭で子どもと紙飛行機で遊んでいる夏目を見つけ声をかける。夏目も何事もなかったように「よぉ!」と笑顔で応えた。

 
あんな別れ方したのにそのさわやかさは何だっつう笑顔の夏目。でもかわいい・・・。

次のデートはアキが計画することになり、家でガイドブックを見たり幸子に相談したりする。幸子と話していて結婚とか考えている訳じゃないけど、負い目を感じて生きていくのかなぁと不安になる。夜、母親に孤児院に置いて行かれた時の夢をみて目が覚め、夏目からもらったお守りをそっと握りしめるのだった。
 2回目のデートは朝9時に待ち合わせ。どこに行くかまだ決めあぐねているアキと徹夜続きで寝不足の夏目。なかなか決まらず夏目決めて!と言うアキに文句を言うとまたけんかになってしまう。眠いんだったら帰って寝れば。さようなら!と言うアキに怒った夏目は席を立ってバイクに乗ろうとしたが、ふといいことを思いついて、何か分からずおたおたするアキを急きたてる。

 
眠そうな夏目くん、「ホテル行って寝よっか」と言われ一瞬え?ってマジな顔になったところがなかなか上手でした。ポンポン言う口げんかはお手の物の北川脚本。「こっちが決めたのが気に入らないからそっちが決めるんでしょ。」「9時なんて幼稚園の遠足かと思ったよ。」「(デートあんまりしたことないんなて)自慢する事じゃないでしょ。」「俺だってお嬢様がお気に召すようなコースはわからないよ。(誰がお嬢様なの)あんたでしょ。」「試験だったから徹夜だちゅうの!」・・・好きなんだなぁこういうジャブの応酬のようなケンカ。

潤のいる静岡まできた二人。潤はバーベキューの用意をして来て浜辺で楽しく3人で遊ぶ。潤は夏目に「もし俺に何かあったら姉貴よろしく。」とこっそり言う。あまりに潤が真剣なので一瞬受け止めた夏目だったが、「そんなことあるわけないだろ!」とヘッドロックをかました。別れ際にしんみりして、別れづらそうな姉弟。「またデートの場所に困ったら来いよ」という潤に「もうデートするかどうかわかんないけどね」とアキが言い、夏目は「え?そうなの?」と困った顔。そんな冗談も空気を明るくはせず、自転車で去っていく潤の後ろ姿をいつまでも見送るアキの頬には涙が光り、そんなアキを暖かく見守る夏目だった。

 
ぎゃっはっはっは!はずかしーっっっ!お約束の海辺の青春物語。紙飛行機とばしてそれを追いかけてみたり、水をかけあってみたり。可愛いから許すが。でもちょっと苦しいよぉ(笑)。

バイクの後ろにまたがり、「しっかりつかまってろよ」と言う夏目の背中の暖かさを感じているアキ。帰り着いたが、楽しかったし、おいしかったし、ありがとう、と離れがたい二人。夏目はヘルメットを返そうと差し出したアキの腕を、たまらずつかんで引き寄せ、アキを抱きしめた。「どうして・・」と小さくつぶやくアキ。体を離して見つめ合って・・・と、「あ、ごめん、ほんとごめん、俺こういうの苦手なんだ」と苦笑する夏目。それを見たアキも笑い出して、「いつも思ってたんだけど、夏目って笑うとかわいいよね。」「からかってんのかよ。」「誉めてんの!」「ま、いいや。・・・余裕だね。俺なんかいっぱいいっぱいだよ。」「先に笑い出したのはそっちでしょ。私キスの途中で男の人に笑われたの初めて。」と言って笑っているアキ。夏目はまたバイクにまたがりヘルメットをかぶろうとするが、アキは「それかぶるの?」と残念そう。「普通かぶるだろ、どうやって履くのこれ。」とアキの思いには気が付かない風の夏目。でも「あ、そうだ」とまたバイクを降りて、海でアキが言った「デートするかどうかはわかんないっていうのはホント?」と真剣に尋ねる。アキはちょっと困ったような顔をしてみるが、にこっと笑い抱きついてウソだよ!と。「なぁんだ!」とアキを抱きしめた夏目。そして、今度はちゃんとキスをした。


 
途中でキスをするのをやめたときの顔が中居さんだったわ。 「夏目って笑うとかわいいよね。」いいことばだ(笑)!あったりまえじゃん。笑わなくてもかわいいよ!北川さんは本気で中居さんのことかわいいと思っているのでしょう。
 「あれ、本気?」とアキの顔をのぞき込むように尋ねるのも可愛いいわー。そしてチューは最初おどおど約2秒、一回はなして今度は4秒ってとこかしら。そのあと、アキを抱きしめた顔がすっごくいい笑顔だったの。好きな子とキスできたぞー!って感じ?あ、キスシーンうまくいったぞーって感じかしら(笑)?ほんっとにいい笑顔だった。キスした後、相手がこんな笑顔見せてくれたらサイコー!って感じの笑顔でしたの!抱き合ってたら顔は見えないけどね。いいシーンでしたが惜しむらくは暗いし、中居さんの顔が向こう側にあるってことかしら。もっと中居さんメインで写してくれよ!って感じ。仕方ないんだけどね、女の子の方が背が低いってこともあるし。でも木村さんのキスが素っぽくてドキドキ!なら、中居さんのキスはかわいくってあやうくってドキドキ!って感じかしら。


電話番号を交換して、夏目の書いたメモを見ながらうっとりしているアキに、正一はあっちが本気なわけはないからやめとけ、と釘をさす。
キャンパスの中庭で少年とキャッチボールを楽しそうにしている夏目を見たヒメが「太陽のような笑顔だね」って思わず言ってしまうほどの綺麗な笑顔の夏目。でもその時偶然アキの電話番号を書いたメモを見つけてしまったヒメはそれを思わず自分のポケットに入れてしまうのだった。

 
天真爛漫ってこういうことなのねっていう感じだね、ヒメに同意するよ。

 明日から伊勢の付属病院に1週間の実習に行かなければならない夏目はいつもの教室でレポートを書いていた。アキに電話をしようとメモを探していると食中毒の患者が大勢運び込まれたのでそれを手伝わなければならなくなった。医者の指示に従いてきぱき仕事ができた夏目は一段落付いたとき、医者に「君、出来るね。」と誉められ嬉しかった。教室に戻りまたメモを探そうとしたが時間はもう2時を回っており、もう遅いなと小さくため息をつく。
 アキは食事の時もお風呂の時も電話を近くに置きウキウキと待っていたが、結局かかってこず自分からかけようともするがやっぱり受話器を置き、ふーっとため息をつく。
 ヒメはアキの電話番号を書いた紙を一度はゴミ箱に入れたが、また拾って持っていた。

 
ほーら、夏目の字はこんな丸文字!アキの言う小学生の男の子みたいに可愛い字!なのです。先週の短い手紙の字とは明らかに違う。これどう説明するの?目をつぶるの?まあしょうがないからつぶってやるけどさ。(何様やねん・笑)
あたふたと働く姿がキュートです。


 夏目は伊勢の病院からパチンコ屋に電話したが、正一が出てアキに取り次いでもらえなかったり、アキはアキで留守電に入れても電話かかってこないし、と幸子にぐちったり、の1週間。今がチャンスと正一はアキをディズニーランドに誘い、帰りに一応好きだと告白するが、好きな人がいるよ、とアキ。アイツはやめとけ、遊ばれてるだけ、と言うが、アキは好きだけどつきあってるわけじゃないし、相手にもされてない、今、思ってるだけだから、と自分に納得させるように言うのだった。
 コンビニで買い物をしてアパートに帰ると、前で夏目が待っていた。「おかえり」と言う夏目にどうして?とアキ。夏目は1週間伊勢の病院で実習だった、電話・・・と言いかけると荷物を持った正一が来て、?となる夏目。気まずい空気に3人見合って見合って状態。

 「おかえり」の声がすっごく優しかった夏目くん。
 コンビニの袋を抱えて二人で帰って来るなんぞ、どう見てもラブラブ半同棲カップルだ!三角関係?またつまらん誤解を生んでしまうのか?

 

<第5話「ふたりの夜」>
ジジィに昨夜のことを話す夏目。正一に、自分がアキの親代わりだから、一度メシ食おうと言われたと。彼はお前には彼女は渡さないぞってことだろう、と案じるジジィだが、余裕の夏目。「つきあってるヤツがいたら、一緒に静岡行ったり、あんな・・・」「え?何かあったの。夏目くん!」びっくりのジジィ。

 
「そうだろうね」って余裕かます夏目くん。おにぎりをほおばってる姿もかわいいですぅー。

結局その夜の居酒屋は、ジジィがヒメも誘い、幸子もついてきて6人の飲み会に。幸子とジジィが盛り上がっていく一方でほかの人は静か。突然正一がてんぱって、夏目にアキの生い立ちをしゃべり始める。夏目はそんなことは篠崎さんが自分で話したくなったら俺にすればいいことじゃないか、と言うが、自分からするわけないし、医者になる人と釣り合うわけはないと言う正一。アキは結婚したいんなて言ってないからやめて!と必死で正一を止める。

メーク落とせって言われたのに、ジジィが来たのを確認するとよけいメークを濃くしてくる幸子がおっかしぃー。

アキと幸子は一緒に帰る。夏目はぐびぐび一人で飲んで酔ってしまったヒメをジジィの策略で自分の部屋で休ませることになってしまった。ヒメは夏目のベッドで休み、勢いで抱きついたりするが、結局自分で自分の気持ちを否定してしまう。夏目は、ヒメにあの子が好きかと聞かれて肯定する。そして夜中に電話しに公衆電話に行くが、もう遅いと思って呼び出しもそこそこに切ってしまう。結局ヒメは泊まったがもちろん何もなかった。
 幸子はアキの気持ちが痛いほどわかり、フォローの電話かかってくるよ、と慰める。でも電話がないし、ボロを着たシンデレラは王子様とは結ばれないのかなと言う幸子に、アキは夏目が王子様だから好きになったのではないと言う。電話は鳴ったがあわてていて幸子を踏んずけたりして間に合わなかったアキ。アキは電話をかけてきた正一に、悪気はないことはよく分かっているけど、それでも夏目が好きなんだと告げる。

帰り際に「さよなら。」と見つめあった時の夏目くんの目がいいですぅ!
ヒメを休ませて「しばらく寝ると楽になるよ。」とか「気分悪いときは煎茶がいいって。」とか言って、お世話しすぎとちゃうか?横になっているヒメに抱きつかれたとき、ぴょこっと片足があがるのがかわいーいでーす。ヒメってば、「あのコが好きなの?わたしより?・・・なぁんてね。」とかいうあたり、かなりのプライド人間。「こんな状態(部屋に二人きり)でヒメに冗談言われたら、たいていの男は心臓バクバクだよ。」なんて夏目くんもかなり鈍感です。電話しに行って帰ってきたとき、「どこ行ってたの?」「(袋を見せて)たばこ」「(聞こえないように)うそつき・・・」こういう邪魔な女がいないとドラマにはならないんです。悪い人じゃないので、憎めないところが中途半端だけど、わかるなぁ、ヒメの気持ち。


翌日、今日試験があるというヒメに腕時計を貸す夏目。
アキは学校に行って門で待ってみるが、ヒメに会ってお茶する。今大事なときで、夏目は追試だったりするので、邪魔されたくない、夏目は優しいから可哀想な人をほっとけないの、とヒメ。ハンカチを出すときに一緒に時計が出てきて目を見張るアキ。東京ドームで一番最初に会ったときの夏目の待ち合わせの相手はヒメだった、と確認するともう邪魔しませんと宣言した。

すご!この学校リムジンで通学するお嬢様がいらっしゃるのね。
ヒメが意地悪を言うとき、自分が自分じゃなくなって汗かいている。でもそのとき時計を出したのはわざとなのか、ヒメ!
なんかこのときのアキの引き下がり方があっさりしすぎてるなぁ。我慢してるってことか。しかし、「ヒメ」っつうあだ名、つくづくどうかと思う。
あとで悪いことしたぁーって思ってジジィに後始末頼むあたり、やっぱり「ヒメ」だなー。


夏目はパチンコ屋に行くが、アキはもう会わないと言ってると正一から言われる。何でかわからない夏目。夕べのことが原因?

「もう会わないって?」そうなんだって。こんなかわいい夏目に会わないでいられるなんて、アキ強い!ってそうゆう問題じゃないか。

夜になって何度か電話する夏目。布団を頭からかぶるアキ。留守電に「どうしても話がしたいんだ」と入れてると、アキが出て、もう話すことはないし、もう電話もしないで、と言って、電話のコードを抜いて、夏目のお守りを窓から投げ捨てた。
子機を持って沈む夏目。でもらちがあかない!と飛び出していく。
アキは捨てたお守りをまた探していた。そこに息を切らした夏目が。「会った方がいいと思って・・・。いや、会いたくて。」
部屋で腕時計のことを話し、アキの誤解を解く夏目。ヒメに惹かれたこともあったけど、今は「篠崎が、好きだよ。」と。私も好きだけどいろいろ違うし、こんな私じゃダメだろうと思って、とまくしたてるアキを抱きしめて・・・。「夏目は私が可哀想だから好きなの?」「どんなときでも生きて行こうとしてるから・・・なぁんてわかんないよ。どうして好きかなんて。」「・・・・夏目、やっぱり抱いて。抱いて欲しい。」・・・・・・・

1日でドンと落ちて、誤解がとけて復活したのはなかなかスピードがあって良かったですー。
子機もってどよよんと落ち込んでいる夏目くんの横顔!「どゆこと?」なんで?ってなる夏目くん。あーん綺麗!
告白シーンはひとことひとこと確かめるような話し方。緊張してる感じが出てるけど、どうかなー、これを演技が上手くないように感じるのかな。「でも今は違う。篠崎が・・好きだよ。」の好きだよのとき目をふせたのがかわいい。で、「ちょっ、こういうの苦手なんだよ。勘弁してくれよ。」っていうのが夏目らしい(笑)。
んで、最初は「ごめん」「いいよ、無理しないで。このままこうしていよ」って言う割にはなんで脱いでんのよ!と突っ込んだね(笑)。その時アキの手に重ねた手がきれなこと!腕枕する仕草が妙にぎこちなくて。枕にしてる左腕のアキの頭の乗っている所から先がL字型に上に曲がっているのが妙におかしくて。そして極めつけは、布団を女の子みたいに胸まで引っ張り上げた状態になってるのが妙になまめかしくて!あばらが見えちゃってるしぃ。
「生きていこうとしてるから」って言われて「やっぱり抱いて」ってなるかなぁ。まあいいけど。そいですぐその気になっちゃう夏目(笑)。その時のキスは自分の腕に隠れて見えなかった。ちくしょー、隠すなぁ(笑)!


次の朝、潤が危篤の連絡を受ける正一。
二人は幸せな朝を迎えていた。

あのうっすーい胸に頭を乗せて眠ってるなんて(笑)!あーぜいたくぅー!!
いいよなー、告白されるって、なぁ・・・。常盤ちゃんツートップに告白されるなんて、その幸せわかってんのかしら。人間味が希薄なんだよなぁ常盤ちゃんって。そう言う感じの女優さんって最近少ないから希少価値かもしれんな。中居さんも木村さんも電話番号教えてもらえなかったこと納得できるよなぁ。でも吾郎ちゃんはCM共演だけで、それも同じ画面に映ってないのに、お友達なのだ(笑)!


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